甘いもの好きの方は要注意！
スーパーやコンビニのスイーツに潜む
「アルミニウム添加物」の罠

 

皆さんは、甘いものがお好きですか？

筆者は小さい頃から大好きで、食事よりもお菓子が優先、というくらいでした。
スーパーやコンビニで売られているケーキやクッキーのようなお菓子、
菓子パンを見つけたらそれしか食べないようなかなり偏食かつ
栄養摂取が偏った子どもで、この状態が中学1年生まで続きました。

そして、その結果、貧血となり、自律神経も乱れて
中学1年生の時には毎日病院で薬剤の注射のお世話になっていました。

この体調を崩したことがきっかけとなり、
「野菜などからの栄養を摂らないと危険」とやっとまともな食事を摂り始めたのです。

スーパーやコンビニに行くとお菓子や菓子パンをついつい購入されてしまうという方は、
少なくないかとも思います。

そんなお菓子や菓子パンに含まれているあるものが、
私たちの知らないところで身体を徐々に蝕んでいる可能性があることをご存知でしょうか？

アルミ含有食品添加物がヒトの健康に与える、
深刻な影響

アルミニウムの大量摂取は腎臓や膀胱に好ましくない影響を与え、
握力の低下なども引き起こすと、厚生労働省のHPには記されています。

ラットを用いた動物実験では、アルミニウムを多量に投与したときに腎臓や膀胱への影響や握力の低下などが認められています。食品の安全性を評価している国際機関（JECFA：FAO/WHO合同食品添加物専門家会議）※では、人が一生涯摂取し続けても健康への悪影響がないと推定される暫定的な許容量（暫定耐容週間摂取量）として、体重1kg、一週間当たり、2mgという値を設定しています。
なお、一時期、アルツハイマー病とアルミニウムの関係があるといった情報もありましたが、現在は、この因果関係を証明する根拠はないとされています。
引用：厚生労働省HP

また同じ厚生労働省HPには、生殖系及び神経発達に影響を与える可能性についても記されています。

第67回（平成18年）のJECFA（1 FAO/WHO Joint Expert Committee on Food Additives；FAO/WHO 合同食品添加物専門家会議）において、従来の暫定耐容週間摂取量（2PTWI、7mg/kg 体重/週）以下の用量で生殖系及び神経発達に影響を与える可能性を示唆する知見があったことから、PTWIが 1mg/kg 体重/週に引き下げられた。
その後、第74回（平成23年のJECFAにおいて、再度議論を行い、PTWIが2mg/kg 体重/週に変更された。
引用：厚生労働省HP

アルミニウムを多量に体内に摂取することで、
・腎臓や膀胱への影響
・握力低下
・生殖系及び神経発達に影響
が発生する恐れがある、ということがわかりました。

しかし、私たちがこのアルミニウムを知らず知らずのうちに食品添加物（「アルミ含有食品添加物」）
として摂取している可能性があることをご存知でしょうか？

では、この「アルミ含有食品添加物」はどのような食品に含まれているのでしょうか。

アルミ含有食品添加物を含む恐れがある食べ物

実は、アルミ含有食品添加物はあらゆる食べ物に含まれている可能性があります。

具体的には、

・菓子パン（メロンパンなど）
・焼き菓子（クッキーなど）
・揚げ菓子（ドーナツなど）
・蒸し菓子（蒸しパンなど）
・漬物
・魚介類
・野菜などの煮物
などが挙げられます。

参考：厚生労働省のHP

そして、その用途は、
・膨張剤
・色止め剤
・形状安定剤
・品質安定剤
・着色料
などとなっています。

菓子パンだけではなく、お惣菜などにも含まれていますので要注意です。

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食品に含まれているアルミニウムの量はどのくらい？

食品におけるアルミニウム含有量は、同じジャンルの商品でも違いが見れます。

菓子・パン類は57試料中26試料で0.01～0.37 mg/g，小麦粉調製品は6試料中3試料で0.22～0.57 mg/g，野菜加工食品は3試料すべてで0.01～0.05 mg/g，海産物は6試料中4試料で0.03～0.90 mg/g，即席めんは11試料中3試料で0.01～0.03 mg/g，春雨は4試料中3試料で0.04～0.14 mg/g，大豆は不検出，大豆加工食品は16試料中1試料で0.01 mg/gのAlが検出された（定量限界0.01 mg/g）．週一度摂取すると体重16 kgの幼児のPTWIに相当するものが，菓子類2試料，小麦粉調製品2試料，くらげ1試料の5試料あった．
引用：『アルミニウム含有食品添加物を使用した食品中のアルミニウム含有量』

 

上記をまとめると、
・菓子・パン類：0.01～0.37 mg/g
・小麦粉調整品（※1）：0.22～0.57 mg/g
・野菜加工品：0.01～0.05 mg/g
・海産物：0.03～0.90 mg/g
・即席めん：0.01～0.03 mg/g
・春雨：0.04～0.14 mg/g
・大豆加工品：0.01 mg/g
となります。

※１小麦粉調整品：小麦粉と砂糖を混ぜ合わせたもので、
主に製菓や製パンの原料として使用されている。

さらに体重が16kgの幼児の場合、PTWI（暫定耐容週間摂取量）相当になるものがお菓子と小麦粉調整品、くらげ
ということが上記の資料『アルミニウム含有食品添加物を使用した食品中のアルミニウム含有量』には記されています。

つまり、特に注意する必要があるのは、成長が未発達段階にある幼児だということです。
また多量に摂取してしまうと、幼児だけでなく成人にも影響がある、と考えられます。

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子どもだけでなく、大人にも危険な
「アルミ含有食品添加物」

ここまでお読みになった方の中には、
「成人であればある程度の量のアルミニウムの摂取は健康上問題がない」、
と思われる方がいらっしゃるかもしれません。

しかし日本共産党のHPには、

アルミ系添加物　認可検討取りやめ
環太平洋連携協定（ＴＰＰ）交渉時の日米並行交渉の合意文書（サイドレター）で、米国が食品添加物として認可するよう要求していた３種類のアルミニウム系添加物について、日本政府が認可の検討を取りやめたことが分かりました。厚生労働省の日本共産党の紙智子、吉良よし子両参院議員に対する１２日の説明で明らかになりました。

紙（智子）氏は、３種類のアルミ添加物の「リスク評価はなされたのか」と質問。厚労省の田中里依課長補佐は「結果的に評価はまとめられていない」としながら、アルミニウム摂取量の低減努力が国際的に進められている状況を踏まえ、問題の添加物の認可を検討する必要性はなくなったと述べました。

紙、吉良両氏は、ＴＰＰ承認が重要な論点となった２０１６年の臨時国会の参院ＴＰＰ特別委員会でこの問題を取り上げ、アルミ添加物は菓子パンなどのベーキングパウダーとして広く使われているが、強い毒性が指摘されているとして、米国の要求に沿った同添加物の使用拡大に反対していました。
引用：日本共産党HP

太文字部分の「アルミ添加物は菓子パンなどのベーキングパウダーとして広く使われているが、
強い毒性が指摘されている」という一文は注目に値します。

厚生労働省のHPでは幼児の危険性について記載がありましたが、日本共産党は
幼児と限定していない点が気になります。

いずれにせよ、アルミ含有食品添加物に、
「腎臓や膀胱への影響」「握力低下」「生殖系及び神経発達への影響」
があることは厚生労働省のHPに記載があるため、
幼少期に菓子パンなどを過剰に食べていたことによる健康被害に苦しむ経験のある私は、
成人した現在でも特に注意して摂取しないように心がけています。

アルミニウムとアルツハイマー病の関係性は？

その他にも以前から、
アルミニウムとアルツハイマーの関係性についても囁かれています。

しかし、厚生労働省のHPには、

一時期、アルツハイマー病とアルミニウムの関係があるといった情報もありましたが、
現在は、この因果関係を証明する根拠はないとされています。
引用：厚生労働省のHP

とあります。

ただしこれは、「現在は根拠が証明されていない」というだけであり、
引き続き注視していくことが必要でしょう。

アルミニウムフリーのベーキングパウダーもある！

とはいっても、好きな人にとって甘いものは食べずにはいられないもの。
私自身も、甘いもの好きは依然変わりません。

そんな私には、アルミニウムフリーのベーキングパウダーを利用している飲食店や、
自然食料品店などの一部小売店やネットで販売されているアルミニウムフリーのベーキングパウダーが
とても有難い存在です。

お菓子作りが好きな方、小さなお子さんがいらっしゃる方は特に、
一度チェックされてみて損はないと思います。

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