看護師ママが教える子どもの体の特徴と4つのチェックポイント|子どもからの病気サインに気づく方法
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子供の体の力を育てること
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こんにちは。小児科看護師のほんのりです。
2児のママであり、こどものアトピーをきっかけに、自然派の生活を心がけてくらしています。
このサイトをご覧のママさんたちは、オーガニックなライフスタイルに関心も高く、
こどもの自然治癒力を育てたい
できるだけ不必要な医療や薬には頼らずに子育てしたい
からだと地球にやさしい暮らしを楽しみたい
こんなことを考えるママが多いのではないでしょうか?
でも、一方で情報が溢れているこの現代社会。
何を信じればいいの?
どう情報を取捨選択すればいいの?
本当に必要なもの・ことの見極めはどうすればいいの?
と戸惑うママも少なくないはず。
実際、わたしは子供が2歳半のときに喘息とアトピーと診断され、
それをきっかけに「からだ・くらし」に向き合うこととなりました。
はじめは“アトピー”という、今、苦しんでいる目の前の症状を何とかしたいために
あらゆるものを試したりしましたが、そんなものは一時しのぎだったり、気休めにすぎません。
そうではなく、ちゃんと「からだのしくみ・病気のしくみ」を理解して、根本的なことを、整えよう。
時間はかかっても、子供のもつ「からだのちから」を育てることを優先しよう、と「くらし」全体を見直して、
自然治癒力を育てて行くためにはどうしたらいいか?
どのような生活をしたらいいのか、何を選択し、何を捨てればいいのか?
など小さな実践を重ねてきて、現在に至ります。
もちろん、長女のアトピーは数年を経てだいぶ軽快しています。
娘の持つ“自然治癒力”で治ってきた結果です!
今日は、看護師として、そして子育てする中で実践してきた経験を踏まえて、
こどもの自然治癒力の育み方をお伝えしたいと思います。
子供の体からの病気サイン、気づいていますか?
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現代は、核家族化も進み、子育ての負担がママ一人にかかりやすく、
ママはとても負担の多い生活をしていると思います。
更に、初めての子育てだったり、実際目の前のこどもは育児書通りなんていかない!
これは、病院に行くほどなの?家で様子をみていいレベルなの?みんなどうなの?
と、目の前のこどもの状態に右往左往してしまう・・・
看護師のわたしでも、初めての育児はそうでした。
2歳半になったある日、娘は喘息発作を起こして入院するという事態が起きました。
「アレルギー性の病気は遺伝要素が強いし」と、
病気は突然降りかってくるもの、ぐらいに思って
当時はショックを受けつつも受け入れていましたが、今なら確実にわかります。
生活全般が、アレルギーの引き金となっていた・・・と。
思い返せば、赤ちゃんの頃から出たり引いたりする湿疹や、
風邪を引いた時に少しゼロゼロと咳が長引きやすいこと、
これらは娘からのからだからのサインでした。当時はそれに気が付けませんでした。
正しい知識を身に付け、目の前のこどもをしっかりと「みる」こと。
からだからのサインをキャッチし、日々のくらしのなかで、適切なケアができること――――
それは医者がすることではなく、ママであるわたしがすることが大切なんだ・・・
そう気づかされた、とても重要な経験でした。
すべてが未熟!子供の体
こどもは、とにかくすべてが未熟な状態で生まれます。とくに小さい赤ちゃんほどそうですね。
からだを構成する要素は同じなのですが、とにかく未熟。
予備力も少ない為に、原因⇒結果となるのが早いです。
悪化するきっかけが少しでもあればすぐに悪化してしまう。
それに加えてもともとの体質、そして発達など含める体力、
生命力なども個人差もあるため、本当にさまざまです。
大人がよく理解して適切なケアや保護をしてあげることが必要です。
ですが逆を言うと、悪化要素を取り除き、原因に適切にアプローチができれば回復も早いです。
なので、こどもこそ、食事やナチュラルケアなど、
自然療法が十分に効果を発揮できるのです!
風邪ひいた!!病院病院!と「医者」や「薬」に頼る前に、からだのしくみを知り、
家庭にある身近なものでお手当てできるような智恵を持つことは重要ではないでしょうか?
ママは子供のお医者さん!
昔から、母親は家庭の健康を担う重要な存在として位置づけられています。自然派医師で有名な本間真二郎医師の著書でも、
こどもを健康に導くのは、お母さん(またはその役割を担う保護者)の役割である
(自然に沿ったこどもの暮らし・体・心のこと大全より)
と述べています。
わたしも本当にそう感じています。
からだをつくっていくのは、毎日の暮らし方。
それは、ママの意識でだいぶ左右されますよね。
こどもの普段の状態を知り尽くしていて、元気な時も、病気で弱っているときも、
一緒に過ごしてきたのは、他でもないママ自身でしょう。
医者は、こどもの普段の様子を知りません。
専門的知識が必要な際の、良き相談者・アドバイザーという感じではないでしょうか。
でも、はじめからママも名ドクターになれるわけではありません。
初めての出来事に戸惑いながら、時に病院にかかったりしながら勉強し、
こどもと一緒に体験していくことで徐々に観察力が養われ、
良い判断もできるようになるでしょう。
子供の体の特徴
陰陽五行説でみると、からだは五臓六腑で成り立っています。
簡単に説明すると、
◆肝:解毒・分解作用、血を貯めるところ。感情と関わりが深い。
◆腎:水分の代謝・排泄作用、いのちのエネルギー源を蓄える。
◆脾:消化吸収作用、からだの“体液”の運搬を担っている。
◆心:血液循環のコントロール、精神・意識・思考と関わりが深い。
◆肺:呼吸運動、気の巡りと関係が深い。
となっています。
矢印の方向にそれぞれ循環していくわけですが、それぞれの内臓が適切に機能できてこそ、
絶妙なバランスでからだの健康が成り立っているのです。
こどもは全てが未熟だとお伝えしましたが、中でも注意して観察・ケアしてほしいのが、
「肝・腎」です。
この2つは、からだの「浄化装置」。
赤ちゃんはこの世に生まれてから、入ってくるいろいろなものを、
自分の力で処理して行かなくてはいけません。
まず初めに、「適切に排出出来ること」が、とても重要なのです。
これは普段の生活でチェック・ケアが大切です。
是非、ママが日々の生活でチェックし、必要ならケアしていきながら、
こどものからだの力を育んで行きましょう。
子供の体チェックポイント
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チェックポイントとしては、
「からだから出てくるもの」です。
代表的なものとして・・・
「尿」、「便」、「汗」、「湿疹」です!
“出す”という反応は、デトックスであり、からだを浄化する自然の作用です。
“肝・腎”の浄化装置がしっかり働いているかのチェックですね!
「尿・便」
排泄のことは説明しなくても理解はできると思います。よく出ていればOK!排便の理想は1日1~2回程度、ツルンとバナナのような形がでること。
そこまでいかなくても2日以内に出ていればよいでしょう。
ただ近年は、赤ちゃんも便秘なども多くなってきています。
原因は様々。母乳の質の低下もありますし、こども自身のからだの冷えや、
いわゆる五臓の循環がうまく行ってないことなどが挙げられます。
全体の循環がスムーズに行くよう、ケアが大切です。
「汗」
普通こどもは体温が高くて、汗びっしょりになって遊んでいますよね。本来の姿はそんな状態です。
しかし、一方で体温調節機能も未熟だし、汗腺も未発達です。
そのため、冷房の利いてる室内で過ごしてばかりなどでは、
汗のかき方も忘れてしまいます。(大人だって同じですよね。)
汗って大事です。代謝の目安ですから!!
冬は汗かきづらいからわかりにくいですが、
理想としては温かいスープを飲んでじんわり汗ばむ感じ。
この状態であれば、問題はないです。
この状態(何か温まる刺激があると、すぐ汗として反応できる)が通常、ベースだとすると、
こどもであっても結構冷えている子、多いです。
季節にもよりますが、是非食事の際などチェックしてみてくださいね。
「湿疹」
湿疹は、上記の尿や便、汗などのように生理的にでるものとは少し違います。が、とても重要ポイントです!
湿疹について細かく説明すると長くなってしまうので簡潔にまとめますが、
乳児湿疹含め湿疹は、
からだのなかの要らないものが処理しきれずに、皮膚を出口として“湿疹”という症状で現れます。
肝臓さんの解毒・分解が間に合ってません!のサインですね。
このからだからのサインをわからずに、
ステロイドなど強い薬を塗ってしまうと、一見皮膚キレイになりますが、
からだの肝臓さんの状態はかわらないまま。
しかも薬というまた余計な分解要素も入ってきてしまうため、
肝臓さんの負担はまた増える・・・という悪循環。
わたし個人な意見ですが、湿疹は出し切ってしまう方がいいです。
(痒くて掻き壊してしまうなら、対応は必要ですがここでは割愛します。)
根本の原因は、からだの中の何かが処理できないから、湿疹として出ているのです。
ですから
処理しきれるまでは、肝臓さんの負担を増やさないようにしよう、
と思っています。
しかし、原因を追究するのは難しいですよね。
食事は大きな要素となってしますが、食材を特定するなんてすごく大変。
そんなに原因追究!しなくても、“湿疹”としてとりあえず出せているのだから、
からだとしての応急処置は出来ているのです。
かわいそう・・・
すぐになんとか、きれいな皮膚にしよう!
というよりも、長期的な目で、
何が負担だったのかな?に目を向けた方が良いと思っています。
子供の肝・腎を育む、一番カンタン・お手軽で、効果アリのケア方法は!?
![](https://image.shutterstock.com/image-photo/mother-child-on-white-bed-260nw-558316417.jpg)
「肝・腎」はからだの“浄化装置”であるとお伝えしましたね。
なので、この2つがしっかり機能していけるよう、サポートが大切です。
以上の踏まえた上で、
それぞれのケアはあるにしろ、すべてに共通して有効で、かつママに負担が少ない、と思えるのが
ベビーマッサージです!
ベビーマッサージは近年とても広がり、その効果などは多くの団体も推奨していますし、多くの効果がもたらされることは実証済みです。
ただわたしが伝えたいのは、いわゆる王道の、こどもを裸にしてオイルを準備して
わらべうたを謳いながら楽しく・・・なんてことではなくて。
(もちろん王道スタイルが楽しくできるなら是非!)
無理にそうしなくても、服の上からただ撫でるだけでも効果はあります。
撫でることで、からだの循環を助ける働きがあります。
なでるまでいかなくても、
こどもの背中~腰までママの手をあてて、じんわりと温めてあげる。(腎を温める効果あり)
これだけでもOKです!
手から伝わるママの温もりは、こどもは本当に安心するしパワーがもらえます。
また、むやみに薬に頼りすぎないこと。
“肝”の機能を育むために大切です。
“浄化装置”ですので、肝は基本的に日常で入ってくるあらゆるものの
分解・解毒を行うところですから、不要物が多いとキャパオーバーしやすいです。
そんな時に、不必要な薬の使用は、肝の機能に負担がかかります。
目の前の症状を薬で解決しようとするその前に、前述したチェックポイントをよく観察し、便秘なら便秘のケア、湿疹なら原因に目を向けてみるなどしてください。湿疹の傾向を把握するために、食事日記をつけるものおススメですよ。
肝を休ませる、ということも十分大切なケアの一つです。
目の前の子供のことをよく見てあげましょう
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元気なからだは日々の暮らしで育まれていくもの。
適切に解毒・排出力があってこそ、正常な免疫力・抵抗力が育つのです。
少しの知識と、目の前のこどもを見る目、
そして愛情あるママの手で、こどものからだのちからを育んでいきましょう。
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