FAR EAST BAZAAR 渋谷ヒカリエ
あらゆるカルチャーがミックスされたオモチャ箱のような煩雑さが面白いところであり、東京の中でも海外から注目を浴びるエリアの一つとしていまだ存在感強く、また日本の看板的存在でもある渋谷。
そんな渋谷で、すっかりお馴染みのヒカリエ。
ヒカリエは渋谷における遊びの拠点としても便利ですが、ナチュラルコスメやオーガニックグッズが気軽に手に入る総合ショッピングモールとしても、ナチュラル志向派には重宝する施設ではないでしょうか。
今回はヒカリエ内でも人気の、オーガニックナッツの量り売り店に行ってきたのでご紹介します。
お店の名前はFAR EAST BAZAAR
FAR EASTという会社のブランドです。
彼らの提供する商品は、バイヤー自らが足で歩いて海外からワクワクするものを探すところから始まります。
人にモノを渡すとき、それは当然に安全なものでなければなりません。
人とモノを交換するとき、それは当然に互いに利するものでなければ続きません。
FAR EASTの商品は当然にnatural, OrganicでFair tradeであるべきだと考えております。ただ少々気恥ずかしいのであまり前面には出しません。
それよりは、やはり初めて知らないものと出遭うときの言い知れぬ高揚感やワクワク感、恰好いいもの、綺麗なもの、共感できるものに遭うときの満足感、蓋を開けてみれば“当たり前にNaturalでFair”というのが丁度いいと考えております。
HPにも紹介されてあるとおり、オーガニックを全面的にうたうのではなく、「当たり前にナチュラルな世界」を目指しているのだそう。
私も実際に入るのははじめて。
何があるのかワクワクします。
海外ではよく見られる量り売りスタイルも、まだここ日本では、やや斬新なのか物珍しそうに立ち止まる人々の姿も目立ちます。
スペルト小麦という古代小麦をつかったこだわりの焼き菓子。
美味しそう。
スペルト小麦はグルテンフリーではないですが、現代の変わり果ててしまった人工的な品種改良が重ねられている小麦と比べると栄養価が高く、比較的安全といえるでしょう。
小麦を食すなら断然、スペルト小麦を選ぶのがおすすめ。
ただし、小麦アレルギーが起きないというわけではないので、注意を。
お菓子やアイスクリームには白砂糖は基本的に使っていない様子。
何を使っているのですか、とたずねると「ヤシの花の蜜」との回答。
アイスクリームもとっても美味しそうでした。
ナチュラルなこだわりがある食材で作られており、気になりましたが、乳成分が使用されているということだったのでIN YOUセレクトとしておすすめしたいマクロビオティックなメニューはこちら。
黒豆きなこスムージー。
日本が誇る和の食材をふんだんに使用したスムージーをチョイス。
「オーガニック」とあえて言わないけれど実はオーガニック。それが当たり前の世界を目指して。
ギフトにもぴったりな小瓶が並びます。
オーガニックやナチュラルという言葉は普段からよく聞くものの、一見どれが本当にナチュラルなのかはじっくり見ないとわからないことも多い現代。
本当にナチュラルなものは一体いくつあるでしょうか?
中には表面的な要素ばかりで、肝心の本質的な要素が欠けているプロダクトもある中、FAR EAST BAZAARが考えるナチュラルのあり方には、非常に好感が持てます。
FAR EAST BAZAARのように、「当たり前じゃないものを、ごく当たり前のスタンダードとして考えようとする姿勢」こそが、今の日本には必要なのかもしれません。
ナチュラルなものに囲まれた世界が一般的になれば、そうではないものは、時代の流れで自ずと淘汰されていくことでしょう。
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