簡単にできる時短料理は食材選びから！「無農薬野菜を使えば結果的に時短に繋がる」という逆転の発想。

まだ使っていないなんてもったいない！仕上がりの良さと時短につながるオーガニック野菜

こんにちは。
オーガニック料理研究家の越野美樹です。

これまで様々な時短テクニックをお伝えしてきました。

見ていない方は下記へ。
料理の出来の９割は素材で決まる！働く人でも難しい工夫いらずで美味しい料理が作れる究極の時短料理テクニック！

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シリーズでお伝えしている「時短キッチン」。

前回、料理の仕上がりの違いは、素材が一番大切というお話をしましたが、

中でも今回は野菜の質についてお伝えしたいと思います。

普段の生活にオーガニックを取り入れたいけど・・
値段は高いし、身近なところで手に入らないから、オーガニック野菜を買うことを躊躇してしまうという方いませんか？

はっきり言いますがもったいないですよ!

オーガニック野菜を使えば、確実に料理の腕がワンランク上がった状態に仕上がる上、時短にもつながる。

オーガニック野菜なんてハードル高いし、自分で使いこなせるか、心配でしょうか？

むしろ、

実は初心者にこそ、オーガニック食材は必須アイテムなのです。

理由は、

特にシンプルな料理では、農薬や化学肥料を使った慣行野菜とオーガニック野菜の違いがはっきりと出てしまうためです。

オーガニック野菜を使うことをためらっていた方、
まずは、一度同じ種類の野菜を使って、仕上がりの違いを感じて見ることをオススメします。

大人も野菜の甘みや旨みを感じると思いますが、子どもの舌はもっと敏感に感じます。
子どもさんで野菜が嫌いという方、もしかすると使っている野菜が農薬などの影響で、味がおいしくないのかもしれません。

試しにお子さんやご主人、大切な家族や友人に
肥料過多でない慣行農法とオーガニックの青菜をゆでて食べ比べさせてみてください。

違いを感じるはずですし、シンプルな料理でも、完成度が高くなります。
ですので、結果的に手のこったことをしなくてもおいしい「時短料理」となるのです。

調味料の質も大事にしたいですが、同時にお野菜も大事です。

私がライターも務めていたIN YOUMarketでも大変厳選した無農薬のお野菜を扱っていますよ。

慣行農法の青菜は苦みとえぐみを感じますが、
素性良く育てられた青菜は驚くほどの甘みや濃い野菜の味をしっかりと感じます

見た目も、慣行農法の青菜は深い緑ですが、
適正に肥料を与えられた無農薬の青菜は淡い緑で、見た目にも全く違うのです。

先ほどから慣行、無農薬、オーガニックなどの言葉を使っていますが、
売られている野菜には農薬や化学肥料、動物性肥料などどれが使われているかわかりにくいところがありますね。

野菜の表記についても詳しくお伝えしたいと思います。

オーガニック野菜は、個性ある種類ほど断然美味しさが違う！

アトピーをオーガニック野菜で克服した私の経験

私は、重度のアトピーになったとき、１年半ほどステロイドを塗った経験があります。

体の内側からキレイにならなければ治らないのだと悟り、
ケミカルなものはやめて、伝統調味料とオーガニック野菜を取り入れたことで、１年半ほどで完治した経験があります。

地元で化学肥料や農薬を使わずに野菜を育てている農家さんから
週に１回朝採り野菜を配達してもらえることになったのです。


その時の野菜の美味しさに衝撃を受けました。

以前から野菜は好きでしたが、ピーマンや青菜は苦いし、ナスはボワンとして味がないし、
あまり好きな野菜ではありませんでした。

その農家さんから届く野菜は、ピーマンは甘いし、ナスは切ってから放置しても黒ずまず、
にんじんはくさみがなく、お芋はしまっていてホクホク。

野菜って、こんなに甘くて味が濃いものなんだ、と実感しました。

そして、しばらくするとアトピーが治ると同時にちょっとした不調もなくなり、
食べた物で体の中から浄化されるのを感じたのです。

人間は、食べるものでできている。

大人はもちろん、小さなお子さんほどぜひ素性の良い野菜を食べさせてあげて欲しいと心から願っています。

慣行野菜、特別栽培、無農薬、オーガニックの違い

日本で定められている特別栽培農産物や有機JAS農産物とは一体なんでしょう？

特別栽培農産物とは

特別栽培農産物とは、その農産物が生産された地域の慣行レベル
（各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況）に比べて、
節減対象農薬の使用回数が50％以下、化学肥料の窒素成分量が50％以下、で栽培された農産物。


節減対象農薬と化学肥料双方の節減が必要です。

特別栽培農産物の条件は、二つあります。

1 当該農産物の生産過程等における節減対象農薬の使用回数が、
慣行レベルの5割以下であること。

2 当該農産物の生産過程等において使用される化学肥料の窒素成
分量が、慣行レベルの5割以下であること。

特別栽培の農産物は栽培期間中不使用と表示できます。

「無農薬栽培農産物」
「無化学肥料栽培農産物」
「減農薬栽培農産物」
「減化学 肥料栽培農産物」

等の表示はできないということになっています。

特別栽培農産物に係る表示ガイドラインより

有機JAS野菜とは

有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認定機関が検査し、
その結果、認定された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。

この「有機JASマーク」がない農産物と農産物加工食品に、
「有機」、「オーガニック」などの名称の表示や、これと紛らわしい表示を付けることは法律で禁止されています。

有機JAS＝無農薬と思われるかもしれませんが、
防除に使っていいものがかなりあります。

除虫菊乳剤及びピレトリン乳剤、なたね油乳剤、調合油乳剤、マシン油エアゾル、マシン油乳剤、
デンプン水和剤、脂肪酸グリセリド乳剤、メタアルデヒド粒剤、硫黄くん煙剤、硫黄粉剤、
硫黄・銅水和剤、水和硫黄剤、石灰硫黄合剤、シイタケ菌糸体抽出物液剤、
炭酸水素ナトリウム水溶剤及び重曹、炭酸水素ナトリウム・銅水和剤、銅水和剤 、銅粉剤、
硫酸銅、生石灰、天敵等生物農薬、天敵等生物農薬・銅水和剤、性フェロモン剤、
クロレラ抽出物液剤、混合生薬抽出物液剤、ワックス水和剤、展着剤、

などなど、まだまだあります。

これが、有機JAS認定農産物の現状です。

有機食品の検査認証制度

有機、無農薬のカテゴリに感じる違和感

特別栽培、有機野菜の認定を受けていないけれども農薬を使わずに育てられた野菜は
有機、オーガニックという言葉を使ってはいけないことになっています。

農薬を使っているのに有機JASに認定されている

農薬を使っていないのに無農薬とは言えない

なんだかおかしいですよね?

有機認定を受けるには膨大な資料の作成と経費がかかり、
小規模農家さんが認定を受けるにはかなりハードルの高い認証制度。

もちろん有機認証マークを取得した上でまっとうなモノづくりをされる農家さんもたくさんいらっしゃいます。

でも、マークがないからと言って、悪い食材ということではありません。

遠くで育てられ、流通に乗って中間マージンをたくさん取られた有機野菜よりも
地元の小規模農家さんが育てた本当に農薬や化学肥料を使わない野菜を食べたいと思いませんか・・？

オーガニックや無農薬という言葉を使ってはいけないけれど、
理想的には、全く化学肥料や農薬を使わない野菜が本来のオーガニックや無農薬の野菜ではないのでしょうか。

私は、そんなオーガニック生活をしたいと思っています。

オーガニック食品やコスメをお得に買えるオーガニックストアIN YOU Market

IN YOU Market

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