辛かったけど後悔なし!看護師だけどアトピー薬物療法やめました|現役看護師アトピーっ子ママの、脱ステロイド奮闘記 Vo.1~
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こんにちは。看護師のほんのりです。
2児のママであり、こどものアトピーをきっかけに、自然に沿った暮らしを実践中です。
今日はアトピーの娘に対して、
実際にやってきた自然のお手当ての方法を、体験に基づいてお伝えします。
これは、あくまでわがやの場合のハナシ。
アレルギーはあらゆる要素が複雑に混ざり合っているため、一辺倒には行きません。
今回は、わが家の体験を基に、共通する要素をお伝えしようと思います。
爆発的に増えている病気、アレルギー性疾患
現在、アトピー性皮膚炎は小児の3人に一人、
花粉症は成人の2人に一人と言われている時代です。
花粉症なんかは少し前までは成人にしか見られない病気でしたが、
現在は幼少期のこどもでも当たり前にみられるようになりました。
アレルギー性疾患は、ちょっと増えている、
というレベルではなく、爆発的な増加です。
わたしの長女も、まさにアレルギー持ち。
長女は、2歳半の時大きな喘息発作を起こして入院したことがあります。
当時、そこまで気にするほどではないものの、
おでこ周辺・手首・ひざの裏・足首などが少し赤く湿疹が出来ていて、よく痒がっていました。
喘息も起こったので、退院してからアレルギー科でしっかり診てもらう様に、とのことで、
近所で評判のよいアレルギー科に通いだし、そこでアトピー性皮膚炎との診断を受けました。
その時から喘息とアトピーとの治療が始まりました。
アトピーの治療は薬を塗りたくる日々
その医者の独自の配合で、ステロイドと皮膚保護薬のミックスの薬を、赤くなっている所に塗り、乾燥しがちな全身に保湿剤を毎日ベタベタと塗りたくる日々。
逃げる娘を追いかけながらの大仕事でした。
夏場だったので朝起きてから汗はすぐに流し、薬を塗った箇所の記録を付け、
喘息の薬も寝る前に欠かさず飲み、定期的に受診を重ね・・・
台風や季節の変わり目に風邪をひいたとき、
喘息発作を小さいもので3回ほど起こし、そのたびに吸入器を借りて1週間ほど吸入を行う、
そんな生活を8カ月ほど続けていました。
やがて妹が生まれ、わたしの入院で一時的に預けられていたこともあり、アトピーは悪化しました。
薬を塗っても赤みが消えず、かゆみは強くなっていました。
当時、退院後3回ほど喘息発作も起こしていたので、医者のほうからコントロールがついていないから、
次に発作が起こったら薬のレベルをあげよう
(それはつまりステロイドを使うということ)と言われていた時でした。
それに加えてアトピーの悪化もあったので、案の定、現在より少し強めの薬を使おうと言われました。
アトピーの薬物治療、未来はあるの・・・?
わたしは考えました。
このまま薬を使い続けて、この子は薬からはなれられないんじゃないか?
この子のからだの力を、奪っていくのではないか。
この子の持つ本来の力を、育てる方が、長期的にみると大事なのではないか・・・?
そんな思いが頭を巡り、アトピーに関してのあらゆる情報を収集し出しました。
アトピーの機序、原因、
アトピー克服の体験記、
アトピー関連のあらゆる商品、その作用・理論、
脱ステロイド、脱保湿、その是非・・・
世の中にはいろんな情報がありすぎて、真逆のことをいっている内容も多く、とても混乱しました。
わたしは看護師なのに、医者の治療方針に反することをするなんて、看護師としてどうなんだろう・・・
そんな葛藤にも悩まされ、当時は目の前の症状に疲弊し、
心もボロボロ、乳児のお世話と上の娘の将来の不安、情報に振り回され、あらゆる悩み疲れでどん底でした。
効果が減弱する、ステロイドの治療
アトピー性皮膚炎の標準治療の3本柱としては、入浴・保湿のスキンケア
炎症を抑える薬物療法
悪化因子探しと、対策
この主な3つが標準治療です。
これに沿って治療が進められていくのが一般的となっています。
すでにご存じの方も多いでしょう。
厚生労働省の認可を受けて、ステロイドが一般の患者さんに使われ始めたのは1950年代です。
アトピーの標準治療として普及しましたが、実際にアトピーの患者は減ったでしょうか?
2008年に行われた厚生労働科学研究で調査した結果、
ステロイド外用薬の種類は増え、生産性も上がり、標準治療も普及したにも関わらず、
アトピーの有病率は爆発的に増えているのです。
ステロイド剤は、長期に使用していると、だんだん効かなくなります。
症状が抑えられなくなってくると、ワンランク上の強いステロイドが処方されていきます。
わたしも、まさにその通りでした。
下の子の出産という心理的負担もかかった為、顕著に症状が出たのでしょう。
看護師だけど、アトピーの標準治療やめました
薬に頼らない、という選択をした結果
あらゆる情報に翻弄されながらも、アトピーに関して勉強し、
自分なりに納得した上で、8か月目ごろに使用していたステロイドを使うことをやめました。
そのリバウンドはすさまじく、
簡単な説明では言い表せられないほど、わたしにとっても娘にとってもつらい毎日でした。
ステロイドをやめた皮膚は異常な状態になります。
それがひどければひどいほど、日常生活にも支障をきたし、
本人もかなりのストレスを抱えます。
痒くて掻きこわし、皮膚が剥けて血と浸出液で服やシーツが汚れたり、
皮膚の落屑もすごい量で、公共の場所などはかなり気を使いました。
かゆみや痛みで物事に集中できない、
夜によく眠れないからイライラや精神的ダメージも出てきてしまう、などあらゆる場面で大変でした。
ステロイドの副作用は蓄積されます。
毛穴から吹き出すように出て来る、赤い斑点。
たった3歳の娘のからだにたまっていた毒素は、
これほどまでにすごいんだ・・・とショックと受けるとともに、何度も涙を流しました。
脱ステロイドは、勝手にするのは絶対におススメしません。
理解してくれる、専門の医者の支えの下でないと、本人・家族とも負担が大きいです。
でも、後悔はしていません。
あの時やめていなかったら、今も薬の依存は続いていたでしょう。
現に、わたしの知っている数人は、
幼児期から同じようにステロイド混合の塗り薬を使用しているお子さんもいますが、
小学校に入る今も継続して使っています。
アトピーを改善させるため生活全体を、自然に沿うように過ごした
ステロイドをやめただけではなく、
その他全体的に体質改善を行えるよう、生活全般を見直しました。
食生活の改善
和食中心にし、好んで食べていたパンや麺類も、1週間のうち2割程度まで減らしました。
調味料も、添加物の入っていないシンプルな製法で作られた質の良いものにし、
料理で使う油はα―リノレン酸の多く含まれるような油を使用するようにしました。
洗剤、シャンプーなどの日用品の見直し
洗剤、シャンプー、石鹸など肌に触れるようなものは、化学成分の少ない、自然のものに変えました。
ボディソープをやめて石鹸にし、選ぶ基準も調味料同様、
シンプルな材料と製法で作られたものにしています。
結果、洗濯槽の汚れも少なくなるというメリットも!
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保湿はほどほどに
今までは、乾燥があると保湿剤を塗りたくる日々でしたが、それはやめました。外側からの保湿よりも、内側から潤いを保てるように努力しました。
石鹸を用いて洗うのは、皮膚のバリア機能を弱めてしまうため、
石鹸の使用頻度も減らしました。
実際に、お湯だけでもからだの汚れは80%以上も落ちるのです。
また、アーユルヴェーダ式入浴法で、
入浴前にオイルを全身に塗ってマッサージを行ったあとに入浴してからだを温め、
汗をしっかりかくよう努めました。
毒素のデトックスになり、汗もかくので内側から潤います。
はじめはそれでも乾燥肌が簡単には治りませんでしたが、今では普通の丈夫な肌になりました。
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見た目を、気にしない
一時期は娘の皮膚の状態がひどくて、親や周りもびっくりするし気の毒がるし、かわいそう、という言葉にもとても敏感に反応してしまう自分もいて、
まるで責められているかのように感じることもありました。
ですが、脱ステロイドをサポートしてくれる医師が言ってくれました。
お母さん、良いんだよ。皮膚掻いても死ぬわけじゃない。そのうち、きれいになるからさ。
その言葉に、だいぶ心がラクになって、救われたことを覚えています。
必ず、良くなる。大丈夫-――
そう吹っ切れてから、必要以上に気にすることはやめました。
かわいそう、という言葉も、さほど気にならなくなりました。
その他、規則正しい生活、運動、睡眠など、
どれも幼児にとって、いや人間にとって健康に生活するための当たり前の項目です。
完璧ではないにしろ、出来る範囲で取り組んできました。
自分のからだの力を、信じる
現在、娘は6歳。
ビクビクしていた喘息発作は、4歳の冬を最後に出ていません。
薬もとうの昔にやめましたが、アトピーも、最悪期と比較するとかなり軽快しています。
まだひざ裏・両肘内側・足関節は炎症がありますが、それらの部分も正常な皮膚が増えました。
全身乾燥肌だったけれど、今ではバリア機能も正常に働く、普通の肌です。
保湿剤も特に使用していません。
アトピーを改善していくには、生活全体を整える必要があります。
それは、ただ単に“アトピーを治す”ということではなくて、
健全なからだを育くんでいくことに他なりません。
長く時間がかかるけれど、こどものからだの力を信じること。
目先のことではなくて、はるか先のことを見据えて物事を選択すること。
こどもを通して、人生にとって基盤となる食のこと、
生活のこと、環境や医療のことなど、深く考え直させられるきっかけとなりました。
からだは、ちゃんと自分で治す力があります。
目の前の症状に振り回されずに、本質を見極めて、地道に土台を整えて行く。
急がば回れ、です。
現代の私たちにとても大切な視点ではないでしょうか?
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