ベジタリアンになって私の体に起きた驚くべき６つの変化。私の実体験を踏まえて、効果やメリットをご紹介します。

皆さんは毎日どのような食生活を送っていますか？

ベジタリアンを実践する方の中には乳製品すらとらない厳格なヴィーガンというジャンルの食生活を送る方もいますが、
私はラクト・オボ・ベジタリアンという卵と乳製品は摂取して肉、魚を全く摂らないという菜食生活を続けて
はっきりと実感できるさまざまな身体の変化がありました。

ベジタリアンという名前は野菜という意味からではなく、『VEGETUS』
(ラテン語で活気のある、生命力に満ち溢れた)という言葉に由来しており、
活力のある人間を指しています。

私も以前はベジタリアンは野菜ばかり食べていて軟弱だというイメージがあり、
特に男性はそんなカッコ悪いことするものじゃないとさえ思っていました。

しかし実際にベジタリアンになってみて力はみなぎっていますし、軟弱どころか以前よりもたくましくなったと感じています。

ところで有名なアメリカのコミック『ポパイ』は何を食べて強くなるかご存知でしょうか？

それは“ほうれん草”なのです。

引用　NAVERまとめ　ポパイがホウレンソウで強くなる理由

物語は主人公のポパイがほうれん草を食べて強くなり天敵のブルートと戦うことを描いたコメディ作品なのですが、作中のほうれん草パワーはアメリカの子供たちに野菜の栄養素の必要性を説くことを趣旨としています。
ほうれん草を食べて強くなるということは野菜が人間の体に活力を与えることを表しています。

そんなベジタリアンを続けることでどんな効果やメリットがあるのかを
私が体験したことをもとにご紹介します。

ベジタリアンの効果やメリット

身体が軽くなる

私が一番実感できたのは身体が軽くなったことでした。
これは体重が減ったという意味ではなく活力が満ちているという感覚です。

肉、魚は消化にとてもエネルギーを費やすので当然内臓をフル活用しなければならずそのぶん体力を消耗します。
消化に良くないものをたべ続ければ当然、睡眠時間も多く必要となります。
それを断つということは体のエネルギーを消化以外の活動に振り分けることができ、疲労回復や脳の活性化に繋がります。

プロのアスリートも消化にエネルギーを使うため練習や試合の前には食事をしないという方も多くいらっしゃいます。
消化は私たちの体の日常的な機能であまり気にも留めませんが不適切な食事でかなり負担をかけていたのです。

痩せる、体重が減る

肉、魚を食べないので体重が減りました。
先ほど述べたように消化のエネルギーが少なくなり代謝がよくなるので基礎代謝が上がり結果的にダイエット効果がありました。
有名なハリウッドスターであるディカプリオもベジタリアンであることを公言していますが、彼はこんなことも言ってしました。

「僕はベジタリアンだから痩せることは難しくない」

アメリカはベジタリアンが多い国でもありベジタリアンであることがステータスでもあるという考え方があります。
こういった著名人がベジタリアンと公言していることで社会に浸透している傾向もあるでしょう。

普通のダイエットと違い、食べずに痩せるわけではなくヘルシーなものをしっかりと食べるので、
無理なく自然に痩せるので顔がこけたり、やつれたような痩せ方をしないのも特徴です。
肉や魚といった胃に負担をかけない食事は胃へのストレスを減らし暴飲暴食を抑制し適切な食事量を食べられるようになります。

味覚、嗅覚が鋭くなる

私が身体の変化で衝撃を受けたことは『肉が臭く、不味くなる』ことです。

ベジタリアンになって4か月が過ぎた頃のことでしょうか。
友人と食事に行き今まで我慢していた反動がきてしまいお肉を食べてしまいました。

久しぶりに食べる肉はおいしいものかと思っていたのですが、
全く逆で不快な臭いと腐ったような味で恐ろしく不味くて吐き気がしました。

当時、卵は食べていましたが味付けを濃くしないと生臭さが気になるようになりました。

禁煙も経験したことあるのですが、このケースは禁煙した後にタバコを吸うととても不味くなるということにとても似ていると感じたものです。

本来不味いはずのタバコを毎日摂取することで舌や脳の感覚がマヒし体に必要なものだと錯覚してしまうのです。

肉に関してもこれと似たようなことが当てはまると私は考えました。
動物性のものを毎日摂取することで舌や脳がマヒしていたのかもしれません。

その他にも野菜の本当の旨味などもわかるようになり、
ほうれん草をおかずにしてごはんをおいしく食べられるようになったり、オーガニックの味や、安い豆腐と高い豆腐の味の違いなどもわかるようになりました。

ベジタリアンでない方は驚かれるかもしれませんが
醤油だけで味付けした野菜や豆腐だけでごはんの箸がとても進むのです。

直感が研ぎ澄まされる

目に見えないものなのでなんとも説明し辛いことですが、
自然や神社など今まで興味がなかったものに関心を示すようになりました。
あまり出かけない性格だったのですが、「～に行きたい」という気持ちがとても強くなり、それに伴い行動力が上がりました。

菜食をして自分や動物を労わることで神秘的なものをもっと知りたいという気持ちにも、なりました。
少しスピリチュアル的なお話になってしまいますが、宇宙からは常に自分がどこに向かって、何をするべきなど必要な情報が送られてきていると言われています。
身体から害のあるものを排除し、クリーンな身体になることでそういった宇宙からのサインを受け取れるようになったのではないかと思います。

イライラしなくなる

以前の記事で書いたことですが、
動物が屠殺されるときにアドレナリンが分泌され肉に染み渡っているためそれを体内に摂取することで興奮作用が得られます。
それがなくなるのでイライラすることはなくなり、とても心を穏やかに保つことが可能になりました。

イライラすることは視野を狭くし細かいことが気に障るようになります。
逆に言い換えればイライラしなければ視野を広げ、さまざまな可能性を発見できるということです。

「引き寄せの法則」で自分の思ったことや感情と同じものを引き寄せるという話を聞いたことがある方も多いと思いますが、イライラしているとイライラさせるものを引き寄せてしまいます。よく言う負のスパイラルという現象です。

逆にイライラせず楽しく幸せでいることはさらに楽しく幸せになるものを引き寄せてくれます。

日常を楽しく過ごしている人とはイライラしている人に比べ人生の幸福度に大きく差ができるのです。

行動力が上がる

消化のエネルギーが少なくなったことが影響しているのでしょうか。
身体がとても軽くなることを実感できます。
なんというか子供のように疲れることを知らずに心の思うがままに体を動かせるのです。

身体が軽いせいか思ったことや考えたことをすぐに行動に移せるようになり、
今まで腰が重く、なかなか行動できないのは余計なエネルギーを消化などに費やしていたがために、身体の疲労のせいもあったんだなと思い知らされました。

“元気があればなんでもできる”、という言葉がありますが本当にその通りです。
健康的な食生活を実践することで何事にもポジティブに取り組めるようになったのは大きな成果だと感じています。

肉体と精神はイコール。

どちらが欠けてもいけないし、どちらかが良くなればもう一方も良くなる。

その二つを支えているのは人間の心だと思っています。

ベジタリアンを続けてみて分かったこと。

このようにさまざまなメリットのあるベジタリアンですが
私の場合は便秘になってしまう、というデメリットもありました。

しかし、原因がわかれば問題なく解決することができます。

偏った知識でベジタリアンやヴィーガンを実践すると鉄欠乏性になってしまったり
栄養失調になったりという問題が起きますが、見聞きしただけの情報ではなく、日ごろから積極的に知識をひろう癖をつけ
自分自身の体で色々試してみて、どのような食生活がもっともコンディションがいいのかについて試してみていただけたらと思います。

上記のメリットを一言にまとめると

身体のパフォーマンスが上がる

と言うことができます。
パフォーマンスが上がれば仕事の効率も良くなりますし生活の充実感も増しますよ。

人生で身体のパフォーマンスを上げることで今までより活動的な生活を送ることができれば人生の質を上げることができ、
長い目で見ればパフォーマンスの良い身体と悪い身体とでは大きな差が出てくるということは言うまでもない事実です。

巷ではベジタリアンは栄養のバランスが摂れないと言われたりしますが、私自信は様々な栄養素を意識して摂取しているので、全く感じませんでした。
つまりはしっかりと栄養さえ摂取すればベジタリアンは良いこと尽くしだと考えます。

人間の体に適した食事について、今一度考えてみてはいかがでしょうか？

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