にんにくを毎日の料理に摂り入れる4つのメリット|今後期待される効能や海外での意外な使い方とは?
食欲を誘う独特の香りはもちろんの事、
身体にも良いことで
日本だけでなく、
世界各国で愛されているにんにく。
免疫力を高めるだけでなく、
その他にも様々な効能があると考えられています。
もちろん、北米でもにんにくへの信頼度は高く
免疫力を高める重要食材のひとつとして扱われています。
今回は北米で注目されている
にんにくの効能、魅力をご紹介します。
にんにくの効能1:風邪などのつらい症状を撃退
実践、実感されている方も多くいらっしゃると思いますが、
にんにくは風邪などの症状を和らげる効果があると言われ、
その効果は研究でも実証されています。
12週間(約3か月)にわたる研究では、
にんにくのサプリメントを毎日摂ったグループは、
摂らなかったグループに比べて、
風邪をひく割合が63%に減少、
風邪をひいている平均期間が70%減少しました。
また、摂らなかったグループが治るまでに平均5日かかったのに対し、
にんにくのサプリメントを取ったグループは平均1.5日でした。
日ごろから免疫力を高め、
風邪をひかないようにすることも重要ですが、
それと同時に、万が一ひいてしまったら、
長引かせず、早く治すことも大切です。
そのような観点からも、
にんにくは私たちの健康を支える
重要な食材の一つと言えるでしょう。
にんにくの効能2:アリシンが血圧を下げる
にんにくに含まれるアリシンが高血圧を緩和することが分かっています。
(アリシン:強い抗菌・抗カビ作用をもつ、臭いの元となる成分)
私たちの体内では、
アンジオテンシンⅠ変換酵素(ACE)と呼ばれる酵素が増えると、
高血圧になっていくと言われています。
しかし、にんにくに含まれる
γ‐グルタミル―S-システインという成分が
そのアンジオテンシンⅠ変換酵素(ACE)が悪さをするのを防ぐとされています。
(高アリシン成分と合わさることで、動脈を広げる働きをするようになります)
600mgのにんにくエキスを摂取したところ、
高血圧の緩和が見られた、という研究結果も既に出ていますが、
現在も更なる研究が進んでいます。
にんにくの効能3:コレステロール値を下げる
にんにくには、
総コレステロール値・LDLコレステロール値を下げる働きがある
と言われています。
様々な研究で、これらの数値が下がった等の結果が出ており、
これに関連して、心臓疾患のリスクを下げられるのではと考えられています。
また、前述の血圧を下げる効果と合わせ、
にんにくの「抗酸化機能」を活かすことで、
様々な脳の疾患(アルツハイマーや認知症)などの
リスクを下げることはできないかという研究が進んでいます。
というのも、アルツハイマーの原因物質である
アミロイドβたんぱくの蓄積にも
酸化が関連しているといわれており、
認知症の背景にある脳の老化も
体内の「酸化」が関連していると言われています。
※私たちは、呼吸によって酸素を取り込み、
その酸素を使うことでエネルギーを作りますが、
その時に「活性酸素」という強力な酸化力のある物質も生まれます。
それを消し去る仕組みを体内に持っていますが、
何らかの原因によって、「その活性酸素が増える」
「消し去る仕組みがうまく働かない」などという理由から
酸化が進むと言われています。
また、血管性認知症という
脳梗塞や脳出血などによって発症する認知症が存在し、
認知症とコレステロールの関係性があることも
様々な研究から明らかになっていることから、
にんにくの効果をこれらの症状の予防に応用できるかどうか
多くの研究で検討が続けられているのも頷けます。
にんにくの効能4:運動機能を向上させる
にんにくは、はるか昔から
運動機能を高める食材として利用されてきました。
古代ギリシャでは、オリンピックの選手ににんにくを与えた
という話もあるほどです。
これは単なる言い伝えではなく、
実際に実験され、その効果が実証されています。
ある研究では、心臓疾患を患っている人が
6週間にんにくオイルを摂取したところ
最高心拍数が12%も下がったほか、
より身体を動かすことができるようになったとの結果が出ました。
これはあくまでも心臓疾患を患っている人を対象にしており、
健康な人を対象にした検証については
まだ結果が出ていませんが、
これもよい結果が出るのではないか
と期待されています。
今後にんにくに期待される効能:金属有害物質の解毒作用
今現在大きな期待が寄せられている効果は、
金属有害物質の解毒作用です。
従来にんにくの解毒作用は注目されていましたが、
ある研究では、
4週間、車のバッテリー工場の従業員が
(彼らは常に鉛と接触する仕事をしています)
1日3回にんにく(成分)を摂取したところ、
血液中の鉛成分の値が19%減少。
有毒物質による影響(頭痛や血圧異常)などが減ったことも分かっています。
インドから発信されるにんにくオイルの魅力
料理用としてにんにくオイルを調べていた時に目についたのは、
治療を目的とする内容です。
そのほとんどがインドから発信されており、
様々な効用が紹介されています。
にんにくオイルの使い方1:毎日の肌ケアに
にんにくに含まれる、セレニウム、アリシン、亜鉛、ビタミンCなどの成分が
肌の調子を整えると言われています。
特に亜鉛は皮脂再生をコントロールする働きがあるとされ、
肌のケアに勧められています。
ニキビ、肌荒れなどに効果が期待できます。
にんにくオイルの使い方2:蚊よけとして
にんにくの臭いが蚊を寄せ付けないとされ、コットンでにんにくオイルをつけたり、
直接スプレ―するそうです。
この効果は世界でも注目されており、
研究が進んでいます。
にんにくオイルの使い方3:ヘアケア(薄毛予防)として
にんにくに含まれるビタミンE、C、B6、B1がヘアケアに効果的とし、にんにくオイルを髪に塗ったり、
頭皮マッサージと合わせて使ったりするそうです。
一晩おいてヘア(頭皮)パックをする方法も紹介されています。
参考:NDT FOOD, How To Make Garlic Oil for Natural Remedies: 9 Amazing Ways to Use it
これらの効果が本当なのかなどの疑問は残りますが、
このような情報が多く目にするという事は、
それだけにんにくの多くの効果が信じられているということ。
実際に効果を実感している人も多いと思います。
にんにくを日々の料理に取り入れましょう
イタリア料理、中華料理など、
様々な国で身近に使われているにんにく。
炒め物や、煮込み料理、ドレッシングなど、
使い勝手が抜群にいいのも魅力です。
今回ご紹介したような効果が期待できるのですから、
積極的に日々の料理に使っていきたいですよね。
毎回の皮むき・芯の取り除きなどが面倒という方は、
ぜひ時間のある時に、まとめて済ませて冷凍保存してみてください。
皮をむいて下処理をした後
フードプロセッサーでみじん切りもしてしまえば、
より手間が省け、料理をするときには、
ただフライパンに放り込むだけになります。
私自身、この方法がとても気に入っており、
にんにくを買った日に下処理を済ませて
冷凍庫に入れるのが習慣になりました。
また、オリーブオイルに唐辛子と一緒に漬け込めば
簡単に香り高いオイルを毎回の料理に使えますし、
醤油に漬けておけば、香りのよい醤油が出来上がります。
使い方は自由自在。
様々な使い方でにんにくを楽しみながら、
身体のメンテナンスをしていきましょう。
仕事の関係などで
臭いのきついにんにくは控えたい、
という方も多くいらっしゃると思います。
そんな方は、サプリメントもご検討ください。
自分好みの方法で
ぜひにんにくを使った
体内メンテナンスを実践してみてくださいね。
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参考記事
Healthline, 11 Proven Health Benefits of Garlic
Read Digest, Benefits of Garlic
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