スプーン１杯で死に至る劇薬が原材料に含まれるものも。ガンのリスク増加も不安視される、市販ヘアカラーと白髪染めの実態。

こんにちは。INYOUオーガニックエキスパート　佐藤ようこです。

どんなヘアカラー使っていますか？　どんな風に白髪を隠していますか？

私ごとですが、この1年ほどで白髪が一気に増えました！
年齢的にもアラフィフの仲間入りをし、「そういう年齢なのかしら・・・」とも思うのですが。
つい、3年くらい前まではカラーリングをしなくても白髪はほとんどなく「ようこさん、白髪ないよね」と周りからよく言われていただけにショックなんです。

子供達にも「かーさん、白髪やばいよ」と言われる始末。
特に後頭部は鏡で見ても分からないので、人前に出るときなどに仕事に支障があるのは困る！！と
10年ぶりくらいでヘアカラーをせざるを得ない現状です。

私が通っているサロンは、オーナーがマクロビオティックの飲食店を経営していたこともあり、
体や環境に負荷のないものを、というポリシーを持っている美容室です。

ヘアカラーも、「髪に優しい」と書いてあり、確かに染めている間に頭皮が痛くなるなどは感じたことはありません。
でも、原料や処方を確認したわけではありませんし、植物原料やオーガニックではないだろうことは想像がつきます。

市販ヘアカラー。体にどんなダメージがあるのか。「恐ろしい成分が含まれていること」を想像しつつも、つい使ってしまっていた

初めて見つけた時には、ハサミでチョキンと切って終わりだった白髪。
いつの間にか、その本数は見える部分だけでも3本になり、5本になり・・・。

ついにヘアカラー復活になってしまいました。同じ肌につくものなのに、化粧品やシャンプー・コンディショナーと比べると
ヘアカラーやパーマに対する危険性の認識が二の次になってしまうのは私だけでしょうか？

ヘアカラーの場合、次の施術までの時間が1〜3ヶ月と長く、
毎日使うコスメと比べると目につかないために「少しくらいは大丈夫かな」と思ってしまいがちかもしれません。


ただ、スーパーで売っている添加物たっぷりの食品を、特に疑問もなく食べてしまうのと同じように、
そもそも「ヘアカラーに対しても疑問を抱くことがなかった」という方もいらっしゃるかもしれませんが、
ヘアカラーに含まれる中身がどんなものかを知ったら、次回からは躊躇してしまうに違いありません。

衝撃的なヘアカラーの中身。その正体は？　

化学物質が私たちの体に起こす、計り知れない影響

以下は実際に販売されている人気商品の原材料の一部です。

トルエン

厚生労働省HPによると以下の情報があり、

動物実験では、ラット及びマウスの催奇形性試験において母動物に一般毒性のみられない用量で、死亡胎児・骨化遅延の増加、胸骨分節の減少・未骨化、肋骨の奇形(shift in rib profile)、過剰肋骨、骨格の発達遅延、反射反応の遅延、学習障害、膣開口日齢及びtime of testes descentの早期化がみられている。
なお、Da-Silva et al.(1991)によると、授乳を介した発生毒性への影響はみられなかったが、トルエンの母乳への蓄積がみとめられている 36）。
ヒトについては、「トルエンは、主に吸入によって速やかに吸収され中枢神経系に作用する。50-100ppm で疲労感、眠気、めまい、軽度の呼吸器系への刺激をもたらす。200-400ppm では興奮状態となり、錯感覚や吐き気を伴う。500-800ppm になると中枢神経系の抑制が現れ、酩酊、精神錯乱、歩行異常などがみられる。」22)、
http://anzeninfo.mhlw.go.jp/anzen/gmsds/108-88-3.html

飲み込んだり吸入してしまった場合、様々なリスク考えられ、中でも母乳に蓄積されやすい傾向があり、
生殖器や子供にも悪影響が及ぼされるリスクがありそうだと読み取れます。

もちろん直接、薬剤を飲み込むことはないかと思いますが、決して安全性が高いものではないことは確かです。

そのほかにも危険な薬剤を使ったヘアカラーの数々

パラフェニレンジアミン：スプーンひとさじ口にしただけで死に至る可能性のある薬剤

一般的なケミカルヘアカラーの主成分PPD（パラフェニレンジアミン）はスプーン１杯を飲んだだけで死に至るほどの猛毒です。

染毛の際に触れた部分の皮膚からリンパ液や血液へ入り込んだり、
吸い込むことで肺から血液に入ったりして再生不良性貧血を発生させることを指摘されているそう。また、アレルギーによるアナフィラキシーショックの可能性、発がん性も指摘されています。

タール色素：石油の副産物

石油の副産物であるコールタールから作られる色素で、アレルギーの原因になる可能性があります。

合成界面活性剤：体のバリアを壊す人類の驚異

人間の体は本来、異物の侵入を防ぐためのバリア機能を持っていて化学物質は簡単には体内に入れないようになっています。
染色するにはそのバリアを壊して体内に入る必要があります。それを助けるのが「合成界面活性剤」です。
合成界面活性剤により、効率的に染毛される分、バリアが壊れて有害な化学物質も体内に入り込みやすくなります。

このようなものを肌から直接、そして長時間にわたって塗り込む行為はよく考えると、恐ろしいことだと思いませんか。

さらに衝撃的な事実をお話しします。

頭部の経皮吸収率は腕の、なんと、3.5倍！

私たちの体は、口から取り入れた化学物質に関しては肝臓によって90%以上を解毒することができます。
でも皮膚から入った場合は、10日間たっても、わずか10%以下しか排出されないのです。
しかも体内に入った毒は皮下脂肪に蓄積され、リンパ液や血液によって全身に運ばれていきます。

皮膚は部位によって吸収率が違います。パッチテストなどでよく使われる「腕の内側」を１とした場合、
ヘアカラーで影響を受ける「頭部」は3.5倍も吸収してしまいます。

20〜40代女性が最もリスクが高い

コスメやヘアケア製品による「経皮毒」については、これまでの記事でも取り上げていますので、ぜひこちらも一緒にお読みください。
結局経皮毒ってどうなの？根拠と信ぴょう性は？肌に化学物質が吸収する経皮毒について

化粧品やヘアケアなど、経皮毒を取り込む可能性は女性が圧倒的に多いためなのでしょう、
アメリカの環境活動家であり、ベストセラーになった「奪われし未来」の著者の1人であるシーア・コルボーンの研究によると、環境ホルモンなどの化学物質の蓄積は、20〜40代の女性が最も多く蓄積しているとのことです。

妊娠中に髪を染めないで！！

実は日本ヘアカラー工業会では「病中・病後の回復期、生理時、妊娠中にヘアカラーはしない」

「かぶれを起こす可能性がある」と注意を促しているのをご存知ですか？
私自身は、美容室・産婦人科・保健師など、いずれからもそのような注意を受けたことはありません。

もし妊娠中にヘアカラーを施したとしても、全ての人に重篤な症状が出るわけではありませんが、
症状が出なくても、経皮毒を吸収していることは間違いないのです。

経皮毒が血液に乗って体内を巡るということは、胎盤を伝って赤ちゃんにも行く可能性があるということになります。

赤ちゃんは、ママの胎内にいる間に細胞を30億倍に増やします。
一生のうちで最大限の急成長時期に化学物質に晒されることのないように、
細心の注意を払うことが大事ではないでしょうか。

白髪のメカニズムをおさらい

人種や遺伝によって違う髪の毛の色。
この色を決定づけているのはメラニン色素です。
作り出されたばかりの無色透明（つまり白髪状態！）の髪の毛は、メラニン色素の種類と量によって
様々な色に染色されます。

メラニン色素というと、女性にとっては「美肌の敵！」というイメージかもしれませんが、
髪の毛を黒く保つためには大切な色素。

何らかの原因でメラニン色素を作り出す力が弱くなってしまうと発毛サイクルの中で白髪ができてしまうわけです。

白髪の原因として考えられているものは加齢、不規則な生活習慣、ストレス、紫外線の影響などが考えられます。
また、栄養不足や血流が悪くなることで色素を作り出せなかったり、酵素の減少によって活性酸素が増えることなども原因と言われています。

「女性としての美しさ」と「健康」、どうやって両立すればいい？

「ヘナ」という名前は、耳にしたことがあるのではないでしょうか。

私も、天然のヘアカラーとして使えて、髪に優しいと聞いたことはありました。

でも、「なんだか面倒くさそうだなあ」と思うだけで、ヘナのことはよく知らなかったのです。

デトックス作用まである？　植物由来の優しいカラーリング「ヘナ」

ヘナは主にインド、ネパールなど西アジアの、太陽が照りつける水はけの良い土地に自生している植物です。
その地域では生活のあらゆる場面で活用され、大切にされています。

特にヘナに含まれるローソンという成分には殺菌・抗炎症・止血などの薬効作用をはじめ、
肝臓のデトックス（毒素の排出）や睡眠の質を上げるなどの作用もあります。
また、ナフトキノンという成分には生理不順や子宮の働きを整える効果も。

ヘナとヘアケア

ヘナの葉に含まれている「ローソン」は、実は赤色色素です。
昔から刺青の染料として使われ、この地域の花嫁は嫁ぐ前日には美しい模様をヘナでかく習慣もあるそうです。
そのローソンがたんぱく質のケラチンと絡みつくことで、髪の色を染めることができます。
それがヘナによる染毛です。染毛された毛髪は主にローソンの色素であるオレンジに染まります。

通常のヘアカラーの場合には、一旦髪の色を脱色し、そこに色を入れるのですが、
ヘナの場合には脱色の作用はありません。
ですから色素の抜けた白髪のみがローソンの色であるオレンジに染毛されます。黒髪の部分には、ヘナを塗布しても色に変化はありません。

染毛だけじゃない！ヘナの力。髪を美しく保つために嬉しい成分まで。

ヘナのパワーは染毛だけではありません。
むしろ、ヘアカラーとしてよりも、ヘアケアとしての効果によりメリットがあると言っても良いかもしれません。

ヘナは髪を染毛するだけでなく、頭皮のかゆみやフケを抑える効果があったりキューティクルを補修し、髪内部の保水力を高めて潤いのある髪の毛を育てる効果もあるのです。

通常、ヘアカラーを施すと髪の毛は傷むものですよね。ヘアカラーを重ねるたびに枝毛が増えたり乾燥がすすんだりしやすいわけです。
でもヘナの場合には、ヘアカラーをすればするほど美髪になるのです！


こちらの本の著者は、長年ヘナを使っている美容師さん。
ここでおすすめされているのが、１週間に1回のヘナトリートメント。
ヘナを使えば使うほど毛根から毛先まで栄養が行き渡り、ハリやコシが戻り、発毛も促されるというのです！

使うことで、髪が元気になり、白髪が減ったという例もあるそう。
定期的にヘナでトリートメントすることで、白髪も目立たなくなりますし、
重ねてトリートメントすることで、オレンジの発色もだんだん落ち着いた色になってくるそうです。

ヘナは「白髪染め」以上の可能性のある、ナチュラルなヘアカラーなのです。

オーガニック・ヘナについて詳しく見る

皮膚から吸収されるメリット

ちなみに、皮膚に触れたものが吸収されるのは経皮毒ばかりではありません。
有毒な物質を吸収するのは嬉しくないことですがヘナでは、トリートメントすることで、ヘナに含まれる有効成分を頭皮から取り入れることもできるんですね。

体に取り込まれると良い成分がヘナにはいっぱい！

ホルモンバランスを整えたり、老廃物や重金属の排出作用もあるのです。
だからこそ、白髪の心配のないあなたにもぜひヘナを使ってみていただきたいのです！

ヘナのデメリットは？

とはいえヘナにもデメリットはないのでしょうか？
検索してみると以下のようなものがヒットしました。

・染まりにくい
・色が気に入らない（赤っぽい）
・時間がかかりすぎる
・手間がかかる

染まりにくい

ヘナの染毛効果の良し悪しは、ヘナの品質によります。
着色成分がどのくらい含まれているか？
どのように栽培されているか？
どの部位（葉、枝など）が入っているか？
有機栽培かどうか？・・・など。

このような条件次第で、染まりやすいもの（高品質）、染まりにくいもの（低品質）の差が生まれます。

インドにも、日本にもヘナカラーを製造販売している業者は沢山あります。
中には化学薬品を使っているものや、劣化した葉を使っている製品もあるのが事実です。品質を確かめて購入したいですね。

色が気に入らない（赤っぽい）

ヘナの色素であるローソンはもともと赤色色素なので、単体で染毛されると赤みがかったオレンジになります。
これをブラウンやもっと濃い色にしたい場合には「インディゴ」を使って2度染めするのがおすすめ。「インディゴ」はジーンズの染色にも使われています。製品によってはすでにローソンにインディゴが配合されていて、一度でブラウンに染まるものも。

時間がかかりすぎる

通常ヘナを使った染毛の際には、ヘナを塗布したあと1時間程度放置する必要があります。
通常のヘアカラーが15分〜30分程度であることを考えれば、1時間は確かに長いと感じる方もいるかもしれません。

でも、通常のカラーリングのように目も頭皮もヒリヒリすることなくカラーリングできますので
本を読んだり、お茶を飲んで、あえてリラックスの時間にすることをおすすめしたいです。

むしろいつも忙しいからこそ１時間はリラックスタイムに使ってみませんか？

カラーリングだけでなく、終わった後の髪が美しくなることを思うと、案外、1時間はあっという間かもしれませんよ。

手間がかかる

カラーリングの際にやることは、ヘナの粉末を解いて塗布するだけです。
美容室でカラーリングしていた方にとっては「手間がかかる」と思うかもしれませんが、自分の髪の毛の状態を観察したり、好みの色を自分で調整できるというメリットもありますね。

最高品質のオーガニックヘナという選択肢。輝く美髪を育てよう！

IN　YOU読者の皆様には、どうせ使うなら最高品質のヘナを使っていただきたいです。
個人的にもオススメしたいのは、

こちら！。

このヘナカラーは、フランスの国際有機認定機関として世界最大の組織であるエコサートの認証を取得しています。
カラーは、無色トリートメント用の「ノンカラー」から半分以上白髪の方のための「インディゴブルー」まで、合計６色揃っています。
1度でその色に染まるので、2度染め不要なのが嬉しいですね！
ヘナは香りが強く、その香りが苦手という方もいらっしゃいますが、このヘナはハーブを配合していて匂いも気になりません。

いきなりカラーリングは心配、という方はまずは、トリートメントとして無色から試してみるのがオススメですよ。

品質はピンキリのヘナ

ヘナは市販品でも多くの種類が出ていますが、本当に高品質のものは決して多くありません。

天然と謳っていながら、ヘナ100%でなかったり、劣化してしまっていたり、
量を増やすためにローソンを含んでいる葉以外の、茎などの部分も入れていたり、
カラーリング剤なのに、ローソンの含有量がゼロのものまであるというのですから、驚きです。
健康で美しい髪の毛は女性の財産です。大切な髪をケアするものには高品質なヘナを使いたいですね。

オーガニックなホームカラーリングのススメ

あなたにとって年齢を重ねることは、嬉しいことでしょうか？
それとも、がっかりすることでしょうか？

女性であれば誰もがアンチエイジングに多少なりとも興味があるのは
「美しくいること」「若々しくいること」が自分の気持ちを盛り立てるからではないでしょうか。
私たちが必要以上に「若さ」を意識するのは、欧米に比べると「若い」ということに価値があるとする日本文化ゆえの部分もあるかもしれませんが、
年齢を重ねてなお、肌や髪を美しい状態に保てることは、やはり嬉しいことですよね。

でも現代社会では、きちんと正しい情報を持っていないと美しくいるために良かれと思ったことが、体にとっては有害な化学薬品を知らずに使うことにつながってしまうことが皆無ではないと思うのです。

通常の白髪染めの場合には、色が抜けてしまうのが早く、頻繁にサロンに通う必要がある場合も・・・

ですから女性が、美容も健康も、そして時間も！と欲張るのなら、ホームカラーリングがオススメです。
美容室で染めてもらうのは、手軽で楽ではありますが、本当に高品質のヘナを扱っている美容室が近所にあるかどうかはわかりません。

美容室でのカラーリングは、通常20分程度で染まりますね。
もし「ヘナを使っている」という美容室で施術してもらう際に、化学染料と同じ20分で染まったとしたら。

それは100%天然のヘナではない可能性が高いのです。おそらく化学物質を配合しているものだと思って間違いありません。

ヘナカラー&トリートメントで美髪と自信を手に入れよう

日々の忙しいスケジュールの中でも、時には時間を作って、自分のために時間を使う。
それは、私たち自身の心と体を癒して、モチベーションとなってくれることでしょう。

高品質の製品を作ってくれる生産者に思いを馳せ、地球の環境や自分の健康や美容をもしっかり見直す。
そんな時間を過ごせたら素敵だと思いませんか？

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肥沃な大地で育つ、上質なオーガニックハーブの原料だからこそ、濃厚な染色力を実現できるのです。
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