あなどれない経絡の滞りに|東洋医学の原理を活用したネッシン療法とは一体何か?


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先日夏風邪を引いてから、しばらく不調が続いていました。
胃腸が動いていないような感覚、
お腹がすかない、排便もない、お腹が重たい。
高温期になっても体温が低い、体が冷える、だるい、すぐに疲れる。
その時ふと気づきました。今まで温かったお腹が冷たい。
高温期なのに体温が低い。
体を温めたら治ると思い、お腹や腰にホッカイロを貼ったり、
湯船に浸かったりしていましたが、お腹は冷え、体温は低いまま。
お腹が空かないなら、空くまでまってみようと思い、
一日1食程度を3日間続けましたが、不調は治らず。
このままではまずいと思い、プロの手を借りに「よもぎ蒸し」のサロンへ伺いました。
そのサロンでは、よもぎ蒸しの葉と合わせて、
体調に合った野草やアロマオイルをブレンドしてくれるお店でした。
ドクダミの葉、びわの葉、陳皮、紅花、カミツレ、
桂皮、薄荷、ダイコンの葉、マタタビの葉などを調合してもらいました。
体を温めてもらいに来たのですが、その後に、ベッドに寝て、
ネッシン療法で身体全身を調整してもらいました。
よもぎ蒸しで温められた体にネッシン療法を加えることで、
施術後とっても身体が楽になったので、これから、ネッシン療法についてご紹介していきます。
ネッシン療法とは

ネッシン療法は、鍼灸院などで取り入れられている治療法です。
全国的に、多くはありませんが、施術できる施設はあります。
施術の流れ
熱く熱した先のとがった棒で、全身の経絡をなでるような施術です。
最初は、何をしているのか不思議でした。もみほぐしたり、
手でリンパを流すようなわかりやすい施術ではないため、
半信半疑でしたが、施術が終わった後の体の軽さに驚きました。
棒で経絡をなでるだけで、とっても体が軽くなったのです。
また、ネッシン療法では、フィンガーテストをします。
親指と人差し指をくっつけたり離したりして、経絡の滞りや体の不調を見つけていきます。
FT(Finger Test)とは
微小反応の感知検出法で、一種の筋肉反射を利用した検査法です。
指をこすり合わせたときの抵抗感を指標に行います。
一般的に異常があり、指がねばりつく、こわばる、
滑りにくくなるような状態をStickyと表します。逆に正常なところは指が滑らかに動くのでsmoothと表します。
この反応を施術者が見ることで、次のようなことがわかります。
①患部の異常部位を的確に確認・認識することができる。
②患部の病態や症状、訴えを的確に認識する。
③治療部位、治療店を的確に見つける。
④経絡の走行、経穴の位置、帯状反応を認識できる。
⑤空間のエネルギー体(オーラ等)の偏在を感知できる。
⑥体表、体外、体内などの邪気を感知できる。
⑦治療効果の判定や予後の予想ができる
ネッシン療法のメカニズム

「鍼」治療の痛覚と「灸」治療の温熱覚の刺激を与えることにより、
「鍼」と「灸」の相乗効果で自律神経の働きを正常にし、
悪いところを根底から治療する療法のことを言います。
しかも、鎮痛効果は大きく、自然と傷みが和らぎ、
鍼とお灸の刺激により血流が良くなり、自然治癒力を高めてくれます。
また、内臓の働きをコントロールしている自律神経が私たちの身体の皮膚にもつながっているため、
腕一本で内臓の働きが弱っている所はどこなのかを探し出し(知覚過敏対=悪いところは熱く感じます)、
根底から治療をすることが出来ます。
「痛みや凝りがある場所、働きが弱っている所をその場で簡単に効果を出す」それがネッシン療法です。
どんなことに効果があるか

血液循環の改善、内臓の機能調整、鎮痛効果などがあります。
例えば慢性の関節痛、頭痛、神経痛、腰痛、肩こり、消化器疾患、婦人科疾患等に有効です。
鍼灸と経絡

機能低下したところの皮膚温度は低くなる
手が冷たい時にぬるま湯に手を浸すと熱く感じます。
これは手の毛細血管が温められ血管が広がり血流が良くなったことで熱く感じるのです。
これと同じことで、血流の悪いところが皮膚に異常感覚となって温度が低くなります。
私のお腹が冷たく、体温が低かったのも、不調の兆候だったと思われます。
なぜ温めるとよいのか

痛い、重い、凝りなどの症状は、その患部の血流が悪くなっており、
温度が低く冷えている状態となっています。
症状の軽い方であれば、風呂に入って身体が温まると簡単に緩和されますが、
症状の重い方、長年苦しんでいる方などには風呂に入っただけでは緩和されません。
身体の表面上の毛細血管が温まっただけでは症状は緩和されないのです。
身体の芯まで温めることによって血流を良くし、内臓、分泌腺の働きをよくしてくれるのです。
身体の芯まで温める方法が「鍼・灸」による温熱刺激です。
「鍼」の刺激と「灸」の温熱刺激の相乗刺激が、体の内部まで浸透し自律神経に直接働きかけ、
弱った機能の調整を図ってくれるのです。この鍼灸の考え方で行われるのがネッシン療法です。
これは、東洋医学の経絡のツボに沿って行われます。
鍼灸の作用による具体的な効果

1神経の覚醒
2リンパの流れの改善
3鎮静作用
4血圧降下作用
5血糖値降下作用
6コレステロール及び中性脂肪の減少
7アトピー性皮膚炎等のアレルギー反応の抑制
8抗がん剤の副作用の抑制
9胃粘膜の保護、
10脳循環障害の改善
経絡とは

東洋医学で使われる経絡。目には見えないので、あまり身近に感じることができませんが、
経絡は、全身を巡っている気が流れているルートのことです。
これらは、内臓と関係が深くあります。いくつかの種類がありますが、特に大切なのは、12本の経絡です。
それぞれの経絡がどこを通っているか大まかに説明すると、
・体幹から手に向かうものが3本、
・手から顔面に向かうものが3本
・顔面から足に向かうものが3本
・足から体幹に向かうものが3本
これらは、主に体表に現れるところですが、実際は体の内部も走っています。
ですので、手、足だけでなく、内臓、頭、骨、神経など全身すべてを通っています。
また、これらの経絡は一本につながっています。
肺経は大腸経につながり、肺から始まって、
肝経までで体をまんべんなく一周して、また肺経に戻ってきます。
内臓と深く関係を持ちます
内臓から経絡が出ているようなイメージです。
内臓が親で、経絡は子どものような関係です。
さらに、膵臓や脳、生殖器、内分泌器官など、
ほとんど全ての内臓がどれかの経絡と関係をもっています。
その中には、エネルギー(気)が流れています
気とは、体を正しく動かすエネルギー「正気」と、反対に体に良くない影響を与える「邪気」です。
邪気は体の中でも作られるしうえ、体の外からも入ってきます。
体を使った老廃物のようなものです。
東洋医学では、経絡には気、血、水が流れるとされています。
経絡の働き

経絡の働きは、エネルギー(気)を運ぶ経路になります。
例えば食べ物から取り込んだ正気を全身に配る時や、
体で必要になったところへ正気が移動していくときなどに、経絡を使っていくことになるのです。
その経絡は内臓に繋がっていますので、経絡を通して内臓を調整していくことができます。
なんらかの不調があるなら試してみて!

ネッシン療法は、鍼灸のように体に鍼を刺したりお灸をすえる施術とはまた違い、
熱した先の尖った棒の先で経絡に沿って身体の気をしっかりと流すことによって、私の身体のだる重さは軽くなりました。
帰りしなに「明日まで身体の変化を楽しんで下さいね」とサロンの方に言われました。
しっかりと身体の声を聞き感じた大きな変化は、
・お腹が温かくなった
・風邪で長引いていた鼻水が一気に大量に出て、その後回復
・2日後に体温がいつもの高温期の体温「36.9度」の戻った
でした。
そして、2か月前から首を寝違えてからずっと詰まったような感覚だったところが、
スーッと楽になり、首がしっかり動くようになりました。
これだけたくさんの嬉しい変化があったので、皆さんにも紹介しました。
何か身体の不調がある方、是非ネッシン療法を試してみて下さいね。
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