原因不明の胃の痛み・不調は機能性ディスペプシアかも?薬に頼らず改善するためのポイントを予防医学指導士が徹底解説!
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原因不明の胃の痛み・不調は機能性ディスペプシアかも?薬に頼らず改善するためのポイントを予防医学指導士が徹底解説!
胃がんを始め、胃のトラブルに悩む日本人は多く、約1000万人が慢性的な胃の不調を訴えているとも言われます。
胃が痛い、胸焼けがするなど、
何かしら症状があるのに検査をすると悪い所はなく、
胃薬もあまり効果がない。
この状態は「機能性ディスペプシア」と言われ、
最近注目を浴びています。
生活習慣やストレスを解消することが改善の近道と言われていますが、
生活習慣の改善や「ストレス」の原因を取り除くことは、
容易ではないと感じている方は多いと思いますが、
今回は、「生活習慣を変えるコツ」と、
「ストレスの根本原因を知る事で解決に導く方法」をお伝えします。
胃の不調の原因は体質?食事?原因が見つからない!!
私の祖母は胃潰瘍・祖父は胃がん
母は若年性アルツハイマー型認知症でしたが、
最後は胃がんを発症しました。
私自身も中学生の頃から、ずっと胃薬を手放せずにいました。
20代になった頃には、逆流性食道炎に悩まされていました。
生活習慣を改善するようになってから、胃薬を手放し、
逆流性食道炎の症状も緩和されていきました。
私が家系的に胃のトラブルを抱えやすいというだけでなく、
胃の不調は、日本人の健康を脅かす存在に間違いありません。
日本では、胃腸を含む消化管の治療を受けている人が
約1000万人もいると言われていますが、
実際に治療を受けていない人も含めると
かなりの数になる事が予想されます。
日本全国で一年間に約135,000人が胃がんと診断されていて、
癌になる部位では、胃がんは男性では2位、女性では4位となっており、
いかに胃のトラブルを抱える日本人が多いかおわかりいただけると思います。
(国立がん研究センターHPより)
胃の痛みや、不快感など、胃の不調を訴えても、
検査で問題が見つからない場合が多くあります。
生徒様にも胃の不調を訴える方が多く、
「胃薬を飲んでもあまり効いている気がしない」
「検査しても特に異常はなかったので、ストレスが原因だと思います。」
とおっしゃっていました。
原因不明だと不安になりますよね。
ただ、私は原因不明で病気になることはありえないと思っています。
その原因を見つけ出せないだけで、
どこかにかならず原因はあるのです。
胃の不調があるのに病院では異常なし?機能性ディスペプシアの原因とは
検査では胃に異常はないのに胃の不調を感じる
「機能性ディスペプシア」。
この理由の一つに「運動機能異常」があります。
胃の運動が低下することで、
食べた物が胃から排出されるのが遅くなり、
胃に不調を感じます。
胃が正常に動くようになれば、症状は緩和されます。
機能性ディスペプシアの代表的な症状として
「早期満腹感」というものがあります。
すぐにお腹いっぱいになってしまうので量を食べられず、
必要な栄養素やカロリーを摂取できなくなってしまいます。
本来食事をすると胃の上部が膨らみ、
そこに食べ物を入れていきます。
この機能に異常が起き、胃の上部が膨らまないため、
食べ物を入れることができず、すぐに
お腹がいっぱいになってしまうのです。
こちらも、胃の動きが悪いというのが原因です。
そして、もう一つの代表的な症状として
「胃の痛み」があります。
胃が炎症しているわけでもないのに胃痛が起こる原因は、
「内臓知覚過敏」です。
胃が胃酸に対して過敏になりすぎてしまい、
胃酸の量に関わらず、痛みを感じるようになります。
現在では「機能性ディスペプシア」と診断されますが、
以前でしたら、「神経性胃炎」「慢性胃炎」と診断名が
ついていたものです。
つまり、機能性ディスペプシアとは
◆胃の動きが悪い
◆胃の知覚過敏
ということが原因なのです。
(参考文献:「胃もたれ・胸焼けは治せる 機能性ディスペプシア・胃食道逆流症・慢性胃炎・別冊きょうの健康」 三輪洋人 NHK出版)
食事で胃の不調・機能性ディスペプシアを改善する方法
食事で機能性ディスペプシアを改善するのは簡単です。
中学生から胃の痛みのあった私ですが、
学生の頃は検査をしていませんでした。
予想ですが、検査をしても異常は見つからなかったと思います。
おそらく機能性ディスペプシアだったと思います。
健康のためのストレスケアはもちろん大切ですが、
ストレスケアよりも、食事を変えた方が
効果が表れやすい場合もあります。
私の場合、胃の痛みに関しては食事改善が効果的でした。
一般的な「機能性ディスペプシア」の治療では、
薬物療法と生活改善を同時におこなうようです。
そこで、私が実践した具体的な食事改善法をご紹介します。
1、肉類・揚げ物・スナック菓子・添加物を控える
(一時肉類・揚げ物はゼロにしていました)
肉や揚げ物など脂肪分が多い食品は、
下部食道括約筋を緩めるホルモンが分泌されるため、
胃酸が逆流しやすくなります。
そして、揚げ物などは胃の滞在時間が長くなり
胃酸過多になります。
2、白砂糖は使用しない
(メープルシロップやはちみつ、黒糖を使用)
白砂糖を食べると胃の動きが止まります。
胃の動きが悪い事が
機能性ディスペプシアの一つの原因になっているので、
白砂糖の使用は控えましょう。
もし白砂糖を使ったスイーツをたべてしまった場合は、
天然塩を舐めると、胃が動き出します。
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¥ 2,000 (税抜)3、断食する日を設ける
(完全断食ではなく、スムージーや甘酒などを使用し
固形物を摂らないようにした)
胃を正常に働かせるためにも、
酷使した胃をたまに休ませてあげることも必要です。
20代の頃に、理論的にこれらの事を理解していたわけではなく、
「カラダに良いだろう」と思いやっていたことが、
結果理論的にも正しかった。ということです。
胃に悪いと分かっていても、なかなか変えられない生活習慣
食事を変える、早寝早起きする、運動する、趣味を持つなど、
生活習慣を変えることは自律神経を整えたり、
ストレス解消になり、とても効果的なのですが、
簡単に生活習慣は変えられないという方は多いですし、
不調があるので朝早く起きられなかったり、
運動できなかったり、趣味の時間を作る気力がわかなかったりします。
では、どうしたらいいのか?
もちろん、これらの生活習慣を改善できる方はやってください。
確実に体調は変わります。
ただ、私がカウンセリングをしている中で思うことは、
【不調があるのに、人間はなかなか行動を変えられない生き物】
ということです。
「不調があるんだから、それを治したいために行動が変わるだろう」
と思われるかもしれませんが、そう簡単にはいきません。
「不調を改善する」という目標は人間にとって
大きな原動力にはならないようです。
では、どうしたらいいのでしょうか。
胃の不調改善のため、何を原動力にして行動を変えていけばいい?
私がなぜ、生活改善ができたのかと言えば、
【不健康な生活をしていれば、いずれ両親のように病気で苦しむ】
ということが目に見えて分かっていたからです。
父は脳腫瘍、
母は先にお伝えした通り、
若年性アルツハイマー型認知症でした。
食習慣・生活習慣ともに私の反面教師となっています。
20代の頃、私は胃の不調だけでなく、
ありとあらゆる不調を抱えていました。
病院に行くまででもない不調(不定愁訴)のオンパレードで、
薬が手放せませんでした。
不定愁訴だけでなく、
実際病院のお世話になるような病気もありましたが、
この不調たちをどうにかするために、
自分の生活習慣を本気で改めようとは、
思っていなかったのです。
この頃の私は、生活習慣でここまで体調が変る事に気づいていませんでした。
あくまでも、
「将来両親のように病気にならないように食事に気をつけよう。」
と思い、食習慣を変えただけなのです。
将来の不安のために、今を変えたのです。
今を変えようと行動していたら、
きっとすぐに心が折れていたと思います。
将来病気にならないように行動を変えたら、
結局変わったのは「今」でした。
「今困っている、〇〇という不調を変えよう」と思うと、
強い意思が必要です。
これはストレスにもなります。
自分ができそうなことを1つずつやっていく。
この積み重ねが、結果的に早く生活習慣を変える事につながります。
ストレスと胃の深い関係。一番の難関はストレスの原因をさぐること!
ストレスと胃の深い関係は、皆様ご承知の通りです。
ストレスで胃潰瘍になった、
ストレスで胃がキリキリしてきた、
そんな経験をされた方も多いと思います。
ストレスを感じやすい方(若い人・女性・痩せている人)が
機能性ディスペプシアになりやすいと言われています。
そのストレスの原因が見つかり、
取り除くことが出来ればいいのですが、
なかなか難しいですよね。
たとえば、
職場がストレスなら転職すればいいかもしれませんが、
そう簡単に転職はできないですよね。
ご主人がストレスだとしても、
離婚するには勇気が必要です。
自分の力ではどうしようもない状況が
ストレスと感じる場合もありますよね。
そういった場合はどうしたらよいのか。
ストレスの原因は人それぞれです。
でも、胃にトラブルを抱えている人には、
共通のストレスの原因があります。
私がいつもお伝えしている
「病気はお知らせ」という考え方です。
自分を生き辛くしてしまっている思考があります。
勝手な思い込みだったり、
周りからの刷り込みだったり、
こういった思考に気づかずにいると、
カラダにお知らせがやってきます。
機能性ディスペプシアのように
胃のトラブルを抱えている人は、
どんな思い込みをもっているのでしょうか??
他人を受け入れ、人を裁くことを辞めたら胃の不調が改善する?
胃は食べ物(外の物)を消化する場所です。
カラダからのお知らせはこうです。
「人間は、それぞれ考え方や想いは違います。
それをあなたの基準で正しい・間違っていると
判断することは辞めましょう。
色々な考え方や立場があることを受け入れ、
他人に対して寛大になりましょう。
あなたは自分とは違う物を受け入れる事が怖いかもしれませんが、
自分とは違う物を受け入れる事は、
あなたにとって必要なことなのです。」
このように、ストレスを受けやすい人は、
外の物を自分の中に取り入れないように、
常に意識を外に向け、
○×で判断し、それを拒絶します。
「すべてOK。世の中には色々なことがあるよね」
そんな風に思えることが、
どんなストレスにもさらされない秘訣なのです。
生活習慣の改善と、
他人を受け入れる事。
出来そうなことはありましたか?
薬に頼ることなく、自分を変えていくと不調は消えていきます。
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参考文献:「自分を愛して」リズブルボー著 ハート出版
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