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国立成育医療研究センターによると「乳幼児が抗菌剤を使いすぎるとアレルギー発症リスクが1.7倍」に。毎日の暮らしでできる抗菌剤に頼らない過ごし方とは。

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抗菌剤や抗生物質。安心安全と思って当たり前に頼っているならぜひ知ってもらいたいこと


スーパーに買い物に行っても、テレビコマーシャルでも「抗菌」の文字が溢れており、抗菌を謳った商品は人気を博しています。
また、子供が風邪をひき病院にいっても抗生物質がすぐに出されるという現実があります。

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こどもを守りたいからとにかく外からも内からも菌を殺す。安心安全にこどもを守ろうとやっているこの行動がアレルギーのリスクを高めているとしたら?

国立成育医療研究センターが発表した抗菌薬とアレルギーに関する衝撃的な調査結果とは


先日、国立育成医療研究センターから日本人の乳幼児を対象に行った抗菌薬とアレルギーに関する調査結果が発表されました。
2歳までに抗菌薬を服用した子供と服用経験がない子供を対象に5歳時点でのアレルギー発生率の違いを調査したのです。

ペニシリンなどの抗菌薬を2歳までに服用した乳幼児は、ぜんそくやアトピー性皮膚炎など免疫異常によって起こるアレルギー疾患の発症リスクが、服用経験のない乳幼児と比べ1.4~1.72倍になるとの調査結果を、
国立成育医療研究センターのチームがまとめた。抗菌薬は疾患によって必要なケースはあるが、効果の薄いウイルス性の風邪にも使われ、社会問題化している。チームは「不適切に使うと、子どもの健康を損なう恐れがある」と指摘する。

危険や恐怖を過度に煽る謳い文句に翻弄されずメリットとリスクを正しく知り選択することが、大切な子供たちを正しく守ることへと繋がります。
(毎日新聞より引用)

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抗菌薬と抗生物質は大枠ではほぼ同じ意味合いで使われています。
違いは、抗菌薬は人工合成で作られた化学物質、抗生物質は微生物が作った化学物質です。文中のペニシリンはカビから作られた抗生物質です。
調査の結果は、こどもを守るための行動がアレルギーを引き起こしやすくしているという衝撃的なものでした。

日本におけるアレルギー疾患は年々増加傾向にある

次のグラフは、NPO日本健康増進支援機構によるアレルギー増加率のグラフです。
アレルギーは年々増加傾向にあり、アレルギー性鼻炎にいたっては2000年の段階で約3割の含有者がいるともされています。
アレルギーには諸説ありすぎるというのが現状ですが、2人に1人とも言われたり、大人になっても治りにくい傾向が強まってきているという話もあります。
とにかく増加傾向にあることは間違いないようです。

main_no1_img02 (出典:NPO日本健康増進支援機構)

これはやはり、私たちが何らかのバランスを崩すほうを選択している在り方をしているということではないでしょうか。

問題はアレルゲンや病原菌だけ?何かが「発症」するには種とともに土壌が必要

アレルギーや感染症が問題になると、私たちはアレルゲンやばい菌だけに注目しなんとか封じたりやっつけたりする方法を考えてきました。

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それはとても有益なことであると同時に土壌に目がいかないという結果もまた生み出しました。
種は肥沃な土壌があってこそ発芽するように、外因にたいしてもそれに合致する内因があるからこそ症状として芽吹くのです。

抗菌剤の乱用がはじまった背景

抗生物質を含む抗菌剤の乱用は、過度の恐怖を煽る謳い文句や、抗生物質を小さな風邪にも処方してくれる医師は「親切丁寧」「手厚い対処」として扱われること、
ウイルスには効果のない抗生物質も、ウイルスによる疾患で弱ったと仮定したあとの二次感染の予防のために「念のため」飲むものとして出されるということが増えたからです。

それを安心材料とした消費者がいるということです。

土壌を無視し菌を殺しまくることでおこること


菌を殺すと、当然感染症を防いだり悪さをしている菌がいなくなるわけですが、それと同時に免疫系等の7割を司っているともいわれる腸の腸内細菌も一旦全滅させることになります。

一説ではこの腸内細菌叢が復活するには半年を要するといわれており、免疫系等が正常に保てないことは想像に難くありません。

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また、免疫というのは勉強しながら獲得していくものなので、菌を殺しまくったあまりに奇麗すぎる環境では免疫系等が学習できないのです。
菌がいないかわりに免疫は学習しない、腸内細菌は全滅を繰り返す。
これでは、本来ならちょっとした菌が原因の感染症にも耐えることができず、勉強できなかった免疫はアレルギーを引き起こすのです。

そうするともっと強い薬をつかって原因をやっつけようとする、菌は本来の役目(分解して土へ還そうとする)を果たそうともっともっと強くなろうとがんばります。お互いのもっともっと合戦による悪循環=耐性菌の増加やアレルギーの増加です。

毎日の暮らしでできる抗菌剤に頼らない過ごし方

国は、抗菌薬の適正な使用について2020年までに使用量を33パーセント減らす目標を掲げています。

消費者である私たちも正しい知識を得て、賢くあらねばなりません。

実は我が家では、特に毎日のうがい手洗いなどの習慣はありません。
もちろん禁止しているわけでもないし、洗面所にはハンドソープもコップもありますので、気になるときはそれぞれするときもあります。
ただ、よほどのことがない限り、自浄作用がありますので大丈夫と私は思っています。

そして、日常にいる大したことがない菌で免疫システムが練習しているのです。

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現に、娘は抗生物質は1度も服薬したことがありませんし、6年間小学校を皆勤して卒業しました。
風邪もひきますが1晩じっとひたすら寝て翌朝回復しているのは免疫力が強いからだと思います。

本当にこどもの健康を願うなら、菌をひたすら遠ざける努力より、菌に耐えうるこどもの体を作ることのほうに重きをおくことが大切でしょう。

日々気を付けられることは結局基本的なこと。でもそれこそが最強なのです

特別なアイテムを揃えたり、特別な対策をするよりも、最も基本的な睡眠・食事・運動を心掛けることがやはり最強なことなのです。
なんだそんな簡単なこと?とお思いかもしれませんが、現代社会において子供たちですら難しくなっていることではないでしょうか。

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そこをおざなりにして、安易に外因を遠ざけることだけに意識を置くことはバランスをかく結果を招いてしまいます。

特に大切にしてあげたいのは腸内環境


先にも述べたように人の体の免疫システムの7割を司っていると言われている腸内環境を良好に保つことには気を付けたいものです。
我が家では何らかの発酵食品が必ず食卓にのぼります。

お味噌汁はほぼ毎日。
お漬物や、納豆、おやつにも甘酒などを食べています。

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養生家庭料理の教室HARETOKEを主宰している美緒さんに「鍋や食器にこびり付き強力な洗剤でないと落ちないものは、体の中にもこびりつき落ちない感覚を持っている」というお話をお伺いしてからというもの、
私の中にその視点も加わりそのようなメニューが更に減ってからというもの、家族全員がトイレのあとに便器に便がつくことがただの1度もありません。

それでも感染症にかかったら植物の力で撃退


我が家の台所にはハーブ酒が揃っています。
感染症にかかったなと思ったらまずその植物の力を借りるようにしています。

植物界の抗生物質と呼び名の高いエキナセアはその代表格です。

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エキナセアの商品はいろいろ販売されているので用意しておくとよいでしょう。
いざというときは助けられています。

消毒・殺菌に優れているのはカレンデュラ
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この2つのハーブ酒をごく薄く希釈して飲用することで、腸内細菌を死滅させることなく対策しています。

抗菌剤は悪者ではない。敬意を払うべきものと考えています

自然療法を生業にしていると「抗生物質って悪いんですよね?」という質問は本当に頻繁に受けます。

でも、本当にそうでしょうか?
私はいつもその問いには「抗生物質は命を救ってくれる大切なものですよ」と答えています。
そして私はその存在にも、敬意を払っています。

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使い方によっては危険な抗生剤ですが、重症化した感染症などの場合は必ず抗生物質が必要ですので、何が何でも絶対摂らないという姿勢は危険です。
気を付けなければいけないのは抗菌剤そのものではなく、適切な使い方や付き合い方です。


むやみやたらに、気軽に使うのは考えものですが、バランスが大事。

清潔に保ちたい、こどもを危険から守りたいというその気持ちは、本来愛情に溢れた素晴らしいもののはず。
正しい知識を持ち、子供たちに備わった力が存分に発揮できる選択をしていきたいものです。


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柳千妃路
日本・英国ホメオパシー医学協会認定プロフェッショナルホメオパス。日本ホメオパシーセンター垂水舞子センター長。2児の母。次女のとびひに対し出された大量の薬と「ほおっておけばいい」の対処の相違に「病気ってなんだろう?」と思ったことがホメオパシーを始めたきかっけ。自身の鬱と酷い生理痛も克服。モンテッソーリ教員の家庭に生まれ、モンテッソーリとホメオパシーを取り入れた子育て15年。趣味は料理・カメラ。ホリスティックを世の中のスタンダードに!の想いを胸に活動中。女性のこころと体の啓もう団体こころりんくの運営代表メンバーでもある。
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