【不安が蔓延する今だからこそ】マンネリでも地味でもいい!ほっとする「ケ」の日の和ごはん
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【不安が蔓延する今だからこそ】マンネリでも地味でもいい!ほっとする「ケ」の日の和ごはん
IN YOU読者のみなさま、こんにちは。
看護師のほんのりです。
こどものアトピーをきっかけに、自然に寄り添う暮らしの提案・実践をしています。
今世間を騒がせている「新型肺炎」。
小中高校の臨時休校要請も発表されて、世間は大騒ぎです。
ウイルスの陰で、実は心配の声が多数上がっているのが、毎日の食事!!
急遽倍増してしまう春休みを目前に、子を持つ親のみなさんは、
元気な子供たちに3食を提供しなければならないという負担が・・・
今日は、そんな食事メニューの悩みに対して、ちょっとしたアドバイスです。
以前にも何度もお伝えしたことがありますが、
わたしはこどものアトピーをきっかけに食生活全般を見直しました。
その結果行き着いたところは、
一昔前の日本の食卓そのもの、
「和食が一番!」ということに気付きでした。
我が家も時々はいろいろな料理を楽しみますが、日々のベースは和食。
そして、季節の食材を使うこと以外は、
代わり映えしないマンネリ・ルーチン、そんな食卓が基本です。
食のバラエティが豊かすぎる現代
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現代の日本人はとてもグルメです。
スーパーやコンビニ、デリバリーでも和・洋・中・多国籍などの料理を
簡単に手に入れられるようになりましたし、
SNSが普及したおかげで、普通の料理上手な主婦が、素敵な写真をアップして人気を集めたりと、
その内容は正にバラエティ豊かで、食器や盛り付けもオシャレ、華やかな食卓です。
日本の食卓は以前にもましてバラエティ豊かになりました。
日本には、「ハレ」の日と「ケ」の日という表現がありますが、
「ハレ」の日はイベントのこと、
「ケ」の日はいつもの日常、という意味で使われています。
ですが、今の日本の食事の現状はハレの日が日常化してしまっている状態。
数年前、お昼の番組の中のある料理企画で優勝した人が、
“毎日がハレの日ごはん”というキャッチフレーズで、
日々の食卓を華やかにするレシピの数々を紹介していました。
まさに、現代日本の食の状況を象徴するような出来事だと思いました。
(この方自体はとても素敵なママさんで、レシピも素敵でした!あくまで、象徴、という意味で例に挙げさせてもらいました)
日本人のからだに合うのは、やっぱり和食!
日本人は、農耕民族です。主に穀物を主食として生きてきました。長年繋がれてきたDNAは、腸内細菌という形で体質を表します。
日本人は、日本人特有の腸内細菌を持っています。
ですから、
日本のその土地で採れた作物で、
知恵と工夫によって日本人の生活を支えてきた和食が、
最も私たちのからだに合っているのです。
長年の食生活が変化したのはここ数十年のハナシです。
現代は飽食の時代と言われ、「食」が関係した病気が急激に増加して
我々日本人の死因の3分の2にも上っていると言われています。
正しく食べないことは、致命的な”毒”にもなりうるのです。
日々の食事を、
からだをメンテナンスする“守りの食事”に
フリーランス栄養士の圓尾和紀(まるお かずき)さんという方がいますが、
その著書『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方(ワニブックス)』の中で、
「ケ」の食事はからだをメンテナンスする、守りの食事と捉えましょう
と述べていらっしゃいます。
SNSなど見ると、いつもいつもきれいに盛り付けて、おしゃれなレストランような
食卓の写真などが並んでいるように思いますが、
ここで私が提案したいのは、「頑張る」食事より「ほっとする」食事。
見た目が少々ダサくても、手抜きでも、同じメニューがつづいたとしても全くOK!
雑誌などで良く特集される、「1週間アレンジレシピ」などの
いろいろなバリエーションも考えなくてヨシ!
力まずに、自然体で無理なく作れるメンテナンス・守りの食事です。
参考:圓尾和紀著『一日の終わりに地味だけど「ほっとする」食べ方』(ワニブックス)
さて次は、我流にはなりますが、
「簡単でシンプルのメンテナンスごはんのポイント」をご紹介します!
ほんのり流、「ケ」の日のごはんの2つのポイント
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ポイント①「調味料にこだわる」
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調味料は、食事の中の軸、いわば「背骨」にあたるようなもので、
本当に良い調味料を使うと、それだけで料理の質はぐっとアップします。
調味料が良ければ、凝った調理をしなくても、
例えば、野菜に塩や醤油、味噌をつけるだけ、などでも十分美味しくいただけます。
高品質な調味料は市販されている一般のものに比べ、値段を高く感じるかもしれませんが、
質を考えると妥当ではないかと思います。
料理の味だけにとどまらず、何を大切にしたいか、を考えてみませんか?
こどもの良い味覚を育てるためにも、上質な”本物”の調味料を使うことをおススメします。
☆農薬不使用・無添加・国産!京都生まれの生醤油
ポイント②「常備菜」は、同じ味付けで良い
常備菜を作っておくと、日々の食事の準備がとてもラクに済みます。
手の込んだ料理を毎回用意するのではなく、同じようなメニューのローテーションで、
具材を旬に合わせて少しずつ変える、という方法で簡単に調理できます。
たとえ同じ調味料を使ったとしても、材料が代われば味は違いますし、感触も違います。
冷蔵庫にそんなおかずが2~3品あると、あとは魚を焼くだけ、とか、
メインの献立を考えるだけで十分です。
私自身、翌日の朝ご飯にも、子供たちのおべんとうや自分のお昼用にも、
常備菜があると助かっています。
では、わが家の常備菜作りに役立っている、
「殿堂入り・調味料の組み合わせパターン」を3つご紹介しますね。
1、出汁・みりん・醤油・(時々砂糖)の組み合わせ
【作れる料理】・ひじきの煮物
・切り干し大根
・きんぴら
・野菜の含め煮
・煮浸し
これらを、季節の具材を使って作りっています。
例えば、「きんぴら」だったら定番の人参、ごぼうやれんこん以外にも、
こんにゃく・セロリ・ピーマンなどを加えています。
また、「含め煮」も、カボチャ・サトイモは定番で、
あとは季節によりタケノコ、ジャガイモ、大根、しいたけなどを煮ています。
こんにゃくや厚揚げ・油揚げなども気分によって加えたりしています。
2、塩+ごま油の組み合わせ
韓国料理の「ナムル」のように、野菜を和えるのに使っています。【下ごしらえの方法別:使える野菜】
生の野菜:千切り大根、きゅうり、トマト
茹でた野菜:ほうれん草、千切り人参
焼いた野菜:ナスやピーマン、サツマイモ、千切りポテト、厚切りの大根、キャベツ
生の野菜は塩もみしてから水切りし、ごま油をひとたらし。
ドレッシング使わずとも十分おいしく頂けます。
基本、塩ゆでか塩もみしておくと、保存も利きますよ。
野菜は焼くだけでも、甘みが出たり苦みが消えたり、素材の味が引き出されて本当においしいんです。
3、茹でるだけ、あとは好きな調味料をプラス
季節に合わせた野菜を火を通して保存します。(下ごしらえ、とも言いますね。)それに醤油・味噌・塩・マヨネーズ・ドレッシング・たまにキムチなど、
好きな調味料をかけていただきますます。
これだけで1〜2品の調理は終了。
もちろん他の味付けのものを作るときもありますが、
我が家の場合、副菜はこの3つのパターンがかなりの比重を占めています。
地味で良い。マンネリ上等!
ほっとする、守りの和食ごはんが最強です!
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くらしは毎日毎日、紡ぐもの。終わらずに積み重ねるもの。
最近は、「しない家事」など、することをいかに減らすか、
ということも注目されるようになってきました。
良し悪しはひとまずおいて、(大きな問題がないのであれば)
「決めてしまう」というのも、一つの手だと感じています。
あれこれ悩む時間は累積にすると、結構な長さになります。
そこである程度料理のルールや決まりを作り、それに従うことで
悩む時間を少しでも減らしてみませんか?
今回の新型コロナウイルス騒動で、スーパーでは食品や日用品の品薄状態が続いていますが、
ここぞとばかりにラーメンやレトルト系などを買って、添加物ばかりとるのは避けたいと感じます。
不安が蔓延している今こそ、「ほっとする」ごはんを作りましょう。
地味でも代わり映えしない見た目でも、
そんなごはんがきっと、不安なこころを落ち着けてくれる、
最強のお薬にもなるのではないでしょうか。
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