子どものことを思った「しつけ」がトラウマに?|腸内環境と発達障害の関係性と意外な改善法・発達障害の子どもへの正しい接し方。
本物のオーガニックが見つかるオーガニックショップ
有名人が告白をしたりと、テレビや新聞などのメディアにより
日本でもようやく認識が広まり始めている『発達障害』。
しかし世界に比べて日本におけるその認知や研究レベルはかなり遅れている現実にあります。
それにも関わらず日本は世界一の発達障害大国というデータが出ているのです。
このギャップは障害を持つ人にとって、
かなり生き辛い社会であるということを意味しているでしょう。
そんな生きづらい社会で障害を持つ子どもたちが
のびのびと生きていけるようにするために私たち大人には何ができるでしょうか。
発達障害の原因はまだ未解明で謎だらけ
一部の事故や感染症を除いて、大部分の要因は遺伝や胎児期、出生時などの
何らかによる先天性のものだということがわかっていますが、その『何らか』の部分はいまだに未解明です。
しかし言葉自体の認知はされるようになってきたものの、
まだまだ正しくその原因や症状、困難なことなどを正しく理解されているわけではないようです。
『親のしつけせいで発達障害なる』とか『そんなことをしていると発達障害になるよ』
などという間違えた認識による、差別的で当事者を深く傷つける発言も実際に多く見受けられます。
発達障害はADHDなど特性により分類されます
一言に発達障害と言っても苦手なことはそれぞれです。
ASD 自閉スペクトラム症
(自閉症)(高機能自閉症)【人間関係での困難】
・コミュニケーション・曖昧な表現の理解
・人の心や空気を読むこと
・自閉症の場合、不安になると大声を出してしまう
など
【こだわりによる困難】
・ 臨機応変な対応・ 習慣を乱されること・ 好きなものへの『適度』な取り組み
など
【感覚による困難】
五感の刺激に対して人よりも過敏になり、気になって何も手につかなくなるなどADHD 注意欠陥多動性障害
【不注意による困難】
・物をよくなくす・よく忘れ物をしてしまう
・集中力が続かない
など
【衝動性による困難】
・よく考えてから行動することができない・ 先のことを予測することができない
・相手の話が終わるまで待つことができない ・順番を待つことができない
など
【多動による困難】
・じっとおとなしくしていることが苦手・ 動き回っていないと落ち着かない
・つい喋りすぎてしまう
など
LD 学習障害
特定分野においての学習が極めて苦手ですが、知的発達に遅れなどはありません。
この他にもトゥレット症候群などの脳の機能障害や
運動機能障害も日本では発達障害とされています。
見た目にはっきりとわかるものではない分、
『おっちょこちょい』や『変わり者』としてバッシング対象にされたり、
『頑張ってない人』『怠け者』として低く評価されかねません。
障害を持つ本人は『必死でやっているのに・・・』
と生活の困難さに深く悩んでいることが多くあります。
知識がなかったからとはいえ、あなた一人の言動により『知らなかったからいじってしまった』
では済まされないほど本人を追い詰めてしまわないためにも正しい理解をすることが求められています。
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発達障害は赤ちゃんの頃から見られることも
●抱っこしてもなつかない、慣れた人以外にくっつかない
●おんぶしてもしがみつきがなくふにゃふにゃしている
●歯磨きや爪切り・耳の掃除など身だしなみの教えをとても嫌がる
●子供が好む砂遊びなどを極端に嫌がる
●遊びをいつまでも続けてやめない
●好き嫌いが多く偏食、泣かない、おとなしすぎる、あやしに反応がなく笑わない
発達障害の小学生に見られるチェックポイント
幼児から小学生に見られる症状は以下のようなものがあります。
【生活】
●帽子や服装に対する嫌がりがある●すぐ着替えたがる
●噛み付く・引っ掻く・手をあげるなど機嫌による暴力がある
●初めて会う人・場所・大勢の人・友達を嫌がる一人遊びばかりする
●走ったり跳んだり、動き回っていることが多い
●集中力がなく一つの遊びを続けられない
●好きなことに夢中になると周りの声を無視してずっと続ける
●お着替え・歯磨きなどが身につかずいつまでも一人でできない
●極度に嫌がる怖がるなどの音がある
●動きを伴う遊具を嫌がる
●水中や肩車などの動く環境を怖がる
など
【授業中】
● 授業を聞かない●ノートを取らない
●ノートの字が汚い
●授業のときの座り姿勢がだらりとしている
●授業中なのにうろうろしだす
●読むことが苦手
●書くことが苦手
●計算が苦手
●板書ができない
●引き出しやランドセルの中がぐちゃぐちゃ
●姿勢を保てず体をゆする・突っ伏す
●気持ちや空気を読めず人に合わせない
●手先が不器用(図工修理家庭科など)
●体育が苦手で仲間の輪を乱す
●忘れ物ばかりする
●提出物ができない
など
『やる気がない子』『親のしつけがされてない子』と問題児や悪い子として
否定されがちなこれらの行動ですが、本人は自分なりに一生懸命にやっての結果だったりします。
誰よりも努力しようと練習をしたり、思い悩んで自己嫌悪に陥ったり、毎回反省会をして
ポジティブにやってみるもうまくいかず怒られたりバッシングされてしまうものです。
このようにふざけているように見られることにより、
幼いながらに深く傷ついて自己否定してしまっていることも多いものです。
発達障害の「グレーゾーン」
どう考えても発達障害なのにどこの病院に行っても『疲れているだけです』などと軽く扱われたり、
『うつ病』などの間違えた診断をされるなどで発達障害と診断されず苦しい思いをして生きている方は沢山いらっしゃいます。
間違えた診断をされることにより、強力な発作薬を飲まされ続けて苦しかったという話や、
診断が下りずに頑張り続けた結果気づいたら入院をしていた・・・などの話は実際に耳にします。
大切なお子様がこのような辛い目に遭わないためにも、
一番に力を貸してあげるべきなのは近くにいる家族なのではないでしょうか。
発達障害には仕事をする上でも沢山の困難が
グレーゾーンのまま沢山の否定をし続けられ誰にも心を開けず
自分のことを大嫌いになってしまった大人は、
自己評価が極めて低くなるため仕事にも困難が生じる場合があります。
『何をやってもダメ』と言われることにより諦めて、
自分に本当に合っている仕事をなかなか見つけることができないまま仕事を転々としたり、
心身をボロボロにしながらも苦手な仕事をずっと続けてしまったりします。
恋愛においても、『こんな私を好きになってくれる人はめったにいない』
とDV男などのダメンズにはまったり、詐欺まがいのことに巻き込まれてしまったりします。
人付き合いも苦手で、
自己管理も苦手なので毎日がパニックの連続で穏やかではありません。
発達障害を子どものうちに見極めるために
発達障害だと理解されないまま大人になってしまうと沢山の困難が降りかかってしまいます。
子どものうちにそれを見極め正しいケアを受けられるようにするためのポイントはいくつかあります。
3歳児健診・就学時健診をきっかけに
3歳児健診や就学時健診をきっかけに他の子との違いに気が付いたということも多くあるようです。
この他にも申し込みをして受けられる「就学相談」を利用して、
普通学級でやっていけるかということを相談もできます。
お子様が嫌な思いをせず心から楽しくマイペースに学級生活を送るために
環境をサポートしてあげることは大切なことです。
発達障害を見てくれる病院にあたってみる
『精神科に行く』と思うと抵抗を感じる方は多いと耳にします。しかしお子様の笑顔を守るためには目をそらさないことです。
うちの子は発達障害かもと感じたら、まずは精神福祉センターなどに問い合わせをして
どのような専門の病院があるか教えてもらうのもよいでしょう。
セカンドオピニオン
今はセカンドオピニオンと言って、主治医以外に診察をしてもらって第二の意見を聞くことが可能になってきています。
大人はもちろん自分の子は発達障害かもと悩まれている親御さんには、
ぜひ診断が降りなかったとしても諦めずに、それぞれのお子様に相性のよい専門の病院を探していただきたいです。
ご家族も、サポート機関の方に話を聞いてもらい悩みを抱え込まないことは大切ですよ。
発達障害は遺伝などによるものと心得て、適切な教育を
人と考え方が違うのであれば、その子に合わせて欲しいことをしてあげればいいだけです。
周りからバッシングを多大に受けやすい発達障害の子供さんに対して、
『どうして他の子と同じにできないの!?』と責めたてたりせず、個性を認めた上での教育をしましょう。
誉めてあげること
まずは怒るよりも沢山誉めてあげること、これが一番です。・なにが
・どうして
・どんな風に
よかったのかをはっきりと誉めることにより、自分に自信がつきます。
結果、未来を開くことに繋がったり、
『こうすれば喜んでもらえる』というモデルができ、それを基に行動がしやすくなります。
基本は冷静に、怒鳴らないこと
『怒られている』と怖がり、パニックを起こしてしまうと、余計に理解が出来なくなってしまいます。
叱るときもはっきりと
曖昧な表現の理解は苦手です。誉めるときと同様に、
「○○ちゃんが□□すると△△だから、ママは悲しい」
という具合にはっきりと伝えることです。
先生になって指示をするつもりで
・何時に・どれくらいの時間
・何処で
・何をするか
「○時から□分間リビングの拭き掃除をしてね」
のように細かくわかりやすい指示を出してあげましょう。
もっと・次は〇〇してね、はNG
もっと○○と言われることによって『今の自分はダメな子だ』と落ち込んでしまうことがあるので、この表現は避けた方がよいでしょう。
騒がしい場所・人の居場所での叱りは不向き
騒がしい場所や人が沢山いる状況ではそちらに気を取られてしまいます。頷いていても話が入っていないことは多いものなので、
お家などでテレビやラジオは消して、一対一での話し合いを心がけるとよいでしょう。
発達障害に対してオーガニックの食事による希望の光が
現在、発達障害を完全に治す方法というものは発表されていません。
しかし症状を軽くするカギは、日々の研究や実験によりだんだんと導き出されています。
発達障害を持つ人の腸に関して、
●抵抗力のような機能が必要以上に活発に働いてしまっていること
●障害を持たない人の腸に見られる細菌とタイプの違う細菌が見られること
以前からこのような研究結果が出ておりました。
2018年にはこれに関してカリフォルニア大学デービスMIND研究所が行った実験により、
発達障害と食生活の関連性を証明するいくつかのデータが発表されました。
●発達障害を持つ人は免疫機能が弱く腸に炎症を起こしやすいこと
●発達障害を持つ人が腸の問題を抱えた場合、
通常よりも不安行動などの症状が多く出るということ
●発達障害を持つ人が腸を傷付けるグルテンを避けた『グルテンフリー』の食事療法を実践した場合、
グルテンを制限なく摂取した人よりもよい腸内環境になるということ
この結果からはアメリカでは既にブームの『グルテンフリー』の食生活を心がけることにより、
生活に支障をきたす発達障害による症状を抑制することに結び付くことがわかります。
『グルテンフリー』の食生活と聞いて、ダイエットをするかのように身構えする必要はありません。
〇海藻類・キャベツ・納豆・お豆腐・卵といった普段のお食事に低コストで取り入れやすいもの
〇更には女性が好むアボカドやタピオカ粉、お子様も喜ぶ大福やプリンなど
このようなものでも『グルテンフリー』の食生活は実践できるのです。
気軽にいつもの食材で。
アイディア次第ではどこまでもおいしく健康的に、
様々な食材による自分スタイルの『グルテンフリー』の取り入れ方はできるでしょう。
発達障害を告白した有名人や偉人から学べること
発達障害であるということは環境によって生き辛くなってしまうというだけであり、
悪いことばかりではありません。
最近では障害を告白した有名人の方や、天才とされる偉人に『発達障害ではないのか??』
と言われる方は沢山いらっしゃいますが、皆さん良いところを最大に生かして工夫をしながら、
自分らしくその道のプロとして活躍していらっしゃいます。
アメリカなんかでは、『発達障害=天才』のような扱いを受けると聞きます。
こだわりや好きなことへの情熱、人と違う考え方ができるということは、
周りのサポートや考え方次第で得意な分野において天才的な力を発揮できるということです。
いいところ・上手なところをたっぷり褒めてあげて、
子どもたちが自信を持って生きていけるようにできるのは、人生の先輩である私たち大人です。
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