大根の魅力を再発見!抗がん作用が期待される辛み成分を美味しく摂れる3つの簡単沖縄発レシピもご紹介します
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大根の魅力を再発見!抗がん作用が期待される辛み成分を美味しく摂れる3つの簡単沖縄発レシピもご紹介します
皆さんは大根はお好きですか?
生でも加熱しても、はたまた主役としても名脇役としても活躍してくれますよね。
そのオールラウンダーさには自分も負けていられないなと思う今日この頃ですが、今回はこの大根の魅力をたっぷりお伝えし、特に注目したい抗がん作用が期待される成分と、その成分を美味しく摂れる、私の出身地である沖縄のとても簡単なレシピをご紹介します。
ぜひ最後まで読んでくださいね!
日本人になじみ深い大根
さて、そんな大根ですが、癖が少ないので汁物や煮物、酢の物、サラダ等々幅広く使われています。
日本人の食卓には欠かせない食材の一つでしょう。
大根と三つ葉をポン酢系のドレッシングで和え、食べるとさっぱりとして食べやすいです。ちょこっと柚子を乗っけるのもオツですね!
私はご飯のお供としてよくたくあんを食べますが、これも大根。
私の出身地である沖縄でも、切り干し大根として加工されみんなに愛されている野菜です。
よく給食に出てきていた食材でもあるのでとてもなじみ深いです。
【よく見かける大根の種類】
このレパートリーの豊富さから日本全国で栽培されており、地域によってそれぞれの土地でしか採れない大根もあります。
現在一般的に多く食べられているものが、「青首大根」という品種です。スーパーでよく見かける姿ですね。
ヘタに近い部分が比較的甘く、おでんなどの煮込み料理に使われます。
反対に根っこに近い部分は辛味成分を多く含み、さっぱりとした味わいがあるので、大根おろしなどの料理に使われます。
「青首大根」以外にも、まん丸の形がかわいらしい京都の伝統野菜「聖護院大根」や、たくあんの材料として多く使われる「練馬大根」、鹿児島県が主な出身地である大きさでギネスブックにも認定されている「桜島大根」などその種類は多岐にわたります。
他県へお邪魔したときにいろいろな大根を食べ比べてみるのも面白いかもしれませんね!
【大根の旬】
大根の旬は基本的に冬です。
ですが、現在では一年中出回っているおなじみの野菜でもあります。
冬の大根は寒さによって、ぎゅっと身がしまっており、手に持つとずっしりと重いです。
包丁で切ってみると断面のきめが細かく、ジューシーな姿を見ることができます。
おいしい大根はどうやって見分ける?
おいしい大根を見分けるには、葉っぱの開き具合を見てみるとわかりやすいです。
ですが、すでにカットされているものが多いです。
そこで注目するべきポイントは「根っこの部分」。
ひげ根が生えていた箇所が等間隔に空いていると、ぐんぐん栄養を大地から吸い取ることができるので、よりおいしい大根に出会うことができます。
大根に含まれる栄養素
大根の90%以上は水分であり、大根本来のみずみずしさを支えてくれています。
栄養素としてはカリウムやカルシウム、ビタミンCを多く含みます。
【カリウム】
血圧を低下させる効果があります。
カリウムは体の中で浸透圧のバランスを取る役割を果たしており、ナトリウムの排出にもかかわる重要なミネラルなので、主な疾患(腎臓病)などがない方は積極的に摂取していきましょう。
カリウムは大根のほかにもバナナやじゃがいもなどの炭水化物類の食べ物や、夏野菜などに多く含まれています。
【カルシウム】
骨を丈夫にしてくれます。
カルシウムが不足すると骨がもろくなる「骨粗鬆症」のリスクが高まります。
このカルシウムは「ビタミンD」と一緒に摂取してあげると、体の中でより吸収しやすくなるのでオススメです。
ビタミンDを多く含む食品は、動物性食品の鶏卵や魚肉、植物性食品のきのこや海藻に多く含まれます。
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【ビタミンC】
抗酸化作用を持ち、毎日生活していく上で体の酸化を抑えてくれます。
たんぱく質の一種であるコラーゲンを作るにビタミンCは必要だったり、体の中で鉄分を吸収しやすくしてくれる働きを持っています。
しかしこのビタミンCは水に溶ける性質を持っており、すぐに体の外へ排泄されてしまうため、定期的な摂取が求められます。
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大根の消化酵素「アミラーゼ」とは?
大根には消化酵素である「アミラーゼ」が多く含まれています。
アミラーゼを簡単にご説明すると、唾液に含まれ、消化を助けてくれる成分です。
【アミラーゼの効果】
ヒトはご飯を食べるとき、口の中で噛んで消化しやすいように粉砕しています。
同時に唾液が出てきて、成分の一つであるアミラーゼがデンプンやグリコーゲンを分解してくれるのです。
「噛んでいくうちに段々とコメから甘味が出てくる」という物を聞いたことが有りませんか?
これは、唾液に含まれるアミラーゼがデンプンを分解し、胃に負担をかけないようにしてくれるというカラクリがあったのです。
料理の名脇役「大根おろし」。独特の辛み成分が健康につながる!
また、料理の付け合わせとして「大根おろし」が登場することがあります。
揚げ物があってもさっぱりといただけますが、これも大根に含まれるアミラーゼが頑張ってくれているからなのです。
大根の独特な辛味成分とは?
大根おろしを食べたときの独特な辛味の成分はご存じでしょうか?あの辛味はアリルイソチオシアネートと呼ばれ、大根の独特な辛味を形成しています。
しかし、もともと大根の中にある成分ではないんです。
大根に含まれる「イソチオシアネート」と「ミロシナーゼ」が大根おろしの際に細胞が壊され、混ざり合うことで独特の辛み成分が生まれるのです。
実は大根おろしにもコツがあり、大根の細胞をどう壊すかで大根おろしの辛味が変わってくるのです。
辛味の強い大根おろしを作りたいときには、力強くおろし金でおろす。
反対に辛味のやわらかな大根おろしが作りたければ円を書くようにしてやさしくおろす。
こうすることにより、料理に合わせた美味しい大根おろしを作ることができます。
大根のアリルイソチオシアネートの効果とは
この「アリルイソチオシアネート」について深堀りしていきたいと思います。突然ですが、読者の皆さんであれば日本人の死因第一位はご存知ですよね。
【主な死因別にみた死亡率(人口10万対)の年次推移】
(出典:厚生労働省「令和元年(2019)人口動態統計月報年計(概数)の概況」)
そうですね。「がん(悪性新生物)」です。
厚生労働省の「人口動態統計月報年計」によると、がんの死亡率は年々右肩上がりになっています。
がんは様々な要因により引き起こされるとされています。
大根に含まれるイソチオシアネートに抗がん作用が期待されているのです。
大根に含まれるイソチオシアネートが、がん細胞のみを細胞死へ導く!
通常がん細胞は正常な細胞の中に紛れ込んで増殖していきます。そこでがん細胞だけを攻撃したいのですが、がん細胞と正常な細胞どちらとも倒してしまっては元も子もないですよね。
イソチオシアネートは正常な細胞を避けつつ、がん細胞を細胞死(アポトーシス)へ導くという報告が動物を用いた研究にて報告されています。(※)
また大根おろしの辛み成分である「アリルイソチオシアネート」には、ヒトの前立腺がん由来の細胞に対して、攻撃し正常な細胞にはその攻撃性が少ないという報告があります。
ただ、大根の消化酵素は加熱に弱いため、加熱してしまうとアリルイソチオシアネートがうまく作れないという弱点があります。
ですので、一番効率よく食べるなら「大根おろし」が一番オススメです。
大根のイソチオシアネートが美味しく摂れる!沖縄発の簡単レシピ
大根おろしと言えば、焼き魚などのイメージがありますが、今回はちょっと珍しい沖縄の食べ方をご紹介します!
どれも身近にあるもので簡単にできますので、普段とは一風違った食べ方を楽しんでみてください。
もずくの天ぷら+大根おろし
もずくには食物繊維である「フコイダン」が含まれており、コレステロールの排出や血糖値の上昇を抑えてくれる働きがあります。※もずくは味のついていないものがおすすめです。
大根おろしには軽くポン酢をかけてあげるとさらにさっぱりして食べやすいです。
アーサ(あおさ)入り揚げ出し豆腐
いつもの揚げ出し豆腐にアーサ(あおさ)をプラス。磯の香りと大根おろしが揚げ出し豆腐とよく合います!
アーサ以外にもニンジンやごぼうなどを入れてみるのも香りが出てきて面白い味わいになります。
大根のジージキ(地漬)
沖縄版の漬物です。湿度が高い沖縄では内地に比べて、漬物が作りづらい環境にあります。
そのため、塩で大根の水分を抜いた後、黒糖を用いて保存力を高めます。
たくあんなどのご飯のお供ではなく、お茶請けなどホッと一息つく時にお勧めです。
簡単に作り方を紹介しておくと、
1、大根重量の3%の塩で水分を抜く(1~2日間抜くと効果的です)
2、大根の水気をしっかりふき取り、大根重量の30%の粉黒糖を大根に重ね入れる。
3、半年~1年で食べごろに。(途中で泡が出てくるのでその都度、粉黒糖をかけてあげてください。)
2、大根の水気をしっかりふき取り、大根重量の30%の粉黒糖を大根に重ね入れる。
3、半年~1年で食べごろに。(途中で泡が出てくるのでその都度、粉黒糖をかけてあげてください。)
今回紹介したレシピ以外にも、いろいろな方法で大根をアレンジして楽しんでみてください!
大根を上手に取り入れて、より健康的な食生活へ
生でも加熱してもおいしい大根。
日本人の食卓で何気なく食べている大根が、がん予防として役に立ってくれる日が来るかもしれません。
毎日の食事にうまく取り入れてより健康な食生活を心がけていきましょう!
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