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本当に安全?アナタが毎日食べている野菜の落とし穴

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下記のリストを見てください。何を表すリストなのかアナタはわかりますか?


りんご
いちご

ぶどう
ブルーベリー
バナナ
にんじん
トマト
パプリカ
セロリ
ほうれん草
ピーマン
じゃがいも
レタス
ケール・葉野菜全般
キュウリ


これを見てなんのリストか分かりましたか?

残念ながら、もちろん、「健康にいい食べ物リスト」ではありません。
野菜・果物の性質上、より農薬を吸収しやすいものとそうでないものがありますが、
これは農薬が吸収しやすく、より残留性が高い野菜一例のリストです。
バナナやほうれん草など、普段何気なく購入しているものも多いのではないでしょうか。

残留農薬って実際のところどうなの?

残留農薬
普段あなたが口にしているそのお弁当や、お惣菜、サンドイッチ、スーパーで買っている野菜は、
果たして安全なのでしょうか?
現在、日本ではADIという野菜の残留農薬の基準値、すなわち許容量が数値として定められています。

ADIとは・・・
ADI(Acceptable Daily Intake = 一日摂取許容量)とは、人が生涯にわたってその農薬を毎日摂取し続けたとしても安全性に問題のない量として定められています。通常は、1日あたり体重1kgあたりの農薬量(mg/kg/day)で表されます。

ADIの設定に際しては、まず、各種動物試験についてそれぞれ無毒性量を求めます。例えば、1年間反復経口投与毒性試験は何種類かの異なる用量を投与して行われますが、何らかの毒性影響が見られない用量をその試験の無毒性量といいます。

例えば、0.1mg/kg/day、1mg/kg/day、10mg/kg/dayを投与して、10mg/kg/dayでのみ毒性影響が認められた場合は、1mg/kg/dayがこの試験における無毒性量ということになります。
ADIは、動物における無毒性量を安全係数(通常100)で割ることによって求められます。
ある農薬のADIが0.1mg/kg/dayであるとは、体重50kgの人が1日当たりその農薬を5mgずつ生涯にわたって摂取し続けたとしても安全上問題がないということです。

つまりADIとは「これくらいまでなら農薬が残留していてもOK」という基準ですね。
確かに最もらしいことが書いてありますね。
これを読んだ方の中には「ADIが定められているので何ら問題ないじゃないか。
よし今までのように、安心して食べよう。」と思われた方もいるのではないでしょうか。
しかしこう思うのは甘いです。
実は重大な見落としポイントがあることを忘れずに。
見落とされがちなポイントは下記の通りでです。

wa-midori 検査体制や検査精度についての不安

輸入された野菜・果物の残留農薬検査は全体のわずか10%しか行われておらず、
90%の野菜は無検査で輸入されています。
また国内野菜についても抜き取り検査のみに留まり、
過去に何度も規定値以上の野菜や果物が発見されていることもあり、実際に信用できるかどうかは甚だ怪しいものです。
さらに野菜を検査する「食品衛生監視員」は日本全体でたったの400名弱しかおらず、
これでは検査体制が脆弱であることを認めざるを得ません。

wa-midori ひとつの作物につき、多種類の農薬が使用されている

ひとつの野菜につき、一種類のみの農薬が使用されているわけではなく、複数の農薬が使用されています。
そのためそれぞれの農薬の残留農薬数値を合計すれば相当量を摂取しているということになりますよね。
ある農薬の残留数値が1だとしても、10種類の農薬が使われていれば10になり、
8種類の野菜を食べれば80になるということです。
多くの種類の農薬が体内に入ってくれば、当然複合的に作用して何らかの毒性を生じたり、発がん性物質になることは十分、可能性として考えらます。
一日にしてみれば少量だとは言え、様々な残留農薬入りの野菜を365日食べ続けていれば、
決して健康に対して悪影響を及ぼさないとは言い切れないのでないでしょうか?

wa-midori 外食産業で使われている食材の危険性

たとえ普段、いくら気を使って厳選された食料品を入手していても、
日頃チェーン店や珈琲店などへよく外食をする人は注意が必要です。
居酒屋、ファストフード、コーヒーチェーンなどの外食産業では、
食品の産地表示や原材料表示が非常に曖昧なため、
サンドイッチやサラダ、おつまみなどに中国産の野菜を利用されていることも非常に多く、
農薬検査のされていない、品質の悪いものがまかり通っています。
かの有名なスターバックスですら中国産の野菜や食材を使用しているというから驚きです。
利益主義だけでなく、消費者の健康について本当に考えて食品を提供する外食店は全国でも数える程しかないものだと思ったほうがいいでしょう。

どこで買えばいいの?

どこで買えばいいの?
さて、十分残留農薬についての見落としポイントについては理解いただけたかと思いますが、
安全な食材や実際無農薬・オーガニック野菜はどこで入手すればいいの?という内容についてお話しますね。
ガンなどの生活習慣病から身を守るためにも、できる限り食材の8割以上はオーガニック・無農薬のものを選択することをオススメします。

ファーマーズマーケットで野菜を購入する。

都内に限らず各地方では無農薬・自然農法で育てた野菜を農家から直接購入できる「ファーマーズマーケット」のイベントが定期的に週末に行われています。

東京では下記のイベントがおすすめです。

ファーマーズマーケット@国連大学前

太陽のマルシェ@勝どき

ナチュラルスーパーで野菜を購入する。

下記は一例ですが、貴重な有機野菜や有機食材を入手することができます。

ナチュラルハウス

キャベツやレタスなどの野菜は1枚捨てる。

葉野菜は上から1-2枚捨てることにより残留農薬数値が下がると言われています。

無農薬野菜が購入できるネットショップで購入する。

家の近くにナチュラルスーパーやファーマーズマーケットがない・・そんな時こそ「ネットショップ」の出番です。様々な農家さんがネットショップで直売していることもあるので、調べてみては?
Club大地

旬の素材を選ぶ

旬の野菜は露地栽培が多く、生育が早いため農薬の使用量が少なくて済むので、
どうしても無農薬野菜が入手できない場合は旬の野菜を選ぶことが重要です。

食べ物の安全性に関心がないのは、自分の身体に関心がないのと同じ

安全な野菜とは、決して綺麗な見た目のものだけではありません。
中にはまがっていたり、不揃いのものもあります。
しかしまだまだ消費者の中には「綺麗な見た目の野菜=安全・美味しそう」という感覚を持つ方が多いのが現実。
皮肉にも、その期待に応えたのが今の日本の姿です。
安全な野菜をより手軽に手に入れられるようになる国を作るには、ひとりひとり、正しい知識を持ち、
意識の改善をすることが求められます。

また、この国で本当の意味で安全な野菜を入手するにためには、
それなりの努力が必要だと認識していただくことが重要です。
例えば時には近場のスーパーではなく、インターネットで野菜を購入したり、
休日にマルシェまで足を運ぶといった苦労はつきものです。
実際私もかつては「野菜ならなんでもいい」と思っていた時期があり、
恥ずかしながら売っている食品なら何の疑問もなく購入していました。
今振り返ると、その時の生活習慣といえば誇れる様なものではなく、毎日体調が優れなかったように感じます。
食べ物に対して何の関心もなかった私は、自分の体についても同様に、なんの関心もなかったのです。
食べ物とは自分の身体の状態と直接リンクしているので「食べ物に関心がない」ということは、
自分の身体についても同様に関心がないことと同じだと思うのです。

もし今、これを見ている方の中に「食べ物の安全性に対して一切関心がない」
という方がいたら自分に問いかけて欲しいのです。
「自分の身体について何か知ろうとしていますか?」と。
もしも目先のダイエットや、目先の快楽のためだけに口に入れるものを選んでいるのだとすれば、
いち早く考えを改善することを願います。

私たち消費者自身が、安全な食品を選択し続け、正しい情報を声に出して発信する、
これにより日本の食品市場は、変わる可能性は十分にあります。

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