本当の目的は資金集め?SDGsの聞こえのいい取り組み目標と達成項目。私たちが真に目指すべきサスティナブルな世界とは
本当の目的は資金集め?SDGsの聞こえのいい取り組み目標と達成項目。私たちが真に目指すべきサスティナブルな世界とは
すでに読者の皆さんであればご存知だと思いますが、『SDGs』とはSustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称の事です。
これは、17の目標と169のターゲットからなります。
17目標ごとにそれぞれ10個くらいのターゲットというものがあり、合計で169のターゲットを構成しています。
読めば読むほどSDGsは『当たり前』。具体的な行動が全く示されていない奇怪な17の目標
SDGsの17の目標の内容は以下の通りです。
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
2【飢餓をゼロに】
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な産業を推進する
3【すべての人に健康と福祉を】
あらゆる年齢のすべての人の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
4【質の高い教育をみんなに】
すべての人に包括的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
5【ジェンダー平等を実現しよう】
ジェンダーの平等を達成し、すべての女性女児のエンパワーメントを図る
6【安全な水とトイレを世界中に】
すべての人に水と衛生へのアクセスを確保する。
7【エネルギーをみんなに そしてクリーンに】
すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
8【働きがいも経済成長も】
すべての人のための持続性、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する
9【産業と技術革新の基盤をつくろう】
強靭なインフラを整備し包括的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る
10【人や国の不平等をなくそう】
国内および国家間の格差を是正する
11【住み続けられるまちづくりを】
都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする
12【つくる責任 つかう責任】
持続可能な消費と生産のパターンを確保する
13【気候変動に具体的な対策を】
気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
14【海の豊かさを守ろう】
海洋と海洋資源を持続可能な形で利用する
15【陸の豊かさも守ろう】
陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止及び逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る
16【平和と公正をすべての人に】
持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する
17【パートナーシップで目標を達成しよう】
持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを
この17の項目に、それぞれ10個ほどのターゲットがつきます。
たとえば、1の【貧困をなくそう】のターゲットを見ていきましょう。
2:2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、すべての年齢の男性、女性、子どもの割合を半減させる。
3:各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度および対策を実施し、2030年までに貧困層および脆弱層に対し十分な保護を達成する。
(※以下、このような感じで、ずっと続いていきます)
ここまで、17の項目とターゲットの一部を見てきましたが、具体的にどのような段階を踏んでただ挙げたゴールに向かっていくのかがまったく見えてきません。
まるで『策が無いので自分で答えを見つけてください』と言っているようにも聞こえます。
貧困を終わらせるには、支援すればいいと思います。
何ドル以下と一律にするのでなく、望む人、そして分け与える必要のある人には豊かと感じるところまで与える。
それだけで解決します。
今まで募金という制度はありましたが、本当に必要なところに届いていたのかも不透明です。
これからの量子金融システムでは、お金の流れが明瞭になると思います。
それは可能なはずです。新しい金融システム『量子金融システム』とは【意識でつながる】システム。
必ずできると思います。
ダボス会議『グレートリセット』と内閣府の『ムーンショット計画』。資本主義の終焉とシステム化社会の構築は新型コロナウイルス感染拡大を契機にに大きく前進する?
ご存知の通り、2015年に国連で採決されたSDGsの前には、2012年のダボス会議にて『グレートリセット』、つまり資本主義の終焉がささやかれていたようです。
近年、至るところで『持続可能な』目標を目にします。
しかし実際には、今まで限りある資源『人、モノ、自然、生物、環境』すべて欲望のおもむくまま消費し、食い潰してきてしまったというのが実情です。
自由に取引してきた結果、破壊と消費に傾いてしまったのです。
だから全てリセットして、全て統治し、管理下において新しい体制をつくる。
日本もこれに合わせて様々な計画を練っています。
しかしながら、もう一度考えてみてください。
確かに統治すれば『効率的に移行すること』は可能なのかもしれません。
しかし、本当の持続可能な開発とは『自ら創造する』事なのではないでしょうか。
今までは国のトップであったり、知識人、著名人によるレールの上を歩んで行く事が良いとされ、自分の頭で考えずに、一番、二番と順番を決められたようにレールをたどって来ました。
日本の教育現場も同様です。
今までは、物質的に豊かになる事、経済成長が良いとされ、自由競争によって全体を活性化してきました。
大きな組織で多くのモノを造り、多くのモノを消費する、という事においては、とても効率的で良い事であったのかもしれません。
しかし、物質的に豊かになり、もう一度人間本来の目的、『生きる意味』を考えた場合、『物質的に豊かになる事』が『生きる意味』だと考える人はどれだけいるでしょうか。
仮に多くの人がそれを望んでいたとしても、そこに無理が来ているからこそ、いま『持続可能なもの』に目が向いているのだと思います。
『物質的に豊かになる』
多くの人が長年、人生のゴールとして設定し、憧れてきた世界。
しかし、ふと見れば、限りある資源をどれだけ個々が所有できるかの『略奪ゲーム』が行われているという矛盾と虚無がそこに広がっていました。
誰かが豊かになれば、誰かが不足する・・・。
ピラミッド構造の仕組みでは、土台が崩れ始めたら、多少の時間差があるとはいえ、すべてが崩壊する。
つまり、このゲームは下手をすると、最終的には多くの人が滅んでしまいかねない仕組みになっていることに気づいた人が少しずつ増えてきたのです。
豊かなところから不足しているところへ流れるようにすれば、常に全体が豊かであることに気づいた方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、明日から『自由にやってください』と言われても、何をやったらいいのかわからないというのが、今までの物質文明を生きてきた私たちの性(さが)なのでしょう。
ムーンショット型研究開発制度の概要及び目標について
【制度概要】
超高齢化社会や地球温暖化問題など重要な社会課題に対し、人々を魅了する野心的な目標(ムーンショット目標)を国が設定し、挑戦的な研究を推進する制度
ムーンショット目標は以下の7つです。
目標1:
2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現
目標2:
2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現
目標3:
2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現
目標4:
2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出
目標5:
未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出
目標6:
2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピューターを実現
目標7:
2040年までに、主要な疾患を予防・克服し100歳まで健康不安なく人生を楽しむためのサスティナブルな医療・介護システムを実現
とても未来を連想させる、便利な未来や環境に配慮した未来のように思えます。
しかし一方で、見方を変えれば、人間らしさから遠ざかった内容を連想する内容にも思えます。
政府のシステム社会への移行の背景には2021年ダボス会議のテーマとなるはずであった「グレート・リセット」があるのだと思います。
グレート・リセットとは、今の社会全体を構成するさまざまなシステムを、いったんすべてリセットすることを示します。
ダボス会議とは世界経済フォーラム(WEF)が毎年1月にダボスで行われる年次総会の事。
今回はコロナ禍により中止が発表されましたが、「グレート・リセット」がテーマとされていました。
グレート・リセットを打ち出した理由は『より公平で持続可能な社会を実現するため』とあり、SDGs自体が『持続可能な開発目標』そして至るところに『持続可能』という言葉が出てきます。
そして『持続可能』『誰も取り残さない』という言葉も頻繁に出てきます。
そう、すべての人が幸せになれる世界こそが持続可能な社会だという事に世界が気づいたという事です。
「自分さえ良ければ他はどうなってもいい」という考えをすべての人が持てば、破滅に向かうのは容易に想像できます。
『勝ち組』『負け組』などという言葉は本来ありません。
『誰一人取り残さない』という事は『誰一人として敗北など無い』という事。
必ず、すべての人が幸せに暮らせる社会はできます。
そのためには、今の常識や習慣、固定観念を捨てられる事。
例えば、
『お金が不要になる』
『法律が不要になる』
『医学が不要になる』
『労働が不要になる』
『税金が不要になる』
『政府が不要になる』
『学校が不要になる』
『食べる事が不要になる』
などです。
ここでの『不要』とは必ず要るものではないという事です。
消滅するという事ではなく、『選択の一つ』という事です。
例えば、ボランティアによる社会を想像してみてください。
とても愛の溢れるゆったりとした社会になると思いますが、急いでいる人から見ればじれったい社会と感じる事もあろうかと思います。
そのため、【お金の必要のない社会は可能であるが、必ずそうでなければならない訳ではない】という事になります。
つまり、必要不可欠なものではなく、選択できるものに変えていく。
『お金のために働く』という事でなくなれば、自然と【働く】という事についても『必要不可欠』なものから『選択できるもの』に変わっていきます。
グレート・リセットの言う既存の社会システムとは、上記の、今まで当たり前にあったシステムの事ではないでしょうか。
それを選択できるように変えていく。
今までのシステム限界を示しているSDGs。自分ができる【利他】がすべての人に広がれば永遠、【利己】がすべての人に広がれば破滅が待ち受けている
川の流れを想像してみてください。
自分の所で塞き止めてしまい、そんな考えの人が増えて、いろんなところで塞き止める事が始まってしまえばどうなるでしょうか。
一時的に自分の所へ流れは来ますが、いずれ川の流れは止まるでしょう。
流れが滞っている所へ豊かな所から流してあげればいいだけなのです。
この意識をすべての人が持っていれば、必ずや明るい未来が待っていると思うのです。
『自分をいたわる』と言うと、一見、利己主義のように見えますが、自分の心身をいたわる事が一番身近にある【利他】なのだと思います。
なぜならば、心身共に健康でなければ利他、つまり他の誰かのために働く事はできないからです。
まずは心身共に大切に慈しみ、世界のすべてを創る大切なひとつのピース(Onepeace)である事を認識して欲しいと思います。
SDGsは『聞こえのいい資金集め、融資名目』とも受けとれますが、もう政府主導、無理に組織に属する事や、ルールや慣習主導ではなく、一人一人が個人政府、個人事業主となって、好きなように生きていける。
コロナによるライフスタイルの変化、社会構造の変化は、こんな意味もあるように感じています。
SDGsの項目は、今までの時代のシステム限界と、システムから生まれた弊害を示してくれているのだと思います。
グレートリセットから超管理社会に向かうのか、真の持続可能な思いやりの社会へ向かうのか。
いずれにせよ大きな意識改革がまもなく自然となされるように思います。
一つ言えるのは、既存の常識や習慣から一歩引いて、『本当にやりたい事』心の声に従って決める、という時が来ているとひしひしと肌で感じています。
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