あなたは大丈夫？浮き足チェック診断。冷え、むくみ、肩こりなどのツライ不調は「浮き足」が原因かもしれない。改善してボディラインを整えよう。

特に女性の悩みに多い

むくみ、冷え、腰痛、肩こり

最近は男性も多く悩んでいるようです。

こんにちは。

これが全て同じことが原因だったとしたら、それを改善するだけで全てが解決できる場合もあります。

それが「浮足」です。

そもそも「浮足」とはなにか？

そのままですが「足が浮いている状態」です。
ここで「足」を指しているのは「足の指」になります。

意外かもしれませんが、

現代人は足の指をわざわざ浮かせて歩いているケースが多いのです。
そしてそれはもちろん不自然な姿勢であり、体に負担をかけてしまうことになります。

足の指を使わなくてもいい歩き方に慣れてしまうと、自然と退化してしまいます。

原因としてはさまざまですが

●歩幅が小さい
●筋肉量の低下
●先の尖った、足の指をしっかり広げられない靴
●甲の部分が浅いパンプス
●大きすぎる靴
●高すぎて自然なフォームで歩けないヒール
●肩紐の長すぎるリュック

などなど流行のファッションの影響も考えられます。

「浮足」になることで体に与える影響とは

筋肉から考える①全身編

まず不自然な姿勢を保とうとするだけで、全身の筋肉が硬直します。そして筋肉の癖がつきます。
筋肉の硬直により、肩こり・腰痛の原因になったり、特に背中の背骨の隣の脊柱起立筋の硬直は自律神経のバランスが崩れ、
血行不良、冷え、むくみ、不眠などあらゆる不調をもたらします。

ホルモンのバランスの崩れによる月経不調や満腹中枢の崩れにより食べ過ぎてしまい肥満になることも。


そして筋肉の癖によりボディラインが崩れます。

特に足はその人の歩き方の癖がそのまま筋肉の癖(＝ボディラインの癖)となるので気を付けたいところ。

例えば不自然な「浮足」の姿勢をすることで、転ばないようにバランスをとるため、すねの筋肉が発達しすぎてたくましいふくらはぎになります。

もしかしたら男性はすねに筋肉をつけたい方がいるかもしれませんが、女性としては避けたい方が多いかと思います。
そして足の悩みとして意外と多いのが、

「前ももの張り」。

これも「浮足」が原因の方が多いです。
不自然な歩き方、バランスのとり方によって、骨盤が前に傾き、前ももが張り、下腹部がぽっこりします。

前に出た分、バランスをとるために猫背になり姿勢の崩れから、腰痛、肩こりを招くのです。
内臓の下垂にもつながります。

そしてこの歩き方はハムストリングなどを使わない歩き方になるので、ヒップラインの下垂が起こります。
いいことがありませんね…！

筋肉から考える②ふくらはぎ編

むくみ・冷え・セルライトのどれかに当てはまる場合、全てに当てはまる人が多い

足の指を使わない人の歩き方を見ていると、足首も動かさないで歩いています。
すると動かさない足首はどんどんむくんでしまします。

動きがないところは淀みますよね！そしてふくらはぎの筋肉も使わないので退化(筋肉量の減少と筋肉の硬直)してしまします。
ふくらはぎは「第二の心臓」と言われています。

血液のポンプが心臓なように、リンパ液のポンプはふくらはぎの筋肉だからです。
ポンプの役割を果たすには、筋肉量が必要ですし、尚且つ柔らかくないとポンプ作用が働きません。

サロンワークでは、マッサージ中はリラックスしているのでできるだけ理解しやすいようにお話をしています。
なのでふくらはぎの筋肉が硬いお客様には「第二の心臓が心筋梗塞おこしてますよ！」と言うと、半分夢の中にいる方にも納得していただいています。

「第二の心臓」が退化することで、リンパ液の流れが悪くなるので、むくんだり、老廃物がたまったり、疲れやすかったり、もしくは疲れが取れずにだるくなったりします。
リンパ管の動きが悪くなると、当然近くに流れている血液の流れも悪くなりますので、冷えやすくなるわけです。

冷えると女性の敵とも言えるセルライトができやすい状態にもなりかねません。
長年エステティシャンをやっていますが、「むくみ・冷え・セルライト」は3点セットであり、どれかがあると、全てある場合がほとんどです。

あなたは「浮足」？　浮足チェック法

「浮足」とは実際どういう状態でしょうか？当てはまれば当てはまるほど、「浮足」度は高くなります。
是非セルフチェックしてみてください。

●足の指が自分の意思に反して動きづらい
●足の指でじゃんけんができない
●ティッシュペーパーなどを足の指だけの力でつかめない(お行儀は悪いですが・・)
●両足で立っているのに、足の指の下に紙などが滑り込む隙間がある(一人では難しいので誰かに確認してもらいましょう)
●足首を手で固定して、反対の手で足の甲を持ちくるくる回せない。またはぎこちない。
●足首が動きづらい
●ふくらはぎがむくんでいる
●ふくらはぎの筋肉が硬い
●ふくらはぎが冷えている
●すねが張っている
●前ももが前に張っている
●骨盤が前に傾いている
●反り腰
●腰痛
●肩コリ
●首コリ
●背中の張り
●睡眠が浅い、またはなかなか眠れない
●食べ過ぎてしまう
●月経の不調
●冷え症
●下腹部がぽっこり
●ヒップラインの下垂
●足の形に癖がある
●巻き爪

いくつ当てはまりましたか？

このようにたくさんの症状が出るのは、
それほど日々の生活の歩き方によってこんなにも体に負担がかかるということです。

「浮足」を修正すると足は細くなる！

「浮足」度が高く、ボディラインに癖がある方は、ある意味チャンスです。
「浮足」を修正すればいいからです。

もちろんさまざまな原因からなる場合があるので一概には言えませんが、
「浮足」はよくないのは上記でご理解いただけたかと思います。

浮足の原因の一つに「指の筋肉の低下」があるので、「指筋」を鍛えましょう。

「指筋トレ」のやり方

●足指じゃんけんをする

チョキもがんばってみましょう。無理をすると足をつってしまう場合もあるので様子を見ながら行ってください。
できないようならグーとパーを念入りに

●足首を念入りにストレッチをかけながら念入りに回す

手で足首を抑えながら丁寧に回しましょう。足首だけクルクルっと回すやり方では効果は低いです。

●パートナーがいる場合、足の指を絡ませて、交互にグーをします

これも無理ない範囲で、相手が痛いと感じない程度の力で加減しましょう。

「浮足」にならないための歩き方

ポイントは指で大地をつかみ、蹴り上げるイメージです。
しっかり指を使いましょう。すると足首(アキレス腱)を伸ばしながらの歩き方。
これは自分だけではチェックが難しいと思うので、二人一組で確認し合ってみるとよいでしょう。

一人でチェックする場合は

●太ももの後ろの筋肉(ハムストリング)を意識して歩けているか

これができれば自然と足首(アキレス腱)を伸ばして歩けている可能性が高いです。
ヒップをハムストリングで上に持ち上げるイメージです。
すると自然と歩幅が大きくなります。

薬膳の考えた方で、食べ物も一緒に気をつけてみよう

薬膳で考えると、血液が滞り、うっ血している状態なので「於血」と考えます。
上記以外でも気虚、気滞、血虚から引き起こされます。

やはり「気・血・水」のバランスは大事ですね。

巡りをよくするためには、体を温め食材を取り入れたり、ゆっくりと湯船につかったりと日々の習慣に気を付けましょう。

巡りのサポートに

●玉ねぎ
●お酢
●黒きくらげ
●ターメリック
●らっきょう

などなど

体を温める食材

●唐辛子
●にら
●こしょう
●さんしょう

などなど

毎日のおかずに「ちょいたし」できるものが多いので、ぜひ取り入れてみてください。

まとめ

「浮足」はう意外と意識していないと思いますが、
これほどまでに体にストレスを与えていて、これほどまでに影響があるということがお分かりになったかと思います。

それには運動が得意でない方も簡単にできる「指筋トレ」。

さらに、食事も変えると効果的ですよ。
これでちょっとした不調やボディラインが改善できるのなら、とても手軽かと思います。
是非お試しくださいませ。

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