東洋医学から見た、髪の毛の質から考えられるあなたの毎日の食生活の傾向。髪の毛の質でわかるあなたの体の中の状態とは<後編>
白髪増えたね、この辺に!
私ごとですが、2017年は、何かと時間的に忙しなくて、美容院に行くこともままならず、
出張先で隙間時間に美容院に駆け込んだこともありました。そして、昨日、ようやく行きつけの美容院に。
美容師さん「白髪増えたね。」
私「はい、、、。」
美容師さん「特にこの辺に、、、。」
と、指さされた先は、頭のおでこ側から頭頂部手前にかけてのエリア。
自分でもわかってはいるけれど、指摘が入ると、「やっぱり、、、」と納得してしまうのです。
何が「やっぱり、、、」なのかというと、「白髪が多い」ということではなくて、
「そのエリアに」白髪が多い、ということに納得する、ということなのです。
白髪発生エリアにも意味があった!
以前のこちらの記事をまだ読んでいない場合はお読みになってくださいね。
東洋医学から見た、髪の毛の質から考えられるあなたの毎日の食生活の傾向。髪の毛の質でわかるあなたの体の中の状態とは<前編>
実は、体に出ているホクロやしみなどのサインから体調を読み解く「マクロビオティック望診法」では、
頭にも内臓と関係があるエリア(反射区)があり、体の中からのメッセージを伝えていると考えられています。
私の場合、おでこのほうから、頭頂部手前に白髪が集中し、それ以外のところにはほぼ存在しません。
ということは、「あなたは、〇〇が強くないんだよ、大事にしてね。」というメッセージなのです。
東洋医学で考える「髪」とは?
まずは、東洋医学で考える「髪」について全容を把握してから、細かく反射区をみていくことにしましょう。
東洋医学の基本[五行論]で体のパーツのグループ分け
以前の記事でもお伝えしましたが、東洋医学の基本理論に『五行論』があります。
この中で、自然界のあらゆるもの(季節、色、味、私たちの体(臓腑)など)を『木、火、土、金、水』の5グループに分類しています。それぞれ、関係が深いものが同じグループにまとめられています。
五行色体表
『木』→『春』『青』『酸味』『肝・胆』『爪』
『火』→『夏』『赤』『苦味』『心・小腸』『面色』
『土』→『晩夏(長夏)』『黄』『甘味』『脾・胃』『唇』
『金』→『秋』『白』『辛味』『肺・大腸』『毛』
『水』→『冬』『黒』『鹹味(塩辛い味)』『腎・膀胱』『髪』
『木』→『春』『青』『酸味』『肝・胆』『爪』
『火』→『夏』『赤』『苦味』『心・小腸』『面色』
『土』→『晩夏(長夏)』『黄』『甘味』『脾・胃』『唇』
『金』→『秋』『白』『辛味』『肺・大腸』『毛』
『水』→『冬』『黒』『鹹味(塩辛い味)』『腎・膀胱』『髪』
この表から分かるように、「髪」と「腎」は、同じグループに分類されています。ということは、二つには深い関係があり、切っても切れない仲ということです。つまり、髪は、「腎が元気かどうか」を伝えてくれる役目を果たしているといっても良いでしょう。
髪は生命力のあらわれ?
前述したように、東洋医学では、髪と関連している臓器は「腎」でした。この「腎」というのは、とても大切な臓器で、生命力と深く関わっています。
「腎」は両親からもらった生命力、パワーを貯めるところ、と考えられているのです。
この両親からもらった「生命力」を「先天の精」と呼びます。この量が多ければ多いほど、パワフルで、馬力があるのです。また、「精」は、成長や発達に関わっていて、私たちは「精」を使いながら成長していきます。
7の倍数、8の倍数
この数字、何をあらわしているか、ご存知ですか?某CMで流れているので、皆さまの中にも、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。これは、「成長の節目となる年齢」をあらわしているのです。下の図のように、女性は、7歳、14歳、、、、と7の倍数で、男性は、8歳、16歳、、、と8の倍数で成長の節目を迎えると、東洋医学の経典と言っても過言ではない『黄帝内経』という書物に書かれていますので、一部をご紹介します。
女性
7歳…永久歯が生える
14歳…生理が始まる
21歳…女性としての体が整う
28歳…体が最も充実する
35歳…お肌の曲がり角を迎え、髪も抜けやすくなる
42歳…白髪が目立ち始める
・・・
7歳…永久歯が生える
14歳…生理が始まる
21歳…女性としての体が整う
28歳…体が最も充実する
35歳…お肌の曲がり角を迎え、髪も抜けやすくなる
42歳…白髪が目立ち始める
・・・
男性
8歳…永久歯が生える
16歳…精通が始まる
24歳…男性としての体が整う
32歳…体が最も充実する
40歳…髪が抜けやすくなり、歯にトラブルが起きやすくなる
48歳…白髪が目立つ
・・・
8歳…永久歯が生える
16歳…精通が始まる
24歳…男性としての体が整う
32歳…体が最も充実する
40歳…髪が抜けやすくなり、歯にトラブルが起きやすくなる
48歳…白髪が目立つ
・・・
以上のように、成長とともに「腎」に貯められていた「精」が使われ、減っていきます。
それにともない、「腎」も弱り、「腎」に関係する髪も老化(白髪や抜け毛)していくのです。
以上は、自然の摂理とも言えるでしょう。
歳を重ねると、ある程度の白髪や抜け毛はしょうがないのですが・・・
しかし、若いのに白髪、抜け毛が目立つ方は、まずは「精」を貯める「腎」がもともと弱いか、何らかの原因で弱ってしまった、または容量が小さいのかもしれません。
髪は血の余り
また、東洋医学では、「髪は血の余り(血余)」とも呼ばれています。
「血」が潤沢にあれば、髪もフサフサして、ツヤツヤで、美しい髪が生えます。
しかし、「血」が薄かったり、足りなかったりすると、髪に十分に栄養が行かないので、
髪が薄かったり、細かったり、白髪だったりするのです。
出産後に抜け毛、薄毛になる女性が多いのも頷けます。
以上のことから、薄毛、白髪、抜け毛にお悩みの方は、まずは、髪に関係の深い「腎」の補強と、「血」の補給を考えるのが中医薬膳学におけるファーストチョイスと言えます。
<腎を補強してくれる食材>
黒米、小麦、八つ頭、ささげ、カシューナッツ、栗、黒ゴマ、枝豆、カリフラワー、
ブロッコリー、きのこ類、桑の実、プルーン、ブドウ、ブルーベリー、うなぎ、えび、貝柱、
ししゃも、すっぽん、たい など
黒米、小麦、八つ頭、ささげ、カシューナッツ、栗、黒ゴマ、枝豆、カリフラワー、
ブロッコリー、きのこ類、桑の実、プルーン、ブドウ、ブルーベリー、うなぎ、えび、貝柱、
ししゃも、すっぽん、たい など
<血を補ってくれる食材>
人参、ほうれん草、落花生、イカ、タコ、ぶどう、プルーン、竜眼肉 など
人参、ほうれん草、落花生、イカ、タコ、ぶどう、プルーン、竜眼肉 など
頭にある内臓の反射区
さて、これからは、冒頭でお話しした「頭にある内臓の反射区」について「マクロビオティック望診法」で詳しくみていきましょう。白髪集中発生エリアでわかる体のウィークポイント
さて、私の白髪集中発生エリアは、額側~頭頂部手前にかけて、でした。ここは、東洋医学でいう「腎、膀胱」の調子を反映するエリア(反射区)になっているのです。その他のエリアは、下の図のようになっています。
A:腎、膀胱 B:心、小腸 C:肺、大腸 D:脾、胃 F:肝、胆
ということで、「白髪集中発生」だけでなく、他にも抜け毛が特に多い、薄い、できものができた、フケが集中しているなど、何かトラブルがあれば、その部分があなたのウィークポイントであったり、近頃調子が悪いところ、であったりしますので、気にしてみてください。
私の場合は、ウィークポイントをいつでも頭の片隅において、負担にならないような生活(冷やさない、甘い物をセーブするなど)を心がけるようにしています。「ありがたいな」と思います。
白髪が生えやすい人が好む食の傾向
「マクロビオティック望診法」で考える「白髪」につながる食生活というのは、●お酒、甘い物、果物など、糖分が多すぎる
●塩が多すぎる
と考えられていますので、特に、若白髪の方、気にしてみてくださいね。
薄毛も食べ物が関係していた!
男性の薄毛は、今や、AGA(男性型脱毛症)という名が付き、皮膚科や専門のクリニックもあるほどで、なんとかしたいと思う方も増えていることのあらわれでしょう。
一般的には、薄毛は、男性ホルモンが関わっていると言われているのは、ご存知の方も多いことでしょう。
男性ホルモンの「テストステロン」が、「ジヒドロテストステロン(DHT)」というものに変化し、これが頭の前側(額側)や頭のてっぺんに作用して髪の成長を阻害し、徐々に髪は短く細く柔らかくなり、そして抜け落ち、徐々に薄毛となっていきます。
また、遺伝も一因と考えられていますし、中には、生活習慣、不摂生、栄養のアンバランスを指摘する見解もあります。
薄毛は、男性だけでなく、女性の悩みの一つでもあります。
東洋医学では、先に述べたように根本的には、「腎」が弱っていることや、「血」が足りないことが考えられますので、「腎」の補強食材、「血」の補給食材を摂るように心がけましょう。
「マクロビオティック望診法」で薄毛を考える
では、「マクロビオティック望診法」では、薄毛をどう捉えているのでしょうか?「マクロビオティック望診法」には、「食べ物が体を作る」という考え方が基本にあります。「食べ物」には、それぞれ性質があるので、臓器にとっては「苦手な性質を持つ食べ物」もあります。困ったことに、「苦手な」というのは、「臓器にとって」ということで、私たちは「苦手」と思わず、それどころか「好き」な食べ物の場合も多く、食べ過ぎてしまっていることもしばしばです。すると、知らないうちに「臓器」に響いてしまい、結果として、髪の毛のトラブルや、ひいては体の不調にもつながっていきます。
薄毛の位置で予測できる食べ過ぎてきたもの
では、頭の部位と臓器の関連性(反射区)をもとに、薄毛の位置で、食べ過ぎてきたものを予測してみましょう。おでこから薄くなるか?てっぺんから薄くなるか?
【1】前側(額側)から薄い方日本は、湿気が多い国なので、「水」に関係深い「腎、膀胱」が弱い方が多い傾向にあるようです。
よって、「腎、膀胱」の反射区である前のほう(額側)から髪が薄くなる方が多いようです。
こういう方は、特に「腎、膀胱」に響きやすい「お酒、甘い物や果物などの糖分」を多く摂ってきた可能性があります。
気になる方は、これらを控え目にしましょう。そして、前述の「腎を補強してくれる食材」を多めに摂りましょう。
【2】てっぺん(頭頂部)から薄くなる
こういう方は、西洋の方に多く見受けらる傾向にありますが、近年では、日本人にも増えてきたようです。
頭頂部は、「心、小腸」の反射区です。
特に、「心」と関わる場合が多く見受けられます。
食生活では、肉、乳製品、脂ののった魚などの動物性食品を多く摂ってきたことが予測できます。
動物性食品には脂肪が多く含まれているものが多いため、その影響を強く受けて、動脈硬化や虚血性心疾患予備軍の可能性があります。
当てはまる方は、上記のような動物性食品を控え目にして、つけあわせの野菜の量を増やしましょう。
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また、脂肪の排出を助ける食材を多めに食べましょう。
【3】おでこ側とてっぺんから、両方のミックスタイプ
こういう方は、まさしく食べ過ぎてきたものも【1】【2】のミックスタイプです。
上記2タイプを参照してください。
前回と今回の2回に渡り、髪の望診について書いてきました。
髪の質やトラブルは、遺伝やホルモンが関係していると言われますが、生活習慣や「食べ物」も深いかかわりがあります。
いつもお伝えしているように、「薬食同源」「食べ物」には力があります。
「食べ物」に目を向けて髪のことを考えてみると、新しい自分が発見できるかもしれません。
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