えっこんなに入ってるの?コンビニおにぎりに隠された添加物の数々。おにぎりに含まれる植物油脂と危険な添加物の複合摂取はあなたの数年後の健康に影響します。
日本人にとっての力の源「おにぎり」に含まれるたくさんの添加物
お米を使った日本のソウルフードといえば、おにぎり。
一見すると、炭水化物(糖質)の塊でさほど栄養価は高そうに感じませんが、古来から現在に至るまで、おにぎりは私たち日本人の力の源となってきました。
例えば、明治時代の交通手段として盛んに使われていた人力車。
この人力車の車夫は、玄米おにぎり・梅干し・味噌大根の千切り・たくあんという玄米菜食の食事で、
1日に100kmもの道のりを人力車を引いて走っていたと言われています。
現代においても、子供を連れて出かけるときに、おにぎりをカバン用意しているお母さんも多いでしょう。
私自身も、ご飯が残るとおにぎりにして置いておくのですが、いつの間にかなくなっていることが多々あり、子どもたちの間食としてとても重宝しています。
このように、私たちにとってとても身近な食べ物ですが、近年では自宅で手作りしたものではなく、
コンビニやスーパーで購入したおにぎりを食べている人や子どもをよく見かけます。
コンビニ弁当に大量の食品添加物や合成調味料が使用されているということは、今や一般的にも広く知られていることです。
ですが、「おにぎりであれば添加物が入っていなさそうだし、比較的安心だろう・・・」と考える人も少なくないのではないでしょうか。
確かに、「手で握ったようにふっくら」や「無添加おにぎり」という広告を見かけることも多いので、
コンビニやスーパーのものでもおにぎりであれば安心して食べられそうに見えます。
ところが、そここそが盲点。
コンビニやスーパーで販売されているおにぎりには、私たちが思っている以上の添加物が使用されています。
おにぎりの具材だけではない!ご飯に混ぜ込まれている添加物
ご飯だけでも種類がある。それぞれの見分け方
みなさんは、コンビニやスーパーのおにぎりの原材料表示を見たことがあるでしょうか。そこには、たくさんの原材料名が記載されていますが、使用されているご飯に関しても、いくつかの種類があるのです。
これはもちろん、単なるメーカーの気まぐれで表記名が異なっているわけではなく、あるルールに基づいて書き分けられています。
・うるち米・・・米を炊いて原材料とする
・ご飯・・・すでに炊きあがっている米を原材料とする
・塩飯・・・ご飯を調味料で味付けしている
この中で、比較的安心できそうなものは「うるち米」と記載されているものです。
最近では、「国産米使用」「○○産米使用」との広告宣伝をしているところもありますが、中には国産米ではないものや、産地がわからないものも多くあります。
ごはんだけでこんなにも!?コンビニ・スーパーのごはんに隠されている添加物
ご飯をつややかにおいしく見せるため、時間が経って冷たくなっても美味しいと感じさせるため、大量のご飯を均一にムラなく炊き上げるため・・・
このように、コンビニおにぎりのご飯であるためには、多くの条件をクリアしなくてはなりません。
それに使用されているのが、みなさんもよくご存知の食品添加物です。
以下、おにぎりのご飯によく使用されている添加物と期待される効果及び身体への影響です。
グリシン
グリシンは人間の体内で作られるアミノ酸の一種でもありますが、コンビニ弁当やおにぎりで使用されているものは、合成グリシンです。グリシンを入れてお米を炊くことで保存性を高めたり、古米でもふっくらおいしく炊き上がります。
また、冷めた後でも美味しく食べられるよう、旨みをつける目的で使用されることが多いものです。
グリシンは、摂取することで直ちに健康を害するものではないと言われていますが、一方で動物実験で大量摂取した場合の急性毒性も確認されています。
現時点で危険性が確認されていないとはいえ、合成化合物であることは事実です。
また、妊婦・胎児・授乳中の赤ちゃんへの安全性も確率されていないので、やはり安易に摂取するのは避けたほうが良いでしょう。
植物油脂
あらゆる商品に使用されている植物油脂が、いかに健康を害するかについては、ご存知の方も多いでしょう。
時間が経っても艶やかでもっちりした食感のごはんは、見た目的にも食感も消費者が好むように作られています。
また、製造過程で機械が使われているため、ご飯粒の付着を防ぐ目的も考えられます。
植物油脂が体内に入り過酸化脂質となることで、動脈硬化・心筋梗塞などの重篤な疾患を引き起こしたり、発がん性も疑われています。
さらに、使用されている植物油脂のほとんどは遺伝子組み換えのものであり、その危険性は挙げるとキリがないほどです。
乳化剤
油と水のように、混ざりにくいものを均一に混ぜるために使用されており、化粧品においては「界面活性剤」という名称で呼ばれることもあります。乳化剤にはいくつかの種類がありますが、どのような種類のものを何種類使おうと、食品表示上は「乳化剤」と記載するだけでOKというのが現状です。
化粧品において乳化剤とは界面活性剤のことですが、食品に使われている「乳化剤」も化粧品に使われている「界面活性剤」も、実はその中身は同じ合成化学物質なのです。
pH調整剤
こちらも、使われていない商品を探すほうが困難なほど頻用されている添加物です。pH調整剤は、腐敗を防いで保存性を高めたり、酸化防止目的で使用されることが多いですが、
具体的にどのような物質が使われているかの表示義務はありません。そのため、消費者にとっては何が使われているか謎に包まれた添加物のひとつです。
pH調整剤の種類としては、クエン酸・クエン酸ナトリウム・酢酸塩・リン酸塩など複数ありますが、どれを何種類使っても一括表記が可能です。
中でも危険なものが「リン酸塩」で、これはカルシウムを奪い骨をもろくしたり、発達段階にある子どもの成長を阻害するなど、多くの健康被害が指摘されています。
私自身、これらのことを知るまでは、おにぎりに表記されている添加物の数々は具材に添加されているものだと思っていたので、
まさかごはんにまでこのような添加がされていたとは、とても驚きました。
おにぎりの具材に潜むたくさんの添加物
ご飯だけでもすでに挙げた通り複数の添加物が含まれていましたが、
みなさん既にお気付きの通り、おにぎりの具材に含まれているものにも多くの食品添加物が使われています。
全て挙げると果てしなくなりますが、一般的に「これだったら大丈夫では?」と思われがちなものが、実際はどうなっているのかを見ていきます。
梅干しとは名ばかりの添加物漬け梅干し!?
おにぎりの具材といえば「梅干し」が定番中の定番です。
梅干しは日本の伝統的な食べ物であり保存食。
その優れた効能・効果はIN YOUでもたびたび取り上げられています。
ですので、コンビニのおにぎりの中でも一番安心して食べられるのが梅干しおにぎり・・・と思いきや、実は使用されている梅干しは本物の梅干しではありません。
日本のスーパーから姿を消した「本物の製法で作られた梅干し」。梅干しはどこへ行ったのか?「偽物」が並ぶスーパーの梅干しについて。
色付けせずとも十分なはずですが、より鮮やかな赤色を出すために着色料が使用されているものもあります。
また、酸味を抑えるため甘味料が使用されていることもあります。先に挙げた、酸化防止剤やpH調整剤も使われており、梅干しが本来持つ優れた効果はもはや期待できないものと言えます。
ミネラル豊富な昆布も添加物だらけ
昆布の佃煮の本来の作り方は、昆布に砂糖・酒・みりん・醤油を入れて煮詰めるというものが一般的です。ところが、市販されている昆布の佃煮はこのようにシンプルなものではありません。
腐敗・酸化を防ぐための防腐剤や酸化防止剤、より美味しく鮮やかに見せるための着色料(カラメル色素などのタール系色素)、pH調整剤や乳化剤が当たり前のように含まれています。
他にも、コンビニおにぎりの具材といえば、鮭・明太子・たらこ・ツナマヨなど人気のものがたくさんあります。
ところが残念ながら、これらには梅干しや昆布以上に危険な添加物が含まれているものもあり、注意が必要です。
直ちに影響が出ない添加物複合摂取の恐ろしさ。今の食事は未来の自分や子どもたちの身体をつくる
一見シンプルそうなコンビニおにぎりさえも添加物だらけという現状から考えられる健康への影響
食品添加物が及ぼす身体への影響についてIN YOUでもこれまでたくさん伝えられてきました。
これほどまでに食品添加物についてお伝えしている理由は、安全性が確立されていないものだからです。
人は、目に見えないことには懐疑的です。そして、自分に都合の悪いことには目を向けようとしません。
それは、食品添加物に関しても同じこと。
食品添加物が身体に悪いという話をすれば、それは根拠がない、国が認めているものだという反論もあります。
また、動物実験においてもその根拠が薄いとの指摘もあります。
しかし、だからこそ恐ろしいものなのだと考えられるのです。
添加物における検査は、基本的には動物実験による単品検査です。
ところが世に出回っている食品には複数の添加物が使用されています。
このことに関しては、なんの検査もされることなくあやむやにされたまま。
今回ご紹介した通り、一見シンプルに見えるコンビニやスーパーのおにぎりでさえ、合成食品添加物が複数含まれているのです。
化学物質が複数混合されることによって起こること・・・
このことに関する具体的な実験結果は出ていませんが、起こり得ることを想像することは難しくないでしょう。
複数の添加物による健康被害は、残念ながら今すぐに出るものではありません
しかし、すぐに被害が出ないからこそ危険だと捉えることができるのではないでしょうか。
仮に何年も経ってから影響が出たとしても、その原因究明は不可能です。
生活習慣病の若年化及び深刻化・昔はなかった疾患の増加や慢性疾患、ガンがどんどん増えているのはまぎれもない事実であるにも関わらず、根本的な解決がなされていません。原因不明・生活習慣病の一種・運動不足・・・というような曖昧な理由で片付けられ、何かが起これば薬で解決しようとするのが現代社会。
だからこそ、私たち消費者が意識し、正しい選択を行っていかなくてはならないのです。
気候が良い行楽シーズンには、多くの人がピクニックや屋外でのアクティビティーを楽しみます。コンビニは確かに便利ですが、おにぎりを作ることにさほど時間はかかりません。
まずは、いつもより少し早く準備をして、
添加物の心配がない安心のおにぎりと簡単なおかずを作って持参するようにしましょう。
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