ヨガとマクロビオティックが”素敵な関係”であり続けるたったひとつの理由
アウトドアやトレッキング、ジョグやワークアウトなどエクササイズが気持ちよい季節です。私はヨガが好きですが、時間をかけてやるときもあれば、ストレッチ風にすることもあります。ジョグやサーフィンもそうですが、やはりマシンや機具を使わないで”身ひとつ”でできるエクササイズがシンプルで気持ちよいですね。一生できそうです。
仕事に忙殺されたり、人間関係に疲れてたりするときの発散方法として買い物や旅行、おいしいものを食べる、などを挙げる人は多いですが、マクロビオティックとヨガをセットに一日を過ごすと非常に爽快で、身体的なことはもちろんですが、精神的にとても平穏に時間を過ごすことができます。これは贅沢な時間だと感じますし、定期的な”マインドリセット”をしたい自分にとっては欠かせません。いつでもどこでも瞑想できる、リラックスできるという知人がいますが、これもまたセルフコントロールの術としていいですね。
マクロビオティックとヨガの関連性についてご存知の方も多いと思いますが、両者は実に相性がいいのです。
ヨガは、インド古来(3000年ほど前)から伝えられているエクササイズで、美しいポーズをとることに加え、重要なのは呼吸法です。ポーズをとりながら自身の呼吸を整えることでとにかく自分を落ち着かせます。身体機能を活性化させ、バランスをとっていきます。センタリングという言い方をする人もいますが、肉体的・精神的疲労で乱れたマインドをリセットできるものです。
これはゆっくり時間をかけてやればやるほどその効果が体感できると思います。ひとりでグーっとやるのも気持ちがいいですし、少人数のクラスなどでも独特の世界観があります。大人数でやるイベント的ヨガでも「みんなの氣」を感じることができてどれもそれなりに楽しくできますよね。(4月26日の日曜日に私が主催するヨガイベントがありますのでお近くの方はぜひどうぞ。)
マクロビオティックは、玄米菜食を軸においたいわゆる食事療法ですが、あらゆる食べものを陰陽に分け、バランスをとることの大事さを説いています。(肉を食べない食事法という表現はいささか違います。)もう少し踏み込むと、身体のためによいとされている食物をとりいれ、身体によくないとされている食物を遠ざけることによって、人間の身体に元々ある機能(自然治癒力、代謝など)を高め、心身ともに健康な状態に導くことを目的としています。さらには玄米の炊き方や、料理作法法-例えば包丁の使い方など-咀嚼についても一貫した理念があることから、日常の食事という考え方を超越した自己形成の手段であると私は捉えています。
ヨガのポーズと呼吸で心身のバランスを整え、さらに玄米をメインに身体によいものを食事で取り入れるマクロビオティック。このふたつを組み合わせることによって、相乗効果が期待できると考えられますし、実践されている方も少なくないでしょう。イベントコンテンツとしてもおすすめです。
おわかりかと思いますが、マクロビオティックとヨガの相性が良いのは、
エクササイズと食の相乗効果で身体機能を高めることができ、「内なる自分と向き合う」ことで精神的バランスを整えることができるからなのです。
このふたつを長年続けていくと、生活習慣がかわり、肉食をはじめ、お酒やたばこなどの嗜好品、添加物の入っている食品などは受けつけられない身体になっていきます。マクロビオティックを伝え続けている日本CI協会会長の勝又氏によれば「マクロビオティックは肉を食べないのではなくて、(玄米菜食を続けていると)カラダがどんどん肉を欲しなくなるんです。」とおっしゃっていましたが、なるほどそうかと思いました。これは実感しないとなかなか伝わらないかも知れませんが、体感できると人生観が変わるといっても過言ではありません。
私は10年以上前は喫煙者でしたが、既にタバコの臭いに敏感になってしまい、禁煙のカフェでないと落ち着くことができなくなってしまいました。添加物は舌に違和感を感じるようにもなりました。これを神経質で面倒なカラダと考えるか、センサーが敏感で”鈍感でない”カラダと考えるか分かれるかも知れません。私がどう捉えているかは言うまでもありません。
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