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メディアでほとんど取り上げられない水面下で進む自由貿易協定「RCEP」とは一体何? 日本も加担する知的財産権独占により途上国の人々の健康が侵害されている事実。

医薬品の特許の期間の延長

数年前からTPP(環太平洋パートナーシップ協定)が注目されていましたが、
米国がTPPからの離脱をしたことでTPPの注目度が減少し、
以前ほど話題にされなくなってきていますね。

しかし、メディアでほとんど報道されることのない貿易協定が進められているのをご存知でしょうか?

アジアの自由貿易協定であるRCEP(アールセップ :東アジア地域包括的経済連携)です。

米国なしで始まったTPP11や日米FTA、日欧EPAのことはメディアに上がりますが、
RCEPは2月末にインドネシアで交渉会合が開かれたのに、ほとんど話題になりません。


ほとんど報道されない自由貿易協定RCEPとは?



RCEP(東アジア地域包括的経済連携)は、
2013年5月から交渉が始まった自由貿易協定です。

参加国は、ASEAN10か国、日本、中国、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、インドの計16か国。
世界人口の約半分、世界のGDP及び貿易総額の約3割を占める広域経済圏です。

米国が離脱したことでTPPの経済規模が激減したため、
今やRCEPは世界最大の人口とGDPを有する貿易協定になりました。

日本はすでにインド、ASEANと二国間貿易貿易協定を結んでいるため、
このRCEPで初めて中国、韓国との自由貿易協定が締結されることになります。

TPPやEU経済連携協定に続き、
日本政府はRCEPの早期発効を推し進めています。



RCEPで何が交渉されているのか?



RCEPには、農産物・工業製品の関税撤廃、
サービス貿易や投資、
知的財産権や電子商取引など19分野にわたり、
TPPとほぼ同じ分野についての交渉が行われます。

RCEPの主な交渉分野

・農産物や工業品の関税
・食の安心、安全
・サービス貿易
・人の移動
・投資(ISDSを含む)
・知的財産権(医薬品特許や著作権など)
・電子商取引(インターネットによる商業活動のルール)
・政府調達(公共事業)


どれも私たちの生活に密接に関わる内容であるにも関わらず、
交渉内容はTPPと同じで非公開になっています。
人々が交渉の外に置かれたままというわけなのです。


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貿易障壁を撤廃し、共通ルールを作ろうとしている背景



TPP参加国は、日本、一部ASEAN諸国、ニュージーランド、オーストラリア、
チリ、ペルー、メキシコ、カナダ、(米国は復帰を検討?)で、
比較的豊かな国が多いですが、
RCEPは途上国や後進国も多く含まれています。

リーク文書等によれば、
日本やオーストラリア、ニュージーランド、韓国などの先進国が
TPPとほとんど同じ基準のルールをRCEPで提案しており、
途上国・後進国はそれに抵抗している状態なのだそうです。


世界には異なる経済発展の段階の国があります。
それを無視してみな同じ土俵に上げようとする内容は、
人間的な思いやりに欠けるだけでなく、
弱い者を切り捨てるような側面も持っているのです。


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命に関わるものを独占する交渉条項


農産物・種子の権利について



RCEPでは、TPPと同様、農産物の関税撤廃が目指されています。
このRCEPで日本は初めて中国・韓国と自由貿易協定を結ぶことになるため、
鶏肉、ねぎ、玉ねぎ、りんごジュース等を中心に、
中国・韓国からの輸入が増える可能性があります。

また、日本が提案している知的財産権の強化(育成者権の適用)は、
アジアの小農家や先住民が長年続けてきた、種子の自由な交換や保存を禁止するものです。

日本においてもこれは同じことです。
それぞれの農家が工夫して種子をとったり苗を増やしたりしてきたのを禁止する動きは、
苗や種を扱う大企業に利益を集める構造を作るだけでなく、
遺伝子組み換え作物が世界に広がり、その土地の農業を狂わせてしまう危険をはらんでいます。



医薬品の特許の期間の延長



RCEPでは、薬の入手を困難にするような条項もあります。
それが、医薬品特許の延長です。
現在、製薬会社の薬の特許は20年間ですが、RCEPではこれをさらに5年延長する提案があります。
もうひとつ、薬の登録に必要な臨床試験データを5年間独占できるという提案です。

これらが締結されると、ジェネリック医薬品の製造が先延ばしになり、
製薬会社は薬を高価で売り続けることができるようになります。

特に、ジェネリック医薬品に頼っている途上国の人々は薬の入手が困難になってしまいます。

製薬会社の利益を優先したこの提案を、日本は推進したい意気込みで、
それに途上国が抵抗している状況であるといいます。


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持続可能な開発目標 SDGs
世界を変えるための17の目標を知っていますか?



2015年の国連サミットで採択された、
「持続可能な開発目標」(SDGs:SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS)。
2030年までに貧困のない持続可能な世界の実現を目指す国際目標です。

貧困、飢餓、保険、教育、ジェンダー、水・衛生、エネルギー、経済成長と雇用、
インフラ・産業化・イノベーション、不平等、持続可能な都市、
持続可能な消費と生産、気候変動、海洋資源、陸上資源、平和、実施手段の17の目標があります。

外務省のホームページにも紹介されており、
日本も積極的に取り組むと宣言しています。

しかし、実際このRCEP交渉においては、
「誰一人取り残さない」というSDGsの基本精神を尊重せず
農作物や種子を自由に交換して農を営んできた小農家や、
ジェネリック医薬品に頼っている人々を切り捨てるような提案を推し進めているのが日本です。


参考 NPO法人 アジア太平洋資料センター発行資料 「何が問題?もうひとつの自由貿易協定

独占の先に平和はあるのでしょうか




今回このRCEPの内容をより理解するために、初めて自分からいろいろ調べたことがたくさんあります。

「自由に開放して可能性を広げよう」という流れと、
「大切なものは守り続けよう」という流れのぶつかり合いがいろんな分野であるのだと知りました。
それぞれに自分のなかの「正しい」を信じているわけで、
悪意を持った人は少ないと信じたい気持ちです。

正直、よく知らずに「よくないことだ」と思っていたことがたくさんありました。
例えば、日本が開発した新しい農作物を勝手に真似して生産している国があり、
海賊版の果物や作物が海外から逆輸入されている問題などがあると知ると、
知的財産権(育成者権)を守ろうとする気持ちも理解できます。
いいものを作ったのにそれを真似した粗悪品が出回り利益が分散することは、
開発者にしてみれば面白くないことでしょう。

しかし、「食」や「医療」など、
平和に生きていく上でなくてはならないものを
一部の人や企業が独占するような行為は社会の健全な発展ではないし、
持続可能な平和に繋がるとはいえません。


足るを知るの精神で多くを求めない社会を



どうしてもっともっとと利益を追求することでしか、
発展できないかのような世の中になってしまうのでしょうか。
また、どうして発展することが当たり前のように思ってしまうんでしょう。

ウルグアイの元大統領のムヒカ氏のスピーチを思い出したので
こちらに紹介いたします。


“私たちは発展するために生まれてきたわけではありません。
幸せになるためにこの地球に生まれてきたのです。”

“貧乏な人とは、少ししかものを持っていない人ではなく、
無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ。”

“発展は幸福を阻害するものであってはいけないのです。
発展は人類に幸福をもたらすものでなくてはなりません。”


出典 : 世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ くさばよしみ編


どれも心に響く、本質をついた言葉ばかりです。
消費者であり、国民である私たちに今日からできることはどんなことでしょう。

それは、「足るを知る」「共有する」精神ではないでしょうか。
無限に求めれば、それに応えようとする産業が生まれ発展します。
「これは私のものだ。」という心は、
他者と自分の間に壁を作り出し、
独占を生み出し、自分さえ良ければという世の中を作ります。

人間一人一人はとても弱く、
自然の中に置き去りにされたら生き残ることもできないような弱い存在であり、
そんな弱い人間だからこそ、社会を作って社会の中で生存していく道を選んだ、
という意見を聞いたことがあります。

社会があってこそ生きていける人類が、
他者から奪ったり独占したりしていたら平和で持続可能な社会にはなっていかないですよね。
こういうのを「きれいごとだ。」「大したことはできるわけない。」と言うのは簡単です。
でも、小さな一人一人の意識の改革があってこそ
平和や幸福の実現が可能になるのではないでしょうか。
あなたが今日からできる意識の改革はどんなことがありますか?
ぜひ一度考えてみていただきたいと思います。



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