ストレスは体内の炎症を引き起こしていた! 大病になる前に身につけたい、東洋医学からみたストレス対処法
「最近ストレスが多いなぁ…」と実感している方はとても多いと思います。
それに加えて、このような体の不調はありませんか?
・胃の調子もあまりよくない。
・なかなか寝付けなかったり、眠りが浅かったりする。
・たまにみぞおちにキューっと激痛が走る。
ストレスが身体に悪影響なのはご存じだと思いますが、
今回は、
実際にストレスが溜まった時の身体に起こる反応と、
東洋医学から見た対処法についてお伝えします。
ストレスから起こる身体の反応とは?
ストレスが身体に与える影響は実に様々です。
とりわけ多いのは、
- 吐き気
- 胃もたれ
- 胃のムカつき
これはストレス性胃炎と呼ばれる症状です。
胃炎の場合は胃薬が効きにくいのが特徴です。
ストレスは身体にどんな影響を与えている?
ポイントとなるのは、
ストレスのような外部刺激に対して身体は炎症反応を起こす
という事です。
炎症とは本来なら身体を回復させる反応なのですが、
炎症の働きが低レベルで慢性的に続くと、
様々な病気の引き金になります。
そのため軽い胃炎による腹痛や口内炎に扁桃腺炎なども、
何度も繰り返していれば大病の前兆となります。
「たかが胃炎だから薬を飲もう」
「口内炎が出来たらビタミン剤を飲もう」
「扁桃腺炎が何度も起きるからとってしまおう」
などは、身体からの警告を無視した極めて危険な行為なのです。
慢性的な炎症は交感神経系が常に優位になり、
ストレスによる神経系への局所の刺激が慢性炎症を起こしやすくなり、
悪循環となります。
もしくは、
いつもピリピリしていて交感神経が優位な人は、
ノルアドレナリンが出て炎症が活性化しやすくなります。
だから職場や家庭でイライラしている人は炎症が起きやすく、
炎症が慢性的に起きているから余計にイライラしやすくなってしまいます。
普段から怒りたくないのに怒ってしまうときは、
身体からの警告を無視していませんか?
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たまったストレスにはメンタルヘルスケアが大切!
痛みなどの刺激は血流も変化させます。
実際に社会や環境から受けるストレスは
- 内分泌系(ホルモン)
- 免疫系
- 自律神経系
最近では身体の炎症の有無を調べる事で
ストレスの度合いを測る事も可能です。
ストレスによる内分泌応答は骨髄系細胞を活性化し
血中の炎症性サイトカインを上昇させ、
交感神経の活性化は血中の顆粒球・単球を増加させる。
(引用)~ストレスによる情動変容の誘導における炎症の役割~ 北岡 志保, 古屋敷 智之
ストレスが多く炎症が強く起きている人の血液では白血球が増えています。
血液検査の項目の中でも白血球が多かったり、
CRPの値が高い人は要注意です。
また、ストレスは腸内細菌を変化させる事も知られています。
免疫系を活性化するために起こる反応ですが、
脳内でのドーパミンなどの興奮物質を抑制することが分かっているので、
結果としてうつ症状の原因になるとも考えられています。
そのため最近では新しいタイプの抗うつ薬は炎症を抑える事を目的としています。
ですが、
炎症はあくまで身体を回復させるための反応です。
そんな炎症が起きる状況を変えず、
炎症を抑える事を目的とする治療は根本的な解決になるのでしょうか?
ストレスによる症状は抑えられても、
炎症が起きにくい身体は、
回復力も低下するのではないかと私は懸念しています。
そもそもストレスの多い人は、
仕事を頑張っている人たちとも言えます。
頑張り過ぎてしまうのは何故か?
それすらも、
ストレスによる心理的反応である不安が強いからではないでしょうか?
ストレスによって不安を強く感じるようになり、
不安が強いから余計に頑張ってストレスを溜めてしまう。
こんな悪循環の中で炎症だけを抑えて
問題の解決が図れるとは思えません。
人間のストレスは過重労働や睡眠不足によっても起こります。
- 胃痛や頭痛
- 風邪を引きやすい
- 生理不順
もちろん、人によっては十分な休息時間が無いかもしれません。
そんな時でも重要なのは早期の回復をさせることであって、
炎症反応を抑え込む事ではないのです。
無理に身体の自然な反応を抑え込んだ先に待っているのは、
- 拒食や過食
- ギャンブルや薬物の依存症
- 自閉傾向
東洋医学から見たストレスの対処法とは?
漢方の処方ならストレスによる
- 喉のつかえ感
- 不安
- 神経過敏
半夏厚朴湯は気剤と呼ばれる漢方薬群の一つで、
気を巡らせることで慢性的な炎症反応を散らします。
東洋医学から見れば、
ストレスによる精神症状は頭に熱が昇った状態で、
過剰な炎症反応が起きていると考えます。
そこで一か所に集中している熱を巡らせて、
炎症反応が長引かないようにします。
ここでポイントとなるのは炎症を抑えるのでなく、
他に流してやるという考え方です。
あくまで炎症反応が一か所に集中しているから問題なのであって、
炎症を抑えてはもったいないからです。
炎症が起きる力を他の部分の修復に回してやるのが理想的な対処です。
半夏はサトイモ科で、
咳を鎮めて痰を取り除き気の巡りを良くします。
同様に里芋の煮っ転がしなどは、
炎症を鎮めて気の巡りを良くする効果が期待できます。
昔ながらの和食には漢方と通じるような食材が使われていることが多くあります。
また半夏厚朴湯の厚朴はモクレン科で、
モクレンの匂いには、
気持ちを穏やかにさせて不安や緊張感を和らげる作用があるとされています。
そのためモクレンの花を飾るのも効果がありますが、
ハーブティーだとスターアニスという名前でも利用されています。
ストレスによる身体の炎症が続くときには
里芋やスターアニスハーブティーをいただくのもおすすめです。
仕事や人間関係などでストレスが蓄積されると、
お腹の調子が悪くなったり動悸がする人もいますが、
人によっては飲食物を飲み込みにくかったり、
喉がイガイガして咳が出る人も炎症が起きているサインです。
半夏厚朴湯の原料となる里芋や、
スターアニスハーブティーなどを普段から摂取することで、
慢性的な炎症を改善する効果が期待できます。
ちなみにサトイモ科にはこんにゃく芋も含まれるので、
こんにゃくにも同様の効果が期待できます。
特に精神的なストレスがかかりやすいのは30~50代と言われます。
炎症を鎮める力が弱りやすくなる年代であるとともに、
責任などが増えてくるのも原因の一つです。
ストレス性の胃腸症状の場合には、半夏瀉心湯という漢方薬も使われます。
瀉心に含まれるのは、
黄芩(おうごん)と呼ばれる成分でシソ科の植物になります。
シソ科にはシソの葉やエゴマ油、タイムにオレガノなどの野菜が含まれます。
ストレスによる胃炎などが認められるときには、
こういったシソ科の野菜を意識して食べることも有効です。
特に夏は食べ物が痛みやすいので、
シソの葉を料理に入れることは炎症を鎮めるだけでなく、
胃腸を元気にする効果も期待できます。
普段から消化不良や口内炎が出来やすい胃腸虚弱の人は
特にシソ科の野菜を摂っておきたいです。
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¥ 36,000 (税抜)ちなみに、
胃腸が弱い人はうつ伏せで寝ることが多いのが特徴です。
自分が寝ているときや家族が寝ているときの姿勢をチェックしてみてください。
うつ伏せで寝ていませんか?
もし、うつ伏せで寝る癖がある場合は胃の弱りを疑いましょう。
そんな時は普段からシソ科の野菜を料理に取り入れるのが家族の健康を守ります。
基本的に大の字で眠れる人は身体が健康な証拠なので、
起きたときの自分の寝相も確認しておくのも重要です。
まとめ
ストレスが溜まった状態は身体に炎症を起こします。
さらに体力が落ちていると、
炎症は慢性的になり様々な病気の引き金になります。
そんな時に安易に炎症を鎮めるのではなく、
炎症の成分を他に回して身体のバランスを保ちましょう。
身体が悪い時に漢方薬を飲むのも効果的ですが、
普段の食事に気をつければ良い状態を維持することも可能です。
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