他人事じゃない逆流性食道炎の恐怖|吐き気で体重が激減した私が回復までに行った5つのこと
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逆流性胃腸炎で吐きすぎた結果、歯のエナメル質が弱って、
数本バキッと折れてしまった。
これは私の10代のころに起きた悲劇です。
しかし、実は誰でも起こりうることであり、
なおかつ原因が分かっていないものです。
読者の皆さまの体の状態はいかがでしょうか。
「消化・吸収」は、問題なく行えているでしょうか。
これがうまくいっていないと、様々な弊害が生じるのです!
消化に関わる原因不明の不調。
ある日突然あなたに起こるかも?
消化は健康のバロメーター。あなたの消化力は大丈夫?
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皆様は、このような症状をお持ちではありませんでしょうか?
・胃がもたれる
・みぞおちが痛い
・口臭がある
・下痢しやすい
・お腹が張る
・おならが出やすい
消化器は、ストレス、喫煙、食事、運動不足など、
生活習慣の乱れが如実に出る場所です。
潰瘍やがんが生じやすい場所でもあり、
国は胃がんの予防を呼びかけ、全国的にがん検診を進めています。
しかし、消化器官系の病気は、悪性腫瘍だけではありません。
・糖尿病
・潰瘍
・膵炎
・肝炎(特にアルコール性肝炎が多い)
・免疫疾患(クローン病等)
・腸閉塞
・痔核
全部挙げるとなると文字数が足りなくなるくらい、
消化器に関連した病気は多いものです。
たとえ死に至らなくとも、生活に大きな支障が出る病気が多いのが特徴で、
早めのケアが大切になります。
突然の原因不明の嘔吐。逆流性胃腸炎の体験談
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ある日突然原因不明の嘔吐、ミネラル不足に吐血。
これは実際に私が高校生の時に起きた出来事です。
「あなたの食道と胃の間には仕切りとなる噴門がありません。
ですが、これは異常ではなく個性です。
胃の内容物が逆流しやすいですが、
対症療法しかないのであきらめて下さいね。」
ずっと吐き続け、食道が傷ついて吐血までしたのに、
このようなことを医師に突き付けられたら、皆様はどうしますか。
噴門というのは、胃と食道の間にある組織です。
胃に入った食物が逆流をしないように閉じる役目があります。
医師に言わせると、噴門の形成異常はよくあることだそうですが、
患者としては「はいそうですか」と割り切れるはずがありません。
実際に私に起こった症状は、以下のようなものでした。
・ひたすら咳が出る
・みぞおちに強い痛みが出る
・胃がただれて嘔吐する
・空腹時の激しく胃が痛む(飢餓痛)でも、食事をしようとしても食べられない
・常時口の中に酸が上がってきて、食べ物がおいしくない
これらは、逆流性食道炎(広くは胃食道逆流症)の症状です。
胃食道逆流症(英語表記Gastro Esophageal Reflux DiseaseからGERD(ガード)とも呼ばれています)は、主に胃の中の酸が食道へ逆流することにより、胸やけ(みぞおちの上の焼けるようなジリジリする感じ、しみる感じなど)や呑酸(酸っぱい液体が上がってくる感じ)などの不快な自覚症状を感じたり、食道の粘膜がただれたり(食道炎)する病気です。
胸が詰まるような痛みを感じたり、のどの違和感や慢性的に咳が持続する患者さんもいます。
胃酸の逆流は食後2~3時間までに起こることが多いため、食後にこれらの症状を感じたときは胃酸の逆流が起きている可能性を考える必要があります。
胃食道逆流症には、①食道炎(食道粘膜のただれ)がなく自覚症状のみがあるタイプ(これを「非びらん性胃食道逆流症」といい、英語表記Non-Erosive Reflux DiseaseからNERD(ナード)とも呼ばれています)、②食道炎があり、なおかつ自覚症状があるタイプ、③自覚症状はなく、食道炎のみがあるタイプの3種類に分けられます(食道粘膜にただれが存在する②③を「逆流性食道炎(びらん性胃食道逆流症)」といいます)。
胃食道逆流症(GERD)ガイドQ&A
即死する病気ではありませんが、生活に大きな支障が出ます。
あまりに私が咳込んで胸の痛みを訴えるので、
肺結核を疑われたこともあります。
私は食道炎を伴い、自覚症状があるタイプでしたが、
治るまでにはかなりの時間がかかりました。
最初は、ストレスを感じた時に咳が激しく出る、
風邪をひいた時の嘔吐がひどいという程度の認識でした。
ところが症状が進んで嘔吐を繰り返し続た結果10キロ以上落ちてしまい、
肋骨が服の上からわかるほど浮き出る状態になって、
脱毛なども起きるようになってしまいました。
この病気、原因がいまいちわからないので診てもらえるドクターを探すのが大変です。
胃酸が逆流するのが原因だということはわかっていますが、
なぜ逆流してしまうかは個人によって違うのです。
また、便秘や下痢をしやすくお腹が張る人は、
胃が圧迫されてしまうので逆流性食道炎を起こしやすいことが分かっています。
他にも、機能性ディスペプシア(胸焼けなどが起き、食欲が日常的になくなる)の患者も逆流性食道炎を起こしやすいという結果が出ています。
機能性ディスペプシアや逆流性食道炎の患者は、
検査をしても異常が見つからないことが多く、
精神的なものとして心療内科(検査機能などがあまりないクリニックが多い)に回されがちです。
私は何回も医師に「気のせいじゃない?」と笑われ、
屈辱的な思いを何度もしました。
診療科が違うドクターは、
逆流性食道炎や機能性ディスペプシアの知識があまりないこともあります。
私の場合は、行きついた先が漢方医療に長けたドクターだったので胃腸症状も改善しましたが、抗うつ剤(もともとは胃腸薬の品もある)と胃薬しかもらえない人もいます。
消化できず、低カリウム状態になったら何が起こる?
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胃で消化されたものは、腸で必要な栄養素を吸収されて全身に運ばれます。
ところが、嘔吐を繰り返していると、
カリウム喪失による「低カリウム血症」が起こります。
・痙攣・こわばり
・手足がだるく、体に力が入らない
・呼吸がしにくい
・筋肉痛
このような症状が長く続く場合は、必ず医療機関を受診して下さい。
心不全や不整脈などにつながることがあります。
私も20代前半に数回ほど、
動悸や脱力感、呼吸困難を訴えて救急車で運ばれたことがあります。
食事を取っても吸収できず体が弱っていたため、
体温が34.7度しかなく、軽度の低体温症を起こしていました。
もともと日本人の食事ではカリウムが少ないことが指摘されていますが、
吸収が悪くなると、さらにミネラル不足になります。
体がだるいという方は、とりあえず血液検査だけでも受けておきましょう。
こちらもまた、うつ病や身体表現性障害と間違えられやすいのです。
☆毎日植物性ミネラルを効率的に補給!Minery「飲むミネラル」
加齢で消化能力は変化する?チェックしておきたいポイント
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最近、どうも脂っこいものや肉を食べるとつらくなってきたという方はいませんか?
30代後半位から、食欲に変化を感じる人が増えていく傾向があります。
胃のせいだと考える人が多いのですが、萎縮性胃炎という状態にならない限り、
胃酸の分泌など胃の機能が年齢によって変化することは少ないという研究があります。
食道
緩んで逆流性食道炎を起こしやすくなる膵臓
インスリン分泌の能力の低下小腸
小腸内酵素のラクターゼの減少脂肪の吸収が難しくなる
分子量が大きいものの透過性が高くなり、不要なものを取り込んでしまう。
消化器官の老化は、すなわち全身の老化です。
プロバイオティクスで健康維持できる?全身の免疫を司る腸内フローラ
腸内環境が胃にも影響を与える!腸内常在菌神経叢とは
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私たちの腸には多くの免疫細胞があります。
それと同時に、菌が粘膜に住み着いて勢力争いをしています。
菌の集まりを細菌叢と呼びます。
細菌叢は口腔内、膣、腸、胃などに存在しています。
プロバイオティクスというのは、
人間の体に有益な菌を投与してこの細菌叢のバランスを整えて、
免疫機能の向上などを図る技術のことです。
特に消化器官の悪性新生物や生活習慣病、感染症予防の見地から注目されています。
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先に書いた機能性ディスペプシアとも大きな関わりがあります。
この病気の要因胃は胃酸の過剰分泌、十二指腸の過敏などがあげられます。
他には、
・ヘリコバクター・ピロリ
・遺伝
・小腸内容物の逆流
こういった要因が挙げられます。
ヘリコバクター・ピロリは、慢性胃炎、がん、潰瘍などの原因菌として有名です。
他に口腔内の病気などにも大きく関わるので、感染を防ぐことが大切なのです。
このヘリコバクター・ピロリ等悪玉菌に対抗してくれるのが、ビフィズス菌等の、善玉菌です。
善玉・悪玉と名前がついていますが、
菌はただ普通に生活して糖やたんぱく質を分解しているだけで、悪さをしようとか人間を助けようというような意思はありません。
他に腸内細菌叢が関わる病気は、過敏性腸症候群(便秘と下痢が繰り返す)などがあります。
逆流性食道炎や、過敏性腸症候群は即死はしないけれど、仕事や学業にかなり影響が出る病気です。
日本人ならではの消化の問題、
ピロリ菌とプロバイオティクスの関係性。
胃痛への対処の仕方が昔とは違う?
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前項で挙げた悪玉菌、ヘリコバクター・ピロリに関して、印象に残っている光景があります。
学習塾にいた先輩が、牛乳と薬を手放さない人でした。
今は、牛乳は胃腸にあまりよくないというのが常識です。
しかし、十数年前は油脂分が胃腸を保護すると言って胃痛の時にすすめられていた食品だったのです。
彼はヘリコバクター・ピロリに感染していたため、胃腸炎を起こしていたのです。
年齢が行ったら、症状が出ると思っている人もいますが、若年者でも慢性胃炎は発症します。
実に不思議かつ不公平なのですが、
日本人はヘリコバクター・ピロリの感染率が非常に高いという悲しい事実があります。
50代になると8割近くの人にこの菌がいると言われます。
この菌は、胃がんのリスクを5.1倍にしてしまうという恐ろしいものですが、保菌している人が必ず胃炎や機能性ディスペプシアのような症状が出るわけではないのです。
ヘリコバクター・ピロリへの対応策は、抗菌剤によるもの(一次、二次、三次、四次とあり、使う薬が違う)が大半ですが、次のような問題が起きることがあります。
・菌の薬剤耐性獲得
・下痢、軟便
・肝機能の検査値変化
昔は菌がいなくなるまで抗菌剤を飲まないといけなかったのですが、
今は何が何でも除菌ではなく「免疫力を高める」という選択ができる時代です。
ドクターによりますが、除菌をするかはリスクを説明したうえで患者の判断に任せ、プロバイオティクスを活用する例もあります。
現代の生活が腸内フローラに与える悪影響。
昔ながらの食文化、とりわけ発酵食を大切に!
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現代の欧米化した食生活は、私たちの消化器官にかなり影響を与えています。
ヘリコバクター・ピロリの保菌率の高さもそうです。
この菌は先に述べたとおり除菌が出来ますが、
除菌をすると、胃酸の分泌が盛んになってしまい、逆流性胃腸炎を起こすこともあります。
また、逆流性胃腸炎の患者は「胃が元気すぎる」(胃酸分泌が過剰になる)と指摘する医師もいます。
植物や魚類のたんぱく質しかとってこなかった日本人の胃酸分ぴつはもともと少ないのです。
しかし、肉を多く食べるようになってからというもの、胃酸の分泌量が増えているのです。
あまりたくさん消化液が出てしまうと腸内のpHが変わってしまい、菌のバランスが崩れます。
その他に、
・ストレス
・運動不足
・不規則な睡眠(ブルーライトを発する電子機器の使用によって不眠症になる人が多い)
なども腸内フローラに悪影響を及ぼします。
食生活の変化でもう一つ注目したいのは、
冷蔵技術の発展によって発酵食品を食べる機会が減ったことです。
お寿司というと生の魚をお米と一緒に握ったものを考える人が多いですが、本来は元祖発酵食品です。
『今昔物語集』にも出てくるほど古い発酵食品であり、有名なのは『鮒ずし』です。
お米を使って乳酸発酵を起こす食品で、栄養価や存在している菌類のバランスが非常に良いのです。
一見、動物性食品ですが、乳酸菌はコメの糖を分解して発酵します。
この他にも、すんき漬けやぬか漬けなども乳酸発酵です。
乳酸菌は、腸内フローラで活躍する善玉菌の代表格です。
ちなみに、多くの乳酸菌は胃酸に負けてしまいますが、
乳酸菌の死骸を使って増える善玉菌もいるので、死菌でもお腹の調子を整えてくれます。
我が国では現在のように豊かになる以前(だいたい第二次大戦以前[~1920年])は、主食である米が炭水化物とともにタンパク質の供給源として大きな位置を占めていた吻。
栄養補給のために米飯をたくさん食べる必要があり、そのための副食(おかず)が重要な役割をはたしていた。
そこで活躍したのが発酵食品の各種漬物であり、また味噌や醤油などであった。
また瀬戸内海から奈良にかけての地域は茶粥を食べる習慣がつい最近まであった。
茶粥の茶湯は阿波晩茶や碁石茶が用いられていた。
この他にも、ローカルな乳酸発酵が関わったたくさんの発酵食品があったことが推察できる。
発酵乳製品が庶民の身近なものとなる以前は、植物原料の発酵食品に関わった乳酸菌が、日本人との接点であった。すなわち日本人における発酵乳乳酸菌(動物性乳酸菌)との接点はここ60年間間弱のことであり、歴史的に見てけっして長くはなく、最も長く接していた乳酸菌は「植物性乳酸菌」ということである。
植物性乳酸菌世界とその秘める可能性
植物系の菌株は日本食で大活躍しています。
味噌の生産をするときに働くアスペルギルス・オリゼーは国菌とされます。
日本人が消化の悪い大豆を上手に食べられるのは、
このアスペルギルスオリゼーや納豆菌のおかげなのです。
身近な醤油の発酵に関わる乳酸菌の一種が花粉症の炎症を防いでくれるのではないかという研究があります。
有望な株が含まれていることの多い日本の発酵食ですが、あまり食べなくなってきているのが現状です。
冷蔵庫の普及により、食品を保存するために何かを漬け込む必要性がなくなりましたから。
☆昔ながらの伝統製法を守り続ける希少な無農薬醤油
腸内環境に良いと言われる発酵食品や食物繊維。人によっては逆効果になる可能性もある?
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かくもありがたい働きをしてくれる腸内フローラの善玉菌ですが
プロバイオティクスや、その働きを強くする食物繊維をとれば、必ず胃腸が健康になるのでしょうか。
小さなころ、お腹に良いと言われて乳酸菌とカルシウムのタブレットを食べていたことがあります。
ところが、見事にお腹を壊しました。
タブレットの中に乳糖が含まれていたのです。
日本人に多い乳糖不耐症の人は、牛乳などの糖を分解できません。
食物繊維入りの食品も注意が必要です。
便秘、下痢、ガスが溜まるなどの問題が逆に起きる人もいます。
食物繊維は、消化に時間がかかるので胃腸が逆に疲れてしまうこともあるので、注意が必要です。
減った体重を戻すため、
腸内フローラのバランスを整えるべく私の行った事。
胃腸のケアはある程度自分でできる
植物性の発酵食品を多くとる
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下痢をしやすい人などは、発酵食品をとりすぎるとお腹が張ってしまうことが多いので、控えた方がよい場合があります。
しかし、普段の胃腸のケアとして、納豆や、漬物、味噌など、有益な菌を含む食品を摂取することは有効です。
唾液にも消化酵素が含まれていますので、食事をする前に、梅干しを一粒口の中に含んで転がし、
唾液をしっかり出して消化を良くする方法もあります。ただ、胃痛が酷い時は控えた方がよいです。
発酵食品と同時に沢山摂取したいのが、水溶性食物繊維を含む食品です。
善玉菌が増える助けとなります。
生野菜は消化に悪いので、火を通しましょう。
油脂分やカフェイン、砂糖を控える
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油、カフェイン、砂糖は、悪玉菌が増えてしまったり、痛みが増したりする要因になります。
揚げ物は、炭水化物と、肉類の塊なので腸内環境という側面を考えるとあまりよくありません。
しかし、油脂を抑えすぎてしまっては、便秘や肌荒れ、空腹感が悪化しますので、
トランス脂肪酸の少ない、植物油(オリーブオイル等)を摂取しましょう。
☆70年代から完全自然栽培!
最高品質オーガニックエクストラバージンオリーブオイル
水分は温かいものを多くとる
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乳酸飲料でお腹を壊す要因の一つに、冷たい状態で飲んでしまって胃腸がびっくりしてしまうということがあります。
常温より高い温度の水分をとってください。
特に、お味噌汁(納豆汁等)が栄養価としても消化の面でも望ましいです。
ストレスケアのため、ミネラルやビタミンをしっかりとる
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中医学では脾、消化器官は五情のうち、思、考えすぎる、思い悩みによって壊れやすいとされます。
胃腸が弱い人は、ミネラルやビタミンが不足しやすく、心にも影響が出やすくなります。
先に挙げたカリウムも不足しやすい栄養素です。
心のために取りたい栄養素をあげてみましょう
・亜鉛
・マグネシウム
・カルシウム
・鉄
その結果、図1に示すように、マグネシウム、カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルを多く摂取している人は摂取が少ない人に比べて抑うつ症状が少ないことが分かりました。
マグネシウム、カルシウム、鉄、亜鉛の各摂取量が最も多い群では最も少ない群に比べて抑うつ症状のオッズ比がそれぞれ37%、36%、41%、37%低いという結果でした。
これらのミネラルは、セロトニンなど脳神経伝達物質の合成に関わっていることが知られており、今回の結果は生物学的メカニズムの点からも妥当といえます。
抑うつ症状とミネラル摂取との関係―断面調査の結果から―
☆自律神経が整い精神的に安定する効果も!Minery「飲むミネラル」
その他にも、
・ビタミンB6
・葉酸
・ビタミンB12
なども摂取してください。
ビタミンB12は臨床的にはうつとの関わりは深くないのですが、これがないと筋肉の修復が遅れます。
ヴィーガンの方に特に不足しやすい栄養素ですから、サプリメントなどを使って摂取すると良いでしょう。
薬頼みの不調解消をしない
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運よく私が出会ったドクターは、中医学に長けた医師で、漢方薬の胃腸薬を出してくれました。
下手に抗菌剤や、痛み止め(本当に胃痛が酷く、睡眠などに障りがある場合は、医師薬剤師に相談して服薬しましょう)の強いものを飲んでしまうと、腸内細菌のバランスがもっと崩れます。
また、副作用も心配ですね。
これまで書いてきたケアと、医師の指示の処方薬で胃痛がおさまらない場合は、
セカンドオピニオンをとって、投薬に問題がないか見てみると良いでしょう。
私も市販の合成鎮痛剤ではなく、筋肉の痛みをとる漢方で胃痛にも対応しています。
気を付けていても胃腸は弱りやすい。
自分の胃腸の住民である常在菌を養うことが、心身の健康につながる!
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/yoga-3053488_640-4.jpg)
特にジャンクなものを食べていないのに、なぜ、こんなに調子が悪くて食べられないのだろう、学生時代は、そう思っていました。
逆流性胃腸炎は、その身体的症状がつらいだけではなく、食べるという楽しみを奪ってしまいます。
食事の誘いを断るなど、人付き合いにも支障が出ます。
機能性ディスペプシアや、逆流性胃食道炎はがんほど認知度が高くないので、知らずに苦しんでいる人が多いのです。
おかしいなと思ったら、迷わず医師に相談し、そのうえで、自分の胃腸を守ってくれる菌を増やす食生活をするなどの対応を取ることが大切です。
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