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米国産牛肉から国産の600倍もの女性ホルモンが検出!|本当に安全な牛肉とは?

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今回のテーマは、グローバル化の象徴ともいえる自由貿易協定(FTA)の視点から見た、
牛肉の安全性です。

現在、日本の牛肉業界は、アメリカ産をはじめとする外国産牛肉の圧倒的な安さを前に
とても厳しい状況を強いられています。

食の安全に敏感なIN YOU読者の方にこそお伝えしたい、私たち口にする牛肉がはらむ危険性
安心な牛肉の選び方のポイントについて、早速お話して行きましょう。

「アメリカ産の牛肉が危険」だと言われる理由とは


「アメリカ産の牛肉は、危険だ」

そんな話を何となく耳にされたことはありませんか?
なぜそのように言われるのか、まずはその理由からお話を始めましょう。

牛の成長を促すために使われる「女性ホルモン」の危険危険性


実はアメリカでは、子牛の成長を促すために「肥育ホルモン剤(成長促進剤)」が使われるケースが
少なくありません。

日本では通常、子牛が成牛(大人の牛)とされるサイズになるまでには約25カ月かかるといわれています。
一方、肥育ホルモン剤の効果は絶大で、何とわずか20カ月で成牛のサイズにまで肥育ができるそうです。

まるで各駅停車の電車を新幹線に早変わりさせるような成長速度!
生産性を高めて利益を出したい場合に、「肥育ホルモン剤」は何とも便利な、いわば「魔法の薬」なのです。

またこの薬は、乳牛の乳量を増やすためにも使われています。

肥育ホルモン剤の正体は、エストロゲン等の「女性ホルモン」ですが、
そのヒトへのリスクとしては、

・女性だと乳がんの発症リスクが高まる
・アレルギーを引き起こす
・ホルモンに悪影響を及ぼす

といった懸念があります。

特に乳幼児への影響は大きいといわれ、女児では生理などの第二次性徴が早まるなどの
“早成熟”が危険視されています。

そして、2010年に日本産科婦人科学会が発行した雑誌によれば、
「アメリカ産牛肉から国産牛の600倍もの女性ホルモンが検出された」とまで言われているのです。

アメリカとの「自由貿易協定(FTA)」により、
ホルモン剤のリスクがある米国産牛肉が日本市場にますます流入


厳密な定義があるわけではありませんが、
「自由貿易協定」とは主に二か国の間でより貿易を自由に(かつ活発に)行うために
結ばれる約束ごとです。

昨年の2019年9月26日、安倍首相はトランプ大統領との間に
日本とアメリカとの自由貿易協定である「日米貿易協定」を最終締結、
2020年1月1日に発効となりました。

この協定により、38.5%だった牛肉の関税は段階的に引き下げられ、
2033年4月には最終的に9%にまでなる見込みです。

そうなってくるとたとえ危険な肥育ホルモン剤が使われていたとしても、
「安いアメリカ産牛肉に日本に牛肉業界が対抗できるか」については、
私たち消費者の意識次第になってくると言えるでしょう。

アメリカ以外からの輸入牛肉であればホルモン剤の危険性はないのか?


そこでもし、
肥育ホルモン剤で飼育され、アメリカ産牛肉は避けたい
でも、高価な国産の牛肉はそうそう購入できない
となってくると、残る選択肢はアメリカ産以外の輸入牛肉です。

私たちがスーパーでよく見かける輸入牛肉の、アメリカ以外の生産国と言えば、

・オーストラリア
・カナダ
・ニュージーランド


の牛肉があげられます。

ところが残念ながら、オーストラリアやカナダ、ニュージーランドのどの国々も
肥育ホルモン剤を使用しているのです


2017年のある調査によれば、
日本で食べられる外国産牛肉の輸入元としては、

第1位が「オーストラリア(50.2%)」
第2位が「アメリカ(41.4
%)」
第3位が「カナダ(3.3%)」


そして、これら3ヶ国産牛肉それぞれの合成肥育ホルモン剤の残留基準値を比べると、
カナダ、オーストラリア、アメリカの順に厳しくなっているのです。

そのためどのように飼育されたかを確認出来ないとして、
もし私が外国産の輸入牛国を選ぶとしたら、
まずカナダ産、続いてオーストラリア産、ということになるでしょうか。

ちなみにEU(ヨーロッパ連合)では、牛への肥育ホルモン剤の使用が禁止されています。

今や、肥育ホルモン剤が使われた外国産牛肉を
私たちが避けることはかなり難しい


もしかすると、ここまで記事を読んでくださった方の中には、

牛肉は国産しか買わないから大丈夫」という方や
「いやいや。牛肉なんて、そもそも高いし買わないよ」という方がいらっしゃるかもしれません。

次は、そんな方にこそぜひ読んで頂きたい内容をご紹介しましょう。

ファストフードや安い外食メニューに使われている
牛肉のほとんどは、実は外国産


ファストフード店やファミリーレストランは、
中学生や高校生のお小遣いでも気軽に利用できるくらいのリーズナブルな値段設定が売りです。

そんな外食産業を支えているのは、もちろん安い原材料。

日本の牛肉の自給率は、平成30年度で36%
今の日本における牛肉の主流は外国産の輸入牛肉であり、
それらの主な活躍の舞台は、飲食店などの外食産業なのです

さらに、安い飲食店で使われている牛肉は「成型加工肉」である可能性が低くありません。

成型加工肉とは、横隔膜(食肉としてはハラミと呼ばれる筋肉の膜)や内臓などを、
かき集め、(食用の)接着剤を使って塊にしたものです。

もちろんそのままでは固くて食べられないことも多いため、たんぱく質分解酵素を加えて
柔らかく加工し、”肉もどき”にしています。

つまり普段、忙しくてよく外食をされる方は、気付かないうちに肥育ホルモン剤だけでなく、
たくさんの食品添加物が詰まった成型加工肉を食べているかも知れない
のです。

加工食品に使われている「牛脂」にも要注意


もうひとつ、見落としがちな外国産の牛肉の使い道が「牛脂」です。

カレーシチュールウなどに味を良くする目的で、よく利用されています。

「せっかくならば食材は余すところなく使いたい」という考えは、
一見、日本人が大切にする「もったいない精神」のようで聞こえはいいのですが、
肥育ホルモン剤である女性ホルモンは、実はこの脂肪に蓄積されていきます

さらに脂肪には、ダイオキシンなどの環境ホルモンも溜まりやすいため、
なるべくなら、牛脂は摂取を避けたい食材のひとつだといえるでしょう。

国産の牛肉は安全なのか?


ここまで、外国産牛肉の危険性についてお話をしてきましたが、
それでは、国産の牛肉は安全なのでしょうか?

次は、「国産の安全神話」を崩すような衝撃の事実についてお話しましょう。

本題の前に、まずは押さえておきたい和牛と国産牛の違いとは?


あなたは「和牛」と「国産牛」の違いはご存知でしょうか。

和牛とは、日本の在来種の牛をもとに交配・改良をした品種のことをいいます。

和牛には全部で4種類が存在し、有名なものには「松坂牛」や「米沢牛」のような、
地名の付いたブランド牛があります。

一方の国産牛とは、ざっくりいうと(和牛を除く)日本で肥育された牛のこと。

例えば、アメリカやカナダなど外国で生まれ育ったとしても、
日本での肥育期間が一番長ければ、その牛は国産牛を名乗ることができるのです。

もう少し詳しくいえば、国産牛は日本での肥育期間が3カ月以上の牛のことをいいます

では、肝心の日本における肥育ホルモンの使用状況は、どうなっているのでしょうか?

日本での牛の肥育に「肥育ホルモン剤」は使われてはいない


日本では1988年に肥育ホルモン剤の製造と輸入が中止されて以来、
牛の肥育に肥育ホルモン剤は使われていません


ただし、

・家畜の繁殖障害の治療
・人工授精時期の調節

を行う場合には、その使用が認められています。

同時に、ヒトへの影響を考慮して肥育ホルモン剤の投与後、7日間は
出荷ができないことになっています。

つまり、日本で生まれ育れられた「和牛」は、外国産の牛や国産牛に比べて
肥育ホルモン剤のリスクが小さく
なる(※)わけです。

※和牛の肥育では(上の例外を除き、)肥育ホルモン剤を原則不使用。
国産牛も最低3ヶ月間は肥育ホルモン剤を使用せずに肥育されているため。

日本で生まれ育った和牛は、100%安心して食べられるのか?


ピンクがかった赤身にサシと呼ばれる脂肪が適度に入った、「霜降り」のイメージがある和牛。

ところが、霜降りの和牛の肉とは、
高級食材のフォアグラが人間でいう「脂肪肝」の状態に他ならないのと同様、
もしヒトに例えるのなら、いわばメタボリック状態にあります。

なぜかといえば、その多くが、本来は草を食べている牛に
穀物やビールかすなどの飼料を与え、
運動も十分にさせずに牛舎内で育てた結果だから。

さらにいえば、そのような牛はビタミンの欠乏状態にも陥っている可能性があります。

そう考えると、「和牛は肥育ホルモン剤のリスクが低いからといって、
健康的だとは決して断言できない」
ということがわかってきますね。

「菜食」も良いけれど、
安心できる牛肉をたまには食べたいという方へ


昨今は日本でも、「ヴィーガン」や「プラントベース」といった、
動物性食品を食べない菜食の食生活を送る方が増えてきています。

とはいっても、菜食に限らず、たまには美味しい牛肉を食べたいこともあると思います。

続いては、そんな方にも役立つ、安心できる牛肉の選び方をお伝えしていきます。

その土地のものを食べるという
「身土不二」の考えを牛肉選びのヒントに


食材に関して、もし日本産(国産)と外国産のどちらがいいのか分からないという方の食材選びには、
東洋医学の「身土不二(しんどふじ)」の考えがヒントになると私は思います。

「身土不二」はマクロビオティックでも大切にされている考え方ですが、
簡単にいうと、自分が生まれ育ち、住んでいる土地のものが身体に合うという考え方です。

☆「身土不二」についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

つまり、日本人であれば、日本で肥育された牛肉を食べると健康に良いということになります。

また、もし肥育ホルモン剤のリスクがある国産牛やメタボな和牛は避けたいという方は、
「アニマルウェルフェア」の考えで肥育された牛肉を召し上がってみてはいかがでしょうか。

アニマルウェルフェアはもともと欧州で生まれた考え方で、
家畜を快適な環境で肥育することによってストレスや疾病を減らすこと最重要視し、
結果的に、安全な畜産物の生産や生産性の向上に繋げようというもの」。

出来る限り、牛肉による健康リスクを避けたいという方には
アニマルウェルフェアの牛肉がおすすめです。

動物にも人にも地球にも優しいオーガニックライフを


いかがでしたでしょうか。

今回ご紹介したように、
アメリカ産に限らず輸入される牛肉のほとんどに肥育ホルモン剤が使われているという事実は、
まだ、一般的にはあまり知られてはいないことかもしれません。

最後に、今回の記事のポイントをおさらいしましょう。

■EU以外からの輸入牛肉には、成長を無理やり促進するために
肥育ホルモン剤が使われていることがほとんどである。

■国産牛も和牛も必ずしも、健康的で安全な牛肉といえない。
■牛肉を食べたい場合は、「身土不二」と「アニマルウェルフェア」の考えを
参考にしよう。


牛をひとつを取ってみても、人間のことだけを大切に考えるのではなく、飼育される牛や、
私たちが暮らしている地球にとってより良い選択をしてくようにしたいものですね。

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