メニュー

  • LINE
  • facebook
  • Instagram
  • twitter
  • お気に入り

メニュー

Organic Life to all the people.

  • LINE
  • facebook
  • Instagram
  • twitter
  • お気に入り
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ IN YOU Market 本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
IN YOU Market

世界のオーガニック事情から見る日本|海外の統計から読み解く私たち日本の課題とは?

supermarket 1951998 640

普段から食べ物や着るものなど、
オーガニックな暮らしを意識している方にとっては、

「日本のオーガニック事情ってどうなの?」
「世界的に見たらやっぱり遅れてるの?進んでるの?」

といった事が気になることもありますよね。

なんと今回は、
ヨーロッパを拠点にオーガニック分野で活躍する団体「FiBL」(※1)が
今年2019年に発表した統計(350ページ以上にも及ぶものです!)を読み解きながら、
世界のオーガニック市場をまとめてみました!

世界各地のオーガニック事情はどうなっているのか、
日本のオーガニック事情の特徴は何か、
そして、私たち消費者の課題は何なのかをお伝えします。

一目でわかる、全世界のオーガニック総計データ



まずは世界全体のデータから見ていきましょう。


・オーガニックに携わっている国数:181国 / 全世界195国
 ✔︎ オーガニック規定が設けられている国数は93ヵ国。

・オーガニック農業面積:約6,980万ヘクタール(2017年現在)
 ✔︎ 1999年は1100万ヘクタール。

・全土地面積に対する、オーガニック農業面積:1.4%

・オーガニック生産者:290万生産者
 ✔︎ 1999年は22万生産者。

・オーガニック市場:970億USドル(日本円で約10兆円。2019年8月30日現在。)
 ✔︎ 1999年は170億USドル
 ✔︎ このうち、約90%が北米とヨーロッパ。

・一人当たりのオーガニック消費量:12.8USドル(約1300円。2019年8月30日現在。)


地域で偏りが大きくあるものの、20年前と比較して、
全世界的にオーガニック市場が拡大していることがわかります。


それでは、地域別・国別でも見ていきましょう!


世界各国のオーガニック最新事情


オーガニック先進国『オーストラリア』



オーガニック先進国と言っても過言ではないオーストラリア。
オーガニック農場面積として世界最大を誇ります。
なんと、全世界のオーガニック農場面積の約半分を、
オーストラリアだけで占めています。

アメリカのオーガニック認証マークUSDA Organicに並ぶ厳しい基準を設けた
Australian Certified Organicの認証マークを見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

それだけに、アメリカ同様、
消費者のオーガニックへの意識も高く、
「australian organic」の調査によると、
多くの消費者が「健康」のためにオーガニックを選んでいる
と答えているとのこと。

また、健康のみではなく環境保護や動物福祉に関しても
オーガニック製品を購入する上で
理念が一致していることを消費者は求めているそう。

単なるトレンドではなく、
オーガニック先進国ならではのオーガニック志向が伺えます。

そして、オーストラリアから、
主にアメリカ、ヨーロッパ、中国へオーガニック製品を輸出もしています。

東南アジアでも、多くのオーストラリア産オーガニック食品を見かけました。



また全てオーガニックとは言えないものの、
代表的なナチュラルコスメブランドが生まれた故郷もオーストラリア。

「ジュリーク」や「グロウン・アルケミスト」、
そして隣国ニュージーランドからは
「イソップ」やナチュラルな洗剤ブランド「エコストア」も生まれています。

☆完全オーガニックなのにコスパ抜群の洗剤HAPPI

世界最大オーガニック市場『アメリカ』



消費者のオーガニック認知度、意識が高く、
単独で全世界のオーガニック市場総額の約半分を占める
世界最大のオーガニック市場、アメリカ。

セレブがナチュラル志向のブランドを発表したり、
メディアで積極的に発信したり、
オーガニック市場として成熟しているアメリカ。

オーストラリア同様、オーガニック消費者は、
日頃から環境保護や動物福祉にも関心があり、
価格が高めでも購入する傾向にあります。

以前は一部の意識が高い消費者のこだわりであったが、
現在はオーガニックが主流になりつつあるとのこと。

そのことが示唆するように、
アマゾンが自然派スーパーマーケット「WHOLEFOODS」を買収したニュースも記憶に新しい。



また、世界でもっとも厳しいオーガニック水準を誇るのもアメリカ。
USDA Organic認証は、原材料の95%以上がオーガニックでなければ認めないというもの。

オーガニック認証マークの中では、
Organicの認証マーク付あればひとまず安心、
と思われる方も多いのではないでしょうか。

☆原材料はUSDA認証取得済!フェリチン鉄を摂れる世界初の鉄サプリ「まめ鉄」

寒冷気候でも効率的な方法でオーガニック拡大中『カナダ』



農業の総数が現象しているにも関わらず、
オーガニック分野については成長を見せているカナダ。

特にオーガニック食品、
そして食品以外のオーガニックアイテムを含め、
2012年から毎年約8%増加成長しています。

国としてもオーガニックに関するリサーチに多額の投資をするなど、
アメリカに並びオーガニックに関して高いレベルを維持する姿勢が見えます。



また、寒冷の地域であるからこそ、
電気やグリーンハウスを使用したオーガニック農業や
デリバリーサービスも盛ん。

例えば、モントリオールを拠点とするルファ・ファームは、
屋根を上に設置したグリーンハウスをしようする事で、
その日に注文があった野菜をその日に収穫し、
新鮮なままデリバリーすることを可能にしています。

若者や忙しいキャリア世代、
子育て中のパパ・ママをサポートするオーガニック市場環境があります。

☆カナダの大自然から生まれたMinery(ミネリー)飲むミネラルパウダー

一人当たりのオーガニック消費金額やシェア率が高い『ヨーロッパ』



オーガニック市場規模は、アメリカに続いて
上位にドイツフランスがランクインしているヨーロッパ。

全製品に対するオーガニック製品シェア率は、
世界ランキングのトップにヨーロッパ各国が名を連ねます。

デンマークが13.3%、そしてスウェーデンとスイスが9%。
購入金額の10%がオーガニック製品と考えるとすごいことですよね。

そして、一人当たりのオーガニック消費金額も約300ユーロ(日本円で約35,000円。2019年8月30日現在。)でスイスとデンマークがトップにきます。

ヨーロッパでは42もの国がオーガニックの規制をそれぞれ設けています。

また、全世界のオーガニック農業面積の20%をヨーロッパが占めています。

中でも農場面積が最大なのはスペイン、イタリア、フランス。

さらにリヒテンシュタインは、
オーガニック農業面積の割合が37.9%で世界トップクラス


ヨーロッパもオーガニック製品が身近なものとなり、
価格差もオーガニック以外のものと大差がなくなってきている状況があります。

この点は、オーガニックがまだ「一部のこだわる人が購入する高いモノ」である日本とは大きく違うところではないでしょうか。

☆完全自然栽培!オリーブ好きもうなる最高品質のオリーブオイル

オーガニック分野でも急成長中『中国』



オーガニック市場でこれまでキーとなる市場は日本と韓国でしたが、
現在、インドと並び、アジアでのオーガニックを牽引している中国。

世界最大のオーガニック農場面積の拡大率を誇り、
急成長中のため、全世界のオーガニック関係者が注目しているマーケットでもあります。

2017年には世界4位のオーガニック市場へと台頭してきました。

オーガニック家畜が中国の強み。

ですが、元々綿の生産も盛んなことから、
オーガニックコットンの生産量も世界第二位です。

食品以外のオーガニック製品はまだ展開が少ないものの、
日本が中国産のオーガニック製品に頼らざるを得ない日が
近い将来来るのではないかと思わされます。


中国と並び、アジアを牽引する『インド』



中国同様にアジアのオーガニックをリードしているインド。

世界最大のオーガニック生産者を誇るのがインド
オーガニックコットンは世界の生産量の半分以上を担っています。

実はオーガニック農業者が世界最大なのもインドです。



「2017年オーガニック生産者が多い国ランキング10」

ただし、まだオーガニックに関するデータが少ないのも事実。
これからアジアをリードしていくには間違いない国なので、要注目です。


輸出向けのオーガニック生産から国内向けにもシフトしつつある『南アメリカ』



南アメリカでオーガニックをリードしているのは、
アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル。

そして、多くのオーガニック生産物は、輸出向けに作られており、
主な品目はコーヒー、ココア、バナナ

南アメリカ最大のオーガニック市場はブラジル



ラテンアメリカ諸国でも食に関する意識が高まり、
砂糖の摂取を減らしたり、
様々な添加物を避けたり、
遺伝子組み換え食物の排除、
また紛争などを引き起こすようなトレードをなされた食品について、
購入を控える
ような消費者行動も見られるとのこと。

☆ブラジル産!久司道夫氏の特別レシピで作られた農薬不使用マクロビオティック式産酵素ペースト

政治関係者を巻き込みながらオーガニックを拡大しつつある『アフリカ』



オーガニック状況の世界ランキングに、
現在はなかなか上がってこないアフリカ。

しかし、オーガニック農業面積もオーガニック生産者も全世界同様増加中。
オーガニックに関する規制を現在検討中の国もあります。

2018年にセネガル開催された、African Organic Conferenceでは、
30ヵ国から160人の政治関係者や科学者、農家、起業家が参加。
確実に拡大してきている地域のひとつです。

主な製品は、
コーヒー、オリーブ、ナッツ、ココア、オイルシード、コットン
そして、悲しいことに、
アフリカで生産されるほとんどのオーガニック製品は輸出用です。

☆南アフリカ産、老舗の完全無農薬栽培ルイボスティー


世界のオーガニック統計から見える『日本』



さて、世界から見た日本は、どう映っているのでしょうか。

実は、以前はアジアで重要なマーケットとして
韓国と並んで認識されていたものの、
そのボリュームと成長率から、
アジアの中では今は中国とインドに大きくリードされているのが現実。

ただし、農家が減っていく中、
新たにオーガニック農家をスタートさせる起業家がいることなど、
世界も日本の変化に引き続き注目している点があります。

また、小売店の半数以上がオーガニック製品を扱っているという調査もあるほど、
実は、オーガニック製品は「探せば、ある」のが日本の実態。

また、食品のみではなく、ファッションやホームケアに関しても
オーガニックブランドが増えて来ているのも世界が注目したトレンドの一つ。

そして、オーガニック製品の輸入に関して、
北米やヨーロッパ同様に厳しい基準を設けていることは、特記されています



政府の取り決めにより、
輸入する側の国と輸出する側の国が
オーガニックの基準について両国間で正式に書類を交わす


または

輸入する側が認証団体の認証を直接認めることによってのみ、
オーガニックが認められた状態で輸入販売できる

というもの。

例えば前者に関して、
アメリカと日本はすでに両国のオーガニック標準を同等のものとして認めています。

後者に関しては、
輸入する側が新たに認証団体へ認証を請求しなければならず、
そのコストを考慮すると、あまり進んでいないのも事実です。

よってオーガニック製品を他国から日本に輸入販売するには、
そのメリットは限られて
おり、
またボリューム比較では中国とインドには叶わないものの、
日本は現状以上のオーガニック標準を維持しながら、
さらにオーガニックに対しての意識をさらに高めていく必要が見えてきました。

まだまだオーガニック製品の割合ではヨーロッパ諸国に届かず、
また意識の面でも欧米のように主流とは言えない状況。

アジアでは中国とインドが台頭してくるオーガニックの分野で、
日本で生まれたオーガニック製品やブランドをいかにサポートしていけるか?
ということが今後消費者である私たちの課題になりそうです。

日本のオーガニック製品やブランドをみんなでサポートしよう!

<1日200円の健康習慣!>ミネラルならこれ1つ。あなたの毎日が輝き始める無味無臭「飲むミネラル」 by Minery(ミネリー)カナダ原生林から誕生!重金属・農薬テスト済|たっぷり2.5-3.5ヶ月分でお得!

¥ 18,225 ~ ¥ 87,766 (税込)

世界に1人のあなたをパーフェクトにする世界に1つのオートクチュールオーガニック・フレグランス ”Fivele” (フィヴェール)【IN YOU Market 限定販売】

¥ 35,160 ~ ¥ 37,800 (税込)

口に入れても安全な「肌に纏う宝石、シルクパウダー」。シルクがあなたのお肌を乾燥と日焼けから守ります!

¥ 3,888 ~ ¥ 7,560 (税込)

100%天然国産原料!一子相伝による伝統的製法で、丹精込めてつくりあげた白い金、「絶滅寸前の究極の本葛」

¥ 1,760 ~ ¥ 11,480 (税込)

脳にも良いといわれるスーパーフード! 日本国内の自然の中で育った、安全・無農薬な「くるみ」 5個セット:4,000円(税抜)

¥ 4,320 (税込)

籾付きの玄米を丸ごと黒焼き!ミネラルが豊富な黒焼き玄米サプリメント

¥ 8,640 (税込)

こちらの記事もおすすめです!

「作る人」がいない日本の農業に未来はない?オーガニック農家を、なりたい職業ベスト10に入れよう!「農家を憧れの職業にしよう活動」始めました。

オーガニック商品が日本の一般市場で流通されにくい本当の理由は、日本の流通業とベンダーとの関係性・基本構造にあった!

カラダにいいという理由だけでオーガニックを選ぶ日本特有の価値観|環境保全に貢献できるからこそオーガニックが選ばれる。 エコ先進国ドイツから学ぶ、環境保全の視点とOEKOテスト誌の取り組み

※1:THE WORLD OF ORGANIC AGRICULTURE, FiBL

この記事のタグ
お気に入り登録する
シェアする
supermarket 1951998 640

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

あなたにお勧めの記事
関連記事
ページ上部へ