女性のひどい肩こりの原因は思わぬところに隠れていた。内面と外面からアプローチする今すぐできる具体的な肩こり対策方法。
女性の自覚症状として最も多い症状である肩凝り
肩凝りは私たち日本人が特に悩まされる症状です。
平成28年度の厚生労働省の国民生活基礎調査(p18自覚症状の状況)によると、体の不調として訴えている症状についての統計では、男性の第2位、女性の第1位が肩凝りだそうです。
男性が訴える症状の第1位と女性の第2位は腰痛でした。
これらの結果を見れば、肩凝りや腰痛の症状を訴える人が多いという事実が分かります。また、もう一方で、肩凝りや腰痛は自覚しやすい症状だということも言えるのではないでしょうか。
私は施療の仕事をしていますが、肩凝りと腰痛は紙一重・・と言っても過言ではないくらい、隣り合わせの症状だと考えています。
自覚する部位が腰なのか肩なのかによって表現されるだけで、
肩凝りがあれば腰にも滞っている症状を持っていることが多く、腰痛持ちの方は実は肩にも硬さや張りが見つかることが多くあります。
また、肩凝りに気を取られていたら、実際は肩から遠く離れた膝や、
全く思いも寄らなかった胃痛の方が重大な症状を抱えていたことが見つかるケースもあります。
肩凝りは割と自覚を持ちやすい症状であり、それをヒントに他の不調について見つけ出す手がかりとなることもありますので、たかが肩凝りと軽く見てはいけません。
肩凝りは肩だけの問題ではなく、他の多くの器官と深く関係した写し鏡のような存在として、とても参考になる症状です。
肩凝り解消に向けて原因を探ることで、腰痛を始め他の多くの不調にも改善を図り、
並行して快癒に導くことが出来ますので、肩凝りと関係する症状についてもよく知っておくようにしましょう。
肩凝りの原因となる関連先
・睡眠不足
・口腔内の炎症(虫歯、口内炎など)
・噛み合わせの悪さ
・長引く喉の痛みや咳などの風邪症状
・頭痛
・腰痛
・足の不調(足裏、踵、足首、膝関節の不調)
・便秘、下痢など腸の不調
・胃痛、吐き気、食欲不振など胃の不調
・目への強い刺激や疲れ、視力のアンバランス
・皮膚トラブル
・発熱後や手術後の負担が大きいとき
・精神的なストレスによる自律神経の乱れ(イライラ、不安、プレッシャー、恐怖、緊張、興奮)
・過度の運動
・月経異常
・むくみ
・めまいや耳内の不調
・気候や気圧の影響
これらの原因があると、自律神経の働きや自然現象の影響で肩関節周りの緊張が起き、肩凝りが発生するケースが多々あります。気候の影響以外で、関連する不調があればきちんと治すようにしましょう。
また、関連する不調の改善を早くすすめるために、肩凝りの解消を図ることもとても効果的です。
長引く咳がおさまらないとき、肩の凝りをほぐしたら咳が軽くなっておさまっていくなど、血流の改善の手助けをするだけで治癒が早まる症状もあります。
肩凝りを治したら夜寝つきが良くなり朝もスッキリ起きれるようなったというケースもよくあります。
肩凝りは多くの症状と相互関係にあることを踏まえて、しっかりと解消に取り組むことをお勧めします。
肩凝り解消のための主な対策
では、肩凝り解消のためにすべき主な対策について、具体的にご紹介します。対策1 上半身をバランスよくストレッチ
肩関節は身体の中で一番可動域の大きい関節です。肩関節は、上下前後左右ほぼ360度大きく腕を動かすことが出来る構造になっています。
左右の硬さの差を出来るだけなくし、同等の可動域を持たせるよう、肩関節や体側のストレッチをしっかりと行いましょう。
肩回しや腕をしっかり伸ばして行う体側伸ばしは、椅子に座っていても出来ますので、
午前中、夕方、お風呂上りの3回を目安に、気持ちの良い程度に肩関節を全方向に動かしながらストレッチをしておきましょう。
上半身の筋や関節の硬さは肩凝りだけでなく五十肩や神経症状などの原因にもなりますので、ストレッチは毎日取り組むと良いでしょう。
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対策2 下半身の筋力造り
肩凝り対策で下半身?と思われるかもしれませんが、実はこれがとても重要なのです。人は2足歩行の生き物であり、最も体重を支えているのは脚です。
体の中で一番大きな筋肉は、大腿四頭筋という太ももの筋肉です。
お尻やふくらはぎも含め、脚は筋肉量の多い部位です。
肩から少し離れた部位ではありますが、脚の筋力をつけるだけで肩凝りまで解消されるケースが多々あります。
理由としては、筋肉は血流を促す働きがありますので、下半身に向かう血流が強く起こるようになり、肩周りを含め上半身の血流も良くなり、
それぞれの関節などで凝りが起こりにくくなるからです。
私もその点は重々承知していたのですが、ここ数年は脚の筋力をつけるためのウォーキングなどを怠っていました。
ウォーキングをやめてからは自分自身でも反射区からの施療を日課にするほど肩凝りがひどくなってしまいまし
しかし昨年急に、知人に頼まれたチラシ配りを1か月間、週3日3時間ずつ行ったところ、気付いたら肩凝りを殆ど感じなくなっていました。
このチラシ配りのお手伝いをしていた期間だけは、疲労感はあるものの、肩や首まわりが軽くなり、日々が爽快でした。
長時間毎日しっかり歩くことが出来な方には、よりバランスよく的確に筋力をつけるために、
お勧めのトレーニングがありますのでご紹介します。
前後&横ウォーキング
ウォーキングは一番自然に脚力を付けられる方法でもあります。前方に向かって黙々と歩くことも良いですが、脚力をよりバランスよく短時間につけるためには、後ろ歩きや、カニのような横歩きも取り入れると良いでしょう。
姿勢を正してリズム感を持って歩くようにしましょう。
大き目の一歩を1拍と数え、4拍(4歩)数えながら鼻から息を吸い、4拍(4歩)数えながら口から息を吐く呼吸法がお勧めです。
前向き10分、後ろ歩き10分、左横向きの横歩き5分、右横向きの横歩き5分、前向き10分
合計40分の歩行でしっかり脚全体の力を刺激することができます。
慣れてきたら少しずつ時間を延ばすか、坂道などでも気を付けながら、負荷を増やすことにも挑戦してみて下さい。
この方法は脚をあらゆる角度から筋力アップさせることが出来るため、体のバランスもとれて、ただ前向きに歩くよりも効率的にトレーニングできます。
対策3 肩凝りを悪化させることをしない
肩凝りを治すために様々な方法に一生懸命取り組んでいても、なかなか改善しないようでしたら、それは自分に合わない方法なのかもしれません。
私が特に気になる、お勧めできない方法は以下のものです。
肩凝りの痛み止め、冷シップ
よほど強い痛みでない限り、冷やしたり痛み止めを服用することはお勧めできません。脈を打つような痛みがある場合のみ、一時的に患部を冷やし、早めに整形外科などで診てもらうようにしましょう。
肩もみ、肩たたき
筋肉の凝りをほぐすために、肩を揉んだり叩いたりするのは危険な場合もあります。確かに、凝りをぐいぐいと揉んでもらうと大変気持ちが良く、いかにも効いているかのような手応えを感じることがあります。
しかし、筋肉を傷付けてしまい、数時間後や翌朝に炎症が起こることがあります。
この炎症は揉み返しと言われるものですが、肩凝りを更に悪化させることもありますので、極力避けるようにしたい症状です。
揉み返しの起きるような肩の揉み方、叩き方をしないように気を付けましょう。
凝り固まっている筋肉を掴み、その周りの骨から軽く動かす程度の揉み方ならあまり問題ありません。
こわばってしまった筋肉を傷付けないよう、凝りを強引に刺激しないようにしましょう。
過度のストレッチ
ストレッチは筋肉や筋の伸縮性を持たせ、血流を良くするので、凝りの改善だけでなくケガの予防にもつながる大変有効な方法です。しかし、極端なストレッチ・・・
例えば開脚など体の一部だけ過剰にストレッチしたり、
痛みを堪えながらの急激なストレッチは、呼吸が浅くなり肩周りに緊張が起こり、あまり良い効果が生まれません。
また、特に下半身に対しては、部分的に柔軟性を持たせると体全体のバランスが崩れてしまい、
元々の不調や痛みなどの症状が他の部分へ転移してしまうことがあります。
最近では股関節を180度開脚すると健康に良いと注目を集めていますが、
股関節は本来実際に使う可動域以上に柔軟性を持たせる必要がないとも言われています。
日頃からクラシックバレーや新体操、相撲などのスポーツや、ヨガなどの健康法に取り組んでいるわけではない方が、
日常生活では使わないほどの可動域を作ろうとすると無理が生じ、かえって健康を損なう危険もあります。
右肩の肩凝り、左腰の痛み、右膝の痛みを訴えていた人が、
痛みのある左腰の筋肉を伸ばすストレッチをおこない続けた結果、今まで気にならなかった左肩や左膝まで痛くなったというケースもありました。
人は全身の凝りに応じたバランスで生活しているので、集中的に一部だけを緩めると、
結果的に問題の転移を招く恐れがありますので、全身バランスを崩さないよう患部以外の凝り具合やストレッチにも気を配るようにしましょう。
特に腰から下の下半身には、過度のストレッチをしないように気を付けて下さい。
対策4 患部ではなく反射区を刺激して血流を促進させる
患部へ直接凝りを揉みほぐすことは、専門家でない限り揉み返しの対処が難しくお勧めできませんが、反射区やツボへの刺激であればどなたでも簡単に取り組めます。
肩凝りが辛いと感じた時は習慣的に手の反射区を押して、肩への血流を促したり、原因となる部位の不調改善を図るようにしてみてください。
①まずはしっかり手のひらをほぐす
②手のひらの真ん中あたりを押し揉む
③肩の反射区を押す
右手にある肩の反射区薬指と中指の付け根周辺・・・右肩
人差し指と中指の付け根周辺・・・左肩
それぞれ痛い方を入念に押します。揉むよりはしっかり指で押し込む感じです。刺すような痛みがある場合は3分ほどかけてしっかり押しましょう。
左手にある肩の反射区
人差し指と中指の付け根周辺・・・右肩
薬指と中指の付け根周辺・・・左肩
同様に痛む場所を探してしっかり押しましょう。
両手とも、赤い〇の合谷のツボを10秒ほどかけて押しましょう。
対策5 胃腸に優しい食事と食べ方を
肩凝りと胃腸の不調はとても密接した関係です。胃腸を冷やす飲食や、過食、脂っこい食事などは、お腹の調子だけでなく肩凝りにも影響を及ぼします。
食べ物だけでなく食べ方にも十分気を付けましょう。
食べ方の鉄則は、
腹八分目
一口30回咀嚼(一口を30回噛んで飲み込める量を調整して口に入れる)です!
胃腸は体の中では最も健康でいなければいけない器官なので、負担がかかったり不調が起きれば集中的に回復させる必要があります。
その為、胃腸への血液などが最優先となり、他の器官への血流が減らされてしまい、免疫系統やホルモン、自律神経系にもしわ寄せが行きます。
肩凝りは肩への血流が十分行き届いていないことが原因で起きることもありますので、
肩への血流が減らされないよう、胃腸にも労りを持って過ごすようにしましょう。
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以上5つの対策の中から一つでも出来ることを選び、日々続けるようにしてください。
継続は力なりです。
習慣として取り入れることが難しいものほど、頑張って続ければ大きな効果があります。
例えば、毎日40分間の前後&横ウォーキングに取り組めば、反射区を刺激する必要がないほど肩こりが解消したケースもあります。
たくさんのことに取り組めなくても、一つやニつでも構いませんので、長くしっかりと続けることで効果が得られます。
肩凝り解消は万病に効くことを念頭に置いて、肩凝りに悩まされない軽やかな身体になる喜びを手に入れたいですね。
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