深刻な病気をつくる「糖化」と「酸化」。体質改善のために必ず知っておきたい糖質と脂質のコントロール方法を教えます。
30代は女性にとってターニングポイント。
体調を壊しやすい時期でもありこの時のケア次第で人生は大きく変わります。
私もその時期の体調不良を経験した一人。
30代の不定愁訴がすっきり消えた!身体の「糖化」と「酸化」を防ぐことが体質改善のカギ
花粉症も湿疹も慢性的な偏頭痛も30代半ばで急に発症したナゾの関節痛も
ポイントをおさえて食を見直したことで今ではすべてすっきり消えました。
一方でこの時期の体調不良を薬で治そうとした人達は
健康を取り戻すどころか薬がさらに病態をよび、そしてさらに薬漬けになりズブズブと闇の中に落ちてゆきました。
恐ろしい違いに驚くばかりです。
本当に必要なのは薬ではなく体質改善なのですがそうあるためには、いままでの自分の常識を手放すことも時には必要です。
ポイントは炭水化物も糖質だと意識したことと
ノンオイル=ヘルシーという思い込みを捨てたこと
もともとオーガニック指向だった私が
身体をつくり直すために必要だったのは大きく2つ。
・炭水化物も糖質だとの認識を持つこと
・ノンオイルはヘルシーだという思い込みをすてること
その上で意識したのは全体のバランスと
「糖化」と「酸化」の予防でした。身体の中で起こる「糖化」と「酸化」があらゆる病気の原因となるからです。
だけど「糖化」と「酸化」って一体何でしょう。
そしてどうやったら防げるのでしょうか。
「糖化」=焦げ付き!?
身体の中で糖化が起こるとどうなる?
「糖化」は”焦げ付き”のような現象です。
パンケーキを焼いたら焦げるのは熱により材料の中の糖とタンパク質が結びつくから。
これを糖化といいます。
私たちの身体の中でもこの”焦げつき”と同じ現象が起こっています。
甘いものや炭水化物に含まれる糖質は
身体の中で分解されてエネルギーとして利用されたり
肝臓に蓄えられたり脂肪に変わったりしますが
さらに余った糖は身体の中を漂います。
この全身を漂う糖が、
身体を構成するあちらこちらのタンパク質と結びついて
糖化を起こすと様々な病気や体調不良の原因となるのです。
糖尿病の指標となるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)はまさに糖化の産物です。
赤血球のなかのタンパク質ヘモグロビンが血中を漂うブドウ糖と結びついた物質で糖化反応ヘモグロビンといわれるものです。
過剰な糖が血中を漂っているため起こる現象です。
このように、身体を漂うブドウ糖が
骨や関節や肌をつくるタンパク質であるコラーゲンと結びつけば
骨がもろくなったり関節痛になったり
お肌のシミやくすみとなってあらわれます。
血管の内膜で糖化が進めば動脈硬化を発症し
心筋梗塞や脳梗塞などの原因となります。
水晶体で起こる糖化は白内障となり
脳の糖化が認知症とも言われています。
認知症は第3の糖尿病といわれる所以です。
「糖化」をふせぐためには炭水化物の糖質量を意識しよう
糖化を起こさないようにするのが健康維持のコツであることは明らか。
まずは砂糖の入った甘いものを習慣的に食べることを見直しましょう。
炭水化物も糖質であることを理解する必要があります。
もちろん玄米やスペルト小麦の全粒粉はとても優れた食品ですが、これらも糖質であることを考えると食べる総量を調整する習慣がつきます。
最近では炭水化物の糖質量を角砂糖を使って表現することが多くなりました。
白米一膳はなんと、角砂糖17個分の糖質・・・・!
あなたは毎日何個の角砂糖を食べていますか?
白米一膳分=角砂糖17個分
食パン1枚=角砂糖9個分
カレーライス=角砂糖33個分
コーラ500ml=角砂糖16.5個分
特に精製された白米や小麦は糖の吸収効率がよいため
血糖値を急上昇乱降下させて血管に負担をかけてしまいます。
小麦を控えることはグルテンフリーにもつながり、
腸内環境がよくなるので一石二鳥ですね。
一日のうち身体に糖質が回らない時間をつくることも効果的です。
断食や一日一食などのプチ断食が健康によいのは、そういった効果もあるからです。
それでも意識しない限り、現代の食事は炭水化物に頼ったメニューになりがち。
運動もしないで三食しっかり炭水化物を摂っていたのでは糖化のスピードは加速するばかりです。
アルコールの分解能力が人によって違うように糖の代謝能力も体質や運動量によって違うようです。
年齢とともに糖の代謝能力は落ちていくので年齢にあった糖質とのつきあい方も考える必要があります。
糖質を控えるだけでなく
同時にタンパク質や脂質をしっかり摂りましょう。
特に脂質の量と質は重要です。
脂質について知ろう。
体を作る脂質とその質。
次に脂質についてみていきましょう。脂質が起こす災いが「酸化」です。
「酸化」=さびつき!?
身体の中で酸化が起こるとどうなる?
「酸化」は”さびつき”のような現象です。
鉄が酸素に触れてさびるような化学変化が身体の中でも起こっていて、これを酸化といいます。
身体の中で酸化を起こすのは脂質です。
老化やガンを生み出すと言われる活性酸素は身体の中の脂質を酸化させて過酸化脂質にしてしまいます。
脂質は酸化しやすいので活性酸素の影響を受けやすいのです。
この過酸化脂質が蓄積することで
動脈硬化や認知症、糖尿病やガンなどあらゆる生活習慣病を発症することになります。
活性酸素はストレスや喫煙、紫外線を浴びたりなどのさまざまな外的要因によって生成されますが、
身体の抗酸化とのバランスがとれていればたいした問題にはなりません。
ところがこのバランスが崩れ、活性酸素が増えすぎると身体のあちらこちらで酸化がおこることになります。
ノンオイルはノンヘルシー
身体にはオイルが必要!でも悪い油が身体に入ると・・・
また、酸化した油や劣悪な油を摂取することでも同じ様な害が現れます。
人間の身体を構成する材料として脂質は不可欠なものです。
けれど粗悪な油や古くなった油を日常的に長期間摂取すれば
身体は細胞の材料としてその粗悪な油を使うことになります。
人間の身体は60兆個の細胞で構成されていると言われますが
そのひとつひとつに膜があり、そこでは常に細胞間の物質のやり取りをしています。
細胞が正常に機能するために欠かせない働きです。
その細胞膜の主要成分は脂質ですから
活性酸素の影響をうけて酸化していたり粗悪な脂質で作られていたりすると細胞間のやり取りが正常に機能しないことで体全体の免疫機能低下をもたらすのは明白です。
また、脳の60%は脂質であると言われています。
身体に指令を出す脳の成分が粗悪な脂質でできていると正常に働くことは難しいでしょう。
「酸化」をふせぐためにできること
ストレスをためない生活と脂質のコントロール
脂質を酸化させる活性酸素は様々なストレスにより発生します。
活性酸素を増やしすぎないようにするには喫煙、飲酒、紫外線、激しい運動はほどほどに。
薬剤や食品添加物を身体に入れないようにすることや
心のストレスをためないことも必要です。
脂質を酸化させてはいけませんが良質な脂質は健康のために欠かせません。
油を控えるのではなくむしろ積極的に
良質のものを摂ることが重要です。油=悪いもの という考えがある人は
今すぐ改めた方が賢明です。
まずは粗悪な油を避けること!
トランス脂肪酸を避けることはグルテンフリーにもつながる
遺伝子組み換え穀物などでできているサラダ油や大豆加工品
有機溶剤で抽出された安価な油
マーガリン、ショートニング
などなど、トランス脂肪酸が含まれたものは避け、それらが使われている加工食品なども控えた方がよいでしょう。
身体の材料としてこれらの脂質が使われている限り健康を維持できるはずはありません。
トランス脂肪酸を避ける食生活では市販のパンや焼き菓子など多くの小麦食品を避けることにつながります。
結果的にここでもグルテンフリーにつながり腸内環境がよくなってくれます。
アレルギーや関節痛など炎症性疾患は
オメガ3とオメガ6のバランスを整えれば治る!!
以前の私のように、アレルギーや関節痛などの炎症性の症状がある場合は特に
オメガ3系とオメガ6系のバランスを考える必要があります。
これらは体内で作り出すことのできない必須脂肪酸であるため
食事を通して取り込まなくてはなりません。
オメガ6系はリノール酸とも呼ばれ様々な食品に含まれるので不足する心配はなく、
むしろ摂りすぎる傾向にあるので控えるようにしたい脂質です。
そして炎症を促進するのはこのオメガ6系です。
炎症を抑える働きをするのは
αリノレン酸と呼ばれるオメガ3系の脂質です。
EPAやDHAなど青魚に豊富に含まれる油です。
植物性ではエゴマ油や亜麻仁油がよく知られていますが
これらは不安定で酸化しやすいので新鮮なものを生で摂取しなければならないなどの注意点はあります。
理想的なバランスは・・・
オメガ3、6の理想的なバランスは1:4から1:1とも。
このバランスを保ちつつ健康的に油を摂取するためには
イワシ、サバなどの青魚やナッツ類を積極的に食べるといいでしょう。
オメガ9系のオレイン酸(オリーブオイルなど)や
常温では固形の飽和脂肪酸(バターやココナッツオイルなど)は
安定していて酸化しにくく、オメガ3とオメガ6のバランスを乱さないので質の良いものをたっぷり摂るとよいようです。
糖質と脂質のコントロールで身体をつくりかえよう
・糖質は減らす・脂質は良質なものを豊富に、バランスを考えて
こうして糖化と酸化を意識して糖質と脂質のコントロールができるようになった頃には
不調も消え、病気への不安もなくなっているでしょう。
抗酸化作用の強い食べ物や栄養素のつまったスーパーフードやサプリメントで
何かを補うよりも、からだにとってより直接的でより効果的なアプローチなのです。
とはいえ必要な糖質量や脂質のバランスはその人の体質、生活習慣、運動量などによって様々。
自分の身体の声を聞きながらベストなバランスを見つけてくださいね。
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