それでもあなたは朝食を食べますか?朝食が健康に悪影響な理由。 理学療法士が絶対に朝食をオススメしない驚くべき理由とは。
「朝食を食べる」という習慣が、今や健康の常識となっていますが、
皆さんは「朝食摂取は身体に良くない」という話を聞いたことがありますか?
ここ数十年で日本は物心両面でどんどん豊かになりました。
食生活は欧米化し、飽食と言われるほど贅沢なものとなりました。
しかしながら、その一方でガンをはじめ、糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞、
脳梗塞などのいわゆる生活習慣病が激増しています。
暮らしが豊かになりましたが、健康にとっては良い事ばかりではなかった、
むしろ害の方が増えたのではないでしょうか。
豊かさを追い求めたツケが、まさに今、回ってきているといえます。
なかでも過食・飽食による生活習慣病の激増はその象徴。
そしてこうした病気を助長させるのが、
「朝食を食べる」という食習慣だということにお気づきですか?
「朝食抜きは身体に悪い」は医学的に根拠がないばかりか、
「朝食を食べる」という誤った食習慣は、身体の生理に逆らう有害なものでしかないのです。
身体の自然なリズムに従って健康に生きようとするのなら、朝食は摂るべきではありません。
朝食抜きは身体に悪いという常識のウソ
朝は食欲がないのが自然!
厚生省発表の平成2007年「国民栄養調査」によると、
朝食を摂らない人の割合が増えていると報告されています。
民間の調査でも、朝食を摂らない子どもの割合も年々増えているという報告があります。
これに対し、マスコミや教育関係者は「朝食抜き」を問題視していますが、
それでも「朝食抜き」は増えるいっぽうです。
その理由は、「朝食は食べたくないから」というシンプルなもの。
食欲がないということは、胃や腸といった消化器系の準備が整っていないのです。
朝起きて顔を洗っただけでお腹がすくでしょうか?
何かひと仕事をしてからならともかく、
何も身体を動かさないうちに食事をとれって言われても、
食欲は沸くはずがないのです。
参考「朝食を摂らない成人の割合が増加 厚労省調査」http://www.dm-net.co.jp/
朝食=ガソリンではない
簡単に言いますと、「朝食が1日(午前中)の活動エネルギー源である」という考え方です。
しかしながら、
食物をとって、
消化吸収され、
肝臓で解毒・分解されて、
栄養素が血液中や各組織に行きわたるまで、
およそ4~6時間かかります。
エネルギーの主体である糖質は、
まさにそれぐらいの時間をかけてブドウ糖として血液に供給されるのです。
朝食を摂ったからといって、
それがすぐにエネルギーになるわけではないのです。
午前中のエネルギーは夕食がつくる!
午前中のエネルギーこそ、前日の夕食によって各組織に蓄えられた栄養素です。
夜間、寝ている間に筋肉や脳は休み、前日の夕食は、その間にどんどん消化吸収されます。
消化器官は仕事に専念でき、夕食でとった栄養素は十分に消化吸収され、
エネルギー源である糖質はグリコーゲンとして肝臓と筋肉に、
脂質は身体の各所にある脂肪組織に、
タンパク質は筋肉や全ての細胞に蓄えられていくのです。
ですので、夕食は夜間のうちに朝から活動するためのエネルギーとして蓄えられることから、
朝はガソリン空っぽどころか満タン状態。
「朝起きてすぐはお腹はすかない」「食べたくない」は身体の自然な摂理であるといえます。
朝食摂取と便意は関係ない!
「朝食を摂らないと便秘になりがち」も、よく聞く声の1つです。
そもそも便意とは、胃に食べ物が入ることで腸の蠕動運動が開始されることにより生じるもの。
一種の条件反射のようなものであり、胃腸に入った食べ物が便を押し出すわけではありません。
これは習慣の問題ですので、朝食を摂らない習慣がつけば、
腸を動かすモチリンといホルモンが分泌され、腸が収縮するのでかえって便がでやすくなります。
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> 商品の詳細はこちら朝食を摂らないと頭が働かないは嘘
脳のエネルギー源は、たしかにブドウ糖が中心です。
脳は糖の貯蔵ができないので、ブドウ糖の供給は血液中の糖に頼っています。
朝起きた時は血糖値が低め、朝食を摂って血糖値をあげようという人もいるのですが、、、
そんな心配はありません。
糖が不足すると、肝臓と筋肉に蓄えらえたグリコーゲンが必要に応じて分解され、
血液中に入って血糖値を一定に保つようにできています。
また長時間糖分を摂らないと、
肝臓内で脂肪が分解されてできるケトン体をエネルギーとして使うようになります。
エネルギー供給がブドウ糖の代謝から脂質の代謝に変わるので、脂肪が消費され肥満防止にもつながります。
朝食を摂ることは身体の生理機構に合っていない
自律神経
朝は活動を司る交感神経が働きます。
脈拍や血圧が活動モードになり、筋肉が緊張して働きやすくなるため、
活動に向けて心身ともに高まっていきます。
これに対し、ものを食べるという行為に関係するのは副交感神経です。
副交感神経が働くと、今度は逆に脈拍や血圧は休みモードへと向かい、
筋肉も緩んでしまい、身体は休養する方向へと向かいます。
交感神経が「活動して生活するための神経」なら、
副交感神経は「栄養とって消化吸収と休養するための神経」です。
交感神経と副交感神経は互いに相反する作用を持つので、
一日でいえば日中は活動するための交感神経が働き、
夜は休養するための副交感神経が働く、これが身体のリズムなのです。
朝の交感神経が高まるときに朝食を摂っても、休息や睡眠をとろうとしない限り、
交感神経が副交感神経よりも活発化します。
交感神経、つまり活動神経が勝る分、
消化吸収をコントロールする副交感神経が必要な分だけ働くことが出来ず、
消化吸収にしわ寄せがきてしまい、内臓は大きな負担を強いられることになるのです。
身体のリズムに逆らって朝食を摂り続けると、消化器官がじわじわ障害を受け、
胃潰瘍や胃がんなどの危険性さえあります。
参考『健康づくりの基礎』小山内博(著)
血液配分の観点から朝食摂取の不自然さを指摘
朝食を摂り、出勤したとします。
駆け足や階段をのぼったりするなど、会社に着くまでの動きは激しい運動です。
こういった運動をこなすには、血液は筋肉に集中します。
その一方で、内臓系は食べ物が入って来たら、いやおうなく消化活動をはじめます。
食後、安静にしていれば胃袋に血液が溜り、消化吸収に専念できるのですが、
通勤のような激しい運動をすれば筋肉に血液は集中し、内臓にまわるべき血液は極端に減ってしまいます。
少ない血液配分で、消化吸収をこなすのは大変な仕事です。
ここに仕事のストレスが加わると、ホルモンの乱れが起こり、消化吸収のメカニズムが正常に行われず、
胃が胃壁そのものを消化してしまうといったトラブルが起こってしまうのです。
食後すぐに活動を始めなくてはならない朝の食事は、避けたいものです。
排泄作用にもマイナス
朝は排泄器官が働くべき時間です。
前夜食べたものが寝ている間に消化吸収され、残ったカスは大腸の働きによって便となり、
朝に排泄される準備をしていきます。
また血液は各組織を循環し、老廃物や毒素を運び出しながら器官の修復も行います。
なので、朝起きた時はこれらの老廃物で血液は満たされています。
つまり、そこから腎臓系の器官が働き血液中の老廃物や毒素をろ過し、尿中に捨てる作業に取り組むのです。
そんなときに朝食を摂ってしまうと、排泄機能よりも消化吸収がはじまってしまい、
たとえ食後に排便しても腸の排泄作用は十分ではなく、宿便をつくってしまったり、
排毒作用が十分に行わないといったトラブルを招いてしまいます。
これがたまにならともかく、毎日のこととなったら各組織に悪い影響を及ぼしてしまうのです。
朝食を抜くことのメリット
・便秘や下痢など、胃や腸の不調が改善
・リウマチの痛みが消えた
・様々な病気のリスクとされている肥満の解消
朝食を抜くことで自律神経や内臓機能の正常なリズムの獲得、
そして思考や運動、消化吸収への適正な血液配分がなされるようになることで、
他の治療を必要とせず、治癒していった事例もあります。
参考『明日から朝食をやめなさい』小山内博(著)
まとめ
朝食を抜くことのメリットは健康的な面だけではありません。時間をつくれたり、経済的な効果も期待できるでしょう。
ただし、朝食を抜くことが合う合わない人もいるかもしれません。
それでも一度試してみる価値はあると思いますので、ぜひ実践されてみてくださいね。
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