不調改善だけじゃない！グルテンフリー生活を続けて４年、片頭痛が酷かった私が得られた「3つの幸せ」をお伝えします！

「小麦粉なしの生活なんてありえない」
「パンもパスタもケーキも食べられないなんて…」

そのように思われる方はたくさんいらっしゃいますよね。

筆者は2018年からグルテンフリー生活をスタートし、2021年でついに４年目に突入しました。

今回は、エビデンスがベースというよりも、わたし個人の経験から「グルテンフリー生活を継続することで得られた幸せ」について、大いに語ってまいります！


という方の参考になれば幸いです。

グルテンフリー４年目で分かった３つの幸せ

私がグルテンフリーを始めたきっかけは「片頭痛」でした。

グルテンフリーという言葉すら知らなかった2018年以前、小麦食品なしの生活は自分にはあり得ないというほど、パンやパスタ、ピザ、ラーメンを好んで食べていました。

（注意していただきたいのですが、それらの食品が悪いと言いたいわけではありません）


さて、片頭痛に悩まされていたということですが、おそらく私を身近で見ていた人ならわかるのですが、常に頭痛薬を欠かさず持ち歩き、薬箱にストックがないと不安になるほど。

たまに頭痛薬なしで生活をしてみようと挑戦した日には、頭痛による吐き気で仕事もできないほどでした。

「一体、私はなぜこんなにも頭が痛いのか」

当時通っていた美容サロンで片頭痛の悩みを話した際、グルテンフリーを勧められたのです。

「本当に小麦をやめるだけで片頭痛が治るのか」

と、半ば疑う気持ちで始めたグルテンフリーライフ。

１週間後、驚くことが起きたのです。

１、グルテンフリーを開始してたった1週間で不調に悩まされなくなった！

グルテンフリーを始めてから嬉しい体の変化は、片頭痛がなくなったことです。

それまで毎日のように頭痛で苦しんでいたことが嘘のよう。

開始１週間で一度も片頭痛が起きず、薬に頼ることもありませんでした。

それまで頭痛薬にいくら費やしたか計算すると、今後の出費が浮くということも嬉しかったです。

さて、片頭痛の原因について。

小麦そのものが合わないこともひとつですが、おそらく菓子パンに含まれる添加物や白砂糖の摂りすぎも不調の原因と考えられます。

実際に、砂糖が人体に与える影響として「頭痛」が起こり得ると説かれています。

研究内では、白砂糖を食べると「低血糖症」が起こり，人によっては頭痛や鬱のような症状を起こすと示されています。（※）

糖質を一切摂らないように、ということではありません。

糖質は三大栄養素である炭水化物に入るので生きる上で適切な量は必要です。

ただ注意したいのは、種類と量です。



私は日々の食事の中で糖質はドライフルーツや野菜、フレッシュなフルーツから摂るようにしています。

お菓子作りにも甜菜糖を使い、低GI値食品を選んでいます。

脳のパフォーマンスを維持するには、血糖値急上昇を抑えた食生活を意識してみるといいですね。

何がトリガーとなって不調と感じるのかは人それぞれです。

むくみ、体重管理、風邪をひきやすい、常に体がだるくて重い、冷え。

ほんのささいな体の不調は、あなたの生活の質を向上するチャンスです。

食生活は大丈夫か、ストレスとなっているものはないか、など自己分析してみてもいいですね。

２、グルテンフリーを宣言することで、かえって仲間が増えた！

グルテンフリー４年目を迎えて得られた幸せ２つ目は仲間が増えたことです。

「類は友を呼ぶ」ということを肌で感じました。

同じような仲間、というのはグルテンフリー仲間ということではなく、食の多様性を理解し合える仲間が増えたということです。

グルテンフリーライフを始めた当時、私の周りには食のスタイルにこだわっている方はいませんでした。（知らなかっただけかもしれませんが…）

当時はきっと私の中で、周りに合わせなくちゃいけない、小麦をやめたなんて伝えたらどう思われるだろう、などと不安だったのですね。

「食の多様性を理解しあえる仲間がいると楽しいだろうな」

そこで、自ら、

「私はグルテンフリーライフ、スタートしました！」

と名乗り始めました。

現在はプロフィールにもそう記載しています。



そうしたら、どうでしょう！

「私もその食生活気になる、やってみたい」

「添加物や白砂糖について学ぶきっかけとなった！もっと知りたい！」

「私もカゼインフリーしているんだよ」

「ヴィーガンカフェやグルテンフリーカフェ一緒に行こうよ！」

などと、嬉しい反響があったのです。


ひとりの行動をきっかけに新しい食のスタイルへシフトされた方、添加物の危険性について学びたいと手を挙げてくださった方、体の不調を食で改善したいと打ち明けてくださった方、仲間が欲しい、でもどうやって？と悶々としていたのは自分だけではなかったということに気づかされました。

昨年末にインユージャーナルで「グルテンフリーのシフォンケーキ」をご紹介しましたが、本当に多くの方に読んでいただくことができました。
★白砂糖不使用、グルテンフリー、無添加「シフォンケーキ」の作り方｜クリスマスケーキにもおすすめ！



食のスタイルが変わっても、ほんの少し素材を変えるだけで食事は楽しめます。

★グルテンフリーと思えない！発芽玄米使用のふっわふわシフォンケーキ

３、グルテンフリー生活を続けるなかで「何のため」が明確となった

グルテンフリー４年目を迎えて得られた幸せの３つ目は「目的が明確になったこと」です。

これはどういうことかというと、食の知識がつき、それが何のために続けたいかが明確になって自信につながったことです。

グルテンフリーをきっかけに、


これらのことを学びました。


国連が定めたSDGsでもキーワードとなっているのが、食品ロスや気候変動です。



特に目標12では「責任」という言葉で表されています。

食品ロスと気候変動をストップさせるために私たちが意識したいことは、たどり着くところはオーガニックだということです。

インユージャーナルでは気候変動について多くの記事が発信されています。

影響力のある誰かが先導を切ってくれたらいい、という考えではなく、ひとりひとりの消費行動が未来を変えるという意識が求められます。

私がグルテンフリーをきっかけに学んだことは、最初こそ自分の体のためでしたが、知れば知るほど「地球環境を保護したい」という強い思いになりました。

大切なのは、『知識を増やし、自分の選択肢に自信を持つこと』です。

「日本の中の何県に住んでいる」という視点から、「地球市民」として学び行動し続けたいですね。

グルテンフリーは本当に食に困らないの？

以上が、現在私がグルテンフリーを続けていて幸せだと感じるポイントです。

そんな中、本当に食に困らないのか？と聞かれることがよくあります。

結論から申し上げると、さほど困ったという感覚はありません。

ポイントは、

◆他人の食スタイルを否定しない
◆自分軸をもって堂々としていること

この２つです。


私も他の誰かから価値観を否定されると傷つきますし、悲しくなります。

かといって、親しい人が添加物まみれの食生活を続けている場合は別です。

その際は、その人自身を否定するのではなく、体を大事にしてほしいということと、添加物が人体や地球環境、さらに経済面でどう影響してくるのかということを伝えます。

★小麦なしでここまで美味しい！発芽玄米使用のふっわふわシフォンケーキ

グルテンフリー、カゼインフリー、ヴィーガン…食の多様性を理解し合おう

フードダイバーシティ（食の多様性）という言葉をご存知でしょうか。

世界には食文化や食習慣、宗教等により、特徴的な食品や料理が多様に存在することを指します。（※）

違いを尊重し、受け入れる環境整備を行うことをフードダイバーシティ対応と呼びます。

もともとは、外国人観光客向けに日本食の料理教室を提供し、旅行者の食事制限に合わせた料理をオーダーメイドで一緒に作ることで、食事制限のある旅行者でも日本食を食べられるようにするという考えから始まったようです。

食の多様性といっても様々です。

今回お話した小麦アレルギーに配慮したグルテンフリー、

肉や魚を食べないベジタリアン、

イスラムの教えで豚肉由来の食材やアルコールを禁ずるハラール、

酪農製品を食べないヴィーガン、

乳製品をとらないカゼインフリー。


宗教が同じだから、国が同じだから、同じ家庭で育ったからといってすべてが同じスタイルというわけではありません。

個人によって食のスタイルは異なります。

その多様性を理解し合うところに、人間関係の幸福が見えてくるように感じます。

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