目を瞑るほどの全身の皮膚疾患を克服した私が検証した、食養生と治療のポイント
目を瞑るほどの全身の皮膚疾患を克服した私が検証した、食養生と治療のポイント
現在、アトピー性皮膚炎や皮膚疾患の患者数が増え、元々アトピーや皮膚炎ではなかった方が後天的にアレルギーや皮膚炎、アトピー体質になるケースも増えています。
これらの症状の原因は様々であり、人によって根本的な原因や鍵となっている問題は異なります。
そこで今回は、私の実体験も元に、皮膚の炎症対策の中で最初に押さえて頂きたい、
基本事項をお伝え致します。
皮膚の炎症を緩和するための生活の基本
とても辛い、皮膚の炎症。
その対策にはまず、普段の暮らしの見直しから始めましょう。
ポイントを順番にご紹介していきますね。
ポイント①:添加物・農薬・化学物質等を摂取しない
食品の生産や製造に使われる農薬や肥料、除草剤や添加物は基本的に毒性を持ち、身体に負担を与える物質が多くなっています。
中にはそうでない物もあるとは思いますが、まずは避けておいた方が無難だと言えるでしょう。
特に、重金属や化学物質は脂肪に溜まりやすいと同時に排出されにくいという性質があり、
摂取後に、人体で最も面積の広い排出器官である皮膚からそれらを追い出そうすることで
皮膚トラブルになるケースも考えられます。
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参考)『医者いらずの食(内海聡/著)』
ポイント②:アレルギーが起きやすい食材を避ける
アレルギー症状に繋がりやすい食材とは次のようなものです。
・小麦粉などの、精製された炭水化物
・ナス科の食べ物
・乳製品
・砂糖
・養殖魚
・劣悪や飼育環境や低品質な餌で育てられた家畜の肉
・香辛料や刺激物
参考)『自然療法で「乾癬」を治す(ジョン・O・A・パガノ/著、林 陽/訳)』
ナス科のトマトやナス、ジャガイモには、アレルギーを起こしやすい性質があります。
乳製品については、世界的に見て日本人には乳糖不耐症の割合が多く、
それに含まれているタンパク質「カゼイン」を分解出来る酵素を持つ人は少ない傾向があります。
また乳製品には、“脱灰(だっかい)”と呼ばれる骨の中から栄養を奪う働きがある上、
腸内で異常発酵するという性質もあります。
参考)『IBS克服10のステップ 過敏性腸症候群で悩む人&専門家へ
(Jeffrey M. Lackner/著、佐々木大将/監訳・解説、
細谷 紀江、佐藤 研/訳)』
さらに、養殖魚や畜産肉には、生育段階で大量のホルモン剤や抗生物質、ワクチン等の薬剤が
使われることがあります。
そのため、それらを食べると間接的に化学物質を摂取することになる恐れがあります。
また、生育環境が悪ければ、菌などによる衛生上の問題も生じることでしょう。
そこでもし皮膚に疾患が見られる場合には、魚なら天然魚を、
肉はグラスフェッドビーフ等、遺伝子組み換でなく、ポストハーベストの心配もない餌を与え、
「自然放牧」等のストレスがかからない環境で育てられた家畜のものを食べるのがおすすめです。
参考)『病気にならない「強い体」をつくる食べ方―「プチ不調」がみるみる改善!(内海聡/著)』
ポイント③:皮膚の刺激になる物を避ける
皮膚疾患の原因になったり、症状を悪化させる恐れがある刺激物には次のようなものがあります。
刺激物①:除菌剤や殺菌剤
「除菌剤」の多用は肌のバリア機能を壊し、その中に含まれる刺激性の成分やマイナスに作用する成分等で肌の表面を荒らしてしまったり、そのまま体内に吸収されたりしてしまいます。
また一般的な「殺菌剤」には、肌の表面に存在する良質な「常在菌」をも殺してしまうという
デメリットがあります。
参考)『医者いらずの出産&育児: ワクワク・マンガ編 : ママよりスゴイ医者はいない!
(真弓貞夫/著、めんどぅーさ/イラスト)』
刺激物②:洗剤や化粧品
皮膚に刺激を与える化粧品や洗剤は使用を見直しましょう。皮膚から吸収された化学物質は、解毒器官を経ずに、体に蓄積されやすい傾向があります。
特に、合成洗剤や化粧品は肌に悪い成分を多く含む上、暮らしの中から全てを排除するのは至難の業ですが、
「洗剤」は化学物質や界面活性剤が少ないマグネシウム系洗剤や固形の洗濯石鹸に
「化粧品」はオーガニック成分の割合が多い物や主成分が良質なものに
切り替えることによって、蓄積量がだいぶ軽減・改善されると思われます。
刺激物③:電化製品や携帯電話等からの「電磁波」
電化製品や携帯電話、wi-fi機器などからは、アレルギーの原因となるとも言われる「電磁波」が発生しています。電磁波被爆の影響は、発生源からの距離に比例するため、
・電気機器の使用時間を短くする
・電気機器を物で覆う
・電気機器の上に麻紐を乗せる
・イヤホンマイクを使用する
・電磁波カットアイテムを利用する
などの対策をしてみても良いでしょう。
ちなみに私は、手にアレルギーがあった時、上記の方法で電磁波の影響を
かなり軽減できたように思います。
参考)・『首がきれいになる! 顎ゆるマッサージ(小倉左羅/著)』
『ケータイで脳しゅよう―電磁波のデンジくんから学ぶ「危険な使い方」(船瀬俊介/著)』
皮膚疾患の原因となる毒素を排出する方法
体内に存在する皮膚疾患の原因となる物質(毒素)は、積極的な排出を心がけましょう。この毒素の排出(デトックス)には幾つかの方法がありますので、順にご紹介していきます。
方法①:「よもぎ蒸し」や「酵素浴」などの発汗の習慣
「よもぎ蒸し」は、よもぎを煎じた蒸気を生殖器から浴び、毒素が溜まりやすい子宮から浄化を行うという韓国の民間療法です。生殖器は、通常の皮膚を1とした場合、その42~50倍の吸収率があると言われています。
よもぎの効能には、
・傷の治癒
・痒みの軽減
・血液の浄化
・体に溜まった水分の排出
などがあります。
参考)『若杉ばあちゃんの伝えたい養生料理(若杉友子・若杉典加/著)』
『いつもの食材漢方 効能&レシピ貼(早乙女孝子/著)』
また、「酵素浴」にも汗として毒素を排出する力が強く、
・米糠酵素…深部温度の上昇や維持が長く、発汗量が多い。美肌効果も高い。
・おがくず酵素浴…発汗量や温度の維持は米糠酵素と比較すると少ない反面、匂いが無く、
副交感神経が優位になってリラックス効果が高い
というものがあります。
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¥ 120,000 (税抜)方法②:浄化力が高い食材の摂取
血液の汚れや質を改善する食べ物を摂って、体の細胞を浄化していくという方法もあります。
浄化力が特に高い食べ物には、
・よもぎ
・生のたまねぎ
・レタス
などがあります。
また、体内を弱アルカリ性(ph7.3~7.5前後)に保つと、重金属等の有害物質を自然に排出できる体になるため、
食事はアルカリ性食品:8に対し、酸性食品:2の割合で摂取するとよいでしょう。
参考)『自然療法で「乾癬」を治す(ジョン・O・A・パガノ/著、林 陽/訳)』
方法③:運動で排出力と循環力をアップ
運動は体をアルカリ性に保つ働きと関わりがあり、また体内の“気”を循環させたり、血流を促進したりする効果もあります。
良質な食べ物を摂取しや際、運動や生活習慣でその成分を体内に循環させることによって、
食べ物が持つ健康効果が発揮されやすくなります。
食べ物や飲み物の栄養が体の隅々に行き渡るとともに、
老廃物が排出されやすくなるサイクルが作られます。
方法④:腸内毒素の排出
腸内に未消化物があると、約37℃の体温で腐敗し、毒素を生成します。その状態では、良質な食べ物を食べても、腸で発生する毒素の影響から健康効果が得られにくくなります。
また腸や腹部が膨らんで消化不良に陥ってしまった場合は、腸マッサージもおすすめです。
指圧によって、自力で排出できない不要物を体外に出しやすくなるでしょう。
参考)『自然療法で「乾癬」を治す(ジョン・O・A・パガノ/著、 林 陽/訳)』
傷や炎症がひどかった時の応急処置方法
とは言っても、もし症状が深刻な場合には、即効性のある方法でそれを緩和もしくは改善したいもの。
そんな際に私がおすすめしたいケアの方法は次の通りです。
応急処置①:「エプソムソルト」で入浴する
「エプソムソルト」は、硫酸マグネシウムというミネラル化合物の別名。入浴剤と同じように、お風呂の湯に溶かし入れて使えます。
エプソムソルトを使って入浴すると、外傷や皮膚炎に効果を発揮します。
またアトピーの方は、海水に浸かることでも治癒するケースがありますが、
塩で痛みが出る場合はすぐに中止して下さい!
参考)『自然療法で「乾癬」を治す(ジョン・O・A・パガノ/著、 林 陽/訳)』
応急処置②:「漢方薬」を活用する
漢方薬は、数千年の歴史がある東洋医学で用いられる薬で、体質自体を改善し、自己治癒力を高める働きがあります。
☆「皮膚疾患に有効とされる漢方薬」の一例はこちら(クラシエwebサイト)
応急処置③「ハーブウォーター」を利用する
ハーブは古来から治癒に使われた歴史があり、様々な症状に対応出来ます。
私は「ジャーマン・カモミールのハーブウォーター」を傷や皮膚が痒い時に吹きかけ、
痒みの軽減や癒しに使っていました。
痒みや痛みは、神経の働きにも影響してしまうので、香りでリラックスすることも大切です。
応急処理④「ヒマシ油」を利用する
ヒマ(トウゴマ)という植物の種から絞られるヒマシ油には、デトックスや血液浄化の効果があり、
・皮膚の炎症
・外傷
・腎臓結石
等に有効とされています。
傷や気になる箇所に直接塗る事で皮膚の状態が改善することでしょう。
参考)『自然療法で「乾癬」を治す(ジョン・O・A・パガノ/著、 林 陽/訳)』
不調の原因を見つけ出すために、日々勉強と生活習慣の改善を!
疾患や体質に関する深刻な悩みがある場合には、医療や医師に100%頼るのでなく、
ご自身でも様々な本や雑誌、ウェブサイトなどで情報を収集することも大切だと私は思います。
専門家や医学の理論によっても、ひとつの症状に対うする見解は治療の手法は異なり、
いわゆる定説とされるものも絶対に変わらないものとは限らないからです。
西洋医学であれ、東洋医学であれ、長い歴史を持つ医学の体系は、
検証が繰り返し行われているという意味で信頼性は高いと思いますが、
同時に「自分の体質に合っているか?」という視点を持つことも大切です。
また、西洋医学の特長のひとつである「対症療法」はすぐに結果が出やすい反面、
根本的な問題を解決出来ていないために症状が再発する懸念や、
逆に体の免疫力を下げてしまう恐れもあります。
そのため私は、「対症療法」だけでなく、根本的な原因を検証しながら排除し、
生活習慣や食べ物を見直して、体質そのものを改善する努力も必要だと感じています。
そのような根本的な改善は、人生を行きていく上で貴重な財産になるはずです。
理論をきちんと理解出来れば、自分自身で活用できるだけでなく、
周りの人を助けることにも役立ちます。
重い皮膚疾患を克服した私自身の経験を踏まえれば、
出来る事から少しずつ取り組むことで、今の症状は必ず良くなりますので、
前向きに学び、また実践されていくことを心からおすすめ致します。
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