人生最大の深刻な便秘から学んだ、便秘の原因7つと対策。母親の体調と赤ちゃんの便はリンクする!
こんにちは。
ナチュラルライフアドバイザーの工藤万季です。
先日長女が生後6ヶ月を迎えました。
本当にあっという間の半年間だったな…と思います。
日々の成長を見逃さないように、毎日のスキンシップが大事だとあらためて感じています。
さて、実は先月、私は過去に経験したことのない便秘の日々を過ごしていました。
食事にかなり気を使ったのはもちろんのこと、
自分の日々の習慣や精神状態も深く見つめ直すきっかけとなりました。
そして大きな発見の一つが、完全に母乳で育てているため、私の不調が長女の体調にも顕著に影響する、ということ。
今日はそのことについて書こうと思います。
母親の不調が子供の便に表れる
いつもは黄金色の顆粒便の長女。
しかし私が便秘をして不調だった時、長女は血便が2回も出ました。
その後も緑便が続き、朝は黄金便が出ていたのに昼になるとまた緑便が出る…というような日々でした。
娘の便の状態は完全に私の不調とリンクしていたのです。
便秘をするということは、体内に溜まっている老廃物が外に出せていないということ。
便秘中の私の体内には毒素が溜まり続けていく一方でした。
これでは母乳の質が良くないのも当然です。
便秘の原因7つ
赤ちゃんの便のお話をする前に、私自身がかつてない便秘をして学んだことをまず書こうと思います。
便秘の原因には大きく以下の7つのことが挙げられます。
便秘で辛かった時期は下の7つを意識して過ごすようにしていました。
①生活リズムの乱れ
仕事の勤務時間などで現代はどうしても夜型の生活になりがちです。朝は本来なら排泄に適した時間帯。
しかし日付をまたいでから就寝したり、朝起きるのが遅かったりすると、朝の排泄のリズムが狂ってしまいます。
身体の働きは、体内時計に合わせて3つのリズムに分かれています。
・4:00〜12:00は排泄が活発になる時間
・12:00〜20:00は消化が活発になる時間
・20:00〜4:00は吸収が活発になる時間
毎朝決まった時間に起きて決まった時間にトイレに行き、便意を習慣づけることが、便秘予防になります。
不規則な生活で朝の便意を逃してしまい、さらにそのまま昼食をとれば、身体は吸収モードに入ってしまいます。
排泄する力は下がり、より便が出にくくなってしまいます。
朝から食事をとることで腸は刺激を受けて、ぜんどう運動が始まります。
朝ごはんを抜くと、腸に刺激がなくぜんどう運動が促されません。
朝は消化力がまだ弱い時間帯ですので、ぜひ消化によいフルーツなどを食べて腸を刺激してあげましょう。
②ストレス
腸は感情をコントロールする神経によって働きが左右されており、感情にメリハリがあることが腸の活性化につながります。ストレスは自律神経の交感神経を刺激するので、ストレスを感じると排泄のためのスイッチが入りにくくなります。
(旅行先で便秘になることが多いのも、慣れない環境で緊張しているためです。)
感情を抑え込みすぎず、ストレスをためないようにしましょう。
③食物繊維の多い野菜の不足
食物繊維は体内で消化しきれないことから、便の量を増やし、スムーズに食べたものを排便へと導いてくれます。④噛む回数が少ない
噛む回数が少ないと食べたものの消化吸収に時間がかかります。結果的に食べたものがお腹の中に溜まりやすくなります。
⑤水の量が足りない
便の70〜80%は水分。
水分量が少ないと、便が硬く排出されにくくなります。
また油が不足していても、乾いた腸に油が吸収されて便が硬くなり、スムーズな排便ができなくなります。
⑥姿勢が悪い
実は姿勢の悪さも便秘の要因。姿勢が悪いと内臓が圧迫されて、腸が窮屈な状態になります。内臓には本来活発に働くための定位置があり、その定位置からずれ込んでいくと内臓は本来の働きをしにくくなってしまいます。
⑦腹筋がない
背骨を支える体幹の筋肉である腹筋が足りないと、骨髄での血液の生産とその循環が滞ります。循環系の乱れはエネルギー生産の足を引っ張ります。排便にはエネルギーがいりますので、筋肉の維持は大切です。
育った環境も便秘に関わる
思えば小さい頃から便秘気味…という方はいませんか?
実は便秘には幼いときにどんな育てられ方をしたかも関わっています。
「誰かといるときにうんちをするのはいけないこと」、「(うんちに限らず)我慢をしなさい」とよく言われていませんでしたか。
「うんち=恥ずかしいこと」というイメージを持たされ、学校にいる時間は排便しないようにしてきた方もいるかもしれません。
便に限らず、何かを押さえ込むことが習慣になっている人は便秘をしやすいと言えます。
食生活や生活リズムの問題ではなく、心のバランスで便秘に繋がっている人も多いのです。
どれだけよい食事をしていても、精神のバランスやホルモンのバランスを崩して便秘になるケースはよくあります。
今回の私の場合も、食生活はちゃんとしていたのですが、
交感神経が副交感神経に対して優位すぎたことが便秘の原因だったのだと考えています。
仕事や子育てでいっぱいいっぱいになってしまい、自分のことが後回しになって自律神経が乱れ、便秘につながったのではないかと。
そういう時は一度いろいろなことをオフにしてみるのも一つの手です。
身体もマインドも休めるのです。
つい子育ても仕事も頑張りたい!と思ってしまう欲張りな私には、
これが一番必要なのかもしれない、というのが今回の長い便秘から得た学びでした。
さて、それでは赤ちゃんの便のお話をします。
赤ちゃんの便は健康のバロメーター
赤ちゃんは自分で調子が悪いと訴えることができません。
そこで、赤ちゃんの体調を知るひとつの方法が「便を観察すること」です。
健康を表すバロメーターである便には、体調の情報がたくさん詰まっています。
赤ちゃんは消化器官が未発達なため、飲んだものや食べたものがダイレクトに便へ影響することがよくあります。
母乳かミルクかでも便の状態や色も異なります。
【母乳の場合】
・ オレンジ〜黄金色・ ゆるめの液状やペースト状
・ ミルクに比べると消化が早く、回数は多め
【ミルクの場合】
・ 色は濃い黄色から緑色・ 腸内に滞留時間が長いのでやや固めで粘り気が多い
・母乳よりも 消化が遅く、回数は少なめ
あくまでも一般的な指標にすぎませんが、
「赤」「黒」「白」この3つの色の便が出た場合は、赤ちゃんの口にしたものや生活リズム、環境を振り返ってみてください。
母乳で育てている人はお母さんの食べたもの、生活リズム、環境を見直しましょう。
もし不調を伝える便が出たとしても、その便が出たことが悪いと思うのでなく、環境をあらためる参考にするのが賢明です。
お子さんのうんちチェックは毎回欠かさずすることをお勧めします。
(ちなみに私の娘がした「緑便」は、
便がお腹の中にとどまっていた時間が長くて酸化したものです。
これが出たからといって神経質になる必要はあまりないようです。)
子どもの健康は母親が整うことから
便秘薬や浣腸などの手段に依存してしまうと余計悪化してしまう。それが分かっているので長い目で見て対処していましたが、
1ヶ月近く不調に悩まされることで初めて便秘薬や浣腸に頼りたい気持ちも分かりました。
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)
そして今回の自分の不調と長女の便の関係を通じて、あらためて母親の状態がいかに大事かを痛感しました。
どれだけ健康的な生活を意識していても、バランスが取れていることが大切であり、やり過ぎや過剰はよくないということ。
仕事や子育ても、頑張りすぎるといつの間にか自分へのストレスとなっていて、それを教えてくれるのが便秘なのですね。
子どもがいるとつい自分の事は後回しにしがち。
だけど自分をリラックスさせてあげることが、自分の健康、ひいては子どもの健康に直結するということを身を以て感じました。
子どもの健康は、まず母親の健康と安定から。
そう自分にも言い聞かせつつ、皆さんもこれを忘れずにぜひ育児を楽しんでいただければと思います。
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