人は1日20㎏の空気を食べている!最近やけに多い異常気象が大気をきれいにしている?気流と空気の浄化の関係とは。
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人は1日20㎏の空気を食べている!最近やけに多い異常気象が大気をきれいにしている?気流と空気の浄化の関係とは。
皆さんこんにちは。
ここ数年、豪雨や台風の巨大化など異常気象が続いていますね。
一方で、そうした嵐が去った後には、なんとなく空気がさっぱりしているような、
清々しい天気が続くといったことがあります。
それもそのはず。
実は台風などの左回りの渦を巻く嵐には、
空気の不純物を巻き上げ、外に飛ばすという作用があります。
まるで掃除機のように空気を浄化してくれるのですね。
物事は因果応報。
起こることには必ず意味があります。
各地で甚大な被害をもたらす異常気象。
それは、私たちが汚した空気を一生懸命にきれいにする、
地球の防衛本能なのかもしれません。
その他1%の汚染された空気
人は20㎏の空気を食べている
空気>水>食べ物。
体重50㎏の成人が1日に吸う空気の量は14,400ℓ。
重さに換算すると20㎏。
ごはん100杯分もの量になります。
私たちは水や食べ物よりも圧倒的に多い量の空気を吸い込んでいるのですね。
空気の構成比率は窒素78%、酸素21%と合計99%を占めています。
残りの1%が何かというと、二酸化炭素やネオン、ヘリウムなど多種多様な物質。
この、その他の1%が何かによって、空気の美味しさや身体への影響が変わってくるようです。
その空気、自然に当たり前に吸い込んで大丈夫?
自分の身の回りにあるその他1%の空気が一体何なのかを考えてみましょう。
一歩外に出ると、車がたくさん走り、
排気ガスの匂いが気になることがあります。
他にも工場から飛んでくる煙、PM2.5、ダイオキシン。
身近なところでは柔軟剤や整髪料、制汗剤などの日用品の成分。
その他1%の空気には実に様々な化学物質が含まれています。
20㎏の1%は200g。
ごはん一杯分の不純物を毎日摂取していると考えると、
生涯におけるその影響は計り知れません。
とりわけ懸念されるのが、大気汚染の問題と比例するかのように、
増え続けけてきた肺がんの患者数。
2016年には患者数が12万人を超え、
部位別の死亡率が男女総数で第一位という恐ろしい病気です。
私たちは空気を摂取しないと生きていけません。
吸い込む空気についても食べ物と同じように考えていく必要がありそうです。
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大気汚染と異常気象
異常気象は神々の怒り?
日本では、遥か昔、異常気象は神々の怒りとして恐れられてきました。
『古事記』にはイザナギとイザナミの間に生まれた「志那都比古神」を風の神とし、
信仰していたという記録も残っています。
農作物の実りがダイレクトに生活に恵みを与えていた社会では、
畏敬の念を持ち自然に触れていたのですね。
さて、冒頭で触れた異常気象と浄化作用について。
猛暑や豪雨、暖冬や台風の巨大化。
こうした異常気象は地球がバランスを取ろうとして起こしているのだとすると、
今一度自然を敬う気持ちが大切なのかもしれません。
大気汚染と嵐の関係について、それを裏付けるかのような、
興味深い研究調査があります。
空気がよどむと地球の裏側で嵐が起こる?
2014年に米国の各州から集まった科学者が研究チームを結成。
排気ガスや空気中の微小粒子状物質などが大気に与える影響を最新のコンピューター技術で解析しました。
すると、中国で深刻化しているPM2.5、インドなどの新興国で排出される化石燃料の排ガスが、
遠く離れた米国で台風や降雨、大寒波などの異常気象の原因になっていることが判明。
北半球中緯度の地域で巨大な嵐や多量の降雨をもたらしている可能性を指摘しました。
研究チームは異常気象の原因として、汚染によって生まれた粒子状物質「エアロゾル」の危険性を指摘。
エアロゾルは雲の元になり、大量に発生すると嵐も巨大化すると発表しました。
汚染物質「エアロゾル」が雨雲を増やす仕組み
エアロゾルとは聞きなれない言葉ですが、
大気を浮遊する物質の総称として使われています。
日本エアロゾル学会の定義は次の通りです。
「気体中に浮遊する微小な液体または固体の粒子をエアロゾル(aerosol)といいます。
エアロゾルは,その生成過程の違いから粉じん(dust)とかフューム(fume),ミスト(mist),ばいじん (smokedust) などと呼ばれ,また気象学的には,視程や色の違いなどから,霧(fog),もや(mist),煙霧 (haze),スモッグ(smog)などと呼ばれることもあります」
引用:https://www.jaast.jp/hanashi/
このエアロゾルは空気を汚染するだけではなく、
雨雲を増やすという困った作用があります。
通常、大気中の湿度が高くなると、水滴ができ、
集まったものが雲となり雨が降ります。
エアロゾルには水滴を集めるという性質があり、
空気中の雨粒をぐんぐん集めていきます。
結果、雨雲が急激に大きくなり、豪雨や嵐をもたらすのです。
さらにエアロゾルが含まれる雨雲は、雨粒の結びつきが強く、
寿命が3~24時間伸びると言われています。
なじみ深い例では、「黄砂」も砂の粒子であるエアロゾルが発達させた雨雲です。
砂などの自然なものではなく、PM2.5などの有害物質が発達させた雨雲の場合、
水までも汚染されてしまう可能性があります。
まずは身の回りの浄化から始めましょう
そうじは地球の裏側の晴天を生む?
一人の力で地球全体の空気をきれいにすることは、難しいかもしれません。
まずは、身の回りの浄化から始めてみましょう。
ご縁があって部屋に舞い込んできた空気。
きれいに保つことで自身の健康はもちろん、よい流れを生んでくれそうです。
車の排気ガスが遠く離れた地で嵐の一因となっているように、
毎日の部屋掃除が地球の裏側の晴天を生むかもしれません。
サーキュレータは優秀な掃除道具
部屋の中の空気には、目に見えないたくさんの塵が漂っています。
空気清浄機はこうした塵を集めるのに有効ですが、
設置されたまわりの空気しか集めることができません。
身の回りの空気を隅々まできれいにするには、
部屋に気流を起こすことがで有効です。
そこでおすすめなのがサーキュレーターや扇風機など、
風を起こすアイテムの活用です。
風により吹き飛ばされた塵は、窓から外に出やすくなり、空気清浄機にも集まりやすくなります。
サーキュレーターは直線的な風を起こすため、部屋の空気を循環させるのに適しています。
扇風機はサーキュレーターと比べ、より広範に空気を拡販させます。
ともに空気のよどみを解消させてくれるため、実は夏以外にも使える大変優秀なアイテムです。
台風が大気をきれいにするように、渦巻き状の風が空気をきれいにするのを助けてくれます。
肺を浄化する食べ物
身の回りの空気をきれいに保つのはもちろんのこと、外で吸収した嫌な空気はしっかりデトックスしましょう。
肺の浄化におすすめな食材は「葛」。
葛には肺を潤し、免疫力を高める作用があります。
料理に使いやすいため、毎日少しずつ取り入れてみましょう。
秋冬はマクロビオティックのお手当である蓮根湯がおすすめですが、春夏はスムージーにして飲むこともできます。
【葛スムージーの作り方】
1.葛を水で溶かし火にかける。
2.1と季節の無農薬フルーツ、りんごジュースを
ブレンダーにかける。
優しいとろみのあるスムージーは、
肺を潤し、体をきれいにしてくれます。
同じく肺を潤す作用のある豆乳を混ぜるのもおすすめです。
こまめな掃除は体にも地球にも優しい
それでは今回の記事のおさらいです。
・大気汚染は異常気象を生む
・部屋に気流が生まれると空気がきれいになる
・扇風機はオールシーズン使える気流発生装置
・春からの肺デトックスには葛スムージーがおすすめ
地球の空気をきれいにする第一歩は部屋の空気の浄化から。
お部屋の掃除は立派な社会貢献です。
さっそく部屋に気流を起こすことからはじめてみましょう。
空気の流れとともに、滞っていたよい気もまいこんできます。
あなたの毎日が健康で快適に過ごせますように。
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