愛犬をダニやノミから守るナチュラルな方法3選|大切なわんちゃんにも健康的な優しい暮らしを!
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愛犬をダニやノミから守るナチュラルな方法3選
大切なわんちゃんにも健康的な優しい暮らしを!
害虫として知られるダニやノミは、都会の芝生などにも潜んでいます。ダニのような害虫はペットに付くと、人間にも影響を与えるウイルスや菌を運んできますから、
十分にケアすることがとても必要です。
害虫がつかないようにする愛犬用の首輪はありますが、実は、小さい子供がうっかり触ると危険!
さらに愛犬自身に害が出てしまうこともありますし、取れた首輪を口に入れてしまうアクシデントも
心配ですね。
そこで今回は、ダニやノミから愛犬を守り、子供や大人、お友達のワンちゃんにも安心な
ナチュラル素材を使ったダニ・ノミの対策法をご紹介します。
世界規模で増えているマダニは、
芝生や花壇にも潜んでいる
![マダニのつきやすい犬](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/camomile-1-1.jpg)
世界で800種類以上が生息しているマダニは、どのような環境でも順応可能なため、
今、世界中で増えています。
またグローバル化が進んだことでさらに危険な病気の媒介者ともなっています。
例えば、2020年にはヨーロッパで、ウイルスによる発熱と出血を引き起こす
「クリミア・コンゴ出血熱」のウイルスを持つマダニが見つかりました。
森や林に行かなければ、大丈夫だと思っている人も多いかもしれません。
しかし、生活圏から近い公園や花壇にもマダニは潜んでいるため、
気をつける必要があります。
短毛の犬は比較的マダニが付きにくいのですが、
毛が柔らかく長いタイプの犬はターゲットになりやすいため、特に要注意。
ちなみに、我が家の犬は2匹とも動物愛護団体からもらってきた雑種犬です、
1匹は毛が硬くて短いため、ダニを寄せ付けません。
しかし、もう1匹はペキニーズ風の毛が柔らかく長いタイプで、
うっかりするとダニを連れてきてしまいます。
私たち自身はアウトドアライフが好きですし、犬たちも野原を駆け回ることが大好き。
都会でもドッグランなどで他の犬からダニやノミをうつさせれる恐れはあります。
どちらも雑種の室内犬ですが、外遊びの楽しさを制限したくはありません。
そんな我が家では、マダニが犬たちに付かないよう、また、もし仮に付いてもすぐ取れるように
いろいろな方法を試してみました。
私たちが普段、実際に行なっている
愛犬のダニ・ノミのナチュラルなケア方法3選
![犬のケア](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/perro.jpg)
一度のケアで害虫が劇的にいなくなるわけではありませんが、
週に一度程度の定期的ケアを続けていると害虫はどんどん少なくなっていきます。
また害虫を持っているお友達のワンちゃんと遊んだ時も、
うつる可能性が低くなるのでおすすめです。
ただし、以下でご紹介する方法は、害虫を殺してしまうものではありません。
いずれもが、害虫にとって愛犬の体の居心地を悪くすることで、
自然に、少しずつその体から離れていかせる、というやり方です。
また体を離れたマダニは、カーペットやソファ、カーテンなどに隠れています。
そのため、愛犬が日常的に過ごす場所のアイテムを頻繁に洗うようにすることも大切です。
①「カモミールティー」を使うケア方法
![カモミールティ](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/camomile-1.jpg)
カモミールティーにコットンを浸して愛犬の皮膚にパッティングします。
ほとんど刺激がないカモミールティーを犬が嫌がることはほぼありません。
なおその際は、純粋にカモミールだけで作ったお茶を使ってください。
(購入・使用前には必ず、成分にカモミール以外のものが入っていないか確認しましょう)
カモミールティーによってペットの体を害虫にとって居ずらくすることで、
そのあとでシャンプーをすると虫が体から取れやすくなります。
洗った後には、カモミールティーをさらにもう一度、パッティングしておきましょう。
さらに霧吹きに入れておいて、お出かけ前に軽くスプレイをすると、
ダニやノミが再び寄生しにくくなりますよ。
カモミールには消炎作用があって、傷跡が化膿しにくくなる効果もあります。
②リンゴ酢を使うケア方法
![リンゴ酢](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/1211892_l.jpg)
リンゴ酢と水を1:1で混ぜた液に清潔なタオルを浸し、軽く絞って、愛犬の皮膚を優しく拭き取ります。
実は、南欧では学校などでシラミが発生することがありますが、子ども達の頭部についたシラミを
同様にリンゴ酢を使って除去しています。
害虫は一般的に酢酸系の物質に弱いのでおすすめです。
万が一口に入っても大丈夫。
ただし、肌が弱い犬の場合は、皮膚に痛みを感じる場合もあるので、様子を見て、
痛がるようであればさらに薄めて使うようにしてあげましょう。
③ニームオイルを使うケア方法
![ニームの葉](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/neem-leaves-651913_640-2.jpg)
ニームはインドセンダンと呼ばれる植物で、種子から作られるオイルに含まれる
「アザディラクチン」という成分には強い殺虫効果があります。
人や農作物にはダメージを与えず、200種類以上の害虫に効き目が得られる化合物です。
さらに、無害で農作物に利用できることから家庭菜園で利用されることが増えています。
犬のケアには、製品によって異なりますが、500倍くらいに薄めた液に
ガーゼやコットンを浸して犬の皮膚を拭き取ります。
また犬用のシャンプーにニームオイルを2〜3滴垂らして洗ってあげると虫がつきにくくなり、
毛そのものもつやつやと綺麗になるので一石二鳥です。
もしマダニを見つけた時は、どのように除去する?
![犬](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/perro2.jpg)
犬の体を触っていると丸くポックリとしたものを見つけることがありますが、
それがダニです。
見つけるとつまんで除去したくなりますが、指で引っ張るとダニの体の一部が犬の体内に残って
化膿してしまうことがありますので注意しましょう。
そのため専用の獣医院で専用のピンセットを購入しておきましょう。
指で引っ張るよりもずっと取りやすいのですが、それでも除去にはかなりの強い力を必要とします。
場合によっては虫の体が壊れて散り散りになってしまう場合も。
そこで次のような、ダニが嫌う物質(忌避剤)を塗ってダニが皮膚に吸い付く力を奪い、
除去しやすくしてください。
ダニ除去に便利な忌避剤①
「アーモンドオイルとビタミンEカプセル」
![ビタミンE](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/vitamin-e-3091394_640.jpg)
刺激性がないため、特に目の周りや耳のそばといった皮膚が繊細な部分に
ダニが吸い付いているときにおすすめです。
ビタミンEは天然由来のもの、例えば小麦や米の胚芽から作られているものがおすすめです。
薬局で購入すると合成のものが多いので気をつけてください。
※成分を見てda-トコフェロールではなく、d–トコフェロールになっているものを選びます。
忌避剤の具体的な作り方と使用法ですが、
アーモンドオイル20ccとビタミンEカプセル1個の中身を混ぜたものを
綿棒か殺菌ガーゼに含ませダニに押し付けます。
しばらくするとダニの皮膚に吸い付く力がなくなっているので、
専用のピンセットで取り除きましょう。
アーモンドオイルのほか、オリーブオイルやワセリンでも代用できます。
ダニの除去に便利な忌避剤②「ティーツリーオイル」
ティーツリーオイルはとても強い作用があるので、すぐにダニを除去できますが、愛犬にもそれだけダメージを与える可能性があるため注意が必要です。
ティーツリーオイルを、たった一滴ダニに落とすだけで、
たちまち力を失いますが、使用量を必ず守ってください。
その際に、ダニが見つからなくても除虫効果があるからと首の周りに付けてしまうのはNGです。
犬だけではなく猫にもダメージがあり、最悪の場合、死んでしまう可能性もあるので、
常用はおすすめできません。
ナチュラルな方法で、ダニやノミから
愛犬を優しく、健康に守ってあげましょう!
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今回の記事の内容をまとめます。
ダニやノミから愛犬を守るための、自然素材を使ったケアでは、
日常的には、次の3つのアイテムでケアをします。
・カモミールティ
・リンゴ酢
・ニームオイル
ダニを見つけた場合は次のものを塗った後に専用のピンセットで除去。
・アーモンドオイルとビタミンEカプセル(またはオリーブオイルやワセリンとビタミンEカプセル)
・ティーツリーオイル
そして、もし、大量にノミが増えた場合やダニに噛み付かれた痕が化膿した場合は
すぐに獣医さんに相談してください。
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