常識化されつつあるココナッツオイルは日焼け止めよりも〇〇に使うのが正しかった!栄養士が語るココナッツオイルの正しい使い方
シミやほくろ、老化の原因になる紫外線。
紫外線対策として多くの方が日焼け止めクリームを使用しているでしょう。
しかし皮膚にとっては有効性が認められていますが、
日焼け止めクリームは血中吸収されていることはご存知でしょうか?
さらに日焼け止めクリームに含まれている成分が血液中に吸収された結果は?
という疑問に対して、
「臨床効果は不明」とJAMA
(米国医師会によって刊行されている国際的な査読制の医学雑誌)で謳っています。
「臨床効果は不明」と謳われている日焼け止めクリームを、
今後使用するのが気が引ける…という方も多いと思います。
そこでこの記事では、日焼け止めクリームを使用する必要性や血中へのリスク、
代替え可能なものなどについてご紹介していきますね。
具体的には、
・日焼け止めクリームが必要な3つの理由
・日焼け止めクリームの血中へのリスク
・日焼け対策「ココナッツオイル」の使用方法
の順番に重要な点だけをピックアップしていきます。
4分程度で読むことができますし、日焼け止めクリームのお悩みも解決できるのでまずはご一読を。
日焼け止めクリームが必要な3つの理由
日焼け止めクリームが必要な理由は以下の3つあります。
・太陽光からの火傷防止
・シミやそばかすなど皮膚の老化予防
・皮膚がんリスク軽減
これらが紫外線によって私たちの皮膚に悪影響を及ぼします。
それぞれ簡単に説明していきますね。
火傷を防ぐため
太陽からの紫外線は私たちの皮膚を火傷を負わせることが時として、あります。
火傷を負うことで体には、
・ヒリヒリした感覚
・水疱
・発熱や悪寒
などが生じます。
上記のような症状が生じないためにも日焼け止めクリームや日傘、
帽子やストールで皮膚を保護する必要があると言われています。
シミやそばかすなど皮膚の老化予防
長年太陽光に浴びることは、シミやしわ、そばかすなどの原因になると言われています。
また、光を長時間浴びることで老化の原因に。
皮膚の老化防止のためにも長時間、
直射日光を浴びることは避けたほうが良いとされています。
皮膚がんリスク軽減
太陽光を浴び続けることで皮膚がんになる可能性も秘めています。メラノーマつまり悪性黒色腫という非常に悪性な皮膚がん。
このような皮膚がんのリスク軽減につなげるため、
日焼け止めクリームを使用することは世界的規模で推進しています。
日焼け止めクリームの血中へのリスクは?
皮膚の防止において、日焼けクリームは有効性を示していますが、血中はどうでしょう?経皮吸収のことを考えると、
血液中に日焼け止めクリームが吸収しているのでは?と疑問に思った方も多いと思いますが、
実際に吸収されいてるとJAMA(米国医師会によって刊行されている国際的な査読制の医学雑誌)により
報告されています。
ただ、血中へ吸収されることで身体への影響は「不明」。
しかし胎児への影響があると言われている報告もされているので、
現在は調査段階であると考えられます。
オキシベンゾンの化学物質が胎児の体重や頭の大きさに影響を及ぼす可能性があると言われている
米国食品医薬品局(FDA)では、
日焼け止めに含まれているオキシベンゾン-3が高濃度で体内へ吸収されると報告されています。
また、このオキシベンゾン-3が妊娠中の女性に吸収されることで、
胎児の体重や頭の大きさに影響を受けるとも言われています。
参考:「My News Japan」
日焼け止めクリームは季節的につけることが目的で作られていたので、
「毎日つけること」による人体への影響は再審査段階
皮膚を保護するという点では臨床的にも発表されているものの、
血中吸収に関する事柄については、2019年で研究報告がされたばかり。
そのため、本当に人体に影響のないものかどうかを見極める必要があります。
また、1970年代に日焼け止めクリームが販売された目的は「季節的につけるもの」でした。
しかし、現在では毎日のように日焼け止めクリームを使用している人が増加。
FDAは血中へのオキシベンゾンなど有害物質にの濃度上昇するため、健康を害する可能性があると考え、
日焼け止めの安全性への再審査を実施中です。
日焼け止めクリームに含まれている有害成分にオキシベンゾンは含まれていませんか?
今お手元にある日焼け止めクリームに含まれている成分で、・オキシベンゾン
・アボベンゾン
・オクトクリレン
は含まれていませんか?
上記のような化学物質がホルモンパターンを破壊する可能性があると報告されています。
日本でも大手有名企業が出している日焼け止めクリームにも含まれているので、
裏面の成分表示を確認してみてくださいね。
天然の日焼け止め「ココナッツオイル」
ここまで読んでいただいた方の中で「日焼け止めクリームを使いたくない」と考えられる方もいらっしゃると思います。最近では、サンゴにやさしい日焼け止めなども商品化されています。
しかし、より自然なものを日焼け止め対策として活用したいというお気持ちもわかります。
そこで海外を旅している時に、諸外国の方に聞いた「植物オイル」、
特にココナッツオイルでの対策についてご紹介していきますね。
日焼け止め剤としてSPF8のココナッツオイルは単独で使うことが難しい。
日焼けをしたあとに使うのがおすすめ
ココナッツオイルは植物油の中でもSPFが8と非常に高い数値を示しています。
しかし、日焼け止めクリームの平均的な値としてみなさんがよく見かけるのはSPF25〜。
SPF8というココナッツオイルだけでは数値的に低いので、単体で使うことは不向き。
生物学者であるロレーヌ・ダルメイヤー氏は、
植物油を日焼け止め剤として使用するべきではないという3つの理由を述べています。
1.天然油はUV遮断成分に適していない
2.天然油ではUVケアが不十分
3.天然油が日焼け止めの使用についてSPFテストがされていない
参考:Why you should not use Coconut Oil as a Sunscreen
ココナッツオイルは紫外線を20%しかブロックすることができませんが、
日焼け止めクリームは97%ブロックすることができるので大きな差が生じます。
しかしココナッツオイルには肌に潤いを与え、肌を落ち着かせてくれます。
そのため、日焼け止め剤として利用するのではなく、日焼けした後の利用をおすすめします。
日焼けした「あと」のココナッツオイル使用方法
日焼けをして肌が落ち着いてから(日焼けした日の約1〜2日後)ココナッツオイルを肌に塗ります。
ココナッツオイルを塗ったあと、
アロエエキスやラベンダー水、ミント水を数滴肌に塗り、炎症を和らげていきましょう。
まとめ
ココナッツオイルは日焼けに良いと何度も耳にしたことがあると思いますが、
SPF8では日焼け止めクリームの代用は少々難しいという結論に現在は至っています。
私も調べる前は、日焼けの前に塗るものだと思っていました。
しかし、フライパンに油を塗り、
火にかける状態を自分の肌として置き換えて考えてみると
かえって大やけどする可能性があるのでは…?とふと疑問が生まれたのでした。
使い方次第で肌を損傷させる可能性があるということを頭に入れて、
賢くナチュラルなものを使用していきませんか?
おすすめのオーガニックケアアイテム
傷や火傷のお手入れや生まれたばかりの赤ちゃんの保湿クリームとして。薬剤精製をしない、伝統製法で作られた本物のシアバター 1〜3個セット
¥ 3,200 ~ ¥ 7,700 (税込)
オススメの記事
長寿村の住民が食すヘンプシードの栄養素に隠れた驚くべき効果効能。「ヘンプシードの白和え」の作り方。普段の食材の代わりに使って栄養価アップ!ビーツの食べ方がわからないビーツ初心者にオススメ。ビーツポタージュ・万能ビーツ味噌・ビーツマッシュポテトの作り方。
砂糖、代替甘味料、卵、生クリームなし!野菜の甘みだけで簡単。なめらか「チョコアイスの作り方」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう