すぐ風邪をひく、アトピー、喘息持ち、その原因は農薬かも?子どもの体に農薬が与え得る悪影響とオーガニックを今すぐ選びたくなるポイント
すぐ風邪をひく、アトピー、喘息持ち、その原因は農薬かも?子どもの体に農薬が与え得る悪影響とオーガニックを今すぐ選びたくなるポイント
私たちが健康でいるために大切な、キーワードの1つに毒を貯めないということがあります。
体の毒というと添加物が広く知れ渡っていると思いますが、添加物以上に気を付けるべき毒が、農薬です。
添加物は食品表示に記載されているので購入する時に確認することができますが、農薬に関しては記載がありません。
野菜や果物が、どんな種類の農薬をどのくらいの量を使って作られたのかという情報は、消費者にはわかりません。
体に良いものをと考えて毎日子供にご飯を作っている子育て中のお母さんだからこそ「農薬に気をつけて生活する方法」について考えてみませんか?
目には見えない、野菜や果物の残留農薬
アメリカの環境保護団体「EWG」は毎年、残留農薬量の多い野菜や果物を調査、発表しています。
EWGの調査は毎年行われていますが、ワーストTOP3は例年変わらずランキング入りをしています。
こちらの記事も参考にしてみてください。
★安全な食材選びでいつも疲れていませんか?買い物が楽になるアメリカEWGの参考リストと3つのポイントを大公開します!
消費者には情報が閉鎖的な農薬だからこそ、まずは事実を知ることから始めてみましょう。
残留農薬量の多い、野菜果物ワースト5
第5位 リンゴ
残量農薬検査を行なったリンゴのサンプルのうち99%から、少なくとも1種類の残留農薬が検出がされました。
さらに、驚くべきことに、リンゴ1玉に対しての残留農薬については、平均4.4種類も検出されるという事実も。
あまり知られていない事実ですが、きれいなりんごが日本では好まれるため「リンゴの皮の変色を防ぐためだけ」に収穫後に使用する農薬が、発がん性物質を形成する恐れがあるとされています。
驚くべきことに、日本で栽培されているリンゴにはアメリカに比べて2倍、EUに比べると2.5倍もの農薬が使われていますので、注意したいですね。
第4位 ネクタリン(ズバイモモ)
ネクタリンのサンプルの、90%以上から2種類以上の残留農薬が検出されました。
とてもデリケートな果物で害虫がわきやすいため、化学肥料や殺虫剤などが多く使用されています。
第3位 ケール
平均5.6種類の残留農薬が検出され、90%以上のケールのサンプルから2種類以上の残留農薬が検出、最大で18種類もの残留農薬が検出されたサンプルもありました。
青汁の原料として有名で、健康のために食べている方もいると思います。
ホルモンバランスに影響を与える、内分泌かく乱作用の疑いがある農薬を使用しており、甲状腺機能に異常をきたす可能性が指摘されています。
第2位 ほうれんそう
ネクタリンと同じく、害虫に弱いため殺虫剤が多く使われています。
神経系に影響を与える疑いのある農薬を使用しており、てんかん発作や麻痺を引き起こす可能性が指摘されています。
ほうれんそうのゆで汁は使い回さないほうがよいかもしれませんね。
第1位 イチゴ
4年連続、ワースト1位にランキング入りをしています。
イチゴのサンプルの、99%に1種類以上の残留農薬が検出され、最大で23種類もの残留農薬が検出されたサンプルもありました。
日本で生産されている、イチゴに使われている農薬は40~60種類以上といわれており、農薬散布回数は65回にもなります。
(これが本当かどうか知りたい場合、「いちご 防除暦」と検索すればJAの資料がヒットしますので、ぜひチェックしてみてください)
イチゴはできる限りオーガニックの物を選んだ方が、良さそうですね。
5位以降はぶどう、桃、さくらんぼ、洋ナシ、トマトと続いています。
参考:「EWGの2021年の農作物中の農薬に関する買い物客ガイド」
子供への農薬の影響
ランキングを見ても、普段食卓に並んでいる野菜や果物が多いと感じませんか?
1位のイチゴは、私も子供も大好きでスーパーで購入したり、いちご狩りに行ったこともあります。
良いものも悪いものも吸収しやすい子供にとって、農薬はどのような影響があるでしょうか?
今回の調査をしているEWGも、子供は大人に比べて農薬の影響をうけやすいと伝えています。
子供の健康を守るお母さんだからこそ、農薬が体に及ぼす危険性を知っておきましょう。
農薬は、母体を通じて遺伝する
実は、恐ろしい実験結果が発表されています。グリホサートの毒性で、もっとも影響が大きいのは、世代を超えて伝わる毒性だろう。
この毒性がグリホサートで起こることが分かったのは最近のことで、一九年に発表された論文である。
それによれば、妊娠中の母ラットに、ごく低濃度のグリホサートを1~2週間投与したところ、母ラットも仔ラットもなんら影響がなかったのに、孫とひ孫の世代になって腫瘍や生殖機能不全、肥満など様々な障害が発生したという。
別の実験でもやはり孫の世代で異常が現れている。人間で喩えたら、親が食べたグリホサートが、7、80年も経って孫やひ孫に障害となって現れたようなものだ。
引用:何年も経ってから障害が…“農薬大国”日本の現実 「見えない毒性」から身をも守るためには?
グリホサートとは、雑草を枯らすために使われる農薬です。
子供は、お母さんのお腹にいる時からすでに農薬の影響をうけており、生まれてからも食べ物に残留している農薬を摂取しているということです。
農薬の影響が及ぼされると、子供の体へどういったことが起こるのか、心配になりますよね。
子供の体に対する農薬の影響
毎日私たちが食べているものには、様々な種類の農薬が使われています。
・発がん性のある殺虫剤
・内分泌かく乱物質が含まれる防カビ剤
・神経系に影響を与える疑いのある農薬など
・内分泌かく乱物質が含まれる防カビ剤
・神経系に影響を与える疑いのある農薬など
日本では600種類もの農薬があり、4000個以上の商品が存在しています。
使われている農薬は国の検査を通ってきていますが、少量だとしても毎日摂取していたら、体への影響はどうでしょうか?
また大人よりも体の小さい子供にとって、少量だとしても大きな負担になる可能性はないでしょうか?
子供の体に対して農薬はどのような症状としてでるのか?
農薬は、子供の脳神経を混乱させ麻痺やてんかんを引き起こしたり、子供のADHDのリスクを2倍にする可能性があるというデータもあります。参考:農薬を多く摂取した子どものADHD発症率は2倍、米・カナダ研究
最近、発達発育においてグレーゾーンの子供が増えているといわれていますが、食材選びの際には農薬の問題にも留意した方がよいかもしれません。
また内分泌かく乱物質は、ホルモンバランスを不安定にして人間の正常な体の機能作用に影響を及ぼします。
自然治癒力の低下や免疫力低下につながるため、子供がすぐ風邪をひくとか、アトピー・喘息持ちなどの場合、農薬が原因の1つである可能性も頭に入れておきたいですね。
出来るだけ農薬を体に入れない方法
残留農薬が気になる野菜や果物であっても、食材そのもののビタミンやミネラルなどの栄養が摂れないというわけではありませんので、食材の選び方や食べ方に気を付けることが大切です。
一般に販売されている野菜や果物には、基本的に農薬が使われているということを知る
野菜や果物を栽培する時に、農薬は必須なものとなっています。それは、こちらの記事を読んでいただけるとご理解いただけると思います。
★日本での農薬使用は絶対になくならない!消費者までもが無意識的に農薬を求める驚愕の事実
農薬は消費者が見えるものではなく、食品表示に書かれているものでもありませんが、まずは農薬が使われているという事実を知っていることが大切です。
周りの大切な人にもシェアをして、賢い消費者を増やしていきたいですね。
調理する前には洗い、できるかぎり農薬を落とす
野菜や果物の表面についている農薬であれば、洗い流すことで減らすことができます。流水でしっかりと洗うことは簡単にできるので、おすすめです。
重層水や塩水、酢水で洗うという方法もあります。
野菜を洗う専用の洗剤も販売されていますので、使ってみるのも良いかもしれないです。
★「やさい・くだもの洗いパウダー」|農薬使用量が世界第3位の日本に住む私たちに必要なアイテム
皮をむくから洗わないという方もいるかもしれませんが、皮をむく野菜や果物もしっかり洗うことが大切です。
また、オーガニックと書いてあるものも念のために洗ってから調理をしましょう。
残留農薬を減らす調理方法
・皮をむけるものは、厚めに皮をむきましょう
残留農薬は基本的に表面に付着していますので、表面の皮はむいてから調理をしましょう。
皮に栄養があるといわれている野菜も多くありますが、皮まで食べたいのであればオーガニックのものを選びましょう。
・キャベツやレタスなどの葉物は、外側の葉を捨てましょう
葉の外側には残留農薬が多いため、1枚はがしてから使いましょう。
1枚ずつ丁寧に洗うことも、残留農薬を減らすために有効です。
家庭菜園で無農薬の野菜を作る
自宅で栽培できるスペースがあるのであれば、子供と一緒に家庭菜園をすることもおすすめです。私も自宅でトマトを栽培しており、子供が水やり係として毎日頑張ってくれています。
食べるものを自分で育てる経験が食育につながり、残留農薬も減らせて一石二鳥ですね。
オーガニック野菜や果物を買う
残留農薬を減らす一番有効な方法は、オーガニックのものを選ぶことです。
オーガニック野菜や果物は、化学農薬ではなく自然のものを活かして栽培をしています。
通常よりも価格が高くなっていますが、子どもにとってよくない影響が出る可能性がある食材を摂取するよりも、安心・安全な食べ物を毎日食べる方が、結果的に良いのではないでしょうか。
オーガニックを選べば、体内のネオニコチノイド農薬の濃度が50%以上下がるという研究発表もありますし(※)、抗ガン成分と言われるサルベストロール(※)・免疫細胞を活性化させるビタミンLPS(※)も摂れると言われており、非常に大きなメリットがあると言えます。
また、オーガニック、自然栽培の野菜は「味が濃い」「旨味が違う」「日持ちする」などといった声がとても多く、お気に入りの生産者を見つけて購入するというのも、毎日の料理が楽しくなり、美味しさという面でも満足度が変わってきます。
こうしたことから、「多少価格が高くなってもよいものを買いたい」という考えに無理なく自然とシフトしていけるかもしれません。
お近くの地域や、インターネット通販などで、オーガニック食材を販売している店舗を探してみましょう。
農薬をできる限り避けて賢い消費者になることが、子供を守るための第一歩
今回は、
・残留農薬量の多い野菜果物ランキング
・農薬が子供に及ぼす影響
・農薬摂取量を減らす食べ方、選び方
についてご紹介しました。
子供は、大人が与えたものを食べて成長していきます。
子供の体を作る上で大切な食べ物だからこそ、安全安心なものを選べる賢い消費者を目指していきたいですね。
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