そのセックスレス、
膣内フローラが関係しているかも…。
自信を取り戻すセックスレスの過ごし方

 

うん。セックスレスは確かに辛いものです。

相手がいてもいなくても、レスが長く続くと、
「このまま、わたし女として終わっていくのかも。」
なんて、なんとも悲観的な思いがよぎります。

まるで、大切なものが欠けていくような、なくなっていくような感覚。
どうにかしようと努力しても、その分、虚しさは膨れ上がっていくこともしばしば。
自分一人では解決できないソレが、わたしを苦しめるのです。

セックスレスは、決して悲劇ではない。

でも、そんな時、膣のセルフケアについて
学ぶきっかけがいくつかありました。
そして、ピンときたのです。

「セックスレスの時こそセルフケアが必要。
欠けたんじゃない。バージンが戻ってきたんだ。
セカンドバージン、わたし自身を見つめ直そう」

セックスレスは自分と向き合ういい機会になります。

辛いことでもマイナスなことでもありません。
ハッピーなセカンドバージンを過ごすための、
実は、大切なひと時なのです。

Hello，セカンドバージン。
今また、それは“わたしだけ”のものになった

繰り返しになりますが、わたし自身のことを話せば、
セカンドバージンはわたしを知るいい機会になると思います。

誰か在りきで遠慮していたことや、大げさにし過ぎていたことを取っ払って、
わたし自身も知らなかった、わたしのカラダををじっくりと見つめる時なのです。

このカラダは今、わたしだけのもの。
そう考え直すと、ホルモンがキュンと喜ぶ、そんな感覚もありました。

このカラダが嬉しいことについて知り、
不調がおきないようにケアを始めるためにも
セカンドバージンはいいきっかけになったと思います。

何事も変化は必ずするものだし、変化は楽しい。
だからこの変化もわたしらしく楽しむことに決めました。

それにね、
自分のことをじっくり知ったら、今度また誰か大切な人が現れた時に、
それはきっとスペシャルな自分でいられるはず。

誰にも左右されない女性らしさ、自分らしさは自らで保ちたいものです。

世界一のセックスレス大国、日本

ある統計によれば、日本では既婚者の半数近くが
セックスレスだといわれ、世界的に見ても高い割合です。

それはなぜなのでしょうか。

そんな日本では長年、性にまつわる話題はタブーとされてきました。

母と子の会話でも、性の話はほとんどされることがなく、
膣の洗い方一つとってもそう。
わたし自身、34歳にしてはじめて膣の洗い方を知ったほど。

洗い方を知らないと、垢や汚れが残り、それが匂いや細菌増殖の原因になることもある。
この匂いが原因でセックスレスになる人も多いのです。

また日本では、アダルトビデオに描かれた世界が、一種、性の教科書みたいになっり、
綺麗に整った胸や膣がスタンダードになっています。
本来、膣や胸は顔と同じように様々な形や色をしていて、標準なんてないのに。

定型化された理想像や、性に関する実用的な情報の不足が、
日本を世界一のセックスレス大国にしているのではないかと、わたしは思います。

わたし自身がセックスに
乗り気になれないのはなぜ？

デリケートゾーンに匂いがあったり、
セックスに伴って痛みがあったり、
はたまた、心がついて行かなかったり、

いつかの自分がビックリするほど、乗り気になれない。
そんなことってありますよね。

わたしの匂い、変じゃない？

膣は通常、甘酸っぱいような匂いがするものです。
ですから、魚が腐ったような匂いだったり、生臭い匂いがしたら、
常在菌の働きが弱っている可能性がありますね。

常在菌たちは善玉菌と悪玉菌、そして日和見菌の3種類が
バランスを保ちながら膣内フローラ（細菌叢）のバランスを守っています。

そんな常時菌の代表的なものがデーテルライン桿菌（かんきん）と呼ばれる善玉菌。
デーテルライン桿菌の働きによって体に悪影響を及ぼす細菌（＝悪玉菌）の繁殖が抑られています。

体全体の免疫力が落ちていると、その働きが弱あって、臭いの元となる悪玉菌が増殖。
同時に、おりものの色の変化したり、痒みが生じたりします。

膣内のデーテルライン桿菌は
洗い方の工夫でケアして

膣内フローラを守っているデーテルライン桿菌はとてもデリケートな存在で、
ストレスや疲れ、抗生物質などの薬の影響でも減ってしまいます。

また、通常のボディーソープで膣を洗うことも、デーテルライン桿菌を洗い流し、
減少させてしまいます。
ボディーソープで膣の粘膜を洗うことは、いわば、目をボディーソープで洗うのと同じこと。

デーテルライン桿菌など、膣の善玉菌を守るためには、
膣専用のソープなどで優しく洗う必要があるのです。

乾燥のサイン「痛み」も見逃さないで

セックスが痛くて、乗り気になれない。
そんな時は、膣が乾燥している可能性があります。

以下に、{膣の乾燥度チェックリスト}を
まとめているので、ぜひセルフチェックをしてみて。

□手足が冷たい
□生野菜や果実などの冷たいもの、
パンやせんべいなどの乾いたものをよく食べる
□スイーツや甘い飲み物をよく摂る
□寝る時間は夜10時以降が多い
□寝る直前までスマホやパソコンなどの画面を見ていることが多い
□パートナーとのセックスは月に1回以下
□足裏やかかとががさついたり、ひび割れしている
□仕事や人間関係でストレスを感じることが多い
□頭皮がかたい、または頭が部分的にむくんでいたり、熱くなっている（のぼせ）
□お尻の肉が垂れ下がり、ピーマンのような形（いわゆる、ピーマン尻）になっていて、
弾力がない

上記の項目にたくさんチェックがついたら膣の乾燥が進んでいる可能性があります。

参考：原田純・著、たつのゆりこ・監修『ちつのトリセツ 劣化はとまる（径書房）』

膣は、実は顔以上に乾燥しやすいところ。
お風呂上がりは、顔をケアする前に、
食物性のオイル、それも決して参加していない、
食べても問題ないくらい安全性が高いオイルで膣のケアを行うのが望ましいのです。

閉経後も、セックスを諦める必要はない！

閉経の前にセックスすることをやめてしまう女性も多い中、
わたしは声を大にして「その必要はありません！」と言いたいのです。

女性の性のピーク、絶頂は閉経が終わって、
60後半にやってくるということが科学で証明されているのだそう。

そんなスペシャルなご褒美を隠し持ってる、この体に感謝。
そう知ったら気持ちもポジティブになっていきます。

たとえ、今がセックスレスだとしても、来るべき時に備え、
日々のケアは日々続けていくようにしたいものですね。

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