夏の飲み物は手作りがおすすめ!NOペットボトル飲料。|サスティナブルで甘くないオーガニックドリンクの作り方7選
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じりじりと焼かれるような暑い夏。
ここ数年は夏が記録的な猛暑や危険なレベルの暑さになっていることもあり、
冷たいドリンクが手放せない人も多いはず。
九州の離島で経営している私のカフェはエアコンなし。天然の風と扇風機のみですので、
梅雨が明けた途端、ホットドリンクの注文は1割に満たなくなります。
ご家族連れだとソーダ類やアイスクリームはありませんか?というご注文も多くなります。
夏にはどうしても冷たい飲み物や冷たく甘いものが欲しくなるもの。
自然とコンビニや自販機の利用が増えてしまうのは仕方ないのかもしれません。
でも・・・。甘いものや冷たいものの飲みすぎは体を冷やしてしまう、というのはもう常識ですね。
甘いものはカロリーも気になりますし、市販の飲料の場合は
使用されている砂糖や甘味料、添加物も気になるところです。
そして今、私たちがこれからも健康で安全な暮らしを営んでいく為に
考えなければいけない大きな問題としてプラスチックごみの問題があります。
2050年には全世界の魚の数より海洋を覆うプラスチックごみの方が多くなると国連は予測しています。
コンビニやスーパーの冷蔵庫に並ぶペットボトル飲料は本当に必要でしょうか?
今回はプラスチックゴミを出さない、体を極端に冷やさず、
夏を元気に乗り切る手作りアイスドリンクとアレンジをご紹介します。
甘く冷たい飲み物にご用心。夏の方が冷えている現代人
夏太り・夏バテの原因にも。冷たい飲み物の功罪
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暑い外から帰ってきて、キンと冷えたアイスドリンクは本当に美味しいものです。
仕事帰りならビール!という人も多いでしょう。
私は普段は暖かいお茶類しか飲まないのですが、真夏の炎天下で農作業をしている時だけは
やはり冷たいお茶が美味しいです。
長時間の作業になると熱中症の手前くらいになることも割と普通ですから、
水筒のお茶はすぐに無くなってしまいます。
そんな時、自販機で間に合わせにレモンティーを買う事があるのですが
本当に美味しい!と思います。
冷たい飲み物、それも甘いものは言うまでもなく物理的に内側から体を冷やしてくれます。
労働や発汗で失われた水分やエネルギーを補い、疲労回復にも一役買ってくれます。
暑い時期に外で活動したり労働した場合に欲しくなること自体は自然なことです。
しかし現代人は何といっても過剰摂取&過剰冷却。
冷蔵庫の普及で、いつでも冷たい飲み物が手に入るのが当たり前になったことで、冷やしすぎているのです。
昔は飲み物や食べ物を冷やす手段と言えば井戸水や川水。冷凍室なんて勿論ありません。
谷の流水や井戸水はひんやりと心地よい冷たさですが、今ほど極端に冷えるわけではありません。
清涼飲料や炭酸飲料もない代わり、川や井戸で冷やしたスイカやキュウリ、ウリ類が
夏の暑さと疲労を癒す飲料の代わり。
茄子も水分の多い品種は生で齧って美味しいものもありますから、
それらが夏のおやつや水分補給アイテムでした。
一度に大量に食べすぎない限りは、体調が悪くなるほどの冷えにはならなかったのです。
加えて現代人は多くの人が空調環境の整った中で仕事や生活をしています。
営業や用事で外に出たり、屋外での作業や労働でもしない限りは、日中に外にいる時間はそれ程多くなく、
汗もあまりかかない状況です。公共交通機関や建物の中も空調の効いている所は少なくないですね。
夏に冷たい飲み物を常用していると、体内温度が下がったまま、
さらに外側からも冷やしていることになるわけです。
のど越しのいい清涼飲料や炭酸飲料、特に甘いものは習慣化しやすいもの。
冷たい飲み物プラス空調の過冷却とアイスドリンクの過剰摂取は、以下の危険性があります。
①胃腸を冷やし働きを鈍化させ、下痢や腹痛、食欲不振などの原因
②免疫力の低下
③自律神経のバランスの崩れ
結果として体全体の不調、スタミナ切れ、頭痛やだるさ等の症状を引き起こします。
アイスドリンクの摂取には注意が必要です。
夏の飲み物。スポーツドリンクは本当に必要?
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熱中症対策や夏の運動・外出などにはスポーツドリンクを。
こんなフレーズを夏になるとよく目や耳にします。
水分補給だけでなく、汗で失ったミネラル補給、疲労回復効果が期待できるから
というのが主な推奨理由です。
しかし、結論から言えばアスリートのような激しい運動でもしていない限りは不要です。
市販されているペットボトルのスポーツドリンクは糖分が6%前後の物が主流。
500mlのペットボトルの場合なら何と角砂糖6個分相当の糖分。
もし他にもアイスや甘いお菓子などを摂取していたら、一日の糖分の摂取量
は軽くオーバーする量が実は含まれているのです。
糖分・塩分の高いアイソトニック飲料と呼ばれるものは、本来マラソン選手や長時間にわたって
激しい運動を続けるアスリートのパフォーマンス低下を防ぐためのもの。
疲労回復やエネルギー補給には効果的ですが実は水分の吸収率は低い、
つまり水分補給には向いていないのです。
熱中症や脱水症状など本当に水分補給が必要な場合には経口補水液のような、
塩分濃度が高く糖分が少ないものの方が体にスムーズに吸収されます。
経口補水液の平均的な糖分はスポーツドリンク(アイソトニック飲料)の1/3程度。
汗や体液と大体同じ塩分濃度であり、かつ2%程度の糖分であることで
水分を吸収しやすい浸透圧に調整されているのが経口補水液です。
少ししょっぱくて、味のほうははっきり言って美味しくありません。
ウォーキングや軽い運動などで汗をかいて失われた体内の塩分と水分を補給するという目的に
実は一番いいのが経口補水液なのです。
市販されている「美味しい」スポーツドリンクは日常的な仕事や運動量には不要。
コーラなどの飲料に比べれば糖分が少ないとはいえ、
水代わりに飲むにはカロリーも高く糖分過多になる可能性の方が危惧されるのです。
夏の休日にはあえて汗をかくことも必要
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夏の汗染みは気になるし、体が汗臭くべたべたするのは不快なもの。
女性ならメイクの崩れも気になりますね。
汗はなるべくかきたくないと思う方は多いと思います。
しかし、汗はせめて週に1回はしっかりかくことも必要です。
特に梅雨から夏の初めにかけては、意図的にしっかり汗をかくこと。
体を暑さに慣らし、夏本番に入ってからもスムーズな体温調節をしやすくなるという
メリットがあります。
オフィスワークの方は空調の恩恵で、年間を通して汗をかく機会が限られています。
人間に限らず生物の体は環境に適応していくもの。
汗をかく機会があまりに少ないと、汗をかいて体温調節をする機能は
必要性がないと体は認識、機能は低下していくからです。
高齢者に熱中症が多いのは老化により体温調節機能が下がっていることが大きな原因。
適度な発汗を日頃から行うことは体の機能の維持のためにも必要なのです。
また発汗には以下のメリットがあります。
①皮膚の血流量が増えて放熱しやすくなる
②体温調節機能を持つ能動汗腺が活発に働き、汗をかいても塩分の流出が少なくなる。
③結果、体温が上がりにくくなる。
④水分補給で体力が回復しやすくなる
専門用語では暑熱順化と言いますが、上手く汗をかける=発汗がスムーズな体は
体温が上がりにくくなるので、熱中症になりにくくなるのです。
私のカフェでも少しお天気のいい初夏や蒸し暑い日になるとアイスドリンクを注文する方が圧倒的。
しかし、あえてホットドリンクを飲んで発汗を促してみましょう。
暑さに早く体を慣れさせ、汗のかける体になることは夏本番を乗り切るためにとても有益です。
夏の飲み物は水筒・手作りがおすすめ。プラスチックごみが海の生き物よりも多くなる未来
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国連広報センターのツイッターに以下のような動画が紹介されたのを
ご覧になった方もいらっしゃると思います。
動画を見るのは、こちらから!
参照サイト 国連広報センター
私たちの身近ではあらゆるプラスチック製品が生産・使用・廃棄されています。
その数は現在年間3億トン以上。
そのうちペットボトルは数十億本、ビニール袋は50億枚と言われています。
再利用されるのはわずか1割程度。
国連の研究・予測によると、2050には海洋に浮かぶプラスチックの重量が
地球上の海に生きる全ての魚を上回るというのです。
この動画では生後90日の海鳥の雛の胃袋いっぱい、
300個近いプラスチックが詰まって死んでいる事実が語られています。
私たちも平均一か月にカード一枚分程度の微細なプラスチックを食べているという話もあるほど。
2018年には下記のようなニュースも伝えられました。
マイクロプラスチックは、海に流れ出たプラスチックごみが紫外線や温度差、
波の力で細かく砕けたものや、プラ製品の原料となる「レジンペレット」、
歯磨き粉や洗顔料に「スクラブ」として含まれる小さな粒の「マイクロビーズ」
などで、主に5ミリ以下の微小片を指す。
研究チームは日本、英国、イタリア、オランダ、オーストリア、ポーランド、
フィンランド、ロシアの各1人、計8人から大便の提供を受けて検査した。
その結果、8人全員の便から0・05~0・5ミリのマイクロプラスチックを
検出した。PET(ポリエチレンテレフタレート)やポリプロピレンなど
最大9種類で、平均すると便10グラムにつき20個のマイクロプラスチックが
見つかったという。
朝日新聞デジタル 2015/10/24配信
ある研究調査では東シナ海、つまり日本近海は海洋プラスチックの
ホットスポットという報告もあります。
国連は世界中に問題への緊急な対策対応を呼び掛けていますが、
依然として全世界で生産されるプラスチックは増える一方です。
ペットボトル飲料をほぼ購入しない我が家でも、地域の作業や学校関連の行事・部活などで
何かしらペットボトルはやってきます。
それくらい、あるのが当たり前になっていますが、当然のことながら昔、私が小学生のころには
ペットボトルはありませんでした。なくてもさほど問題はないのです。
2019年6月末開催のG20では海洋プラスチック問題が大きなテーマですが、
日本の一人当たりのプラスチックごみ排出量は何と世界で二番目です。
断言します。市販の甘くて冷たいペットボトル飲料を買うメリットより、
自分にとっても環境と多くの生物にとってもデメリットの方が大きいのです。
夏のドリンクは脱ペットボトルの為にも、自家製&水筒にするべきです。
子供たちが日々プラスチックを食べ、海の美しさを知らない未来を
実現させるわけにはいかないのです。
参考サイト
WWFジャパン
サスティナブルに過ごす夏の飲み物!アイスドリンクを手作りするためのレシピ
![](https://macrobiotic-daisuki.jp/cms/wp-content/uploads/ice-tea-2250366_640-1.jpg)
ステンレスボトルを筆頭に最近の水筒はとても高性能。
オフィスワークの方であれば、会社に使用可能な冷蔵庫があるところも珍しくありませんね。
今年の夏は手作りのアイスドリンクでサスティナブル&安心に過ごしましょう。
手作りにおすすめのアイスドリンクと作り方をご紹介します。
一番簡単、そして美味しい。水出しティーバラエティー&アレンジ
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前日の夜にお茶の葉をポットに入れて水を注ぎ入れ冷蔵庫へ入れるだけ。
手間いらずなのに本当に美味しいのが水出しティー。
水出しティーのメリットは
①低温でゆっくり抽出されるためカフェインやタンニンは低く抑えられ、
お茶の旨味成分の方がよく溶けだし、無糖でもほのかな甘みを感じられます。
②水筒に冷水(または氷と水)とティーバックを入れる、フィルター付きの
ポットに茶葉と水を入れて冷蔵庫で2時間から7時間程度置くだけの手軽さ。
おすすめは緑茶や烏龍茶です。緑茶はほのかな甘みが感じられのど越しスッキリ。
ミントなどのハーブ類も水出しで楽しめます。
烏龍茶は特に台湾産のものなどは、まろやかなトロリとした口当たりと上品な香りが素晴らしく、
市販のペットボトルのお茶って何?と思うほど。
ここで注意してほしい点は三つ。
①「水出し」であること。
熱湯で抽出した場合はカフェインやタンニンが多く抽出されますが、カフェインには高い利尿作用があります。
つまり水分を体外に排出しやすくなります。
マラソン選手などのアスリートの場合はカフェインによる運動能力の向上効果も重要なので、
紅茶・お茶ベースのスポーツドリンクを用意します。
しかし夏の熱中症予防のための水分補給には水出しの方がおすすめ、
代謝を高めてパフォーマンスを向上させたい時は
熱湯抽出がおすすめなので上手に使い分けてください。
②冷蔵保管の上、24時間以内に飲み切る事。
火を入れてないので、雑菌も沸きやすくなります。前日にポットに仕込んだ場合には翌朝に茶葉は取り出して捨てたうえで、夜までには飲み切ってしまう事をお勧めします。
③茶葉は熱湯抽出時の1.5倍程度、細かくカットされたものを。
茶葉は熱湯抽出より多く必要で、細かくカットされている物の方が抽出がスムーズです。またドクダミ茶のように加熱しないと香りの悪いもの、麦茶のように抽出されないものもあります。
(水出し専用は除く)
カモミールなどのキク科ハーブは長時間抽出していると苦みやえぐみが出てくるものもあるので
水出しには向いていません。
当然ですが無農薬の安心なものを選びましょう。
アレンジ★イギリスの夏の定番。ピムズ風ティードリンク★
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イギリスでは夏の定番と言われるピムズ。リキュールをサイダーや果汁で割り、
果物やキュウリ、ハーブ類などを加えたカクテルですが、
水出しティーで休日のノンアルコールドリンクにいかがですか?
材料
水出しティー(無農薬紅茶や烏龍茶がおすすめ)
天然果汁ジュース
炭酸水(無糖)
有機柑橘類他果物、胡瓜のスライス
有機ミント・レモングラス
作り方
水出しティーにお好みの割合で果汁と炭酸水をブレンドし、果物と胡瓜のスライス・ハーブ類を浮かべるだけ。
果物も丸ごと頂くのでオーガニックの物を使用しましょう。
夏に強いハーブで作るハーブコーディアル
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ハーブコーディアル。日本ではまだまだ馴染みのない名前でご存知でない方も多いかもしれません。
簡単に言えばイギリス発祥のハーブシロップです。
古い時代は庭で収穫した各種ハーブのエキスを抽出・保管し、
風邪にはジンジャーとカモミールをお湯で溶いて、
夏にはエルダーフラワーをドリンクにと
薬を兼ねて使用されていた民間薬の一種でした。
ハーブの持つ効能と必要に応じて、単品または複数を組み合わせて飲み物にしたり、
デザートに利用したりします。
元々はジンなどのアルコールで抽出していたようですが、アルコール抽出の物は現在はチンキと呼ばれ、
やはり家庭薬やハンドメイドコスメなどに利用されています。
ハーブコーディアルは瓶詰された製品が販売されていますが、元々がホームメイドで製造されていたもの。
そして夏にホームメイドするならやはりミントがおすすめです。
ミントはシソ科ですので高温多湿な日本の気候でも旺盛な繁殖力。プランターでも溢れるほど茂ります。
消炎・殺菌。消化促進や鎮静などの効果が認められるミントは使いどころの多いハーブ。
アルコール抽出したエキスは日焼けケアの化粧水にもおすすめです。
レモンの香りが爽やかなレモングラスはイネ科。
やはり日本やアジアの気候にも適しているため育てやすいハーブです。
抗菌・殺菌・防虫の他、消化促進とリフレッシュ効果のあるレモングラスは爽やかな香りと癖のない味わい。
胃もたれや食べすぎにも良いと言われていますから、夏の胃腸の元気にも一役買ってくれます。
ただし妊婦さんは使用を控えてください。
基本のハーブコーディアル(シロップ)の作り方
材料
無農薬ハーブ 20~30g(結構な分量です。)ココナッツシュガー 1カップ
ミネラルウォーター 1カップ
作り方
①鍋に甜菜糖と水を入れて火にかけ、完全に煮溶かします。②火から降ろしてハーブを鍋に入れ30分ほど放置して冷めたら濾し
消毒した瓶に詰めて保管します。
(ハーブが完全にシロップに浸っていないと抽出されません)
★ハーブ類を湯通し後、すぐ氷水で冷やして水けをふき取り、
煮溶かしたシロップと一緒にミキサーにかけてから10分放置。
濾しとると、色鮮やかな緑のシロップになります。
冷水や熱湯、炭酸水、紅茶や緑茶(以外に合うのです)と割って飲んでも美味しいです。
無糖のココアパウダーで作ったココアに垂らせば自家製オーガニックチョコミントにも。
ぜひお試しください。
コーディアルではありませんが、ブルーマロウのお茶は入れた時は美しいブルー、徐々に紫から褐色へと
時間と共に色変わりしていきます。このお茶を青いうちに凍らせると、宝石のような氷が出来ます。
ハイビスカスなら鮮やかな赤紫。
カラフルで涼しげな色で涼を楽しむのも、夏の涼しい演出にはおすすめです。
リッチな飲みごたえのデザートドリンクはココアとココナッツミルクで
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ココアや珈琲は暑い地域で採れるから陰性で体を冷やす。マクロビオティックでは常識ですね。
どちらも児童労働やグローバル企業による生産者からの搾取、環境負荷などの問題も多い作物で、
一切摂取しない!という人もいます。
しかし、カカオも珈琲も元々は薬として扱われていた歴史があります。
含有されるカフェインやポリフェノール、ミネラルなどの効能は現在の研究でも効能が認められています。
カカオには含まれる成分としてポリフェノールの他、
脂質・糖質・食物繊維・カリウム、ナトリウムの両方を含むミネラル類。
実は人間に必要な栄養素がたくさん詰まった非常に優秀な食品なのです。
暑く体力の低下しやすい夏だからこそ、上手に利用したい食品がココア。
コツは純粋なココアパウダーを使う事です。
甘味料や添加物のない純ココアなら過剰な糖分摂取の心配なく、
カカオの持つミネラルやポリフェノールを利用して、夏の火照った体を適度に冷やしてくれます。
休日のデザートドリンクとして、純ココアをお湯で溶いてココナッツミルクやオイルを加えて、
軽く凍らせてからミキサーにかければ、ほのかな甘さと苦みを楽しめる極上スイーツになります。
ミントシロップを加えてチョコミントに、天然の柑橘果汁で作ったシャーベットを浮かべて
フロートデザートにも。ジンジャーシロップを加えれば、極端な陰性に偏るのも防止できます。
市販のアイスクリームを食べなくともリッチな満足感も得られますよ。
参照サイト 健康長寿ネット
日本チョコレート・ココア協会
飲む点滴・甘酒で作るスムージー
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ココアと並んで休日のリッチなデザートドリンクにおすすめなのが甘酒。
飲む点滴と言われる甘酒には、発酵によりアミノ酸・糖質・食物繊維をたっぷり含んでいます。
抗酸化作用もありますから、夏の日差しや暑さで疲れた体にも嬉しい味方。
軽く凍らせてから豆乳少々とミキサーで攪拌すれば、食べ応えのあるスムージーにもできますね。
スイカやキュウリ、トマトなどを加えて子供の夏のデザートにもいかがですか?
熱中症予防に必要なのはクエン酸・塩またはミネラルと少量の糖分。
スポーツドリンクの原材料表示をひっくり返してみたら解りますが、
実は市販されているものは水にクエン酸・塩分・糖分と香料が加えられただけの物。
商品によって塩分と糖分の濃度が違う、アミノ酸が加えられているだけのものです。
目的に沿った塩分と糖分の割合を押さえれば、実は誰にでも作れてしまいます。
オーガニックを意識されている方なら自家製梅シロップがあるお宅も多いと思います。
贅沢な蜂蜜梅シロップ、黒糖梅シロップの方もいるでしょう。
この梅シロップに塩分を足せば、自家製のオーガニックスポーツドリンクがすぐにできてしまうのです。
栄養士などが進める基本的なスポーツドリンクでは
糖分は水1リットルに対し40gから80g、塩分は1~3gとしています。
3gという塩分量は経口補水液と同じです。
自家製梅シロップの場合は糖分の割合の算出が困難かもしれませんが、
ほんのり甘くてしょっぱい程度にすると、
運動による発汗時に最適なハイポトニック飲料に。
糖分濃度が高いと、激しく継続的な長時間の運動に適したアイソトニック飲料に
大雑把にはなります。
もちろん梅のクエン酸や栄養もたっぷり入っています。
ただし、スポーツドリンクはそれほど運動しない人や幼児には常飲する必要のないもの。
水代わりに子供に飲ませることは虫歯や肥満の原因になります。
あくまでおやつやふろ上がりに飲む程度にして、日常的には水や麦茶・番茶などを利用しましょう。
みそ汁は最強の夏の飲み物。
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長野や東北辺りでは夏の郷土料理として親しまれているのが冷や汁。冷たいみそ汁です。
味噌には塩分は勿論、アミノ酸や大豆の栄養、繊維質がたっぷり。
昆布やワカメを利用すればカリウムも補給できます。
出汁の効いたのど越しのいい冷たいみそ汁は、実はスポーツドリンクで必要とされる塩分・糖分に加え、
ミネラルや繊維質が豊富に含まれた最強の栄養ドリンクなのです。
冷たいみそ汁にご飯と梅干しがあればクエン酸も糖分も補給できます。
夏こそしっかり味噌汁とご飯、またはおにぎりで食事をとることが
暑さに負けない夏対策としては理想的なのです。
健康法や色々な食品を試すより、毎日の食事に基本的な和食をしっかり組み込むこと。
一番簡単で安心な最強の夏対策です。
如何でしたか?どれも自宅で簡単にできる物を集めてご紹介させていただきました。
最後にもう一つ、夏の水分補給には、どの飲み物にも
ほんの指先ひとつまみの塩を加えてみてください。
スポーツドリンクにこだわらずとも
発汗によって失われたナトリウムやカリウムなどのミネラル類を補給するのです。
塩は水分と一緒に摂取することで体に吸収されます。
ココアやココナツミルクなどは甘味料を一切入れなくても、
塩の効果で含有している旨味や甘味をより強く感じることが出来ます。
勿論入れすぎは禁物です。
塩も甘みも上手に付き合うことで、体調を健やかに保てます。今年の夏も元気に乗り切りましょう!
IN YOU Marketのオススメオーガニック商品
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