日本人は7割が口呼吸！知らないと怖い口呼吸の様々なデメリットとは。今すぐできる鼻呼吸に切り替えるための方法

突然ですが、今、皆さん呼吸は鼻でしていますか？

「あ、口呼吸になってたな」という方。

酸素と一緒に空気中のダニやほこりも一緒に身体に取り込んでいます。

少し、嫌な言い方になってしまいましたが、口で呼吸をするってそういうことです。

「口呼吸よりも鼻呼吸の方が健康に良いらしい」

と知識として知ってはいても、口呼吸が癖になっている人は多いもの。

特に子供に関しては、約8割の子供が口呼吸になっているということです。

口で呼吸をするのは人間だけ

人間以外の動物は口呼吸ができません。
（犬が舌を出してはっはとしているのは、体温調節のために熱を逃がしているだけだそうです）

人間も赤ちゃんの頃はみんな鼻呼吸しかできません。
この時期に鼻詰まりを起こすと大変です。大人が赤ちゃんの鼻水を吸い取ってあげないと呼吸ができないのです。

言葉を覚え始めると、同時に少しずつ口でも呼吸ができるようになります。

本来口は、食べ物を食べる器官
鼻は、空気を吸ったり吐いたりする器官として作られています。

言葉でコミュニケーションをとれる人間だけが、口呼吸が「できるようになってしまった」のです。

あなたの呼吸は鼻？口？
まずは、こちらでセルフチェックしてみよう

1つでも当てはまれば、日常で口呼吸をしている可能性あり、
複数当てはまる場合は、口呼吸の割合が多いと考えられます。

口呼吸によって起こる弊害

口でも鼻でも、同様に酸素を身体に取り込めるんだから、そんなに気にする必要もないのでは？
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
　
繰り返しになりますが他の動物と同様、人間も鼻は呼吸をする器官
口は食べ物などの栄養を取り込む器官として作られています。

もともと呼吸をする器官ではない口での呼吸をすることで
空気中のダニ、カビ、ほこり、ウィルスが体内にフィルターを通さずに直接入ることとなり、

免疫力の低下や自律神経の乱れを引き起こします。

その結果、身体に様々な害をもたらします。下に書いたものはほんの一例です。


この他にも、
唇を閉める筋肉がゆるむため、しわやたるみの原因になり、老け顔になりやすいとも言われています。


さらに、口呼吸では脳にしっかりと酸素がいきわたらないため、
前頭葉の活動が休まらず慢性的な疲労状態に陥りやすくなるのだとか。

その結果として、
注意力が低下し、学習能力や仕事の効率の低下を引き起こすと言われています。

私自身も幼少期から、口呼吸でした。

振り返ってみると、

子供の頃からアトピー性皮膚炎や、アレルギー性鼻炎、虫歯で病院に通うことも多かったです。

思春期の頃は、口で息をして息が荒くなるのが恥ずかしくて、授業中などはいつも口をハンカチで覆っていました。

今になって思うことですが、そういった体質は幼少期からの口呼吸で作られていたのかもしれません。

鼻呼吸にするメリット

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１　唾液の分泌を活性化

鼻呼吸をすることで、口呼吸により下がった舌が本来あるべき高さに戻ると
唾液腺が刺激され、唾液の分泌量が増えます。

唾液の分泌量が増えることで、免疫力の向上、口臭の予防、アレルギーを予防するなど様々なメリットが。


唾液の持つ健康効果について詳しくはこちらの記事でチェックできます

２　内臓筋の強化

鼻呼吸をすることで、意識をしなくても腹式呼吸になります。
結果として、横隔膜筋やその他の内臓筋を鍛えることができます。

３　免疫力アップ

鼻は天然、自前の空気清浄機で湿度・温度調整までしてくれる優れた呼吸器官です。

空気中のダニやほこり、細菌やウイルスの多くを取り除き、きれいな空気を身体に取り入れることができます。
さらに適度な湿度・温度に調整してくれる機能も。

結果として免疫の消耗を避けることができるため、免疫力アップにつながります。

４　血中酸素量アップ

鼻呼吸をすることで自然と腹式呼吸になり、肺全体に酸素が行き渡ることで、細胞への酸素供給量がアップします。

５　血液を浄化

内臓の機能が向上すること、血中酸素量が増えることから、

血液の浄化機能が高まり、さらさらのきれいな血液になることが期待できます。

口呼吸から鼻呼吸へシフトするために

口呼吸から鼻呼吸へシフトすることで
病気の7割が予防できてしまうという専門家もいるほど、メリットの多い鼻呼吸。

でも「今すぐ、口呼吸をやめて鼻呼吸にしよう！」

と言ってもなかなかできるものでもないですよね。

実際、私も何度も挫折しました。

口で呼吸をする方が楽なので、うっかりすると口呼吸になっていたり
アレルギーなどで鼻炎があって、年中鼻づまりを起こしているような方もいらっしゃるでしょう。

そんな方も諦めないでくださいね。
鼻詰まりをしているから、口呼吸になるのではなく、

実はその逆で、口呼吸をしているから、アレルギーなどによって
鼻詰まりを起こしやすい体質になっているのです。

口呼吸から鼻呼吸にシフトすることで鼻詰まりも解消されやすくなります。

実は、私も鼻炎がひどく、蓄膿症と診断されたこともあるほど鼻づまりには悩まされていました。


鼻詰まりがひどい体質の方は、東洋医学でいうと水毒体質に当てはまり、体内の水が滞っている状態です。

以前の私のように、鼻詰まりがあるために鼻呼吸が難しいという方は、

水毒の体質に合わせた養生生活を送りながら、同時に以下でご紹介する体操を行ってみることが効果的です。

アレルギー性の鼻炎などの原因　水毒体質を改善する！養生法はこちらでチェック

お家で簡単にできる対策をご紹介します。

あいうべ運動

「あいうべ体操」とは、
みらいクリニックの今井 一彰院長が考案した口の体操で
口の周りの筋肉を鍛えることで自然と口呼吸から鼻呼吸にシフトできるようになるというものです。



私の場合ですが、体感としては3週間ほどで、気が付くと口呼吸をしていたということがなくなってきました。

本気でやると、顔の筋肉が鍛えられるのを実感できますよ！



須玖小学校という福岡の小学校では、

「あいうべ体操」を始めてから、インフルエンザにかかる割合が1/4にも減少したのだとか。

【あいうべ体操のやり方】

１「あー」と口を大きく開く
２「いー」と口を大きく横に広げる
３「うー」と口を強く前に突き出す
４「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす


１度に行うのは10回程度として、1日30回、毎日続けます。

顎関節症の人やあごを開けると痛いという方は、

回数を減らすか「いー」「うー」のみをくり返すという方法でやってみてくださいね。

とても簡単にできるので、お子さんがいらっしゃる方はぜひ親子でされてみてください。

グッズを活用する

また、こちらは対症療法となりますが、鼻呼吸を促すためのグッズも多く販売されています。
口呼吸が癖になっていて、ついつい忘れて口で呼吸してしまっているという方は、
こういったグッズを使って、眠るときや一人で作業しているときなどに、鼻呼吸に慣らしていくことも有効です。

・こちらは強制的に口呼吸ができないように口をテープで止めてしまうというグッズです

まとめ

風邪をひきやすい、集中力がない、アレルギー性の鼻炎、アトピー性皮膚炎など、
そういった症状は、持って生まれた体質というだけでなく、
毎日の口呼吸によって作られた体質だったのかもしれません。

口呼吸から鼻呼吸へシフトすることは、免疫力を高め、健康的な生活を送る為に大切なポイントとなります。
口呼吸が癖づいている方はぜひ参考にされてみてくださいね！

皆様のより健康でより楽しい毎日のお役にたてますように。

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IN　YOUMarketでは、「すべての人にオーガニックな暮らしを。」をコンセプトに、
編集長が厳選した特別な人にも贈りたいと思えるレベルの商品だけを厳選してご紹介しています。
あなたのお気に入りのグッズを見つけてみてくださいね。

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