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日本の夏は暑邪と湿邪に注意。ウリ科の野菜が救世主!?東洋医学からみた夏の正しい過ごし方と養生方法、おすすめの食べ物。 

松永加奈恵
薬膳料理やマクロビオティック、糖質制限食などを扱うカフェでチーフとして三年間勤務。病院が開催する食育講座で講師も務める。野菜ソムリエ資格所持

地域によって違いますが、そろそろ梅雨が明けて夏を迎える時期ですね。
東洋医学の考えでは、人も自然の一部。季節や環境の変化に適した過ごし方をすることで、心身ともに健やかでいることができます。

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現代を生きる私たちは、
夜なのに明るい、夏でも涼しく汗をかかない、季節に関わらずどんな食材も手に入る
という一見過ごしやすく便利な環境が当たり前となっていますが

それゆえに、季節に応じた過ごし方というものが難しくなり
そのために体調不良を引き起こすということが多くなってしまっているように思います。

夏の正しい過ごし方をご存知でしょうか。
今回は東洋医学からみる、夏の過ごし方をご紹介していきます。

高温多湿の夏は「心(しん)」と「脾」が弱りやすい

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日本の夏は高温多湿。
暑さと共に湿度にも注意を払う必要があります。

東洋医学の考えの基となっている陰陽五行論でみると

夏は「火」の季節で、五臓でいうと「心」が弱りやすい季節です。


心には血を全身に循環させる心臓のポンプのような役割があります。
全身に血を行き渡らせるため、どうしても熱がこもりやすく、暑さに弱いという特徴があります。

心は血を全身に巡らせる循環機能と、精神面のコントロールするといった2つの機能があり
心に不調が生じると、
動悸や息切れや不整脈など循環器系の不調に加え、集中力がなくなる、不安になる、くよくよするといった精神面の症状も現れやすくなります。


余談ですが、私の父親は生まれつき心臓が弱いのですが、不安を感じやすく、くよくよと落ち込みやすいという一面があります。
お世話になっている中医師の先生から聞いた話ですが、そういった臓器の特徴が人格に現れるということはよくあることのようです。

また、暑さと共に湿度にも注意を払う必要があると先述しましたがこの時期、

心と共にもう一つ弱りやすい臓器が湿度に弱い「脾」です。


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脾は食物を消化吸収し、全身に送り届ける役割があります。

湿がたまりその働きを阻害してしまうと、
食欲不振、胃もたれする、体がだるい、疲れやすいなどさまざまな症状が出てきます。

湿度の高い環境に加えて、これからの時期は水分や冷たいものの摂り過ぎにより脾の機能が低下しやすくなります。
水分補給は大切ですが、冷たい飲み物は脾を冷やし、機能を低下させてしまうので常温の水やお茶をゆっくりと飲むようにしましょう。
もっと言うと、普段から冷房が効いた環境にいる方は夏場であってもお白湯の方が良いくらいだと思います。

心の養生と脾の養生

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心(しん)の養生としては赤の食材や苦味のある食材がおすすめです。


赤い食材はトマトやスイカ、赤ピーマン、クコの実や小豆。
苦味でいうと、ゴーヤやミョウガもおすすめです。


脾の養生としては
長いもなどのイモ類や、枝豆、小豆などの豆類、きのこなどがおすすめ


また、脾を冷やし負担をかける
脂もの、甘いもの、冷たいもの、生のもの、辛いものなどを控えることも大切です。

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アイスクリームやかき氷に冷えたビールやジュースなど、夏場はどうしても冷たいものが恋しくなりますが

脾に負担をかけ、夏冷えや夏バテにつながってしまうので身体の声を聴きながら、適度に楽しむようにしましょう。

食欲がない時や身体が疲れてだるさを感じるときなど、アイスなら食べれる!という方も見かけますが
甘いもの×冷たいものの組み合わせは脾に負担をかける組み合わせなので気を付けたいですね。

今話題となっているこちらの記事もご覧ください。
子どものアイスは12歳から。アイスクリームが引き起こす困ったトラブルや病気をまとめました。

こちらの記事はミトコンドリアが活動できる温度は37度であるという観点から、冷たいものを食べることの危険性をお伝えする内容となっています。

冷たいものを食べて内蔵を冷やすと、元の温度に戻すのにエネルギーを使ってしまい
身体に負担がかかってしまうということなのです。

旬の野菜で適度なクールダウンを

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それでは暑い時期にはどのようなクールダウンが適しているのでしょうか。
クーラーもなければ冷蔵庫もなかったころ、暑さを乗り切るために一役買ったのが夏の旬野菜です。

夏はウリ科の食べ物がおいしくなりますよね。

きゅうり、ゴーヤ、冬瓜、スイカなど
こういったウリ科の野菜は適度に身体の熱を冷まし、身体の中の余分な水分を排出してくれます。


クーラーの効いた部屋、冷たい飲み物、冷えたそうめん、アイスクリームにかき氷といった習慣は、すぐに暑さを和らげてくれますが、どうしても身体に負担がかかってしまいます。旬の野菜を摂って適度なクールダウンを心がけたいですね。

旬のものを頂くということは、自然の恵みをそのまま頂くということ。
自然から離れて生きる私たちだからこそ、積極的に旬の食材の力を借りることが大切なように思います。


余談ですが、私が住む沖縄県では、ナーベラーと言われるヘチマやモーウイと言われる赤瓜がよく食べられています。
ゴーヤや冬瓜も、他県よりも消費率が高い傾向にあります。亜熱帯気候で、湿度も気温も高い沖縄県で理にかなった食生活ですね。

スイカは冷蔵庫に入れちゃダメだよ!

夏野菜は冷蔵庫に入れなくても良い

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以前薬膳料理を提供するカフェで働いていたころのことですが
カフェを監修してくださっていた中医師の先生から、「スイカは冷蔵庫に入れちゃダメだよ!」と言われたことを覚えています。

スイカは身体の熱を冷ます作用があるため、冷蔵庫で冷やしたものを食べると体を冷やしすぎてしまうのだそうです。
身体を冷やす作用のある夏野菜は冷えた状態で食べるよりも常温で食べた方がバランスがとりやすいんですね。

実際ナスやキュウリやトマトなどの夏野菜は温かい状態を好むので、低温環境に弱く冷蔵障害を起こしたり水っぽくなってしまったりします。
すぐに食べないときは常温保存はどうしても難しいので、食べる1~2時間ほど前に冷蔵庫から出して常温に戻すようにすると良いですね。

人間は、自然と調和しながら生きている 

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東洋医学の最大の特徴は

「人間は、自然と調和しながら生きている」

という考え方です。
夏には夏の過ごし方があります。

適度に汗をかき、旬の夏野菜を食べて余分な熱を発散させるましょう。
クーラーが効きすぎる環境にいる方は、冷やしすぎないような工夫も必要ですね。

便利な今を生きる私たちだからこそ、季節の変化に柔軟に対応していくべきだと感じます。

中国のことわざですが「心静自然涼」という言葉がありますが
夏の暑さにイライラせず、ゆったりとした気持ちで涼やかに過ごしたいですね。

皆様のより健康でより楽しい毎日のお役に立てますように。


この季節におすすめの薬膳アイテム2種!

1 オーガニッククコの実ジュース

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2 無農薬チャーガ蜂蜜

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