世界が注目するCBD|医療大麻は人類を救う?CBDオイルの効果とその可能性
世界が注目するCBD
医療大麻は人類を救う?
CBDオイルの効果とその可能性
日本では、「大麻草(麻)=ドラッグ(違法薬物)」のイメージがいまだに強く残っていますね。
確かに「大麻草」には様々な薬効成分(化学成分)が含まれており、日本で違法な成分はありますが、そのうち、「CBD」という成分については、日本でも合法です。
このCBDは様々な心身の不調の改善に効果があると、
世界各地で多数のエビデンスが存在しています。
著者である私自身、また家族や友人も実際に使用して、その効果を感じています。
そこで今回は、大麻草の薬効成分のひとつである「CBD」が危険なものではないということを
皆さんに知っていただくため、
大麻草やCBDについてと、医療大麻(医療に用いられる大麻草や、その成分のこと)の可能性に
ついてご紹介しようと思います。
大麻草は本来、
多くの用途を持つ万能の植物だった
「大麻草」という植物自体は、必ずしも“ドラッグ”として扱われるべき危険な植物ではありません。
あえて言うならば、「古代から使われている薬草」と表現しても良いのではないでしょうか。
いえ、薬草として以外にも様々な用途がありますので、
「万能な植物」と言っても間違いはなさそうです。
実は大麻草は古くから世界各地でその根から実までを余すところなく活用し、
・衣類
・食料
・建材
・医療関連品
など、あらゆるものの原材料として使われてきた「植物」そして「農産物」としての歴史を持っています。
私はスペインにある「ヘンプミュージアム(大麻博物館)」に足を運んだことがありますが、
この地域では昔、大麻草の繊維を靴底に使ったり、
ロープに加工して漁網を生産していた歴史があるとのことでした。
また日本でも戦前は、喘息の薬としてや麻糸を作るため、
神社のお神札(それ自体を神宮”大麻’と呼ぶ)の材料として使われるなど、
日本人の暮らしに欠かせない伝統的な植物のひとつとして活用されていました。
今でも、食用の「麻の実(ヘンプナッツ、ヘンプシードナッツ)」は日本で食べることができます。
戦後に規制が始まった、日本の大麻草製品
しかし、戦後になってアメリカのGHQ(連合国軍最高司令官総司令部)により、大麻取締法という法律が制定されました。
それ以降、大麻草を使った製品、神社の祭事などで使われてる神聖かつ宗教的なものさえも、
大麻草に代わって他の素材が使われることになりました。(一部、そのまま使われていたケースもあります)
一方で、現在は、大麻草(ヘンプとも言う)を使ったプラスチックやコンクリートの生産も
技術的には可能となっています。
世界でプラスチック問題が叫ばれる中、次世代のバイオプラスチックとしての活用が期待されているのです。
大麻草に含まれる成分「CBD」とは?
大麻草には「カンナビノイド」と呼ばれる成分が含まれています。
「カンビノイド」とは大麻草に含まれる化学物質の総称であり、
60種類以上存在することがわかっています。
その中で、大麻の花や穂に多く含まれる「THC(テトラヒドロカンナビノール)」には酩酊作用、
いわゆる「『ハイ』になる作用」があります。
そのため、日本を始めとする国と地域ではTHCをドラッグ(違法薬物)と捉え、
規制しています。(もちろん、合法としている国や地域もあります。)
そして、同じカンビノイドのうち、THC同様の酩酊作用を持たない「CBD(カンナビジオール)」
については医療目的での活用が始まっています。
健康意識の高い人たちや製薬会社や病院と医療関係組織の関係者などから注目を集めているのです。
(参考:The Scientistラファエル・ミシューラム博士の生涯と研究)
様々な病気の改善効果が期待されている、
大麻草の「CBD」
ではCBDは、何故、それほどにも世界で注目を浴びているのでしょうか?
以前、大麻に関する記事でもご紹介したように、
大麻草から抽出された「CBDオイル(医療大麻のひとつ)」の存在が世界的に広く知られるようになった
大きなきっかけには、重度のてんかん発作に苦しんでいた少女の存在があります。(CNN health参照)
彼女がCBDオイルを服用したところ、てんかんの発作が劇的に改善。
これで医療大麻は「てんかん」に効果があることが分かり、
現在、さらなる研究が進んでいます。
そしてCBDオイルが、てんかん以外にも多くの症状に有効なことが徐々に明らかになりつつあります。
WHO(世界保健機関)による『カンナビジオール(CBD)事前審査報告』によると、
CBDが治療効果を有する可能性がある疾患は以下の通りです。
・アルツハイマー
・パーキンソン
・多発性硬化症
・低酸素虚血性脳障害
・精神障害
・不安
・抗うつ
・ガン
・吐き気
・炎症性疾患
・リウマチ
・炎症性腸疾患
・心血管疾患
・糖尿病合併症
など
(参考:カンナビジオール(CBD)事前審査報告)
いかがでしょうか?
「ちょっとした体の不調に良いのね!」
というようなレベルではない、という気がしませんか。
CBDは、植物として他のハーブや漢方薬(生薬)と同等、
あるいはそれ以上の効果を持ち合わせているのです。
「CBD」を摂取することによるメリットとは?
CBDの健康効果については、インターネットを検索すれば、
いくらでも情報が見つかる時代ではありますが、
実際に使用したことがあるという人に出会ったことはありますか?
そこで、ここからは私を含む使用経験者が体感した、
CBDの健康効果をご紹介していこうと思います。
CBDオイルは私の体にこんな変化をもたらした
著者は数年前からCBDオイルを使っています。特別に大きな疾患があるわけではないのですが、小児喘息の病歴があり、
化学物質や電磁波に過敏で体調が優れないことがよくあるので、
試しに使い始めたのがそもそものきっかけでした。
まず「疲れが翌日に残らない」というのが一番最初の感想です!
初めてCBDオイルの摂取した翌日、 普段なら寝起きが悪く、体が重く感じるのですが、
「2-3kg痩せたかしら? 」なんて思いたくなるほどの体の軽さでした。
その他、CBDオイルを使って感じた体の変化は以下のとおりです。
・寝つきが良くなった
ベッドに入ってからもすぐには眠れない私ですが、
CBDオイルを初めて摂った夜は、スっと寝入れたように記憶しています。
・偏頭痛が緩和した
電磁波過敏のせいか、長時間のパソコン作業には頭痛が付きものでした。
しかしCBDを摂取した時は頭痛を感じにくいことが多いように思います。
・集中力が増した
偏頭痛がしないからでしょうか? 頭がすっきりしたように感じました。
・アトピーなどの肌トラブルが緩和した
普段使っている白ごま油とココナッツオイルに
ほんの2−3滴ほどCBDオイルを混ぜて、スキンケアに使ってみました。
実は、どんなに保湿しても乾燥しやすくアトピーが出やすい箇所があったのですが
CBDオイルを使ってから乾燥しなくなり、痒みも治まりました。
・筋肉痛が減った、長引かない
ヨガやワークアウト(筋トレ)をする時に
「(通常であれば)このメニューだと後で筋肉痛がひどくなるぞ!」という場合も
CBDオイルを摂ってからは、筋肉痛が重くならない、あるいは、長引かないことがありました。
・首のこわばりや肩こりの緩和 した
こちらは偏頭痛と筋肉痛に関連しているかもしれません。
私は首の緊張がひどく、いつも首に器具を付けているような重さを感じるのですが、
それがスッと消えたように感じました。
・喘息の発作が…出てないかも?
今、ここまで書いて気付いたことがあります。
そういえば、CBDオイルを摂取し始めてから喘息発作も胸の息苦しさも感じていません…。
この因果関係は証明できませんが、ちょっと期待してしまいます!
ただしこれらは、あくまで「一個人の感想」です。
科学的根拠をここで述べることができかねてしまいますが、
ひとつの参考にしていただければと思います。
他に、60代半ばの母も摂取していますがとても元気ハツラツです。
周囲からは「何してるの?」「何でそんなに元気なの?」と聞かれることもあるようで
「きっとCBDオイルのおかげだわ」と本人は言っています。
さらに、知人の中には
・イライラすることが減った
・無駄に間食をしなくなった
・認知症の疑いがある親に飲ませているが、進行していないかもしれない
という感想を聞きました。
どれも個人的な感想にとどまりますが、
確かに世間でよく言われているのと 同じような効果が得られるケースが多いようです。
個人的には「なるほど、これは本当だなぁ」と効果を実感している最中です。
「アントラージュ効果」で
「CBD」はさらにパワーアップ!?
これまでに私は、公的機関の発表や身近な人たちからの声を通じ、
CBDの様々な効果について耳にしてきました。
そして今、国内外を問わず専門家やCBD生産者の一部で、
CBDの「アントラージュ効果」を重視する声が上がり始めています。
またまた、聞きなれない言葉がまた出てきましたね。
「アントラージュ」とはフランス語が元であり、「側近効果」と訳されます。
植物からそれぞれ個別に抽出した成分を摂取するよりも、
植物が持つ様々な成分を総合的に摂取すると体への良い効果が増すことを意味します。
マクロビオティックを学んだ方は、イメージしやすいかと思います。
いわゆる「一物全体」の考え方に近いと思いませんか?
英語でいう「Whole food」と言ったところでしょうか。
その食材の根や皮も丸ごと食べることで、バランスよく栄養が取れますね。
CBDについても、より効果を高めるには、このアントラージュ効果が重要だと言われています。
「CBDオイル」は「CBD」100%でない方が高い効果を期待できる
実は現在、欧州などで生産、販売されているCBDオイルは、THC含有率0.3%未満が規定です。つまり0.3%未満であればTHCが含まれいても違法ではありません。
「え、THCってドラッグの成分でしょ?」
そう思う方もいるかもしれませんが、
THCの酩酊作用を得るために吸引などする場合(レクレーション目的)等で、
THCが約20%以上に達して初めて、人体には何らかの作用が現れます。
一方、0.3%未満程度の少量であれば酩酊作用はなく、
人体に「ドラッグ」と言われるような影響は起こりにくいのです。
それどころか、少量のTHCとCBDによる「アントレージュ効果」が起き、
より人体に良い作用が見られるとのことです。
そのため、CBDのみをキッチリと抽出したオイルよりも
ごく微量のTHCを始めとする他のカンナビノイド成分が含まれている方が、
医療分野では、疾患に対してより高い効果が期待できるとも言われているのです。
そうは言っても、日本の大麻取締法ではそう簡単にいかないのが現状です。
今後、もし日本も諸外国に続き、本格的に人の命を救うために医療用大麻を使用する必要があるのなら、
その際には今一度、「大麻取締法」という法律の改正も視野に入れないといけないかも知れません。
大麻草と「CBD」人類の未来を切り開く!?
大麻草(大麻)は、どのような風土でも栽培が可能な、大変強い植物です。
加えて、成長が早いことでも知られています。
環境負荷が少なく収穫量も多い、そして健康に役立つ
という、とても利点が多い植物として注目されています。
近年、世界中で大気汚染、食品汚染、放射能汚染、
そして今年に入ってからコロナウイルスの流行。
健康被害に直接の被害はないものの大規模な森林火災…などの問題が多発しています。
今、私たちには人類史上初ともいえる
生存の危機が迫っている状況なのではないでしょうか。
このような状況を打破するためのヒントを
もしかしたら大麻草が示してくれるかも知れない、そのように感じています。
<参考サイト>
・Planty
https://planty.info/
・ENDOCA
https://www.endoca.com/ja
・CBD media
https://cbdmedia.jp/
<協力・資料提供>
麻糸工房 麻夢
https://mamuart.wordpress.com/
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