ヴィーガン VS プラントベースダイエット。そもそも違いは?どちらが体にいいのか。その軍配は?
ヴィーガン VS プラントベースダイエット。そもそも違いは?どちらが体にいいのか。その軍配は?
近年健康志向の人が増える中、
パレオ、ヴィーガン、ホールフード、ケトン体ダイエット、断食、 グルテンフリー、ローフード、など、
たくさんのヘルス用語が聞かれるようになりました。
ところで、みなさんはヴィーガンとプラントベース(植物性食材をベースとした)のダイエットの違いをご存知ですか?
1 似ているようでどう違うのか、いまいち分かりにくい、ヴィーガンとプラントベース(ホールフード)ダイエットの違いとは?
1ー1 ヴィーガン
ヴィーガンは肉も魚も卵も動物性食品のあらゆる物を食べないだけでなく、
日常生活で取り入れ る事もありません。
食事だけにとどまらず生活においても動物性のものを一切取り入れないと言
う“ライフスタイル”そのものなのです。
例えば革製の靴やカバン、ゼラチンやラノリンオイルといった
動物からできている物全て、身にまとう事や、使用することもありません。
動物を、食べる事や衣類などの目的で搾取するといった行為そのものを
除外する主義を持ちますので、ヴィーガンは食の主義というよりも、個々の信仰やスピリットと言えます。
1ー2 プラントベースダイエット
こちらも動物性食品を食べません。
基本的に加工されていない植物の丸ごと食べ、
例えば油や生 成された小麦粉、精白糖等の加工品は一切摂らない食事法で、
プラントベースホールフードダイエッ トと呼ばれます。
(ここでは、この食事法をしている人を、ホールフーディストと呼びます。)
またプラントベースのダイエットなので
果物、野菜、豆類、種子類、穀類などを食べますが、
人によっては少量の魚や肉、乳製品、卵を食べる人もおり、
それは人の価値観で変わります。
この2つのはっきりとした違いは、
ヴィーガンは衣類も含め、動物福祉を重んじ、
全く動物性のものを日常生活に取り入れない主義である一方、
プラントベースのホールフーディストたちは、
“食物まるごとをいただく、(一物全体)”と言う健康を目的とした食生活に重きを置いています。
また、2つの面白い違いは、例えば皆さんよくご存知のクッキー、
「オレオ」です。オレオは動物 性由来のものが全く入っていないので、
ヴィーガンは食べますが、ホールフーディストは食べません。
というのも“全く元の形から変わった加工食品”になっているという状態のものは、ホールフーディストは食べないからです。
勿論、ホールフーディストたちはフライドポテトやポテトチップス、
精白された小麦粉などで作ら れたパン等も食べません。
つまり、ある食品はヴィーガン用ではあるけれども、
それが必ずしもホールフーディスト向きではないと言うことになります。
また同様にある食品にハチミツが入っていたらそれはヴィーガン用ではないと言うことになります。
2 ヴィーガンとプラントベースホールフードダイエット、どちらが健康面では優れている?
上記ようなことから考えてみると、精白されたものを食べなかったり、加工食品を食べないダイエット、と言うところから考えても、
ホールフーディストの方が「体の健康」という点において、健康的なように思います。
さらにこんな興味深い話もあります。
実はクリントン元アメリカ大統領は心臓発作を二度起こしていますが、
食事をプラントベースのホー ルフードに切り替えたことから、
体重が11キロ減り、心臓発作が再発しない体になったといいます。
それをCNNなど主要メディアが報じ、全米で話題となりました。
ではプラントベースのホールフードを食べることの利点などを考えてみたいと思います。
3 プラントベースホールフードを食べることの利点とは?
まず、ホールフードは、本来の自然な状態のままで、
主に果物、野菜、穀物、豆、ときには肉、乳製品に用いられる概念です。
例えばリンゴですと皮をむかずにそのまま丸ごとのりんごがホールフードと言えますが、
繊維が除 去されたアップルジュースは加工食品となります。
①最も健康的な食事法の1つ
ホールフードには幅広い栄養素が含まれている分、そうでないのより、より健康的です。それはホールフードから得られる様々な栄養素が互いに働き合い、
最良の健康状態に導く体をサポートしてくれるからです。
例えばホールフードからはタンパク質、繊維、ビタミン、ミネラル、酵素など、
生きている植物の力から得られる栄養素が摂れます。
よく上がる懸念の1つとして、赤身の肉を食べないと、
鉄分不足になるのでは?などが挙がりますが、
プラントベースの食事をしているからといって栄養不足になるような事はありません。
例えば、色の濃い緑の葉野菜や豆類、
ナッツや種子類からだけで、充分な鉄分が取れます。
地球上の最も強い動物を考えてみて下さい。
象も牛もベジタリアンですし、人間の構造と98%が同じであるゴリラもフルーツ、
葉っぱ、種子類を食べて生きています。
また野菜や果物がまるで虹のように、彩豊かであることからも分かるように、
非常に様々な栄養 成分が摂取できます。
つまり植物性栄養素(ファイトニュートリエント)、必須脂肪酸、タンパク質、ビタミン、
ミネラル、食物繊維、酵素など必要な栄養素は揃っていると言えます。
ひいては体に起こる不調や病気 なども防ぐことができます。
② 腸内に起こりうる、“寄生”の心配がない
動物の組織が腐敗するときにタンパク質の加水分解によって生成される
無色でねばねばとした悪臭の放つ化合物が発生し、それが、私たちの体内にも起こります。
そして、考えるべき事は、その消化にかかる時間です。
本来、72時間以内に排出されるべきなのですが、それがされないと、体内で腐敗が起こります。
つまり、腸内に悪い“パラサイト”が発生し、長年続けば腸内環境に悪影響与え、
その結果、大腸がんのリスクを高めることになります。
過剰な肉食は、腸内の悪玉菌を優位にさせ、腸内で腐敗が起きやすく、
発がん物質が作られやすくなると考えられています。
それが様々な病気の引き金になる恐れも出てきます。
お肉を食べる時の対策として、十分な植物性繊維と一緒に食べたり十分な水を飲んだり体動かすなどして、
体内に収まった肉による残骸を取り除くことを心がけましょう。
③ 動物の権利への配慮
プラントベースでは、植物性の食事を心がける事が大切ですが、
必ずしも動物性の物が悪いわけ ではありません。
例えば大切に放し飼いにされ、オーガニックで育てられ、
放牧された家畜の卵や非加熱のミルクなど、良い動物性食品もあります。
またヨーグルトやチーズ、ケフィアなど発酵乳製品は腸の健康を良くする働きもありますし、
非加熱のはちみつも同様、様々なヒーリングパワーがあるとされています。
問題なのは、持続可能でない方法で、罪のない動物たちが大量虐殺されている、という事です。
たくさんの利益を得ようと多くの動物を虐殺している工場には、
例えば科学ホルモンを使用して、動物を大きくさせたり、餌代を安くしようと、
遺伝子組み換え食品を餌にしているところもあり、
動物だけでなく環境や人体にも影響滅ぼしている事は、考えるべき問題です。
④ 環境に優しい
私たちがプラントベースのホールフードダイエットをすることは、環境にも良い影響があります。
国連食糧農業機関(FAO)の報告によると、
人為的に排出されている温室効果ガスの14.5%が畜産業に由来していると発表しています。
そして毎年家畜から放出されるメタンガスの量は、石油約1億4400万トンに匹敵し、
これは、南アフリカ全体に電力を供給するのに十分な量に相当するとのことです。
もしも多くの人が、お肉などの動物性食品を少しでも控えることができたら、
地球温暖化問題をはじめ、その他の環境問題などの解決に向かう事ができます。
出典:BB News『地球温暖化ガスの14.5%、家畜に由来 FAO報告書』
⑤ 意識が高まる
プラントベースのホールフードダイエットをすることで、自分の意識が高まり、地球にもなんらかの形で貢献していることを感じ、更なる自覚が目覚めるでしょう。
つまりプラントベースのホールフードダイエットをするという事は、身体的にも、
思考的にも、感情的にも健康のレベルを高めことができる、
あらゆる意味で意識を高める、生活の選択肢とも言えるでしょう。
4 プラントベースホールフードダイエットにおける、よくある疑問点について
①タンパク質不足にならないか?
タンパク質を摂るには、肉や魚を食べるしかない、と思っている人がたくさんいますが、それは、それらの業界による宣伝効果によるものです。
動物性食品を摂らず、十分なタンパク質が取れるのかという疑問ですが、
量は違えど、ほとんどのホールフードにはタンパク質が含まれています。
中でも、最もタンパク質が豊富な植物性食材は
•えんどう豆
•ほうれん草
•ケール
•スプラウト
•ブロッコリー
•アーティチョーク
•マッシュルーム
•キヌア
•ひよこ豆
•レンズ豆類
•大豆
•オートミール
•ピーナッツやアーモンド
•チアシード
などです。
②ビタミン不足にならないか?
私たちはビタミンやミネラルの量ばかり気にして、 食事の全体的なバランスの大切さを見落としがちです。つまり彩豊かで、様々なホールフードを食べていれば、
バランス良く、必要ない栄養素を自然に摂ることができるということです。
また、身体には、驚きの真実が!
なんと、食べたものから得られた栄養は、
血液中に1年以上も留まり、必要な時に使用される仕組みがあるのです。
例えば、肝臓はビタミンAを2年近くも貯蔵しておくことができるのです。
“ホールフード”を食べる、と言う事は、その植物が浴びた日光をも戴くことを意味し、
私たちにも 十分なビタミンやミネラルが届くのです。
5 さっそく始めてみよう!プラントベースホールフードダイエット!
ー小さなステップから始めてみましょう。大事なのはご自身の生活やライフスタイル、
価値観にあった健康習慣を身に付けることです。
ーすべての食生活を全く変える事は抵抗がありますし、難しいので、これは食べてもいい、
これは食べない、などのちょっとしたルールを決めるのも良いでしょう。
こうすることで少しずつ日々の習慣として取り入れていくことができると思います。
ーお肉がなかなか止められない人には、月曜日はお肉を食べない日、
などといった、お肉を食べない日を作ってみるといいと思います。
この習慣を続けていくうちに、徐々にお肉を食べなくてもいい日が続くと思います。
ー 楽しみながら試してみましょう
最近では肉の模造品なるものもありますが、
動物性ではないジャンクフードを手に取らないように、くれぐれもご注意を!
また、残念ながら、ハンバーガーのパテや、ソーセージ、ベーコンなど
はかなり加工されていて、添加物、保存料が多いので、気をつけて下さい。
なるべく加工されていなくて、自然のままのホールフードを食べることに意味があります。
肉の代わりに少し肉の食感に似ている食材として、次のような野菜が、オススメです。
・茄子
・マッシュルームや椎茸
・豆類
・ナッツ
・いも類
・豆腐
・テンペ(大豆発酵品)
まるごと食材をいただくホールフードは、なるべく化学肥料などを使っていない、
安心して皮ごと 食べれるオーガニック食材を選ぶようにしましょう。
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参考: 「https://tolmanselfcare.com/blogs/blog/top-reasons-to-adopt-whole-foods-plant-based- diet-and-how-to-do-it」 「https://www.theurbanlist.com/auckland/a-list/vegan-or-plant-based-whats-the-difference」
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