ポイントを押さえて健康に快適に冬を過ごそう。アーユルヴェーダが教えてくれる季節の過ごし方。冬に気をつけたいポイント
こんにちは。
ナチュラルライフアドバイザーの工藤万季です。
今年も早くも師走。
これからまだ寒くなり、風邪やインフルエンザなどで体調を崩しがちな時期ですね。
健康に快適に冬を乗り切るために、今日はアーユルヴェーダの教えに基づいたこの時期の過ごし方についてお話したいと思います。
冬は「ヴァータ」が乱れやすい
アーユルヴェーダでは体内には3つのエネルギーがあり、それらによって体や心は動かされ、支えられていると考えます。
この体内エネルギーのことをサンスクリット語で「ドーシャ」といいます。
ドーシャは風を表す「ヴァータ」、火を表す「ピッタ」、水を表す「カパ」の3つで、
この3つがバランスよく働いているときに、体と心が健康だと考えます。
この3つのドーシャのバランスは人によって異なり、
生を受けた瞬間から、それぞれオンリーワンの体質(個性)を持つとアーユルヴェーダでは考えられています。
風を表すヴァータが優勢の人であれば「ヴァータ体質」
火を表すピッタが優勢であれば「ピッタ体質」
水を表すカパが優勢であれば「カパ体質」です。
一般的にどれか一つのエネルギーだけが極端に多い人は少なく、
「ヴァータ・ピッタ体質」
「カパ・ピッタ体質」というように2つのエネルギーが混じっていることが多いです。
(ちなみに私は「ヴァータ・ピッタ体質」です。)
この3つのドーシャがバランスよく働いていると、消化や代謝がきちんと行われ、健康で快適に過ごすことができます。
逆にバランスが乱れると、消化や代謝が上手くいきません。
その結果体内に「アーマ」という毒素が作られ、調子を崩し病気になりやすくなります。
ですから自分の体質を知ることが健康への道となります。
ご自分がどのドーシャが強いか知りたい方は、ぜひ本やネットなどでドーシャ診断をしてみてくださいね。
私たちの体調が日々変わるように、ドーシャのバランスもいつも一定というわけではありません。
季節や時間、環境、行動、ストレス、食生活などで変化します。
だからそれぞれの体質の特徴を知り、体質に応じた食事や生活を送ることが大切です。
今日は冬にドーシャのバランスを整えて過ごすためのポイントをお伝えしていきます。
季節にもドーシャがある
ドーシャは私たちの身体にあるだけではありません。
各季節や1日の時間帯などにも優勢なドーシャというものがあり、あらゆるシーンに関わっています。
その時期や時間帯のドーシャをふまえた過ごし方を身につけることによって、心身が調和されていきます。
冬は冷たい北風が吹くことからもイメージできるように、
運動エネルギーを意味する「風」と、空間を意味する「空」の元素が結びついた「ヴァータ」というエネルギーが強くなります。
ヴァータの特徴
・乾燥
・軽い
・冷たい
・変動
といった性質を持つのがヴァータです。
ヴァータが乱れると身体は冷え、肌は乾燥して荒れてしまいます。
また心も不安定になりやすくなります。
このような時期に適した過ごし方とはどういったものなのでしょうか。
アーユルヴェーダ的冬の過ごし方・3つのポイント
この冬の時期には押さえておきたい3つのポイントがあります。
①温かさ
②潤い
③疲労回復
ヴァータは寒さに弱く、乾燥しやすい性質です。
生活の中でこれとは反対の「温かく、潤いのあるもの」を与えることを心がけるとよいでしょう。
また冬にはエネルギーも消耗しやすいです。
そういう意味でも休息によって疲れを取り除くこと、食事では栄養を取ってエネルギーを補給することも大切です。
ヴァータを整えるための過ごし方【行動編】
ヴァータには「軽い、乾く、冷える」といった性質があります。
冬にはこのヴァータが優勢になるのですが、行きすぎると肌の乾燥や便秘、寝つきの悪さにつながります。
これ以上ヴァータを増やさない行動をとるように心がけましょう。
ヴァータを下げるための行動例
・激しく移動しない・ロックやパンク音楽を控える
・アクションものなどの刺激的な映像や本を避ける
・夜遊びを控える
・睡眠をしっかりとる
・湯船につかる
・オイルマッサージを念入りに行う
これらは「よく動く」という風の性質を落ち着かせる行動です。
上記の行動からヴァータの乱れを防ぐことができます。
私も特にこの時期はオイルをたっぷりと使ったマッサージや頭皮ケアをしっかりするようにしています。
先日ご紹介した、キュアリングしたセサミオイルは温める効果もあるのでおすすめです。
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ヴァータを整えるための過ごし方【食事編】
もちろん食事でもヴァータの乱れを整えやすくすることができます。
ポイントはやはり「温かく、潤いがある」ということです。
・生ものを控える
・火を通した食事を摂る
・質の良い油を摂る
・お酒、カフェインを控える
「潤い」と「温かさ」を考えると、パンなどの乾燥したものもあまり良いとは言いません。
パンを食べるならば、オリーブオイルを付けたり、温かいスープを一緒に食べることをおすすめします。
私の場合は特に消化力が弱いので、この点はより一層意識するようにしています。
「健康にいいから野菜をいっぱい食べよう!」と言ってサラダばかり食べがちな方もいらっしゃるかもしれません。
ですが生野菜は消化吸収されにくく身体を冷やしてしまうので、
私はこの時期に野菜を食べる際には温野菜にすることが多いです。
普段は生で食べるフルーツも、この時期はギーとスパイスを使って加熱して食べるようにしています。
ギーとシナモンなど各種スパイスを使った焼きりんごや焼きバナナは本当に美味しいのでおすすめです。
そして冬には身体が冷える食材をなるべく使わないこともポイントです。
ココナッツオイルなど南国の食べものは夏場に取り入れ、冬は避けるようにしてます。
寒いところでは身体を温める性質の食物がとれるのでそういうものを積極的に食べる。
結局その土地で採れた旬のものを頂くことが一番ということですね。
「NO」を作らない食生活
上に述べたように、食事において意識的に控えたり、避けたりするものはもちろんあります。
ですが私は「NO」は作りません。
「これは食べちゃダメ、あれも食べちゃダメ。」
と思っていると、それを食べてしまった時にものすごく罪悪感や後悔を感じてしまいますよね。
でもそれは結局自分が勝手に作ったルールです。
自分で作ったルールを自分で破って自暴自棄…というマイナスしかそこには生まれません。
自分のやったことを否定するのが一番よくないのではないかと私は思います。
否定からは何も生まれませんし、失敗したと思ったらそれを学びに変えてしまえばいいのです。
ですから私は食事に関しても「これは絶対にだめ!」とは思いません。
例えばケーキや脂っこいお肉を食べた瞬間は美味しくて幸せになりますが、それは短期的な喜び。
長期的に心を満たすものではありません。
本来心を満たすとは、すぐに消える単発的な幸せを追求することではないと思います。
ですが日々の楽しみが大事なのも事実。要はバランスですね。
なので私も外食や旅行先ではお肉やスイーツも食べて楽しみます。
その後には以前ご紹介したキッチャリークレンズでまたクリアな状態に戻します。
食べながら内臓が休まる・痩せる・むくまなくなる…!?アーユルヴェーダに基づいた最強の体内浄化法「キッチャリークレンズ」のすすめ
アーユルヴェーダは本当に奥深く、知れば知るほど面白いです。
皆さんの暮らしの一部にもアーユルヴェーダの過ごし方を取り入れてみると、
心地の良い時間が過ごせるかもしれません。
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