アトピーの症状が出た我が子の肌をステロイドを使わずたったの2ヶ月でスベスベ肌に戻した6つの方法
食物アレルギー、花粉症、アトピー性皮膚炎・・・
近年、何かしらのアレルギーを持つ人が急速に増えています。
子供のアレルギーも年々増加傾向にあります。
大人と比べて特に多いのがアトピー性皮膚炎。我が子もそのひとりでした。
広がってきたガサガサ肌
我が家の子供は双子ですが、次男だけがどういうわけか4歳頃にアトピーの症状が出始めました。
ある日、入浴時にふと子供の体を見ると膝の裏や太ももの一部、二の腕の裏側、おしりなどに小さく丸く赤くなっている部分がありました。
触るとガサガサしています。それが翌日には少し大きくなって、また違う部分にもできていました。
その症状を見てすぐにアトピーだとわかりました。
何を隠そう、私自身小学生〜高校生ぐらいまで軽度のアトピーだったのです。
腕の内側や太もも、お尻や膝の裏などに赤いカサカサができていました。
季節によっては痒くて掻きむしると血が出てきたりジュクジュクして、思春期の女の子にとってはとても憂鬱でつらいものでした。
子供に自分と同じ思いはさせたくない。
早く対処しなければ大変なことになる。そう思いすぐにケアを始めることにしました。
アトピー性皮膚炎とは
アトピー性皮膚炎とは
痒みを伴い慢性的に経過する皮膚炎
(湿疹)ですが、その根本には皮膚の生理学的異常
(皮膚の乾燥とバリアー機能異常)があり、
そこへ様々な刺激やアレルギー反応が加わって生じると考えられています。
引用元 公益社団法人日本皮膚科学会
アトピー経験者として言えるのは、
アトピー性皮膚炎は痒みやヒリヒリ感で肉体的に辛いのと同時に
周りの目が気になったり、長期間の治療や治らない不安など、メンタル面にもかなり大きな影響があるという事です。
ステロイドの副作用
一般的な皮膚科では、アトピーの症状を抑えるために大抵の場合ステロイド外用薬が処方されます。
ステロイドは、使い方を間違えたり長期間使用することによって
様々な副作用があることが認められています。
・皮膚萎縮(皮ふが薄くなる)
・毛細血管拡張(毛細血管が浮き出てくる)
・ステロイドざそう(ステロイドによるにきび)
・潮紅(塗布を続けた部分が赤くなる)
・多毛
・細菌・真菌・ウイルス性皮膚感染症の悪化 など
参照 アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年度版
私は自身の経験からこのような
副作用があることは知っていました。
子供はまだそんなにひどい症状ではなかったので
病院には行かず、家でできることを徹底してやることにしました。
皮膚科に行かないでアトピー肌特有のガサガサが消えた!その方法とは?
肌のガサガサが消えた具体的な6つの方法をお伝えします
1.市販の入浴剤の使用をやめた
市販の入浴剤には合成着色料や香料が使われており、
それらは皮膚に強い刺激を与えると言われているため、直接触れるのを避けるために使用をやめました。
特に香料はアレルギーを引き起こしやすいと言われており、毒性が不明なものも多いです。
代わりに、岩塩と天然のアロマオイル(エッセンシャルオイル)で作ったオリジナルバスソルトをたまに使用しました。
※症状がひどい時は肌に染みるので使用は控えてください。
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2.洗剤は無添加やオーガニック製品を使用。柔軟剤は使わない
衣類やタオル類に洗剤が残留していることもあることを考え、
界面活性剤が使用されているものは皮膚への負担が大きいので使用しませんでした。
洗剤は無添加やオーガニック製品を使用し、香料がたっぷりと含まれている柔軟剤は使用を控えました。
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3.ボディソープは水と石けん成分だけのものを使用
ボディソープはこだわりました。肌を洗浄する石けんは刺激の少ないものを選びます。軽度のアトピーは保湿をすることで症状が改善されることも
多いので、洗いすぎないことも大切です。
界面活性剤が使用されているボディソープは必要な油分まで落とし、肌の乾燥を進めてしまうので使用を避けましょう。
アトピー肌に乾燥は大敵です!
ひとつひとつ成分を見るのが大変な場合は成分がシンプルなものを選ぶようにすると良いでしょう。
洗う時、刺激の強いスポンジやボディウォッシュタオルなどは使いません。
予め泡立てた石けんを肌に乗せ、やさしくクルクルと洗います。
4.スイートアーモンドオイルを塗る
スイートアーモンドオイルをご存じでしょうか?アメリカではベビーマッサージによく使わており、
刺激が少なく、保湿力に富んだオイルです。
そのオイルを毎日朝晩、全身に塗りました。
スイートアーモンドオイルは鎮痒(ちんよう)作用、
抗炎症作用もあると言われているので、
アトピー肌の方にもオススメできるオイルと言えます。
※ナッツアレルギーのある人は使用はお控えください。
※使用前に必ずパッチテストをすることをお勧めいたします。
5.衣類は綿素材のものを選ぶ
私自身がナイロンやポリエステルなどの化学繊維のものを着ると途端にアトピーの症状が悪化したことから綿の物を着せるようにしました。
化学繊維でできた洋服は速乾性が高く、
肌の水分も奪ってしまうことから
乾燥が大敵のアトピー肌とは相性がとても悪いのです。
直接触れる下着類と、パジャマは特に綿100%を意識して着せるようにしました。
パジャマにこだわるのは、就寝時に痒い部分を
無意識にかいてしまうのを少しでも防ぐためです。
6.ファーストフードやインスタント食品は食べない
何と言ってもこれが一番大変でした!あの味を一度覚えてしまった我が家の次男はハンバーガーを食べたいとよく言っていました。
ファーストフードやインスタント食品、スナック菓子などは
化学調味料、食品添加物などのオンパレードであることと、酸化した油が多く含まれていることがわかっています。
これらの物質はアトピー性皮膚炎のアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)
になると言われているので、食べさせるのをやめました。
アトピー症状が全く出なかった長男は
元々ファーストフードなどはあまり好まず、ご飯と納豆、味噌汁などシンプルな食事が好きでした。
生まれ持った体質もあると思いますが、やはり食の嗜好が
左右している部分もあったのではないかと感じています。
普段の料理で使用する食用油は、以前から常に
オリーブオイルを使用していたので特に変えることはしませんでした。
オリーブオイルは酸化しにくく、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させにくい性質です。
ただし、オリーブオイルでも加熱することによって、アトピー症状を悪化させてしまうトランス脂肪酸は発生するので、加熱食品の上からかけるか、使うにしても少量の使用に留めましょう。
ガサガサがほとんど出なくなってから~現在のケア方法
これらを全て続け、完全にキレイな肌になるまでにかかった時間は2ヶ月ぐらいでした。
子供は新陳代謝が良いため結果が出るのが早く、
また、アトピー肌に気づいてからすぐにケアを始めたこともあり
2週間ぐらいで腕や膝裏のガサガサは無くなってきました。
不思議なことに、ファーストフード等を食べない生活も2週間ほどで慣れ、食べたいと言わなくなりました。
現在は以下の3点に重点を置いてケアしています。
・オイルでの保湿スキンケア
・ボディソープは無添加
・下着類は綿が70%は使われているものにする
基本的には乾燥肌なので、保湿は特に心がけています。
食事は少し緩くなっていますが、
インスタント食品やファーストフードが続かないようにしたり、
デトックス効果の高いお茶を飲んだりして、
1週間ぐらいの単位でバランスを取るようにしています。
安さと便利さの代償
年々増加しているアレルギー疾患人口。その一因は食生活や日用品の変化だと言われています。
添加物や化学物質というのは、常に現代の私たちの生活に入り込み、
知らず知らずのうちに体に影響を与えているのです。
確かに、ファーストフードやインスタント食品は安くて便利です。
化学繊維の服も、洗濯してすぐに乾いて便利です。
しかし、安さと便利さを求めた結果と引き換えに
健康を損なうことが私たちの求めていることなのでしょうか?
アレルギーや原因不明の体調不良に悩まされ続けることが望みではないはずです。
本来の健康を取り戻すために、何となく使っている身の回りにある物へ意識を変え、選び取るものを変えていくことが今の私たちに必要なことではないのでしょうか?
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