たった一つの市販タンポン製品によって片足を失った女性モデル。タンポンやナプキンに使われる合成素材が引き起こす、死の危険もある恐ろしいトキシック症候群とは?
トキシック症候群をご存知ですか?
当たり前のように使用している合成素材が命を危険にさらします
女性にとって、毎月訪れる月経は、とても神秘的で大切な生命の営みのひとつです。
初潮を迎える10代から閉経までの50代頃まで、
妊娠期間を除いた約40年近くもの長きにわたって付き合うことになる月経。
ところが実際に私たちは、このことについての正しい知識や対処方法を知らずにいるのではないでしょうか。
モデルのローレン・ワッサーさんがケミカルタンポンの使用により、トキシックショックで片足を切断。
世間一般的によく使われている市販のタンポンによって、モデルのローレン・ワッサーがその足を失われたという話が話題になっています。
モデルとして、20代の女性として、輝かしい日々を送っていたローレン・ワッサーの生活が、
なんとたった一つの製品により一瞬で激変したというのです。
その原因は、彼女が愛用していた生理用品であるタンポン。
これによるトキシック症候群の罹患で、彼女の生命が危険にさらされてしまったのです。
死亡事故にはならなかったものの、若く美しい彼女の足は、切断せざるを得なくなってしまいます。「私のお腹は大きく膨れ、体の至る所からチューブが出ていました。
私は話すこともできませんでした」とローレンは話す。
ベッドの隣には、彼女の血流から吸い出された、黒い毒素のチューブがあった。
彼女は病室から外を眺め、もうろうとしながらサウス・ウェストのことを思い出していた。
浮腫んだ体は自分のモノとはおもえなかった。
「私は食事を過剰に与えられたのかと疑った」彼女には「何が起こっているのか全く分からなかった」。
見当識障害よりもはるかに悪いことに、手足には灼熱感があり、何をしても治まらなかった。
感染により、壊疽してしまったのだ。
中略
高圧酸素療法のため、彼女はUCLAに救急搬送され、高圧治療装置で、血液が足に流れるよう治療が施された。
ローレンが部屋でひとり、診察を待つ時間があった。
母親と代父は、少しのあいだ席を外し、彼女は大きな椅子に座っていた。その部屋にはカーテンがあり、
カーテン越しに、女性が誰かと電話しているのが聞こえた。 女性は会話の中で、
何事か緊急事態を相手に告げている様子だった。 「24歳の女性患者がいるんだけど、
右の膝下を切断しなければならなそう」
「私のことだ、とわかりました」。彼女は確信した。「私は脚を失ってしまうんだ」
参考:モデルのローレン・ワッサーはなぜ片足を失ったのか?
https://www.fashionsnap.com/article/2015-09-16/laurenwasser/
トキシック症候群(TSS)とは、細菌感染による敗血症で、
黄色ブドウ球菌が生産する毒素によって引き起こされます。
黄色ブドウ球菌は常在菌の一種であり、誰しも保有している可能性がある菌とのことで、
これは他人事ではなく、明日にでも、誰にでも起こり得ることなのです。
トキシック症候群を引き起こす原因の一つとして問題となっているのか、
合成繊維で製造されているタンポンです。
そして、タンポンに使用されている合成繊維が、黄色ブドウ球菌などの細菌の培養地となり、
細菌が繁殖しやすい環境を生み出したのです。
はじめは綿素材だったが、コストを下げるため「ナイロンやレーヨン」またそれに代わるケミカルなナプキンとタンポンが大量生産されるようになった
当然、月経は昔から女性に訪れていたものなので、タンポンやナプキンなどの生理用品も昔からありました。
しかし、使用されている素材が大きく異なります。
昔は、脱脂綿など100%天然素材のものが使用されていましたが、
近現代になり、ナイロンやレーヨン、またそれにかわる安価な化学繊維が用いられるようになったのです。
製造側としては、化学繊維を用いることでのコスト削減や経血の吸収量がアップするなど、
利便性を追求した結果だったのかもしれません。
ところが、それによって引き起こされるリスクに関しての予測や注意喚起は、
あまりにずさんで不完全なものでした。
これら合成素材でできたタンポンの普及により、
トキシック症候群の発症も大幅に増加し、多くの被害者が出ることになったのです。
にもかかわらず、メーカー側はトキシック症候群に関する注意喚起をパッケージの隅に記載するのみ。
素材自体を変えることはなく、現代でもなお、合成素材のタンポンが市場に出回っています。
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メーカー側は被害者が出ていても、素知らぬふり。消費者の健康や生命よりも、「利益」を優先。
それどころかメーカー側は、トキシック症候群の可能性を示唆しているものの、
「だれでも起こる可能性がある」
「タンポンだけが原因ではない」
「TSSを発症するのはまれである」
「商品説明書通りに適正に使用すれば問題がない」
との記載で問題を重要視しておらず、それどころか、
「長時間吸収」
「つけている感じがしない・快適」
「もれない・ムレない・違和感なし」
などのキャッチーな謳い文句でさらに多くの若い女性に商品を普及させようとしています。
生理痛には鎮痛薬、PMSにも治療薬、生理不順にはピル・・・
月経トラブルは薬で解決が当たり前だった日々
思い起こせば私自身も、生理中は市販のナプキンを使用し、
海やプールで楽しむときはタンポンを使用していました。
そして、何か不調があれば鎮痛剤や薬を飲む、というのが普通で、
他に選択肢があるとは思いもよりませんでした。
ところが、年を重ねるにつれて辛くなる月経困難症や、
身体のトラブルがとうとう出てきました。
身の回りの友人たちはもちろん、世間一般的にも、
生理トラブルに悩まされている人が多いように感じることも増えました。
そんな矢先、合成素材でできたナプキンやタンポンが、
PMSや月経痛などの原因となりうる、ということを耳にしました。
ケミカルな生理用品を使い続けて約20年、疑ってもいませんでしたが、
初めてケミカル以外の選択肢があることを知ったのです。
最初は、まさか生理用品で生理中のつらい症状が改善するとは思ってもおらず、ただ驚くばかりでした。
しかし、実際にケミカルナプキンをやめ、オーガニックコットン100%・ケミカル不使用の紙ナプキンに変えると、
その月からの生理期間が見違えるほどラクになったのです。
食べ物や飲み物などの口にするもの、直接肌に使用する石鹸やクリームがケミカルなものである場合、
私たちの身体に及ぼす影響については容易に想像がつき、受け入れやすいことでしょう。
一方、今回の生理用品のように、思いもかけないところに潜むケミカルなものに関しては、
まだまだ世間でも知られておらず、受け入れがたいものかもしれません。
ですが月経は、命を繋ぐための大切な身体の営みのひとつであり、
ケミカルなものが介入すべきではありません。
ましてや、ローレン・ワッサーのように、ケミカルな素材によって女性の人生が狂うこと、
命の危険にさらされることなど、あってはならないことなのです。
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そのタンポンやナプキン、大丈夫?あたかも安全そうに見える「天然素材使用」の裏側に潜む合成素材
ドラッグストアに行くと、陳列棚1列をほぼ占拠している生理用品の数々が目に入ります。
謳い文句は様々ですが、多くのものが、
「肌に優しい」
「デリケートゾーンでもかぶれない」
「天然コットン使用」
ということを強調し、
消費者に「安心」「安全」「天然」というイメージを植えつけます。
ところが、パッケージの裏側を見ると、驚愕の事実に気がつきます。
あたかも自然なもののように描かれていますが、
実際に使われている素材は、天然素材とは名ばかりの合成素材ばかりなのです。
一般的な生理用ナプキンの表面には、
さらっとした感覚と蒸れを防ぐための不織布とフィルムが使用され、
経血を素早く吸収し、逆戻りしないようにするための高分子吸収剤(ポリマー)やパルプ、
側面や裏面から経血が漏れないようにするフィルムや不織布が使用されています。
さらには、経血の匂いを紛らわすための香料が使われている製品もあります。
製品の一部分に天然コットンが使用されているものもあるのかもしれませんが、それはあくまで表面的なもの。
「保存料無添加」を謳いながら他の添加物を使用している食品と同様です。
先に挙げたローレン・ワッサーのニュースにおいても
「使用していたタンポンが綿100%のものであれば、たとえリスクがあったとしても最低限で済んだ」
と述べられています。
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腕の薬剤吸収率を1とした場合、陰部の吸収率は42倍
現代女性の多くが使用しているケミカルな生理用品。トキシック症候群だけではなく、さまざまな子宮系疾患のリスクにも。
現在多くの女性が使用している合成素材のタンポンやナプキンは、
先に挙げたトキシック症候群のみならず、子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣癌などのリスクにもなり得る
と言われています。
経皮からの薬剤等吸収率が身体の部位によって異なると言われていますが、
前腕の吸収率を1とした場合、陰部の吸収率は42倍にも膨れ上がります。
何故なら、皮膚で覆われている前腕とは異なり、陰部は粘膜がむき出しになっているところ。
当然、薬剤はもとより化学物質の吸収率も上昇すると考えられるからです。
つまり、合成繊維でできたものを陰部に直接当てること、
ましてや挿入することは、女性の体にとって多大な悪影響を及ぼすことになるのです。
このことからも、合成素材でできたタンポンやナプキンが市場に出回り、
多くの女性に使われるようになったとともに、
不妊や子宮内膜症・子宮筋腫などの婦人科系疾患が増加したことは全く無関係であるとは考えられません。
ケミカルナプキンやタンポンの使用を今すぐやめて!自分のために・未来を担う子どもたちのためにタンポンやナプキンの正しい知識を広げよう
トキシック症候群をはじめ、月経トラブルや子宮系の疾患を防ぐためには、まず、今使用しているタンポンや市販の合成素材ナプキンの使用をやめることです。
便利だと思って使っていたものに思わぬ大きな落とし穴があること、
それが世間ではあまり知られていないことは私たちの身の回りにたくさんあります。
今回の合成素材でできた生理用品による危険性もまだ一部の人にしか知られていません。
「無知とは罪である」とは、ソクラテスの有名な言葉ですが、
今回のことを知らなければ、トキシック症候群に苦しむ女性がさらに増えるばかりか、
未来を担う子どもたちにも大きな負担となります。
私たち自身、そして未来の子供達のために、合成素材以外の選択肢を広げていきましょう。
100%天然素材・高分子吸収剤不使用のオーガニックナプキンという選択肢を。
ケミカルなナプキンを使わなくとも、色々な選択肢があります。
オーガニックの布ナプキンや使い捨てのナプキンも最近では、出てきています。
ただし、商品によっては、
「高分子吸収剤の使用を極力抑えた」などという記載が小さくされているものもあるので、
注意しながら購入するようにしてください。
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布ナプキンの生活を始めてみよう
合成素材ナプキンから布ナプキンに変えてから、生理の辛い症状が改善されたという話をよく聞きます。でも、布ナプキンは市場にたくさんでまわっていて、何を選んで良いのかわからない・・・という方も多いでしょう。
オーガニックコットン・天然素材と謳っていても、
製造過程で、化学薬品を使用していたり、
可愛らしい柄に染色するために合成着色料が使用されていたりすることも多々ありますので、
じっくり見極めて商品を選ぶことが重要です。
天然素材の紙ナプキンと布ナプキン、どちらを使用したとしても大切なのは清潔を保つこと
いくら布ナプキンを使っても、経血をつけたまま何時間も放置していては細菌が繁殖する原因になります。
もちろん市販ケミカルナプキンよりもはるかに安全とはいえど、
清潔感を保つことは身を守るために必要最低限のことです。
こまめにお手洗いに行き、清潔な状態を保つことができるよう心掛けましょう。
忙しい現代女性ですが、月に一度の生理期間中くらいは、ゆったりとしたていねいな暮らしを行い、
心身ともに健康に過ごしていくことが、自分にとっても子供達にとっても明るい未来へと繋がるのです。
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