2018秋冬。あなたはどこで服を買う?あなたも地球環境も輝く、ファッションブランド厳選集
2018秋冬。あなたはどこで服を買う?あなたも地球環境も輝く、ファッションブランド厳選集
まだまだ暑い日が続いていますが、
街では続々と、秋物ファッションが店頭を飾るようになってきましたね。
そろそろ今年の秋冬物のお買い物計画を練っている方も多いでしょう。
日本は世界有数のファッション大国と言われるほど、
街中に洋服などのファッションストアが溢れています。
ファストファッションという言葉が一般的になり、
季節ごとに流行りのアイテムを使い捨てるお手軽さが
浸透したファッション業界。
衣替えの度に、大量の服やバッグを断捨離するなんて光景もよく見かけるようになりました。
けれど、それってクローゼットの中はスッキリきれいになるけれど、
地球環境には大きなダメージです。
大量生産・大量消費社会が生み出す、環境へのダメージは、
私たち人間の食文化だけではないのです。
地球上の環境汚染や、温暖化、生物へのダメージが声高に叫ばれる今こそ、
毎日着る服やアイテムも、自分の見た目を彩るアイテムとしてだけではなく、
自分以外にも優しいものを選んでいくことが大切です。
そこで、今回はファスト・ファッションの対極にあると言える、
「エシカル・ファッション」に焦点を当て、
自分も地球も喜ぶスタイルを提案しているブランドをご紹介します。
人にも環境にも優しい。
世界で拡大を続ける、エシカル・ファッション
エシカル・ファッションというと、どんなファッションを思い浮かべますか?
なんだか「エコ」とか「オーガニック」とか、
とにかく地球に優しいファッションというイメージですよね。
これまで、地球環境とは無関係だと思われがちだったファッション業界も、
世界規模で環境や人、動物に配慮した業界へとシフトチェンジしつつあります。
環境と生物への配慮こそが、人として守るべき道
エシカル(Ethical)とは、
「倫理的、道徳上の」という意味を持ちます。
それはイコール、人が人として守るべき、正しい道を歩むことを指しています。
では、昨今の環境や生態系の破壊において、
これは、私たち人間が正しい道を歩んできた結果でしょうか?
答えは、ノーです。
様々な技術革新のおかげで、私たちが手に入れたのは、
大量生産・大量消費の社会。
残念ながらその陰で、
地球というもっと大きな存在や、
人間以外の生物の存在を考えられることはありませんでした。
大きな力を得た人間は、環境や生物に対して、
ひとつのアクションが及ぼす影響も大きくなりました。
それが致命的なダメージとなるか、
彼らを救い、ともに喜ばしい結果を生むか…
どちらの道を進むかも、人間の手にかかっているのです。
私たちが日々の生活の中で、
なにげなく消費しているものひとつひとつの背景に、
たくさんの生物や地球という大きな存在があることを意識すること、
=Ethical Consuming(倫理的な消費)こそ、
今、私たちが守るべき、人としての道なのです。
ファッションでも環境保全活動はできる!
ファスト・ファッションの浸透により、
お手軽に買い、気軽に捨てるサイクルができてしまった今。
そんなファッション業界の現状に疑問を持ち、
様々なアプローチで、地球環境や生物に配慮したアイテムづくりをしてるブランドが急増しています。
エシカルなファッションブランドの活動内容としては、
環境、動物、人がキーワードです。
代表的なものとしては、
<環境へのアプローチ>
■オーガニック素材の使用■過剰在庫品などの廃棄対象物の再利用・再製品化
■環境負荷の低い素材の使用
■生産・販売過程における無駄の削減
<動物へのアプローチ>
■動物性素材の一切の不使用■適切な環境で育った動物の素材のみ使用
■食肉産業の副産物として生じた皮などの部分のみ使用
<人へのアプローチ>
■フェア・トレード■伝統的な技術の継承
■生産地域での雇用創出
■民間非営利団体(NPO)/非政府組織(NGO)などの社会活動企業への寄付や事業支援
などが挙げられます。
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有名ファッション誌も注目!世界のエシカル・ファッション・ウィーク
2018年7月。
ドイツ・ベルリンにて、Neonyt-Ethical Fashion Weekが開催されました。
各国のVOGUEやマリー・クレールといった有名ファッション誌のエディターも続々と会場を訪れ、
年々、そのクオリティーはより高いものとなっています。
ベルリン以外でも、ハンガリー・ブダペスト、アメリカ・サンフランシスコなど、
各国でエシカルなファッションブランドの集まるイベントが開催されており、
盛況を博しています。
ハリウッドの俳優やモデルたちが愛用していることが、SNSなどでの多く発信されるようになるにつれ、
エシカル・ファッションは、クールなライフスタイルを表現するもの
として認識されるようになりました。
そのような流れにのった感度の高い消費者を取り込むべく、
ファスト・ファッションブランドも積極的にコラボ商品の発表を行い、
有名ファッション誌でも特集が組まれるなど、
ファッション業界での注目度も高まりを見せています。
着ている自分も楽しくなる!
環境へ積極的なアプローチを行う、エシカル・ファッション・ブランドは、デザインもかわいい!
ひと昔前、オーガニック・ファッションというと、
麻や綿などの天然素材で、ベージュや濃紺などの地味な色合いの、ゆったりとしたシルエットのもの…という、
ナチュラルでかわいいんだけど、
会社やデートにはちょっと…というようなものが多くありました。
しかし今、急成長を遂げる、エシカル・ファッション業界では、
美しいシルエットやデザイン、鮮やかなテキスタイルなど、
着ている本人もテンションが上がるような素敵なアイテムがたくさんあります!
たくさんのブランドの中から、
特に、環境への影響を配慮したアイテム作りを行っている、
おすすめのブランドを紹介していきますね。
オフィスにいても、環境にやさしく
noumenon
先のベルリン・エシカル・ファッション・ウィークでも注目を集めた、オランダのブランドです。
動物性素材、動物由来の素材を一切使用しない、ヴィーガン・ブランドで、
使用する素材は、オーガニック繊維認証のGlobal Organic Textile Standard(GOTS)や、The Better Cotton Initiative(BCI)といった、環境や生物に配慮した繊維に与えられる認証を得たものにこだわっています。
ミニマルながらもデザイン性のあるニットやワンピースは、
オフィスカジュアルにもぴったりです。
JAN ‘N JUNE
こちらも、ベルリンで発表されたコレクションが人気のドイツ生まれのブランドです。
オーガニックな綿や麻に加え、
ペットボトルなどを再生成したポリエステル素材、木材由来のテンセル(リヨセル)などの、
最新技術によって生まれた新しいエコ素材も積極的に使用しています。
GOTSはもちろん、様々な繊維認証を取得した素材を使用したアイテムは、
モード感溢れるシンプルなカッティングの中にも、
女性らしさの漂うデザインが特徴です。
オフの日も、環境に配慮したカジュアルスタイルで!
seasalt
イギリス屈指の美しい沿岸風景で有名なコーンウォールでスタートしたブランドで、
オーガニックコットンにこだわり、コーンウォールの自然環境に配慮したアイテムづくりを行っています。
2005年に、イギリス最大の有機認証機関、Soil Association Certificationより、
ファッションブランドとして初めて認証を受け、
2010年には、同機関によるThe Natural and Organic Award 2010において、
The UK’s Best Organic Retailer of the Yearを受賞。
国内の民間非営利団体(NPO)/非政府組織(NGO)団体とのコラボレーションやファンドレイジングといった、
官民の枠を超えた精力的な環境対策などの活動も目立つブランドです。
人気のボーダーシャツをはじめ、
カラフルなレインコートやボタニカル柄のチュニックなど、
海の街らしい、軽快でさわやかなアイテムが揃っています。
Chinti & Parker
“Buy Better”(より良い買い物を)をコンセプトに掲げるイギリス生まれのニットブランド。
企業のCO2削減活動への認証を行うCarbon Neautralの基準に基づき、
製品製造におけるパートナーシップを結んでおり、
グウィネス・パルトロウやケイト・ボスワーズが愛用するなど、
その人気はイギリス国内から世界へと広がりを見せています。
ポップな色使いやモチーフを使ったニットが人気アイテムですが、
ワンピースやシャツなど、マルチボーダーやカラフルなプリント柄のアイテムたちは、
着ていてテンションも上がる、大人かわいいラインナップです。
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シューズもベビー服も、環境配慮型へ
Piccalilly
イギリスのベビー服ブランドです。
Chetna Organicというインドのフェアトレード非政府組織(NGO)による、
オーガニックコットンを使用し、現地の雇用創出や労働環境の改善への支援も行っています。
ベビー服に使用されるオーガニックコットンはすべて、
GOTS認証を受けたもので、生産過程においても化学薬品を使用されていない、
ふわふわで柔らかな生地を使用しています。
海外ブランドらしい、ポップでカラフルなアイテムは、
着ているだけで赤ちゃんがご機嫌になりそうなアイテムばかり!
新生児から8歳まで、洋服以外のアイテムも豊富なオンラインショップは、
見ているだけでも楽しいですし、ギフト用にもぴったりです。
Nemanti
イタリアのヴィーガン・シューズブランドです。
植物由来の素材や、ペットボトルなどのリサイクル素材に加え、
最新技術で開発された、植物性廃棄物から作られたフェイクレザーを積極的に使用し、
新たなヴィーガン・シューズのイメージ構築に貢献しています。
素材はヴィーガンでも、そのラインやデザインは、
イタリアンシューズ特有の美しさを持っているものばかりです。
男性用のレザーシューズだけでなく、
女性用のヒールシューズもシックかつモードなデザインが揃っていますよ。
ファッションはあなたを映す鏡!
地球環境に配慮したブランドを選ぶことが、あなたの自己表現に。
ファッションは、雄弁に、その人がどのような人間かを語ってくれます。
オーガニックカフェに行って、サラダに入った野菜をチェックするのと同じように、
身に着ける洋服やアイテムがどのような過程を経て、今目の前にあるのかを気にしてみましょう。
そうすれば、競うように流行りのアイテムを買いに走ることも、
翌シーズンには「着るものがない!」と焦ることもなくなります。
だって、地球にも、生物にも優しい素材を使って、丁寧に作られたものを、
ワンシーズンで「はい。さようなら。」なんてできないですもの。
クローゼットの中に少しづつ、エシカルに作られたアイテムが増えていくごとに、
ファッションがただの消費行動ではなく、
れっきとした社会貢献活動なんだという意識へと変わっていくはずです。
そんなあなたの姿をクールだと思う人、きっと多いと思いますよ。
“着るサプリ”天然素材「アダプトゲンリネン」
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「恒常性をもともと生き物が持っている。
それがアダプトゲンです、アーユルヴェーダでも使われていた考え方。
1割未満が科学の力、主体が植物です。
粉にしたものを衣服に入れ込み、身体を安定させる。
数多い植物の中で、日常長く接している場合に適したものとして
アダプトゲンという植物成分を選びました。
アダプトゲンは生薬ハーブの持つもので、
インドのアーユルヴェーダで自然療法で使われてきた。
生き物にはもともと恒常性(ホメオスタシス)という
身体を常に良い状態に保とうとする働きがあるのですが、
その恒常性が弱ってしまうと病気を発症するのです。
その恒常性を補ってくれる働きをする成分がアダプトゲンなのです」
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