カラーリングの20分後に苦しみながら亡くなった少女。軽く見ないでほしいヘアアカラーの害
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
あなたの髪は、何色ですか?
今は美容院でも自宅でも簡単にヘアカラーが楽しめる時代。
どんな髪色の人がいても、
誰も何も不思議には思わないでしょう。
でも、
そのヘアカラーがあなたの健康に大きなダメージをもたらすと知っても、
あなたはまだ気軽に髪を染め続けますか?
カラー剤を塗布後、苦しみながら亡くなった少女
イギリスに住む17歳の少女タバサは、
両親と二人の妹と暮らし。
明るくて友達も多く、おしゃれ好き。
いつも髪の毛を様々な色に染め、
ファッションとして楽しんでいたそう。
その日は土曜日。
仲良しの友達の家で、
週末の時間を楽しんでいました。
いつものように、髪の毛を染めてから20分後、
彼女は急に苦しみだしたかと思うと嘔吐し、
髪の毛を引っ張りながら、半狂乱になって苦しみもだえ始めました。
友人は急いで救急車を呼び、病院に搬送されましたが、
彼女はそのまま息を引きとったそう。
後になって友人は、
「彼女はいつも生き生きとして魅力的だったけれど、
倒れている彼女は、ぼろぼろの人形のようだった」
とコメントしています。
死の直後、警察側からは、すぐに原因は分からないとしたものの、
パラフェニレンジアミンという
化学物質が原因となる可能性が示唆されました。
香水協会のエマ・メレディス博士も、
この物質は多くの髪用の染料に使用されていると説明しています。
母親は消費者に
「娘にアレルギーがあったかどうかは分かりませんが、
もしヘアカラーをするならば、使用の48時間前に必ずアレルギー検査を行ってください」
と訴えているそう。
出典:Seventeen-year-old girl collapses and dies in agony after suffering extreme reaction while dyeing her hair with friend
https://www.dailymail.co.uk/news/article-2048515/Tabatha-McCourt-17-dies-agony-extreme-reaction-hair-dye.html
劇薬のオンパレード!
ヘアカラーをした際、ヒリヒリするなど
頭皮に違和感を感じた経験がある方も多いと思います。
一般的なヘアカラーには、下記のような多くの化学物質が使われており、
中には劇薬として扱われている物もあります。
パラフェニレンジアミン、フェニレンジアミン、硫酸トルエン-2、5-ジアミン、パラアミノフェノール、アミノフェノール、硫酸パラメチルアミノ、フェノール、パラアミノオルトクレゾール、メタフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、レゾルシン、ピロガロール、アンモニア水、合成界面活性剤など。
中でもパラフェニレンジアミンは、
毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている物質で、
アナフィキラシーショックを引き起こす起因となることや、
腎機能や発がん性の危険性が疑われています。
5-ジアミンも動物実験により、
皮膚や呼吸器、
内臓の障害が表れている物質です。
ヘアカラーを使用すると、合成界面活性剤によって皮脂膜などは壊され、
薬品の毒性が皮肉に入り、初期症状としてかぶれや湿疹などのアレルギー反応が起きます。
さらにヘアカラーを繰り返すうちに、毒性が真皮より深いところへと浸透し、
少しずつ体内に蓄積されていきます。
悪性の細胞となり発症する可能性は決して低くなく、
それはいつ起こるのか分からないのです。
ヘアマニキュアは、フェニレンジアミン、アミノフェノールなどの危険物質は使用していないので、
髪の傷みという点では穏やかかもしれませんが、タール系色素を使っているため、
これも発がん性が疑われています。
分かりにくい身体への害
タバサのように
使用直後にショック症状を起こす例は稀ですが、
パッチテストなどを行ってから施術をしても
すぐに反応が出ないケースが多いため、
被害を防ぐことにはつながっていないのが現状です。
消費者庁の事故情報データバンクには、
毛染めによる皮膚障害の事例が、毎年度200件程度登録されています。
消費者庁の事故情報データバンクに登録されている毛染めによる皮フ障害事例の件数の推移
※カッコ内は皮フ障害の事例のうち、
障害の程度が1か月以上で登録されている件数
消費者庁に寄せられた、実際にあった相談例は下記のようなものです。
事例A(20 歳代 女性)
これまで毛染めを行ってきたが、初めて出向いた美容院で毛染めの施術を受けたところ、
施術から1週間ほど経った頃、
頭皮が赤くなって吹き出物のようなものが現れ、
かゆみが出て髪の毛が抜け落ちたりした。
美容院に相談して皮膚科を受診したところ、
染毛剤による接触皮膚炎と診断され、1年間は治療を続けるよう言われた。
しばらくの間は2週間おきに通院することになった。
事例B(50 歳代 女性)
40歳代から自宅で毛染めを行ってきた。2年ほど前から毛染めをすると痛みやかゆみを感じたが、
市販の薬を塗れば症状は治まるので、
これ以上ひどくなるとは思わずに毛染めを続けてきた。
今回毛染めをしたら、顔面が赤く腫れ、浸出液が滴る状態になり、
初めて医療機関を受診した。
これまで、
製品の外箱や使用説明書に注意事項が詳しく
記載されていることには気付かなかった。
ヘアカラーは、当然ながら髪だけではなく頭皮にも付着します。
通常シャンプーをしてからカラーをするため、
皮脂膜もないところにカラー剤を入れる事になり、
頭皮は直に悪影響を受けてしまう訳です。
毛髪のすべてが生え変わるサイクルは、
個人差もありますが男性で3~4年、女性4~5年。
生え変わってくる頃に、
何らかの影響が表面化することが多いそう。
これまでに毛染めで異常を感じたことのない人であっても、
継続的に毛染めを行ううちにアレルギー性接触皮膚炎になることがある
というケースも多く、ヘアカラーを使っていれば、
誰にでも起こり得る危険性があります。
「手軽、安価」が被害拡大の原因に
ヘアカラーはアレルギー等が出ない限り、
手軽にしかも安価に続けることができます。
泡タイプや液だれしないものが発売され、家庭でも便利に使えるようになりました。
1000円カットならぬ2500円カラーといった、
カラーだけを安価で行ってくれる美容室もチェーン展開しているとか。
白髪の場合、本人があまり気にしなくても
周囲の人や職場で指摘されることから、
みだしなみの一つとして、白髪染めを行うケースも少なくないそう。
たとえ茶色や金髪にしなくても、その危険性は変わりません。
また、低年齢化も問題視されています。
ヘアカラーのスタート時期が早ければ、
当然酸化染料との接触回数も増えるわけで、
アレルギーになるリスクも高まる可能性があると、
消費者庁が指摘。
美容師の方も、今の10代、20代の若者の髪は、
4、50代の髪のように細く、コシのない髪質の人が多いと指摘しています。
女性の白髪・薄毛の悩みがなくなる方法 高橋栄里
https://www.amazon.co.jp/dp/456983521X/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_pcN6Bb06N7A7R
毛染めによるアレルギーに御注意!
http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/other/information_001/
すこやかな身体と髪のために
身体への危険性や、痛んだ髪質を改善したいと思いつつも、
髪色を変えたり、白髪を隠してお洒落を楽しむ
という行為を100%やめるというのは難しいかもしれません。
健康な身体と髪をキープするために、
次の5つのことをおすすめします。
必ずパッチテストを行う
ヘアカラーをしなくてはならない場合、アレルギー反応による被害を防ぐためにも
必ずパッチテストを行いましょう。
テストを行ってから48時間後に施術をするのが安心ですが、
すぐには反応が出ない場合もあります。
信頼できるお店で行うことも大切です。
シャンプーの回数を減らして湯シャンを
毎日のシャンプーが、
髪へのダメージを引き起こしている可能性もあります。
例えば健康志向の方に人気の石鹸系シャンプーは、
洗浄力が高い分、皮脂を摂り過ぎてしまう傾向にあるため、
結果髪の毛もパサつく原因に。
日常的な髪の汚れならば、
お湯でよくすすぐだけでほとんど落とせます。
マッサージしながら頭皮をリラックスさせて、
ぬるま湯でやさしく洗ってあげてください。
心身のリラックス
忙しすぎてストレスや疲れがたまると、身体はもちろんですが、髪にもダメージが。
頭皮にうるおいがなく固くなり、
栄養が行き渡らない髪はパサついてきます。
リラクゼーション効果のあるアロマや入浴剤を使う、
好みの音楽を聴く、ストレッチをするなどして
心と身体をゆるめてあげましょう。
食べ物を見直す
忙しい毎日。手軽なコンビニ食ばかりになっていませんか。
身体も髪も食べ物から作られます。
できる限り、添加物が入っていない自然なものを食べたいですね。
そして、野菜や果物、海藻類などミネラル補給を意識した食事を取りましょう。
なかなか食べ物だけでは栄養を摂りにくい場合は、
天然のものでできた植物性のサプリメントで栄養補給も選択肢の一つです。
ヘナを使う
ヘナは、植物の葉や茎を粉末にして作られた自然由来の染料。化学物質を使用していないので、
ヘアカラーのような有害性はありません。
主に白髪を染めるための染料で、一般的なヘアカラーのように多彩な色は選べませんが、
キューティクルに働きかける効果があり、コシとツヤを出してくれます。
ヘナを施術してくれる美容室に行くか、自然食を扱う店やネットショップで
入手して自宅で行うこともできます。
最後に
もう一度ヘアカラーの危険性を考え、使った時に何か違和感を感じた場合は
すぐに使用を止めて医療機関を受診してください。
10年先のすこやかな身体と髪のために。
今あなたができる選択をとり続けていきましょう。
出典:『髪は増える!』山田佳弘
https://www.amazon.co.jp/dp/4426119820/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_PaN6Bb4V5V66G
『なっとく!のヘアカラー&ヘナ&美容室選び』森田 要、山中 登志子
https://www.amazon.co.jp/dp/4779121728/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_zbN6BbZ1J07SC
あなたにおすすめの商品
抗酸化作用のエビデンス結果あり!50種類近くのあらゆる薬草を贅沢に使った史上最強の野草酵素エキスと、高い薬効成分を持つ無農薬日本山人参パウダー 1〜3つセット
¥5,508 ~ ¥ 20,866(税込)
> 商品の詳細はこちらあなたにおすすめの記事
結局、経皮毒ってどうなの?根拠と信ぴょう性は?肌に化学物資が吸収する経皮毒について肌や胎盤も容易に通過してしまう香料の危険性とは?本当は恐ろしい「香料」の正体。
痒くてたまらないその慢性じんましんは、痒さであなたに何を伝えたいのか?
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう