人生が輝く!?「テレビなし生活」の始め方|テレビの悪影響、テレビを見ない暮らしのメリット・デメリットを実体験からご紹介します!
人生が輝く!?「テレビなし生活」の始め方|
テレビの悪影響、テレビを見ない暮らしの
メリット・デメリットを実体験からご紹介します!
こんにちは。”身体が整えば、心も幸せになる”をコンセプトに、
お食事を整えることの大切さをお伝えしているOrganic life stylistです。
今日は、自分と向き合う時間が増え、しかも暮らしが豊かな内容に変わる、
ある方法について、実体験を基にお伝えいたします。
その方法とは、テレビを持たないこと。
私自身はテレビを自宅に置かなくなってから、
はやもう2年が経ちました。
最初は、“本当に自分の好きなことだけに時間を使いたい”、
“なんとなくで過ごす時間をなくしたい”という思いから、
試行錯誤の末に“お試し”で始めた、テレビを持たない暮らし。
引越しと同時に始め、もしテレビが必要になったら、
いつでも購入するつもりでした。
でも、「テレビが本当に必要」だと思う日は、
2年後の今になっても来ていません。
そして、きっと、この先も購入することはないでしょう。
それくらい、私はテレビを持たないことに、
大きなメリットを感じています。
そこで、この記事ではまず、テレビが私たちにもたらす影響について整理し、
テレビを持たないことのメリット・デメリットをお伝えしたうえで、
希望する方がテレビを卒業する方法と、テレビを見なくなったことによって増えた
私自身の、自分時間の過ごし方をご紹介していこうと思います。
テレビが私たちに与えている影響とは?
“テレビは悪影響を及ぼす”
みなさんも、どこかしらで聞いたことがある話題ではないでしょうか?
例えば、
子供の頃に、テレビをずっと見続けていて、両親から注意されたり、
テレビを見てはいけないというルールがあったり。
そんなことが理由となって、テレビを見ることに対して、
何とはなしのネガティブな印象を持っている方も多いと思います。
先ほどもお伝えした通り、
私自身がテレビを持たない暮らしをすることに決めた大きなきっかけは、
自分の時間を増やしたかったからですが、
その考えの根底には、テレビを見ることにそもそも、
良い印象を持っていなかったといことも影響しています。
テレビなし生活を始めた当時の私にあったのは、
テレビを見ることが、時間を無駄にしてしまっているような感覚でした。
例えばそれは、目的もなく、ネットサーフィンをしているような感覚に
近いと言えます。
でも、そもそお、”テレビは見る人に悪い影響を及ぼす”
と言われる理由は、どこにあるのでしょうか?
長時間のテレビ視聴は、子供の発達を遅らせる!?
目が悪くなる、など、テレビが特に子供に与える好ましくない影響については、様々な情報を文献やネット上でも探すことができます。
例えば、東北大学加齢医学研究所は、5歳から18歳(平均約11歳)の子供を対象として、
3年に渡って知能検査とMRI撮影を行いました。
その結果、長時間のテレビ視聴が、脳の認知機能や言語機能の発達に悪影響を
与えていることを明らかにし、発達期の小児の長時間のテレビ視聴には
一層の注意が必要であると述べています*.
*東北大学加齢医学研究所(2013)「長時間テレビ視聴が小児の高次認知脳領域の発達性変化や言語性知能に 悪影響を与えることを発見 ~発達期の小児の長時間の TV 視聴には一層のケアを喚起~ 」https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press_20131118_02web.pdf
テレビが10代、20代の拒食症を誘発する!?
“綺麗な人=痩せている人”という認識が、現代では一般にあります。ただし注意したいのは、その「“痩せている”」という基準は、
誰がどのようにして判断しているのかということだと思います。
そしてこの基準についても、テレビを始めとするマスメディアが
作り上げていると言わざるを得ない実態があるように思います。
例えば、一時期話題となった、「ウエスト58cm」の女性芸能人たち。
これに対して『テレビの大罪』の著者である精神科医の和田秀樹氏は、
「ウエスト58cmというのは、偽装である」と述べています*。
モデルや芸能人が”綺麗に見られるための”数字の偽装が、
偽装だと知らないままその数字を目指す10代、20代の女性たちのダイエットに繋がり、
極度に痩せて拒食症になった結果、毎年100人前後の命を奪っているというのです*。
*和田秀樹(2010)『テレビの大罪』,新潮新書.
【私の実話】
テレビを持たない暮らしのメリット
とはいえ、テレビが上でご紹介したような悪影響を私たちに及ぼすから、という理由だけで、
テレビを卒業することって、なかなか難しいですよね。
そこで続いては、私の「テレビなし生活」の実体験を基に、
テレビを卒業して良かったことを中心に、お伝えしていきたいと思います。
テレビなし生活のメリット①:自分の時間が増える
冒頭にも書きましたが、私がテレビを卒業しようと思ったきっかけは、自分が大切だと思うことを大切にできるように、
自分の時間をもっと増やしたいと考えたことでした。
仕事や勉強など、やることはたくさんある。
だけれども、趣味のお料理も手を抜きたくないし、
健康のために、運動も習慣化したい。
おまけに、日々の癒しのために、自然がある場所で暮らすことを選択したために、通勤時間も長い。
このような状況の中で、そのために「どの時間を削るか?」と考えたときに、
それが、テレビを見る時間だったのです。
また、テレビを手放すことで「自分と向き合う時間」が増えました。
これが、とても良かった。
テレビを付けていると、たくさんの情報が大量に入ってきます。
多くの情報を入手できることは、選択の幅が広がるという意味で
良いことでもありますが、情報過多から疲れてしまうことも。
テレビを見ないことによって、自分時間が増え、
さらに、マスメディアが報道する、〇〇すべきという世間の常識、
〇〇だったらこういうイメージという固定観念
(例えば、”アラサーファッション”のような年齢で物事を区分、規定するような考え方)
から一歩離れて、
「本当の自分はどうしたいのか?」という心の声に耳を傾け、
自分と向き合う時間を持つことによって自分軸が確立し、
自分らしく生きることができるようになりました。
テレビなし生活のメリット②:なんとなくで過ごす時間が減る
例えば、帰宅後の時間や休日などにテレビを見ていて「あれ、もうこんな時間。」「今まで、何してたっけ?」
というご経験はありませんか。
そして特に見たい番組ではなかったにも関わらず、ボーッとテレビを眺めていた、
テレビを見ながら作業をしていたけれど、結局、あまり進まなかった。
これはすべて、テレビを持っていた当時の私が、感じていたことです。
この時間は、何のために使うのか?
今は、何をするための時間なのか?
こういったことを意識できていなかった日も多くありました。
だけれども、テレビを手放してからは、そんな”なんとなく”で過ごす時間が
圧倒的に減っています。
時間の使い方を、しっかりと自分で選ぶことができるようになったのです。
テレビなし生活のメリット③:感情や思考を守ることができる
テレビでは、日々、ネガティブな言葉を耳にすることも多いですよね。
例えば、残酷なニュース、不安や恐怖を煽る報道、芸能人に対する批判など。
ネガティブな情報は、私たちの感情にも影響を及ぼします。
例えば、殺人などの暗いニュースを見たとき、
自分自身に直接的な影響がないことにもかかわらず、
なんだか悲しく、気分が落ち込むことはないでしょうか?
そして実際に、ネガティブなニュースを見ることによって、
PTSD(心的外傷後ストレス障害)や鬱症状を誘発する恐れもあるのです*1。
そして、マスメディアは無意識的に、ステレオタイプ(固定観念)を作りあげます。
例えば、女性を性的な対象とする描写や、
子育て=ワンオペ育児であることをイメージさせる描写のCMやPR動画が炎上の対象となって、
削除を余儀なくされている例はいくつもあります*2。
また、テレビアニメが子どものジェンダー認識を形成するベースになっていることに関して、
複数の研究がなされています*3。
*1:HUFFPOST(2015)「What Constant Exposure To Negative News Is Doing To Our Mental Health」https://www.huffpost.com/entry/violent-media-anxiety_n_6671732
*2 : 朝日新聞デジタル(2017)「CM炎上、ジェンダー表現なぜズレる メディアの男女像」 https://www.asahi.com/articles/ASK7D7KGDK7DULBJ010.html
(参照2017-7-17)
*3 : 有馬(2000)「テレビ広告における ジェンダー描写に対する人々の期待と評価」『広告科学』, 40 巻 p. 77-91、木場(2017)「子供向けテレビアニメにおける「オカマ」キャラの表象 : 性的イデオロギーと想定される参与者からの排除」『言語文化共同研究プロジェクト』 P.41-P.50 他
テレビを持たない暮らしにはデメリットも!
そしてもちろん、「テレビなし生活」には望ましくない面もまたあることを
忘れてはならないでしょう。
テレビなし生活のデメリット①:世間の流れに疎くなる
あるものごとをデメリットだと捉えるかどうかは、人それぞれな部分もあるかと思いますが、私がテレビを見ていた時期とのギャップを一番感じたことは、世間の流行が全然わからなくなったことでした。
流行りのドラマ、芸能ニュース、注目の新人俳優、流行りのネタやお笑い芸人・・・
元々、あまり興味がない分野でしたので、知人との話題に上る機会はそもそも多くありませんでしたが、
複数人で話す際にたまたま、流行りのドラマの話題になっても、全然ついていけません。
テレビなし生活のデメリット②:ニュースを見る機会が減る
テレビをONにすると、報道番組を見ているとき以外でも、画面上部の速報テロップや、番組と番組の間で放送される5分程度の番組などで、ニュースを見ることができます。
ニュースを見ないことの良いところは、ネガティブな情報を無意識的にキャッチしないことです。
特に、今は、ウイルスによる不安を煽る報道も少なくありません。
ただ、ニュースを見る機会が少ないことには、リスク回避の機会を逃す可能性もあります。
例えば、自然災害が発生する可能性が高い地域や、情勢が不安定な地域など、
事前に知っていれば足を運ばないこともできます。
自らの危機管理を行う上では、たとえネガティブなものであっても、
情報収集をする必要はあるのです。
それでもメリットがデメリットに勝る!?
テレビを持たない暮らしのススメ!
テレビを見ないことで世間の流れに疎くなることについて、
改めて考えてみます。
私自身が「テレビを見る時間を作り、周りに話を合わせられこと」と、
「テレビを見ることをせずに、自分と向き合うこと」を天秤に掛けるならば、
やはり、自分と向き合う時間の方が圧倒的に大切だと感じます。
世間の流れについていけない時があることは、個人的には嫌ではありませんが、
本当に大切にしたいものや価値観は、人それぞれです。
だけれども、テレビを持たない暮らしがもたらす多くの恩恵は、
デメリット以上というのが今の私の考えです。
また、インターネットが発達している現代において、
情報収集の手段は、テレビには限りません。
デジタル新聞やSNSからも、必要な情報は得ることができるのです。
テレビを卒業するための具体的な方法
これまで当たり前のように見ていたテレビの視聴をやめることは
そう簡単ではありません。
少しずつテレビなし生活に慣れていくための方法は次の通りです。
Step1 : とりあえずテレビをONにすることをやめる
朝起きたら、帰宅したら、“とりあえず”テレビをONにするという方も多いと思います。
かつての私自身がまさにそうでした。
朝は時計代わりに、朝ごはんを食べながら、
ぼーっとテレビを見ては時間がなくなり、バタバタしながら支度をする。
帰宅後は、音がない寂しさから、”とりあえず”付けて、なんとなく見る。
そんなに見たいものでもないのに。
そして、だらだらと過ごし、なんとなくで時間が過ぎていく。
朝の時計は、携帯電話のタイマーでも、デジタル時計でも十分。
帰宅後は、お気に入りの音楽を流す方が、リラックスすることができますよ。
Step2 : 見たい番組があるときだけ見る、そして、記録する
”なんとなく”でテレビをONにする癖や習慣を手放すと同時に、テレビは見たい番組がある時だけ見るようにします。
また、1週間のうち、どのくらいテレビを見ているのかを、
試しに記録してみてください。
そして、合計の視聴時間を確認したら、
“この番組を、本当に見たいのか?”
という基準で、時間の使い方を見直してみてください。
”本当に見たいのか?”
という問いを重ねていくうちに、
テレビを見る時間はきっと減ってくるはずです。
Step3 : テレビの電源を抜いて、タオルをかけておく
ここからは、完全にテレビを卒業し、テレビを持たない暮らしを始めたる段階です。
見るか見ないか、誘惑と葛藤するくらいであれば、
多少、見たい番組があったとしても、テレビを手放してしまうのも1つの手。
私自身も、最初、好きだった旅番組を見ることができなくなるのは寂しかったですが、
もう今は見たくなりません。
テレビのあるホテルや宿に泊まっても、1度もスイッチを入れることはないのです。
そしてテレビを持たない暮らしを新たに始める場合には、
1度手放してしまったら再購入も高い費用がかかるので、
まずは、テレビの電源を抜いて、タオルなどでテレビを隠し、
テレビを持たない暮らしを擬似体験することをオススメします。
Step4 : そして、思い切って手放そう!
1週間、1ヶ月とテレビを見ない期間が延びていき、テレビの存在を忘れ始めたら・・・
手放し時です。
思い切って、手放しましょう!
知人に譲るのも良し、
中古品として販売するのも良し、
倉庫で寝かせて置くのも良し、
さあ、テレビを持たない暮らしのスタートです!
テレビを卒業して増えた時間で、自分と向き合おう!
忙しく働く現代人。
自分の本当の気持ちがわからなくなったり、
やりたいことがなくてモヤモヤしたり、
SNSで見る素敵な瞬間を切り取った他の人の写真と自分の生活を比べて、
一喜一憂したり・・・
そんな方は少なくありません。
だからこそ、“自分と向き合う時間”
“自分の心の声に耳を傾ける時間”
を増やすと良いと思うのです。
その際に、出来れば準備して欲しいものは、
ペンとノート、そして、時間だけ。
・今日あった幸せなことはなんだろう?
・どんなときに幸せを感じるだろう?
・なんのために働いているのだろう?
・人生の目的はなんだろう?
・お金も時間も自由だとしたら、何をしたいだろう?
など、
自分の心に問いを投げかけます。
たくさんの問いに答えていくと、何回も出てくるフレーズ、傾向、
自分が大切にしている価値観が少しずつ見えてきます。
そして、その価値観を大切にする行動を、少しずつ生活に取り入れていく。
例えば、“紅茶を飲みながらホッとする時間が落ち着く”
と気付いたのであれば、寝る前にハーブティーを楽しむこともできますよね。
これを続けているうちに、本当の自分がわかってきますよ。
そして、自分を大切にする時間を少しずつ増やしていってみてくださいね!
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