子育て中のパパやママ・オーガニック初心者必見！管理栄養士が教える、少ない予算で楽しく賢くオーガニックを生活に取り入れる方法

こんにちは！管理栄養士の佐藤まゆこです。

突然ですが、皆さんは生活の中にどんなふうにオーガニックを取り入れていますか？

妊娠や出産、ご自身の体調の変化などをきっかけにオーガニックに興味をもったけれど、予算の問題で躊躇しているなんて方も多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな方のために

「少ない予算でもオーガニックを生活の中に取り入れるコツ」

「子供の成長と食事の関係」

「避けたい添加物」

などについて、管理栄養士である筆者の経験をもとに解説していきます。

少ない予算でもオーガニックを生活の中に取り入れるコツ

「食の安全」や「環境ホルモン」のことなどを知れば知るほど、身の回りのもの全てをオーガニックや安心できるアイテムに切り替えたいと思いますよね。

「何が一番からだに悪いの？」
「何からオーガニックに切り替えるのがベスト？」

など、頭の中がごちゃごちゃになってしまっている人も多いと思います。

そんな方のために、筆者が実践している「オーガニックと上手に付き合うコツ」の一部をシェアします。

オーガニックと上手に付き合うコツ5つ

1．興味のあるジャンルから買ってみる

2．ジャンルが決まったら、何を買うか優先順位をつける

3．週に1回だけご褒美感覚で買うところから始めてみる

4．食品なら産直店舗や農家さんから直接買ってみる

5．無理はしない・罪悪感をもたない

以下、それぞれについてご説明いたします！

1．興味のある物から買ってみる

オーガニックとひとことで言っても、色々なジャンルがあります。

あれもこれも気になって何から買ったら良いか分からなくなってしまったときは、「食」、「美容」、「ファッション」、「環境問題」などの中で、自分が気になる分野からオーガニックを取り入れてみるのがおすすめです。

筆者の場合は、食事に関わる物から優先的にオーガニック商品を取り入れています。

2．ジャンルが決まったら、何を買うか優先順位をつける

どんなジャンルのオーガニック商品を買うのかが決まったら、予算内で何が買えるかを考え、優先順位を付けていきます。

我が家では、ざっくり以下のような基準を設けて毎月の予算内で買い物をするようにしています。

加工食品や子供のおやつはオーガニックか無添加
ハムやベーコン、練り物などには発色剤や保存料、お菓子には人工甘味料が含まれています。

身体に悪い影響を与える可能性が高いといわれている、これらの食品添加物が入っている食品は、ほぼ確実にオーガニックや信頼できる無添加商品を購入しています。予算がないときは手作りすることも多いです。

葉物野菜や皮を剥かない野菜、残留農薬の多い果物などはオーガニックや無農薬
全ての野菜をオーガニックにするのは厳しいので、自分なりに優先順位をつけて葉物野菜などはできるだけオーガニックな物を買うようにしています。

あとは予算に応じて
オーガニック商品が買えないときは、できるだけ原材料がシンプルな物や生産者がわかる物を選びます。

お米は減農薬のものや、自分が気に入った産地の物、調味料もオーガニックや質の良い物を選ぶことが多いです。

食品以外でも、惹かれる物があれば、予算の許す限りオーガニックを取り入れるというスタンスで生活しています。

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3．週に1回だけご褒美で買うところから始めてみる

日常的にオーガニック商品を買うのが難しい場合は、週に1回や月に1回など「ご褒美」感覚でオーガニック商品を買ってみるのもおすすめです。

無農薬で新鮮な野菜は美味しいですし、シンプルな材料で丁寧に作られたお菓子は食べていて罪悪感がないので幸せな気分になれますよ。

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4．産直店舗や農家さんから直接買ってみる

近くに産直ショップなどがあれば足を運んでみてください。

意外と安く無農薬や減農薬の野菜が手に入ることがあります。

近くにショップが無い場合は、インターネットでお気に入りのショップを見つけるのも手です。

我が家では、予算が厳しいときは減農薬に取り組む農家さんや、地元の農家さんが作った新鮮な野菜を買うことが多いです。

少しでも良い物を作ろうとしている農家さんや、農業を支えてくれている身近な農家さんを応援できると思うと、オーガニック商品を買えなくてもハッピーな気持ちになれます。

5．無理はしない・罪悪感をもたない

これは1番大切なことだと思います。

無理をしてオーガニック商品を買うことで辛いと感じてしまうくらいなら、オーガニック商品を少ししか買えなくてもニコニコ笑って暮らせていたほうが健康的だと思います。

無農薬の野菜が買えなくても、罪悪感を持って食べるのはやめましょう。

よく洗ったり調理法を工夫して農薬を極力落とし、楽しく食べることが大切です。

今すぐにオーガニック商品が買えなくても、徐々に予算を確保できるよう工夫していけば良いのです。

それでも、子育て中の方にはできる範囲でオーガニックを取り入れて欲しいと思っています。

それは、子供の健康は「食事の質」で左右されるからです。

オーガニックを取り入れたい理由。子供の健康には食事内容が大きく関係していることを知ろう！

子供の成長には栄養補給が必須！

毎日ハイスピードで成長する子供達は、大人以上にたくさんの栄養素を必要としています。

身体を造るたんぱく質、骨を強くするカルシウムをはじめ、必要な栄養素は何種類にも及びます。

子供が落ち着かないのは栄養不足？！

意外と知られていませんが、近年は子供の栄養不足が問題視されています。

例えば、鉄不足の場合、

・落ち着きが無くなる
・無気力になる
・学習力や認識力が低くなる

など、心や体の不調の原因となります。

子供の集中力が無い、疲れやすい、授業についていけないなんていう症状も、実は栄養不足が関係していることが多いのです。

ですから、まずはしっかりと栄養のある食事をして、健康な体の土台を作ることが大切です。

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農薬や添加物が子供の成長に与えるリスク

栄養素をしっかり補給することができたら、添加物や農薬などにも目を向ける必要があります。

添加物が多い食事をすると、体の中で異物を外へ出そうとする力が働きます。

この処理をするために、ビタミンやミネラルなどの大切な栄養素がたくさん使われることになります。

本来であれば心や体の成長に使われるはずだった栄養素が、添加物の処理に使われてしまうということです。

他にも、アレルギーや病気の原因となる可能性が疑われる添加物や農薬はたくさんあります。

ですから、子供が心身ともに健康に成長するためには、栄養のある食事をし、できるだけ添加物などの異物は体に入れないほうが良いのです。

すべてをオーガニックにするのは難しい。まずは避けたい食品添加物を知ろう

添加物や農薬を避けるため、できれば全ての物をオーガニックにしたいところですが、それはなかなか難しいですよね。

我が家では、限られた予算の中でどんなオーガニック食品を買おうか考える際に、参考にしている情報があります。

本日はその中から2つの情報をシェアします。

オーガニックを買うかどうか決める時にも！残留農薬の多い農作物ランキング　2021年度版

アメリカの環境保護NPO機関(EWG)が毎年発表している、残留農薬に関するデータです。

野菜や果物を買うときの参考にしています。

残留農薬が最も多い果物や野菜【ダーティ・ダズン】

1位：イチゴ
2位：ほうれん草
3位：ケール、コラード、マスタードグリーン
4位：ネクタリン
5位：りんご
6位：ぶどう
7位：チェリー
8位：桃
9位：梨
10位：パプリカ・唐辛子
11位：セロリ
12位：トマト

残留農薬が最も少ない果物や野菜【クリーン・ダズン】

1位：アボガド
2位：スイートコーン
3位：パイナップル
4位：たまねぎ
5位：パパイヤ
6位：冷凍のスイート・ピー
7位：ナス
8位：アスパラガス
9位：ブロッコリー
10位：キャベツ
11位：キウイ
12位：カリフラワー
13位：マッシュルーム
14位メロン（ハニーデュー）
15位メロン（カンタロープ）

オーガニック生活を始めるなら知っておきたい！食品添加物が人体に与える影響

食品添加物が身体に悪影響なことはわかっていても、どんな影響があるのか、何から避けるべきかが分からないという方も多いと思います。

ここでは、私が特に避けたいと思っている食品添加物についてまとめたので、参考にしてみてください。

特に避けたい食品添加物

人工甘味料(アスパルテーム、アセスルファムK、サッカリンNa、スクラロースなど)
菓子やジュース類などに使われ、発がん性、肝機能障害など疑いがある。

着色料(青1、赤2、黄4、カラメル色素など)
菓子や食品類全般に使われ、発がん性が疑われている。

発色剤(亜硝酸Naなど)
ハムやベーコン、たらこなど、肉や魚卵の加工品に使われていて、体内で発がん性物質に変化する可能性が疑われている。

防カビ剤(イマザリル、ジフェニル、OPPなど)
主に輸入された柑橘類などの果物に使われていて、発がん性や遺伝子異常などへの影響が疑われている。

漂白剤(亜硝酸Ｎa、次亜塩素酸Ｎa、過酸化水素、二酸化硫黄など)
ハムやベーコン、たらこやかずのこなどの肉や魚卵の加工品、ワイン、食品類の殺菌等に使われ、発がん性や臓器障害などを引き起こす可能性が疑われる。

買い物の際の判断基準にしよう

添加物はできるだけ避けるのがベストですが、難しいようなら、まずは絶対に避ける添加物を決めてみると良いでしょう。

筆者も、先ほど挙げたリストなどを参考にして買い物をしています。

すると、おのずとウインナーやベーコン、練り物などはオーガニックが必須に。

お菓子や小麦製品なども国産無添加かオーガニックに限られてきます。

★発芽玄米使用のグルテンフリーふわふわシフォンケーキ｜全素材オーガニック・無農薬！

野菜に関しては、葉物野菜や皮を剥かない野菜を優先的にオーガニックにし、あとは残留農薬の情報などをもとに予算に応じて買うものを選んでいます。

家族みんなの笑顔のために無理のない範囲でオーガニックを買おう

少ない予算でも、オーガニックを生活の中に取り入れることができると感じていただけたでしょうか？

この記事で紹介したのは、あくまで筆者が実践している方法です。

参考になりそうな部分は取り入れていただき、違うと感じた部分は自分なりにアレンジして、楽しみながらオーガニックな生活をスタートしてみてくださいね。

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