冷えが気になる・風邪をひきやすい。そんな時は台所にある「しょうゆ」に再注目してみませんか。私たちの身体にも貢献してくれそうな醤油多糖類SPSとは一体何?
煮物、冷奴、お刺身に・・・
そんな日本の食卓にかかせないもの。
それが「しょうゆ」です。
今や「soy sauce」と呼ばれ、海外のスーパーでも良く見かける全世界の食卓に並ぶようになりました。
普段当たり前のように使っている「しょうゆ」は現代人の気になる冷えや血圧、アンチエイジングなど健康や美容の面でも期待できることが最近はわかっています。
昔は高級品だった!? しょうゆの歴史
しょうゆの歴史は長く、祖先は古代中国の醤(ひしお)と呼ばれる塩漬けであると言われています。
今のようになんのデータがあるわけではありませんが、人々は食物を塩につけて保存することにより発酵・熟成しうまみがでることを知っていたようです。
それが醤の原点です。
日本では鎌倉時代に味噌を作っていた際に、桶に液体が溜まっているのが見つかりました。
これを「たまり」と呼び調味料として使用したのが「たまりしょうゆ」の始まりともいわれています。
今でこそどの家庭にもあるしょうゆですが、江戸時代までは高級品の扱いでした。
そんな誰しもが手に入れられるようになったしょうゆには美味しいだけではなく様々な面白い働きがあります。
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え?しょう油は血圧が高い時には控えるものじゃないの?
「血圧が高いんだから塩分を控えなさい。」
「しょうゆのかけすぎは身体に悪いわよ」
などという会話をしたことはありませんか。
しょうゆ=血圧があがるものというイメージはないでしょうか。
勿論摂りすぎはどんなものでも良くありませんし、身体の仕組み上年齢と共に血圧が上がってくるのは避けられません。
しかし良好なしょう油は血圧を上昇させるホルモンを抑える働きをしてくれることがわかっています。
トクホでも知られているオリゴペプチドの力
ペプチドとはアミノ酸が何個もつながった成分で、さまざまな発酵食品に入っています。
最近は特定保健用食品(トクホ)のCMでも流れているのでペプチドという言葉は耳にしたことある方も多いかと思います。
しょうゆは大豆に小麦や塩や麹菌を混ぜてつくられています。
その際大豆のタンパク質が分解されて大豆オリゴペプチドというものが作られます。
血圧の上昇に関わる酵素でアンジオテンシン変換酵素というものがあります。
これが身体の中で働くことにより、血管が収縮して血圧が上昇する方に働きます。
大豆オリゴペプチドはここの働きを邪魔するため、結果血圧の上昇が抑えられると言われています。
血圧をあげる元凶の一つのように思われているしょうゆにも意外な働きがあるのですね。
勿論量をとればとるほど良いというものではないので適量を守ってくださいね。
IN YOUでも醤油に関する記事を色々とお伝えしていますので、みてみてください。
原材料表示に隠された衝撃の事実。あなたの使っている醤油は大丈夫?調味料から毎日微量に毒を蓄積しないための調味料の選び方。
減塩醤油は自宅でも作れる!|噂や過大広告に騙されず、正しい食材選びをするための基礎知識その6減塩醤油|一人暮らしのマクロビ料理
女性の大多数が持つ悩み 冷えにも影響があるしょうゆ
季節によったり、自覚の有無もあるが女性の半数が冷えを感じていると言われています。
男性はあまり冷えの対策をしているかたはいませんが、女性は服装や食べるものを気を付けている方も多いです。
私も冷房の当たる時は足首が隠すためのレッグウォーマーを活用したり、冷たい飲み物を避けたりしています。
そんな様々な対処をしている方がいると思いますがその中で意外な効果を持つのがしょうゆです。
しょうゆに含まれるナトリウム(塩分)は身体の代謝酵素を助けてくれる働きがあり、身体の発熱を促してくれます。
その為身体を温める効果があります。
逆に冷やすのはカリウムと言われています。
その為夏の野菜や温暖地に育つものはカリウムを多く含むものが多くあるのです。
私たちが口に入れる食べ物がどのような性質を持つものなのか、
知って食べると自分に必要なものを選べますよ。
冷えを解消すると様々な症状が改善する
冷えることが身体に良いと思っている方はいないでしょう。
よく「冷えは万病の元」とは言いますが実際その通りなのです。
女性の悩みの便秘や肩こりも冷えが大きな原因の一つになっています。
最近は眠れない、頭痛がするという方も多いでしょう。
実際私も薬局で働いていて睡眠外来や頭痛専門のクリニックなどの薬をお渡しすることもあります。
冷えはその不眠や頭痛の原因にもなるので、解消するに越したことはないのです。
それ以外にも体温が1度下がると免疫力が30%下がるともいわれています。
風邪を引きやすい人はもしかしたら体温が低いのが一因かもしれませんね。
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もろみの乳酸菌で腸内から免疫力を維持
よく免疫の話になると、腸内の免疫細胞のお話がでると思います。
しょうゆの中のもろみに乳酸菌が含まれています。
他にも乳酸菌はヨーグルトやチーズ、漬物などにもたくさん含まれていますね。
これにより腸内の善玉菌が優位になるため、腸内環境が良くなります。
その為腸内からの免疫力維持、UPも期待できるのです。
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免疫力、鉄分の吸入を維持、UPしてくれるしょうゆ多糖類SPSって何者?
乳酸菌もそうですが、しょうゆ多糖類SPSというものも免疫力アップに一役かってくれます。これはβグルカゴンやフコダインなどの多糖類の仲間になります。
<しょうゆ多糖類SPSの働き>
抗アレルギー作用
鉄分吸収促進
免疫力調節機能
中性脂肪低減
しょうゆ多糖類SPSの働きは色々あります。
それを理解して他の食材と組み合わせて日々の食事を考えてみるのはどうでしょうか。
例えば鉄分吸収促進を狙って、ひじきなどの鉄分の多いものと一緒に味付けする。
中性脂肪低減を狙って多価不飽和脂肪酸を多く含むさんまを大根おろしとしょうゆで食べるなど。
少し考えてみれば上手く食べるのは難しくないですよ。
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冷えの解消でダイエット対策にも
免疫力と同様に体温が変わると変化するもの、それが代謝です。
1度体温が上がると、通常の生活をしていても12%代謝力が上がると言われています。
逆に体温が低いと痩せるために食事制限を1割ほど多めにする必要がでてきてしまいます。
制限が多いとストレスも多く大変ということもありますし、食事制限をしすぎると今度は身体が栄養不足になりさらに代謝が落ちるという悪循環もあります。
綺麗に痩せるためには体温を上げるのがとても有効なのです。
しょうゆっぽいものではなく本物のしょうゆを選ぼう。正しい無添加醤油の選び方
日本の伝統的な調味料のしょうゆ。
ここでお話しているのは勿論良質な素材から昔ながらの製法で使ったしょうゆというお話が前提ではあります。
しょうゆの原料は
大豆
小麦
塩
です。
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これ以外の表記が書いてあるのであれば、それはなんらかの添加物が入っている可能性が高いです。
裏表示を確認し、シンプルに原材料がかいてあるしょうゆを選ぶと良いでしょう。
選ぶ場合はオーガニックのものを選びましょう。
それ以外にも見てほしいのは
有機の遺伝子組み換えでない大豆を使用しているか、
良質な塩を使用しているかなど
こだわっているメーカーさんのものであればそのあたりもきちんと記載しているかと思います。
このようなちゃんとしたしょうゆは味も全然違うので食事も楽しくなると思います。
その為にはたかがしょうゆと思わず、ゆっくり見て選んでみるのも良いのではないでしょうか?
昔の人からのプレゼント しょうゆを上手に取り入れましょう
長い歴史を持ち日本に古くから根付いているしょうゆ。
そのうまみによって食卓の幅を今も昔も広げてくれています。
そんな素敵な調味料である私たち日本人が、しょうゆを理解し、
本物のしょうゆを選んで、適切な量を取り入れるだけで美容にも健康にも一役買ってくれるでしょう。
是非賢く上手に活用してください。
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