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ヨーロッパの環境意識はなぜ高いのか?歴史を教育に活かす環境先進国ドイツから学べること

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昔からヨーロッパが好きでドイツや東欧を中心に一か所に長期滞在する。
そんな旅を続けるうちに、
ヨーロッパの環境意識の高さを目の当たりにしてきました。

そして、日本に帰国すると、いつも違和感を覚えるのです。

ドイツでは、スーパーに行くと、
野菜がそのまま置かれ、自分が必要な量を量り売りしています。
もちろんプラスチックの包装もありません。

街中には、分別できるごみ箱が複数置かれています。
また、炭酸水やビールの瓶は、再度スーパーへもっていき、リサイクルします。
自然と環境に配慮する行動が取れるのです。

また、ドイツでホームステイした時には、
「日本人はシャワーの時間が長い、水を大切にして」とホストに言われました。
環境に配慮しない行動に対してはっきりと「No」と言える姿勢に感動しました。

日本だと、「ケチ」と言われるのが怖くて、
他人を指摘することはなかなか勇気がいります。

それは、行動の源に「電気代がかかるから電気を消そう」
「ガス代がかかるからガスの使用は控えよう」。

そんな意識があるからではないでしょうか。


利害関係がある場合にしか、
行動を変えられないのは、想像力が乏しいのではないでしょうか。

日本では、「夏は暑くてたまらない。地球温暖化のせい」
なんて、言う人もいるくらい、自分の行動を顧みないのです。

なぜ自然が破壊されるのだろう、というところまで考えが至らない人もいます。
それはなぜでしょうか。
やはり、環境教育が乏しいのが、日本の現状なのです。

旅を終え、日本に帰国すると、いつも違和感を覚えます。

過剰包装による家庭ごみの多さや、ごみを減らそうという意識の低さ。
電気やガスなどのエネルギー源や水源について、話題にすることの少なさ等々。

この日本人とヨーロッパの環境意識の違いはどこから来るのか、についてお話します。


問題視される世界的な環境問題

温暖化の影響はどこまで広がっているのか



地球上のあちこちの氷河がどんどん消えていっています。
北極と南極の氷も解けだし、足場を失っておぼれ死ぬ白熊やペンギンもいます。
そして、海水が増えて推移が上がり、
人間が住む土地も低いところから水没していきます。

なかでも赤道に近い水域は地球の自転による遠心力で海面が一番膨れ上がるので、
ポリネシアのツバルという小さな島国は既に水没し、
全国民の避難先確保が急がれています。

温暖化にあまり責任のない素朴な国が、
さんざん文明を享受した先進国に先んじて罰を受けるのは気の毒なことですが、
私たちも明日は我が身です。

温暖化が生態系に及ぼす影響は大きく、
私たちの行動範囲内だけでもさまざまな異常や変化が目に付くようになりました。
台風、干ばつ、大雨などこれまでにないほど重篤で、
温暖化症候群はもう手遅れ寸前
まで悪化しているのです。


地球はなぜ温暖化したのか?原因とは



地球が燃えもせず氷りもせず生物の棲息可能な星であり続けたのは、
保護膜として地球を包む大気の中で熱を吸収する温室効果ガスが、
それ以上でも以下でもいけない絶妙な濃度に保たれてきたお陰なのです。

ところが、図抜けた進化を遂げた人類という種によって前代未聞の文明が築かれ、
近年は爆発的な人口増加と産業の大発展によって二酸化炭素を主とする温室効果ガスが急増し、
命綱のバランスが崩れたのです。

人類による自然破壊は、他にもありますが、最も差し迫った危機がこの温暖化です。

人類の急務は、二酸化炭素の排出を減らすことですが、
世界各国に原料を割り当てた京都議定書も、
全世界の30%余りの二酸化炭素を一国で排出する「主犯」のアメリカが批准を拒否しているのだから、
破れた網を張ったようなものです。

ヨーロッパの環境意識の高さ、常識「3R」とは



ヨーロッパでは「リデュース(減量)」「再使用(リユース)」「再生(リサイクル)」の3Rが市民の合言葉で、
これはそのままアンチ温暖化の生活作法なのです。

心身にも排出ガスをためず爽やかに生きられるため、最も美しいライフスタイルです。

いずれにしろ地球もやがて太陽に引き付けられて燃え尽きることはわかっている事実ですが、
限りある資源を大切に使って持続可能な地球を守っていきたいですね。


今の欧州の環境意識「飛行機にNO」が流行になっている!?



地球温暖化を懸念する欧州の若者が、
飛行機ではなく鉄道での移動を選択するようになっています。

とくに、スウェーデンでは「飛ぶのは恥」を意味する新語まで登場し、
ヨーロッパでフライトシェイム運動が拡大しています。

フランスは今月、フランス国内の空港を起点とする航空便を対象とする環境税を導入し、
その税収を鉄道網や、その他の環境に配慮した輸送機関に再投資すると発表しました。
ヨーロッパでは、他にも数か国で、飛行税の導入や増税がおこなわれています。

企業の環境への意識も高く、
KLMオランダ航空は「責任ある飛行機利用を考えましょう」と呼びかけ、
「代わりに鉄道は?」と飛行機以外の輸送手段を検討するよう提案しているのです。

自社の利益だけを考えず、
地球の環境について提唱できる聡明さは、他の企業も見習ってほしいものです。

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環境に対する市民意識の違いを歴史的背景から考える



EU加盟国の国民の環境に対する意識の高さは、
公害体験や地球の地理的・歴史的背景、各国の経済情勢に違ってきます。
環境に対する意識は、
相対的に中欧および北欧がやや高く、西欧、南欧、および東欧がやや低い傾向にあります。

環境意識の高まりのきっかけは様々で、中欧、北欧では酸性雨被害が、
中欧、東欧ではチェルノブイリ事故の影響が考えられます。

地球温暖化との関連では、冬にグレートブリテン島法区部から北海にかけて発達する
低気圧が北海の中・南部(ドイツ、オランダ、英国など)にもたらす
高潮被害に強い関心が寄せられています。

参考:『EUの環境に対する市民意識と環境関連政策』



ドイツの環境取り組み:生改革運動(せいかいかくうんどう)



「生改革運動」とは、
19世紀末から第一次世界大戦にかけてドイツで盛んにおこなわれた社会改革運動の総称です。

生改革主義者たちは、自然と人間はそもそも一体であり、
自然に背いた生活を送ることで心身に不調をもたらすことになると考えていました。

1871年のドイツ統一を経て、国内は今後の発展に沸き立っていました。
様々な技術革新や制度の導入、機械化などによって、人々の中で競争が激していきました。

メディアや交通機関が発達し、
人や物の移動がより活発になり、高速に行われるようになっていきました。

物質主義的な時代において、
労働者たちの中には時間とノルマに追われストレスによって体調を崩す者もいました。
1880年以降、神経衰弱という病名が使われはじめました。

人々が近代化による環境的な変化、
生活の変化によるストレスによって心身に異常をきたすこと
に気付き始めたのです。

生改革運動において最も重要視されたのは自然であり、
これは18世紀フランスの哲学者ルソーによる「自然に帰れ」という主張に影響を受けたものです。

生改革運動においては自然が最も価値が高く崇拝すべきもので、
社会や個人のあらゆる問題が自然との一体化によって解決されると考えていた。
また、文明によって失われた自然にユートピアへのあこがれを抱いていたのです。

都市における生活環境は、人口過剰、住宅の劣悪さ、大気汚染など、著しく悪化しています。
それが人々の肉体的衰弱を生み、さらには道徳的腐敗をもたらしているというのです。
こうした悪弊こそ、すなわち社会問題の根源であり、それに対処するには、
健全な自然への回帰を進めるしかないというのが、生活改良の考えでした。


1970年代以降のエコロジー運動



酸性雨の「森の死」が報告され、
エコロジー活動や環境問題に対する議論が沸き起こりました。
そこで政党「緑の党」が誕生しました。

そして、ドイツにおける高い環境意識の要因は「生命感情と政治意識が一つになった」
「広く社会にエコロジーの風潮が浸透した」ことによって
「明らかに非暴力的の考え方が社会の中で優勢」となっていったのです。


環境先進国ドイツの環境教育



ドイツを環境先進国にしているのは、森の死やチェルノブイリ事故を知り、
環境問題が地球規模の問題であることがはっきりしたとき、
すでに十数年の環境教育を受けてきたドイツの青少年たちは、
環境危機に対して断固明確な反応を示しました。

ドイツでは、基本科目として、環境教育が取り入れられ、
子どものうちから生活に密着した環境、
社会のシステムを自ら考えさせる授業
が学習指導要領にも定められています。

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日本の環境意識は低い?歴史から学んで環境教育を充実させる



このように、ドイツを始めとするヨーロッパ諸国は、歴史から学び、
さらに教育に力を入れて同じ過ちを繰り返さない、
という意識の高さが、環境への配慮の意識の高さに繋がっているのです。

日本も、第二次世界大戦を終え、高度経済成長を遂げ、
環境へ配慮するというよりは、経済発展を優先してきました。

その結果、水俣病などの公害、
地球規模での地球温暖化についての事実については学んできました。

しかし、地球を守るために、自分たちが実際に行動すべきことについては、
あまり考えてこなかったように思います。

ここが、ヨーロッパとの違いです。

日本も先進国としてこれまでの歴史から学び、
環境を守る意識の高い聡明な市民が増えてくるだろうと信じています。


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